
先回りメンテで安心&節約
日々の通勤・通学や、休日のサイクリングなど本当に様々な使われ方をする自転車ですが、どんな乗り方でも一定期間が経ち走行距離が増えれば、消耗パーツは劣化し故障リスクが高まります。そして「壊れたらそのときに直そう」と、リスクを放置して使い続けていると、いざ故障した際に修理費が高くなったり、乗れない期間の不便が生じたり、実は大損してしまう可能性があります。
そんな事態を避けるためにおすすめしたいのが、定期点検などの普段からのちょっとしたケア。これがトータルで見ても、意外と大きな節約につながるので是非実践してみてください!
★10秒まとめ読み
実は、壊れてしまってからまとめて修理すると費用が大きく膨らみがち…。
こまめな点検やパーツ交換は、故障を未然に防ぎ安全を守るだけでなく、結果的にコストを抑えて節約にも繋がります!
定期点検が「先行投資型のお得」を生む
パンク修理に持っていったら他にも悪い部分が見つかって、想定外に修理費が高くなっちゃったという経験はありませんか?実は、自転車のプロの私たちから見ても「こうなる前に点検・調整に来てくれていたら、ここまでの修理は必要なかったのに…!」と感じるケースが少なくありません。
年に数回の定期点検や、消耗パーツのこまめな交換は正直面倒ですし、一見すると“余計な出費”のように思えるかもしれません。でも、こまめにケアすることで故障の規模を小さく抑え、トータルコストをグッと下げられる可能性が高いんです。
例えば、こまめに点検を受けているAさんと、点検を受けていないBさんの自転車ライフを比較してみましょう。
※以下の費用はあくまで目安です。車種や自転車の状態、修理内容によって異なります。
【登場人物】
Aさん
通勤で自転車を使用。必ず一年に一度は自転車店に点検を依頼。
Bさん
通勤で自転車を使用。今までも点検は一度も受けたことがない。
●Aさんの場合
【購入から1年後】
点検時にブレーキパッドのすり減りを発見、早めに交換できたのでパッドの交換だけで済んだ。(費用:セーフティ点検 約1,500円+ブレーキシュー交換 約1,500円)
【購入から2年後】
点検時に前タイヤに亀裂を発見!パンクする前にタイヤ・チューブの交換ができた。
また、前回の点検でチェーンの注油や張り調整をしていたので劣化や消耗が少なく、チェーンは交換の必要が無かった。(費用:一式点検 約3,500円+前タイヤ・チューブ交換 約6,500円)
【購入から3年後】
大きなトラブルもなく、自転車は快調! 自転車通勤を続けることで、健康状態も良好!
★サイクルメイトに加入の場合
点検料 0円(3年間無料)+修理費用 約8,000円=合計 約8,000円
●Bさんの場合
【購入から1年後】
ブレーキの効きが悪くなってきたと感じながらも放置。 雨の日に止まり切れず電柱に衝突! 前フォーク、前ブレーキの交換が必要に…。(費用:前フォーク・前ブレーキ交換 約17,500円 + 治療費)
【購入から2年後】
前タイヤのすり減りを放置。ある日いきなり通勤中にバースト!遅刻しそうになりタクシーで出勤。後日、パンクした自転車を自転車店まで苦労して運んで、タイヤ・チューブを交換。(費用:前タイヤ・チューブ交換 約6,500円+タクシー代)
【購入から3年後】
チェーンが錆びて固着、さらにチェーンが伸びた状態で乗り続けたことでギアの歯も消耗。修理見積が10,000円以上もする上に、他にもガタがきている個所が複数あったため、新車を購入することに…。
大げさに見えますがBさんのようなケース、意外とあります。😢
Aさんのように定期点検を受け、ちょこちょこケアをすることは、
• 高額な修理費用の抑制
• 自転車の寿命を延ばす
• 安全性の確保
など、たくさんのメリットがあります。
まとめ
自転車を乗り潰すつもりで乗っていると、いざ修理というときに高額なパーツ交換が重なってしまうことが少なくありません。
一方で、定期的に“ちょこちょこケア”しておけば、軽めのパーツ交換や調整で長く乗ることが可能に!結果的にトータルコストはぐっと下がり、安全性はぐっとアップします。
自分でできる簡単なお手入れと、お店に任せる専門的なメンテナンスをうまく組み合わせて、自転車を長持ちさせませんか?「壊れたら修理」ではなく、「壊れる前にケア」を意識するだけで、きっと余裕のある自転車ライフを楽しめるはずです。ぜひ試してみてくださいね!