Vブレーキの片効き調整

Vブレーキの片効きを直す方法をご紹介します。
Vブレーキの構造上、片効きは比較的簡単に発生しますが、調整方法も簡単です。
- 必要な工具:プラスドライバー(一部2ミリのアーレンキーのものもあります。)
ステップ1
まずホイール(車輪)がまっすぐフレームに入っているかを確認してください。
車輪の軸がフレームのエンドの溝に奥まできっちりとはまっていますか?
フレームとリム(タイヤ)との中心が一致しているかを確認してください。
ステップ2
車輪に大きな振れが無いか、確認してください。振れている状態では、片効きは治せません。 車輪を回して、フレームとリムとの隙間が左右均等かどうかを見て判断してください。
- 振れ取り作業は初心者の方には難しいので、 ショップに相談してください。
ステップ3
ブレーキを握ると右側のアームだけが動いて、左側のブレーキシューはリムに当たったままです。これを「左のアームが片効 きしている」といいます。
この場合、
- A:左側の調整ボルト(動いていない方)をしめる (時計周りに回す)
- B:右側の調整ボルト(動いている方)をゆるめる (時計と反対周りに回す)
- ボルトをまわすときは一度にまわしすぎないでください。目安として90度づつ位で調整します。)

ステップ4
今度はブレーキを握ると左側のアームだけが動いて、右側のブレーキシューはリムに当たったままです。さっきの逆ですね。
この場合、
- A:右側の調整ボルト(動いていない方)をしめる(時計周りに回す)
- B:左側の調整ボルト(動いている方)をゆるめる(時計と反対周りに回す)
- ボルトをまわすときは一度にまわしすぎないでください。目安として90度づつ位で調整します。)

ステップ5
調整中は、3の状態になったり4の状態になったりします。左の画像のように左右均等に動く状態が完成です。
ただしきちん と調整していても、いつまでもその状態を保つわけではありません。
グレードの低いVブレーキの場合、バネの力が安定せず、いつまで経っても片効きが直らな いときがありますが、根気強く調整してください。

Point!
矢印の先の調整ボルトを締めたり、緩めたりします。このボルトはプラスドライバーで作業できることがほとんどですが、モデルによっては2mmのアーレンキーの場合もあります。
締めるときに硬い場合は、ボルトの頭を潰してしまわないように注意してください。押す力が9で、回す力が1くらいの感じです。
- ボルトをまわすときは一度にまわしすぎないでください。目安として90度づつ位で調整します。
この場合の 「ボルトをしめる」 という行為は、バネの力を強くすることです。バネの力を強くすると、ブレーキレバーを握っていない状態で、リムから離れようとする力が強くなります。
「ボルトをゆるめる」 という行為は、その反対でバネの力をゆるくすることです。
また、ゆるめすぎてボルトを抜いてしまわないようにしてください。ある程度ゆるめると、手ごたえが無くなる瞬間があります。その一歩手前が一番ゆるんだ状態です。手ごたえが無くなったままの状態にしておくと、走行中にボルトが落ちてしまうことがあります。
上手くいかない場合は、Vブレーキの取り付けてある台座との摩擦が強すぎる事が考えられます。一旦ブレーキをフレームからはずして、清掃・グリスを添付して再度組み付けてみてください。または、ブレーキワイヤーの取り回しに無理がある場合も、抵抗となり片効きの原因になります。
























