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チェーンラインの計算方法

 
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クランクやBBなどの説明でよく見かけるチェーンライン。様々なメーカーのドライブトレインの組み合わせでもある程度は スムーズな変速、回転が行なえるように考えられたチェーンの基本線です。ではそのチェーンラインって一体どこの線の事なの?という事で、シマノテクニカル ノートからチェーンラインの測り方をご紹介します。※計測にはノギスが便利です。

フロントチェーンライン

次の方法でフロントのチェーンラインを測る事が出来ます。

A:シートチューブもしくはダウンチューブの外側からアウターチェーンリングの外側までの距離
B:シートチューブもしくはダウンチューブの内側からインナーチェーンリングの内側までの距離
CL:チェーンライン

 

リアチェーンライン

フロントに比べ少し複雑ですが 、次の方法で測る事が出来ます。

W:カセットスロケット、マルチプルフリーホイール全体の幅(シマノ9S:36.5mm、10S:37.5mm)
T:リアディレーラー・ドロップアウト内側とトップギアの距離
O.L.D.:オーバーロックナット寸法(ロード:130mm、MTB:135mmが一般的)
C.L.:チェーンライン

 

ホローテックに代表される、インテグレーテッドBBのクランクではチェーンラインを気にしなくてもいいように設計されています。チェーンラインの計測が面倒、又は難しい場合はインテグレーテッドタイプをご利用ください。