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メンテナンスマニュアル

ホイール(車輪)の組み方

自分でホイールを組もうと思う方に、ホイールの組み方をご紹介。


○○クロス ○本組み

何本目のスポークを交差させるかによって、スポークの長さが変わります。すると、強度と重量などのホイールの特徴が変わってきます。

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もっともスタンダードなのは、「6本組」 という方法です。左の赤いスポークを1本目とすると、交差している青いスポークまでの本数が 1・2・3・4・5・6 と 6本目 になります。
だから 6本組 といいます。
日本では 6本組 と言いますが、海外では 3cross とも表現します。3cross と 6本組み は全く同じ組み方です。

6本組のほかに、「4本組」「8本組」というのもあります。何で決めるかというと、好みなんですが、もっとも一般的なハブのホール数/32hの場合は、6 本組というのがスタンダードです。28hも6本組が一般的です。

ハブのホール数が24hや16hの場合は 4本組、36hの場合は 8本組 がよく使われます。

クロスを大きくすればするほど、スポークの長さは長くなります。8本組 の場合は長いスポークの分だけ重たくはなりますが、すこし柔らか目のテンションで組 み上げることにより、ショック吸収性の高いホイールを作ることが出来ます。長距離を走るブルベやツーリング車にオススメの組み方です。トラック競技用の自 転車(競輪など)は36hの8本組というのがスタンダードです。

また、昔に比べると、リム・スポークの強度が向上している為、より強くスポークを引っ張ることができるため、スポークの本数、組数が少なくなる傾向にあります。

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CROSS部分が無い組み方を、「ラジアル組」 といいます。スポークが放射線状にハブからリムにまっすぐ つながります。

交差している部分が無いため、強度(剛性)は落ちます。その代わりにスポークテンションを強く組む必要があります。スポークが短くなることによって、ホ イール全体の重量は軽量化されます。そして見た目の雰囲気も変わり、マニアックな感じになります。
乗り心地的には、地面からの振動が、まっすぐハブに伝わりますので、非常に硬い感じになります。またスポークテンションが高い為、ニップルの負荷も高ま り、ニップルが破損する可能性も比較的高くなります。

また、シマノでは、この組み方はしないようにとアナウンスしております。ラジアル組の場合、ハブのホールからもっとも短い部分に力が集中する為、ハブが破 損する可能性が高くなります。ご注意ください。

このラジアル組に対して、上のクロスさせる組み方を 「タンジェント組」 といいます が、実際はあまり会話には出てきません。



イタリアン組み

スポーツ車でもっとも普及している組方が、「イタリアン組」 です。

赤い矢印が車輪の回転方向です。言葉で説明するのが非常に難しいので、下の図を覚えてください。

(無理やり言葉で説明すると、「フランジの内側から外側に向かって通してあるスポークで、一番上にあるものが、後に向かっている」となります。)

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JIS組み(ジスクミ)

自転車の左側(チェーンのある方)のスポークが画像左のように組まれていて、自転車の右側のスポークが画像右にように組 まれているものを、「JIS組」 といいます。日本工業規格のJISです。

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ディスクブレーキ用ホイールの組み方

シマノがディスクブレーキを発表したときに、下の図のように組むこととマニュアルで定めました。

名前はありませんが、あえて表現するなら「シマノがディスクブレーキハブでホイールを組むときにマニュアルで指定した組み方」となります。

もしくは、「後がJIS組で、前が逆イタリアン組」 という人もいます。

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その他 メーカー完組みホイール

ホイール(車輪)の組み方 メンテナンスマニュアル

ハブ・リム・スポーク・ニップルをそれぞれの専門メーカーから選択し、好みの方法で組み上げる従来の方法に対して、メー カーで組みあげた状態のホイールで販売するものを 「完組みホイール」 といいます。

従来の方法では、組み手のスキルによってホイールの性能が左右されるのに対して、完組みホイールではひとつのメーカーの管理下において組み上げる為、性能 のばらつきが少ないと一般的にいわれています。

完組みホイールの場合は、ハブ・リム・スポーク・ニップルがほとんどその専用品が使われ、見た目も非常にオリジナリティの高いものとなります。目的(用 途)にあわせて、性能の異なるホイールがラインナップされており、選択の幅も広がりました。

反面、スポーク折れなどのトラブルに対しては、専用品を手配する必要があり、メンテナンス性は不利といえます。



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