新登場のチューブレスに迫る性能のクリンチャータイヤ

2022.05.19

新登場のチューブレスに迫る性能のクリンチャータイヤ

4月に東京で行われたサイクルモードで発表され話題になったIRCのタイヤの取り扱いが始まりました。
ロード用クリンチャータイヤ「ASPITE PRO」シリーズです。

アイアールシー[IRC]
ASPITE PRO RBCC(アスピーテ プロ アールビーシーシー)700x28C アラミドビード
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“プロレーサーによるテストで「最高のクリンチャータイヤ」と言わしめる一本が完成”とメーカーが言う新型ASPITE PROはロードチューブレスタイヤのパイオニアとして培った技術を惜しみなく投入されて作られており、進化したコンパウンド部分や、軽量でしなやかな180TPIのケーシング、トレッド面もセンター・サイド・ショルダーそれぞれに適切なバターンを配置するなど、様々な技術により転がり抵抗やグリップ性能、耐摩耗性能なども前モデルより大幅に進化。
RBCCモデルでは高強度耐パンク補強「クロスガード」を採用しタイヤ全面を補強することで更にサイドカットにも強くなっています。
これに対して軽量モデルのスーパーライトは、クロスガードを使用しないことで28Cでも約220gという軽さを実現。
一昔前の23Cタイヤの上位モデルがこのくらいの重量だったことを考えると、本当にすごく軽いんだなってことがわかると思います。

アイアールシー[IRC]
ASPITE PRO S-LIGHT(アスピーテ プロ スーパーライト)700x28C アラミドビード
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新ETRTO規格にも当然ながら対応し、25C・28Cモデルでは内幅19㎜リムを想定した時のサイズ設計、30Cでは内幅21mmリムで設計されています。

また、このクリンチャータイヤの最も注目のポイントは、チューブレスタイヤしか取付できないと言われてきていた「フックレスリム」に対応しているということ。
フックレスリムに使用できるクリンチャータイヤが発売されることで、運用面でユーザーから敬遠されてきたフックレスリムのホイールも一気に普及が進みそうですね。
個人的にはフックレスリムにチューブレスを装着した時の感覚はこれまでのチューブレス利用とは大きく感触が違ったので、
実際にこのクリンチャータイヤをフックレスリムに取り付けた時の挙動や使用感がどの程度チューブレスと違うのかも気になるところです。

今回はまず28Cサイズと30Cサイズからの取り扱いスタート。25Cモデルはもう少しお待ちくださいね。

30Cモデルはこちら

アイアールシー[IRC]
ASPITE PRO RBCC(アスピーテ プロ アールビーシーシー)700x30C アラミドビード
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アイアールシー[IRC]
SPITE PRO S-LIGHT(アスピーテ プロ スーパーライト)700x30C アラミドビード
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TEXT:yaromai

ベルを鳴らすその前に!思いやりのある運転を♪

みなさんは「自転車を音で表現してください」と言われると、どんな音を思い浮かべますか?
私は文字で書くと伝わりづらいかもしれませんが、チリンチリン♪いわゆるベルの音を思い浮かべます。

ベルの音を聞くと軽快にサイクリングをしている情景が思い浮かんで、とても心地の良い景色を想像するのですが、そんな心地の良い音色のするベルも、誤った使い方をしてしまうと人の気持ちを不愉快な気分にしてしまったり、法令を違反してしまう原因にもなり兼ねないので注意が必要です。

「ベルを鳴らすその前に!」
昨今ニュースで話題になっている自動車のあおり運転のように、自転車においても歩道で歩行者の後ろから
ベルをリンリン鳴らしながら歩行者の間を縫っていくシーンに遭遇することも少なくありません。
ベルは歩行者に道を譲ってもらうために、むやみに鳴らしてはいけないことは大半の方がご存じかと思いますが、自転車によるあおり運転として「ベルをしつこく鳴らす」行為はマナー違反だけではなく、道路交通法の妨害運転罪としても定められています。
歩道はあくまでも歩行者優先ですので、徐行もしくは自転車を押して歩くなどゆとりのある行動が大切です。
小さなお子さまやご高齢の方は日常の中で交通法規を意識する機会が少ないと思いますので、あらためて身近な方から優しく正しい交通ルールを教えてあげてくださいね。

「ベルはいつ鳴らすの?」
じゃあベルはただの音が鳴る飾りなの?と思われる方もいらしゃるかもしれませんが、そうではありません。
左右の見通しがきかない交差点や道路の曲がり角、上り坂の頂上で「警笛鳴らせ」の道路標識などにより、法令で定められた場所を通る時には必ずベルを鳴らさないといけません。
自転車のベルは公道を走る場合、道路交通法に則り必ず装備しておかないといけないアイテムなのです。

「スポーツサイクルにおすすめのベルをご紹介」
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクの場合、ベルが標準で装備されていないものもありますが、そのままベルを取り付けずに公道で使用すると法律違反となってしまうのでお気をつけください!
とはいえ、普段あまり使わないベルなので出来るだけ目立たないスリムなデザインのベルが欲しい方も多いと思います。
そこで今回は、ロードバイクやクロスバイクなど愛車のイメージを崩さずに、ハンドル周りをごちゃごちゃさせることなく取り付けができるベルをご紹介させていただきます。

ロードバイクにも対応可能なスリムな真鍮ベル。ハンドルバーにすっきり取り付けできるベルがこちら。

あさひ[ASAHI]
ロードバイク用スリムベル 真鍮ベル 薄型クランプ採用 対応クランプ径:25.4-31.8mm
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こちらはキャットアイ製のライトを使用されている方におすすめ!ライトと固定方法が同じなので、1つの固定バンドでライトとベル2つとも取り付けが可能です。

キャットアイ[CATEYE]
OH-2400 ベル 真鍮ベル
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アウターワイヤーやロードバイクのレバーフードに取り付けできるクリップタイプの小型ベル。色の種類も豊富です!

ギアループ[gearoop]
CCB-RBK クリップベル クランプ式小型ベル アウターワイヤー、レバーフード等への取付に最適
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ベルは音・形・色など、こだわって選ぶと意外と面白いアイテムです。ぜひ、自分好みのベルを探してみてくださいね♪

ベルの一覧はこちら

TEXT:ししまる