すぐできる!いつもの自転車でサイクリングをちょっと快適にするコツとは?

2022.11.19

スポーツサイクルじゃなくても”ちょっとしたコツ”でサイクリングを楽しめます

すっかり秋も深まり、紅葉の季節になってきましたね。気持ちいい秋晴れの空の下、サイクリングで紅葉を楽しんでみるのはいかがですか?自転車での遠出はスポーツサイクルじゃなくても大丈夫。いつもの自転車でも、ちょっと気を付けるだけでサイクリングが断然ラクになる“コツ”があるんです。

★10秒まとめ読み

タイヤの空気圧を適正にする&サドルの高さを“サイクリング向け”に調整するだけ!いつもの自転車でも、十分サイクリングを楽しめます!

タイヤの空気が抜けていないか確認

こまめにタイヤの空気を入れるのって、やっぱり面倒ですよね。実際、空気が抜け気味の状態で自転車に乗っているという方は、少なくないのではないでしょうか。ですが、タイヤの空気が十分に入っているといないとでは、漕ぐのに必要な力が全然ちがってきます。普段使いではそれほど気にならなくても、漕いで走る距離が長くなるサイクリングの場合は疲労にかなり影響してくるので、乗る前にしっかり空気圧を確認しておきましょう。目安は、乗車したときにタイヤと地面との接地面の長さが90~100mmになるくらいです。

ちなみに、タイヤの空気は時間が経つにつれて自然と抜けていきます。安全のためにも1か月に一度は確認するようにし、空気が抜けているようであれば充填しましょう。耐パンク性能の高いタイヤは、両サイドからつまむようにすると、空気が抜けているかどうかわかりやすいです。

サドルはいつもよりも少し高めの位置に

普段、子どもの送り迎えやお買い物などでよく乗るという方であれば、安全のために足裏が地面にぺったり着くくらい低めにしている場合も多いでしょう。ですがサイクリングに関して言えば、サドル位置は高めがオススメ。なぜなら、お尻を含めた脚全体を使ってペダルを漕ぐことで効率良く力を伝えることができ、しかもダイエット効果も期待できるからです。反対にサドル位置が低いと太ももの前側の筋肉ばかりを使うことになって、足が太くなってしまう(!)ことも。
サイクリングにちょうどいいサドル位置の目安は、ペダルを一番下にした状態でかかとを乗せた時に、膝がピーンと伸びるくらい。この高さを基準に走ってみて、そのあとは少しずつ上下させて調整すれば、適正なサドルの高さを見つけやすいですよ。無理はせず、ご自身が不安に感じない高さにしておきましょう。

ブレーキ&その他に気をつけたいポイント

タイヤの空気とサドルの高さ調整は“走りやすさ”のためのコツですが、長距離を走るサイクリングは安全性も大切。例えば、普段は気にならないようなちょっとしたブレーキの効き具合でも、長距離を走るサイクリングではストレスになることがあります。また、電動アシスト自転車であれば、バッテリーは満タンにしておきましょう。バッテリー残量が低いとペダルが重くなったり、坂道が多いために思わぬ所でバッテリー切れになったり…ということにも。
サイクリングをちょっと快適にするコツは、乗車前の点検。お子さまでも覚えやすい「ぶ・た・は・しゃ・べる」の語呂合わせで紹介していますので、確認してみてください。
乗車前の点検は「ぶ・た・は・しゃ・べる」で覚えるブー!!
…ブレーキ/前後ともよく効きますか?
…タイヤ/空気が十分に入っていますか?
…反射材/汚れたり壊れたりしていませんか?
しゃ…車体(ハンドル、サドル、チェーン)/ガタつき、ぐらつき、たるみやサビはありませんか?
べる…ベル/きちんと鳴りますか

まとめ

サイクリングはスポーツサイクルでなくても気軽に楽しめるもの。今の時期はお子さまのサイクリングデビューにもピッタリのシーズンですので、ぜひチャレンジしてみてください。

あさひのサイクリング総合情報サイト「ちりりん」でも、紅葉を楽しめるサイクリングイベントをご紹介中です。ガイド付きで安心して楽しめるので、ぜひチェックしてくださいね。
 
TEXT:スタッフsen