ドロップハンドルの選び方

ロードバイクの象徴、ドロップハンドルの規格と種類をご紹介。
バークランプ径
ドロップハンドルを選ぶときに、一番大事なのが「バークランプ径」 現在の主流は以下の3タイプ(25.4mm 26.0mm 31.8mm)です。

- 25.4mm
マウンテンバイクのフラットハンドルにも使われるサイズで、いわゆる「1インチ」サイズ。古いドロップハンドルに多く使われていましたが、一時絶滅しかけました。しかしここ数年、シングルスピードバイクの流行とともに再度脚光を浴びつつあります。マウンテンバイクのステムが使えるところがメリットでしょう。 - 25.8mm
ヨーロッパのブランド、「ITM」と「TTT(3t)」 が採用しているサイズでしたが、独自路線を貫くにも限界だったようで、今はこのサイズは生産されていません。25.4mmのステムにも、26.0mmのステムにも取り付けることはできません。 - 26.0mm
一昔前までは、これが主流だったのですが、最近は31.8mmに押されつつあります。線の細いクロモリフレームを採用したロードバイクには、やはりこれが似合います。 - 26.2mm
ヨーロッパのブランド、「チネリ」が1998年まで採用していたサイズです。独自路線を貫くにも限界だったようで、今はこのサイズは生産されていません。26.0mmのステムに取り付けることはできません。 - 28.6mm
「タイオガ」というブランドが発表したサイズでしたが、普及せず、消えていきました。 - 31.7mm
「DEDA」というブランドが採用しているサイズです。31.8mmサイズとの組み合わせでも取付は可能ですが、カーボン素材との組み合わせやハンドル・ステムの精度によっては固定力が十分でない恐れがあります。当店では31.7mm同士での組み合わせをお薦めいたします。 - 31.8mm
現在の主流と言えるサイズです。中級グレード以上のロードバイク完成車に採用されることが多くなってきました。極太のアルミフレームやカーボンフレームには、似合いますよね。
ハンドル幅・リーチ・ドロップ
ハンドル幅

次に各部の寸法です。まずは、「ハンドル幅」 ズバリハンドルバーの横幅です。バーの中心から反対側の中心までを測ります。これを「芯-芯(C-C)」と表現します。
一部のハンドルメーカーでは、バーの外側から反対側の外側までを測っています。これを「外-外」と言います。
「芯-芯」の400mmは、「外-外」の420mm とほぼ同じとお考え下さい。(厳密には、外-外で420mmは、芯芯で396mmになります。パイプの直径が24mmですから)
ハンドルバーによっては、ハンドルの上側と下側で幅が異なるものがあります。その場合、下側で測ります。

上の画像のドロップバーの場合、下側(赤いライン)で計測します。同じ400mmでも、ブラケット部分を持ったときに狭く感じることがあるのは、このためです。(青いラインの長さをカタログで表記しているメーカーはありません)
リーチ
手前から奥までの長さです。長い方が直進安定性がよくなり、短い方がハンドリングはクイックになります。昔は120mm前後が主流でしたが、現在はSTIレバーの普及でブラケットが長くなったのと、手足の短い日本人の好みで、リーチは短いのが人気です。およそ70 - 90mm程度です。
ドロップ
上下の落差です。ロードバイクのポジションは、下ハン(ハンドルの下の部分)を握ったときに最適化させるのが基本ですが、ブレーキレバーが握りにくい・前傾がきつくなるなどの理由で、初心者ほど下ハンを使いません。
それを解決するために、ドロップが小さい(120mm程度)「アナトミックシャロー」が登場しました。
曲がり方
バークランプ径とハンドル幅・リーチ・ドロップが決まりました。最後に、「曲がり方」です。
ドロップハンドルのドロップしている部分、どんな風に曲がっているかで、3パターンに区別することが出来ます。

- シャロー
最もクラシカルなタイプです。「丸ハン」ともいわれます。 - アナトミック
ドロップ部分の一部が「直線」です。かっこいいのですが、下ハンを持ったときに、ブレーキレバーの位置が遠くなり、指(手)の小さい人にはオススメ出来ません。 - アナトミックシャロー
最新スタイルです。リーチが短く、下ハン部分がブラケット取り付け位置から急激に曲がっています。
ハンドル上部とブラケットのラインが段差なく、ほぼ直線で結ぶことができるので、ブラケットポジションからハンドル上部のフラット部分へのポジション変更がスムースに成ります。また、下ハンを持ったときにブレーキレバーがものすごく近くなります。指(手)の小さい人にもオススメです。
その他のロードバイク用ハンドル
ブルーホンバー

「牛の角」 のような形から名付けられました。タイムトライアルやトライアスロンに使われるタイプです。街乗り用にも人気です。
上の画像の真ん中の、「DHバー(ディーエイチバー・ダウンヒルバー)」と組み合わせて使われることも多いです。初めから一体になった画像右側のタイプも人気です。ロードバイクのタイムトライアルや、トライアスロンに使われます。
「エアロバー」とも言います。
ブレーキレバーは次のようなタイプが使われます。

画像左:ハンドルの先端にはめ込んで使います。 画像右:もともとはドロップハンドルの「補助ブレーキ」でしたが、最近は単体でも使われることも多くなりました。
トラックハンドル

自転車のトラック競技(ピスト)で使われるハンドルなので、ブレーキを付ける必要が無く、下ハンしか使いません。
シングルスピードバイクの流行で、このハンドルもブームとなっております。ただし、公道で使用する場合は、必ず前後ブレーキを取り付けて下さい。
ステム一体型

軽量化のために、ハンドルとステムを一体化してしまいました。カーボン製で非常に高価なハンドルです。
当然ポジションの変更は出来ませんので、予め決まったポジションに合うサイズを選ぶ必要があります。
選ぶ基準が沢山あるドロップハンドルですが、ステムとの組み合わせや、コラムの高さ、取り付ける角度、ブレーキレバーの取り付け位置など、調整箇所が非常に多岐にわたります。
悩みすぎると混乱しますので、シンプルに考えるのがいいと思います。





























