ヘッドチューブのフェイシング、ヘッドパーツの取り付け方法
最近は「インテグラルヘッドパーツ」の普及で、フレームにヘッドパーツを圧入する機会も減りましたが、完全に無くなった訳ではなりません。
基本ですので、作業手順をご紹介。
※高額な専門工具が必要です。

まずは現在のステムを取り外します。ステムとトップキャップを外せば、すぐにフォークが抜けると思うかもしれませんが、それだけではフォークは取れません。
プラスチックハンマーでたたくか、 ヘッドパーツの上側をばらしていけば、ヘッドパーツがフォークにはまっている原因がわかるでしょう。
マイナスドライバーなどで、ちょっとこじって、プラハ ンでたたけば、簡単に外れます。

ホーザンの「C440 ボールレースリムーバー サスペンション対応」を使用して、フォークの下玉押しをはずします。この工具ができて、ほんと便利になりました。従来の さまざまな形の下玉押しはずし工具は、サスペンションには100%使用できませんでした。
ロードのフォークでも、みな形が違うため、うまく合わなかったりと。でもC440でほとんどの下玉押しを、安全に、簡単にはずすことが可能です。(ただ し、下玉押しの形状によってはこれも100%なんにでも使えるわけではありません)。価格が高いので、プロショップではずしてもらってください。

フレームに圧入されたワンをはずします。工具は、パークツールの「RT-1 ヘッドワンポンチ」を使用してます。
下の図は、下側のワンをはずしているところです。工具をフレームにセットして、プラスチックハンマーでどつく だけです。

反対の上側のワンをはずしています。(作業台にセットしているので、フレームがさかさまになっています)

このフレームもヘッドチューブのフェイスが整っていないですね。こんなときは、パークツールの「HTR-1 ヘッドチューブリーマー」です。まずコレが作業前のフェイスです。
この工具も高価なので、プロショップでこの作業はお願いして下さい。

工具をセットしたら、パークツールの「CF-1 切削油」を 塗って、削っていきます。カッターは、BBのフェースを整えるものと同じような感じです。結構カスが出ます。
うまくしないと、「ブブブブブッ」となって、フェイスがすこ?しぎざぎざになってしまいます。そうならないように、上手に削ります。
上下同じように削って、ツルピカにします。

削ったあとです。きれいになったでしょう。これでヘッドパーツを圧入すると、ハンドルがきれいに回ります。ただしあまり やりすぎると、ハンドルが軽くなりすぎるので、注意が必要。そのあたりは、経験がすこ-し必要。
あさひのネット通販でフレームを御注文いただい たときのみ、この作業させていただいております。ただし、インテグラルヘッドタイプ に は必要有りませんので、作業はしておりません。 完成車をご注文の場合は、メーカー基準にて組み立て済みですので、当店では一旦BBを外してこの作業を行うことは有りません。 また、この作業はあさひのリアル店舗では行っておりません。あらかじめご了承ください。

最後のヘッドパーツを圧入します。工具はホーザンの「C438 ヘッドワン圧入工具」を使用します。それとモンキーレンチで す。ヘッドパーツのロゴの向きがそろっているか確認して、ハンドルを回して圧入します。

下玉押し圧入工具(今回は、パーツクールの「CRS-1 クラウンレースセッティングシステム」を使用しています。下玉押しにグリスを薄く塗って、 工具をセットしたら、プラスチックハンマーで、どつきます。きっちりはまったら、出来上がり。あとは、ベアリングの向きなどに注意して、フレームとヘッド パーツと、フォークを組み立てます。






















