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29er vs 650B MTBマラソン特集! 650b(27.5インチ)の時代が来る!?100kmの林道に挑む!元祖MTBマラソンSDA王滝に出てみよう!

2013/10/01 更新

なぜ今650Bなのか?!

MTBのタイヤの歴史

かつてMTBのタイヤの主流は26インチでした。
ゲイリー・フィッシャーはMTBが登場した当時から29erのアイデアを持っていましたが、タイヤメーカーやホイールメーカーとのリレーションシップがなかったことと、資金もなかったことで実現ができなかったと言っています。

すごいですね、最初からアイデアを持っていたのです。

タイヤメーカーがタイヤをつくり、サスペンションエンジニアが29er用のフォークをつくり、様々な方が興味を持って関わって実現しました。
29erは作るのにコストがかかり、最初は売れなかったそうですがゲイリー・フィッシャーは諦めることはしませんでした。5~7年程で26インチに取って代わる程の「スタンダード」と呼べる位置まで29erは普及しました。

そして2012年頃レースシーンで650Bが優勝するという「事件」が起きます。
ワールドカップ第1戦でスイスのニノ・シューターが650Bのバイクを駆り優勝、ロンドンオリンピックでも銀メダルを獲得しました。車種はSCOTT Scale 700の650b仕様でした。
それをきっかけにヨーロッパの主要パーツメーカーのほとんどが650Bに既に参入どころか生産を始めており、アジア圏のメーカーも続々と参入を表明しています。
650Bは29erの走破性と26インチの加速性・取り回しを合わせたような、両者のイイトコどり(?)のような感じですね。

しかし一方でロンドンオリンピックの金メダルはチェコのヤノスラフ・クルハヴィのフルサスペンション搭載29er。29erもやはり捨てがたいですね。

あなたなら走破性が高い29er?それとも新たな650B?

サイズ別タイプハードテイルとフルサスペンション

タイヤの大きさを比較!

  • 29erと26インチ
    29erと26インチ。
    29erはやっぱり大きいですね。
  • 29erと650B
    29erと650B。
    26インチとの比較より若干29erの大きさに近づきました。
  • 26インチと650B
    26インチと650B。
    写真ではわかりにくいですが、手に取ると明らかに大きさは違うのがわかります。

スタッフのMTBにアキワールドの650Bホイール&タイヤセットを取り付け、GTのZASKAR 29erと比較してみました。
650Bは26インチと29erの間と言われていますが、リムサイズから見ると厳密には26インチ寄りになります。

リムサイズ:26インチ=559mm、650B=584mm、700C=622mm
タイヤ外径(実測値):26インチ [MAXXIS] 26x2.35=675mm、650B [KENDA] 27.5x2.10=695mm、29er [MAXXIS] 29x2.1=735mm

初めてのスタッフが乗り比べ

650B MTBが初めてのスタッフに29erと650B、26インチを近くの山で乗り比べをしてもらいました。

最初は29er。
多少の大きな段差でも特に何も気にしなくてもバイクが超えていくのですが、バイク自体が大きいので、特に下りはかなり怖いみたいでした。

次に26インチ。
29erから乗り換えるとかなり小さく感じ、小回りが利いて安心感を覚えたそうです。ただ悪路はテクニック的に難しいとのことでした。

最後に650B。
バイクが馴染みのある大きさに感じて一番扱いやすいとのこと。650Bは26インチと29erの間と言われている所以ですね。

近々購入を検討しているMTBは、650B仕様にしようかな~と言っていましたよ。

他スタッフレポート

■29erと26インチは大人と子供

普段は26インチXC系フルサスMTBでトレイルを楽しんでいます。
「26インチの軽量フルサス」もかつてはレースシーンを席捲した規格。
26インチの振り回す(振り回される)楽しさもありますが、いざ29erと一緒にトレイルを走ってみると、まるで歩いている大人を小さい子供が走って追いかけていくような状態でした……

レースでのホイール大径化の恩恵はすでに知られていることですが、登りや下りの前輪をとられそうになるような根っこやギャップを29erが悠々と危なげなく越えていくのを見ていると、トレッキングのように29erで自然を楽しむというのもアリかも……と思いました。
舗装路でのアプローチが格段に楽になるのもgoodですね。
通勤など普段使いとの兼用なら29erが間違いのない選択だと思います。

一方、650Bは29erほど26インチとは差がないもののハードテールでの恐怖感の軽減は確かに感じられました。
高価なフルサスまで手を出さずとも、低予算で安全マージンを高めてトレイルを楽しめるのは魅力的です。
とくに背の低い方は、フルサスに比べて足つき性の悪さも改善され、下りのイメージが大幅に変わるかもしれません。

いま乗っているのが26インチハードテールならば、アキワールドの650B化キットはとくに注目です。
前後でKENDAのNEVEGALが付属して、ホイール込3万円と、すぐに山へ行ける仕様です!

■小柄な日本人向けのお手軽チューン!

私の身長は約160cm。いくらサドルを低くしても29インチは大きすぎる!
しかし障害物を超えたりする時の何かしらのアドバンテージが欲しい・・・。
650B化はそんな方に最適なチューン。
29インチと26インチのメリットを程良く享受でき、特に狭いシングルトラックの下りでは、取り回しと走破性の良さで最大のアドバンテージが得られると感じました。

MTBマラソンに出てみよう!

MTBマラソンは、山岳地帯の中に設定されたアップダウンを繰り返す林道100km程のワンウェイコースを走破する競技です。
国内ではSDA王滝(セルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝)が有名です。
大会設立当初はガレたコースの長い登りや下りに苦しむ参加者が続出。
補給の取り方・機材の選択の難しさ、雨等の天候への対応、XC(クロスカントリー)のプロ選手でも度重なるパンクでリタイアしたりと難易度の高いレースです。

しかし、ゴール地点では完走者を出迎える賑わいが何事にも代え難いものだと感じるはずです。
自分と向き合うパワースポーツ、それがMTBマラソンです。