ママチャリ?スポーツ車?自分の自転車はなんだろう。
ママチャリと聞くと、大まかにこんな自転車を想像するでしょうか。
・荷物を運べて、超低速車(時速10キロから20キロ程度)。
・いつでもどこでも即座に足をついて止まることができる。
・走ることが目的ではなく、移動手段。
一方スポーツ車は、
・車道の左側を、早いスピード(時速20キロ以上)で走る。
・走ること自体が目的。
ママチャリとスポーツ車のサドルの位置
スポーツ車をスポーツ車として走らすためには、まず最初に 「サドルの高さ」 が重要です。
まずは、スポーツ車をママチャリのポジションで乗った場合。
サドルにまたがった状態で、余裕で足が地面に届きます。これは、ママチャリポジション。
続いて、「スポーツ車のポジション」は、
サドルにまたがった状態で、足の先がほんのちょっと辛うじて地面に付くくらい。ぎりぎりです。油断すると倒れてしまいます。
ただし、適正なサドルの高さをこの状態で判断するのは、ちょいと乱暴。自転車は足を地面について乗るものではありません。自転車は足をペダルに乗せて走るもの。
だから、足をペダルに乗せた状態で判断するのが、大切です。
スポーツ車のサドルの高さ調整
まずはペダルを一番低い位置にして、足を乗せてみましょう。この時、足のつま先側を乗せるのがポイント。そして靴底は、水平に。
この状態で、「軽く膝が曲がるくらい」 が適切。もちろん、腰は水平に。真後ろから誰かに見てもらうとよいでしょう。
しかしこの、「軽く曲がる」 程度がわかりにくい。非常に抽象的に、人によって異なります。
そこで、同じようにペダルを一番下に下状態で、今度はかかとを乗せてみましょう。靴の底がほぼ 「水平」 になるようにしてください。
この時膝がピーンと伸びる高さが、ちょうどよい高さ。もちろん、腰は水平に。
ロードバイクの選手ともなると、この状態でさらに数センチ余裕があるくらいが適切という方もいます。いずれにしても、このくらいの高さが基準になるのは間違いありません。
まとめ
以上が、極々簡単な 「適正なサドルの高さの見つけ方」 です。この高さを基準に走ってみて、そのあとは5ミリ単位で上下させてください。10ミリ単位で上げ下げするのは、やりすぎです。
股下を測って数値を掛けるとか、実際にぺダリングしてみて微調整するとか、サドルの前後位置や角度、クリートの前後位置など、細かく説明しようとすればいくらでも細かくなりますが、最初の一歩はこのくらいで判断してよいと思います。
低いサドルで走ると、太ももの前側の筋肉ばかりを使うことになって、足が太くなりますよ。
高いサドル位置で、腰から下の、お尻を含めた脚全体でぺダリングすれば、ダイエット効果も抜群ですよ。