快適・安心な自転車ライフを過ごすための
子育てや買い物、通勤、通学などで、毎日自転車に乗るという方も多いのではないでしょうか。ちゃんと駐輪していても自転車が転倒してしまう原因と、転倒時に確認すべきポイントについてご紹介します。
自転車には、スタンドと呼ばれる装備がついています。自転車を自立したまま停めておく際に足で操作する装備ですが、しっかりとスタンドを立てておいても自転車が転倒してしまったことはありませんか?
駐輪時における転倒の主な原因は、強い風です。とくに片方だけで駐輪させるサイドスタンドは風に弱く倒れやすくなってしまいます。また、スタンドを立てる地面がデコボコしていたり、駐輪中に何かがぶつかって倒れたり、駅前など自転車が多く集まる場所でドミノ倒しのように倒れてしまったりと、駐輪中においても自転車が転倒する原因はさまざまです。
また、チャイルドシートにお子さんを乗せている場合は重さで転倒しやすくなります。もしそのまま転倒してしまうと、お子さんにもケガを負わせてしまう危険性があります。
「ちょっとくらい大丈夫でしょ」と思って、買い物や用事を済ませるために、お子さんを乗せたまま自転車を離れてはいませんか? 大変危険ですので、お子さんを乗せる際は停止中でもハンドルは絶対離さないようにしてください。
なお、前かごに重たい荷物を入れたまま自転車を離れることや傾斜している場所に駐輪することも、転倒の原因になりますので、避けるようにしましょう。
自転車が転倒した際、一見壊れてなさそうに見えても、あとで急に走れなくなったら困りますよね。倒れてしまった際には以下のチェックポイントについて、自主的な点検をしてください。
いずれも、自転車が安全に走行するために重要となるパーツです。小さなキズや亀裂から、走行時の衝撃によって壊れてしまう場合もあるため、パッと見てきれいな状態でも不安がある場合には自転車専門店に見てもらいましょう。
自転車が故障する原因はいろいろありますが、倒れてしまった際に起きやすい故障があります。故障を修理するための費用と時間についても、ご紹介します。
自転車が転倒すると、一見して問題ないように見えてもさまざまなパーツにダメージが加わります。パーツごとにどのような故障が考えられるのか、以下にまとめました。
パーツが折れたり壊れたりしたら、それ以上の走行はできなくなってしまいます。転倒の際にはまず自転車の確認を行うようにしてください。
サイクルベースあさひでは、自転車の修理費用をパーツごとに細かく設定しています。ここでは、代表的なメニューと修理時間の目安をご紹介します。お店の状況によってはお預かりにて修理する場合がありますので、ご了承ください。
修理項目 | パーツ | 修理時間 (目安) |
---|---|---|
パンク修理 | タイヤ | 15〜30分 |
振れ取り (車輪脱着不要) |
タイヤ | 10分〜1時間 |
ペダル交換 (左右セット) |
ペダル | 10分〜 |
サドル・やぐら交換 | サドル | 5〜10分 |
ハンドル交換 | ハンドル | 10〜30分 |
ブレーキ調整 (前後セット) |
ブレーキ | 15分~30分 |
両立スタンド取付、交換 | スタンド | 15分 |
購入時に「サイクルメイト」に加入していれば、点検サービスがついています。もし未加入の場合でも、一般的なシティサイクルの点検なら3,300円(税込)でしっかりと自転車全体をチェックします。
毎日使う自転車だからこそ、転倒してしまうことはなるべく避けたいですよね。転倒を未然に防ぐアイデアをご紹介します。
そもそも自転車は、転倒しやすい乗り物です。屋根のない駐車場・駐輪場や、風通しの良い場所では、自転車は思ったよりも簡単に倒れてしまいます。転倒しにくい場所に自転車を置くことで、転倒を防止する方法があります。
自転車の置き場所として考えられるのは、以下の通りです。
一般的なご家庭では、スペースの問題で庭先や玄関先、駐車場の車の横などに置いている場合が多いでしょう。柱や柵があれば、ワイヤーロックなどで固定しておくとさらに安心です。
スタンドには、サイドスタンドと、両立スタンドがあります。もし「自転車が倒れやすい」と感じる際には、スタンドの交換をしてみましょう。
車輪取付型のスタンドには、サイドスタンドと両立スタンドがあります。
サイドスタンドとは、1本スタンドとも呼ばれ、自転車の片側についている1本だけのスタンドです。サッと片足で簡単にスタンドを立てることができる一方、安定性に劣るため、自転車が倒れて困る場合は両立スタンドへ交換できる場合もあるので、サイクルベースあさひに相談してみてください。
両立スタンドとは、コの字型になっているスタンドで、後輪を浮かせて自転車を自立させます。自転車がまっすぐ立っているのでサイドスタンドに比べて倒れにくく、車体を安定させたまま立てて置いておけます。最近では、片足で踏んでラクラク立てられる両立スタンドも多くなってきました。なお、スタンドのロック忘れが原因で前に進み倒れるケースも多いので、必ずロックをしましょう。
独立型のスタンドは、自転車を置いておける「自転車ラック(ディスプレイスタンド・ワークスタンド)」を指します。
後輪のみ、または前輪をスタンドに差し込んで使います。がっちりとタイヤをホールドして動かなくしてくれるので、そのまま置く場合と比べると自転車の転倒を防ぐことができるでしょう。ただし、持ち運びには向きません。
室内、あるいは玄関内など、屋内に自転車を駐輪しておく場合にも便利です。
自転車が転倒する原因と、転倒を予防する方法などについてご紹介しました。自転車は、生活を送る上で大切な相棒です。もし自転車が転倒しているのを見つけた際には、必ず自転車の点検を行ってください。
また、自主点検だけでは見つからないキズや破損も考えられます。小さな亀裂がパーツを破損するきっかけにもなりかねないので、心配や不安なことがある際はぜひお近くの「サイクルベースあさひ」まで自転車点検しに来てくださいね。