取り扱いメーカー一覧
2010/3/5

メキシコ高原南部、世界遺産に指定される歴史ある街を結びながら走っています。
メキシコの春の太陽は強烈で…、早くも今年2度目の“脱皮”の最中です(笑)
山肌に張り付くカラフルな家々と壮麗な建造物群、そしてサイクリスト泣かせの地下トンネル網と狭ぁ〜い道路が印象的だった『グアナファト』で4日間を過ごし、1日170kmの激走で、スペイン統治下の古い街並みを残す『ケレタロ』に到着しました。
こちらは、起伏のない整然とした街です。が・・・、石畳の道路はやはり走りにくいですね…。
しばし、古の情緒を味わったら、首都メキシコシティまでのラストランです。
特別講師

福岡県 伊東心さん 31才 男性
伊東心
2009年12月北米で最も乾燥した大地、デスバレー国立公園に て。
第51回レポート
2010/3/5
私が走った国/米国 【概要】 
 
 ご存知!世界一の国アメリカ合衆国(米国)。誰でも知ってる、イメージできる。でも、実際行ってみると知らなかったこと、イメージしてなかったことも多い米国・・・。自転車で旅するとなると、テレビや映画、そして普通の旅行では感じることのない多様な面を感じることになるでしょう。

 今回から4回に渡って、米国での自転車旅をご紹介します。初回のコラム第51回は【概要】第52回は【ルート66の旅】第53回は【ヒグマの国・アラスカ】第54回は【ホスピタリティー・コミュニティーの活用】と、展開していきます。

◆アメリカ合衆国(米国)・・・
 説明は不要でしょうか?世界一の経済大国で、世界で4番目に広い国土を有する国。北米大陸の中央部と北西端を占め、東は大西洋、西は太平洋、北は北緯49度線と五大湖・セントローレンス川を挟みカナダ、南はリオグランデ川を挟みメキシコと接する。本土の48州と、飛び州のアラスカとハワイの2州、合計50州とコロンビア特別区、複数の海外領土(プエルトリコ、グアムなど)から成る。

◆ビザ・・・
 90日以内の滞在であれば、ビザ不要ですが、航空機を利用しての入国にはネット上での電子ビザ 『
ESTA』の 登録が必要。空路での出入国管理は厳しく、片道航空券での入国は難しい。90日以上の滞在・走行となる場合は、期限内に陸路で隣国へ出国し一定期間旅した後、再び米国に戻るか、滞在ビザを取得するなどの対策・用意が必要です。

◆お金・・・
 もちろん、通貨は、米ドル。銀行では、日本円やユーロからの両替が可能。トラベラーズチェックの両替も比較的容易です。一番楽な手段は、米ドルの現金を用意してくること。或いは、クレジットカードやバンクカードでのキャッシング。米国は、世界一のカード社会。1ドル以下の缶コーラをクレジットカードで支払う人もいるくらい・・・。

◆旅の季節・・・
 ここでは本土48州について述べます。米国本土は、年中旅行が可能です。ただし、冬場は南部の州を除いてほとんどの地域で氷点下となります。北部や山岳部では、氷点下20℃を下回ることも。旅に向くのは、春〜秋となります。私は、米国で2度の冬の旅を経験していますが、冬用の装備があれば走行は可能です。

◆道路事情・・・
 広い国土を網の目のように道路が走っています。ルートの選択肢は限りなくありますが、有名な観光地や自然公園を結ぶと、サイクリストが旅するルートは、概ねいくつかに集約される傾向があります。
 インター・ステーツ・ハイウェー(州間高速道路)は、原則的に自動車専用道路。しかし、並走する一般道などがない区間では、自転車通行可能な場合もあります。インターチェンジに自転車通行の可否を標す標識がありますが、ないこともあります…。これが問題です!判断が付かず、走行禁止のところを走り出し、まもなく、ハイウェー・パトロールに捕まる!なんてこともあるのです・・・(
私は過去6回捕まっています)。通常、走行を咎められ、代わりのルートを指示されて終わりですが、違反金を求められる可能性も無きにしも有らず…。

 大都市を除けば、州間高速道路、一般道ともに路肩は広く、走り易い道ばかりです。大都市を除けば、自動車も自転車を大きく避けて通行してくれます。大都市は交通量も交差点も一方通行も多く、殊更慎重な走行を求められます。また、自転車は車両として、車道の端を走るもので、歩道の逆走などは大ひんしゅく。都市部周辺や自然公園では、自転車専用道路が整備されていることもあります。
 ヘルメットの着用は厳格には取り締まられてはいませんが・・・、もちろん、安全のため、ヘルメットは常時着用しましょう☆

◆治安・・・
 言わずもがな、世界有数の銃社会…。ですが、一般的な旅行中の安全管理を怠らなければ、概して安全な旅ができます。危ない場所に危ない時間帯に行くようなことは避ける、これは旅の常識です。

◆宿泊・・・
 各町にモーテルがあり、主要都市にはホステルなどもあります。キャンプ場は、海岸部や山間部などに限られます。料金の相場は、キャンプ場/10ドル程度〜。ホステル/15ドル程度〜。モーテル又はホテル/30ドル程度〜。

 モーテルは、有名モーテル・ホテルチェーンよりも、個人経営のモーテルの方が相場が安く、値引き交渉も可能です。室内の設備は、バスタブ付きシャワー、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ付きが一般的。無料WIFI を使えるところも多くあります。

 ホステルは、ドミトリーが基本。休暇シーズンは、満室となることもあります。ほぼ全てのホステルがネット上から予約可能ですので、混雑する時期は予約しておいた方が良いでしょう。  キャンプ場は、国立公園や州立公園、ビーチなどにほぼ限られます。都市部を除く有名観光地に見られます。米国では、キャンピングカー(RV)で旅する人も多いので、キャンプ場は、『RVパーク』という呼び名が一般的です。

◆野宿・・・
 野宿は、しっかり場所を選びましょう! 私有地と公有地の境界線がはっきりとしている米国。無断で私有地で野宿しようものなら、大問題に発展する可能性もあります。公有地であっても、民家から近く、目に着く場所は避けましょう。町はずれにテントを張り、夜中にパトカーの訪問を受けるサイクリストは少なくありません…。また、町中での野宿は治安の問題からお勧めできません。人口が希薄な山岳地や砂漠地帯、草原地帯などでは、比較的容易に野宿に適した場所が見つかります。

◆食事・・・
 食費は、自炊していれば、1日10ドル以下に収まります。レストランやパブなどでの食事は、1食10ドル程度〜。安くてボリュームのあるファーストフード(セットで5〜7ドル)は、大食漢のサイクリストには大助かり。反面・・・、クオリティーの高い食生活を送るには、それなりの出費を求められます。

◆自転車屋事情・・・ 
 世界有数の自転車先進国です。スポーツサイクルを扱う自転車屋は、どこの町にもあります。中級〜上級のパーツを扱う専門店も、大きな街なら複数見つかります。スペア・タイヤやスペア・チェーンなど、何らスペアパーツを携行せずに旅をするサイクリストも多くいます。問題を抱えたまま走ることになっても、次に訪れた町で大抵解決できるからです。

◆見所・・・ 
 ここに挙げるまでもないでしょう・・・? 賑やかな大都市。雄大な大自然。果てしなくのどかな田園。文学や映画の舞台。などなど。私からはひとつだけ、見所(走行ルート)として、次回のコラムで 『ルート66の旅』 をご紹介します。
 


心の旅のトップに戻る
戻る(第50回)  前へ [第51回] 次へ  次へ(第52回)

▼もどる ▼▼伊東心さんのブログはこちら 2010/3/5