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メニュークリックで該当箇所までスクロールできます自転車の乗り心地は5ミリの調整でかなり変わる
新生活の準備として新しく自転車を買って気分もウキウキ!のはずが、「何だか乗りにくいなぁ…」と感じていませんか。乗っているうちに慣れることがほとんどですが、そもそものセッティングが身体に合っていない場合もあります。そこで今回は調整のポイントをご紹介!ぜひ参考にしてみてください。
★10秒まとめ読み
自転車の乗り心地がしっくりこない時は、サドルとハンドルの高さを微調整!最寄りのサイクルベースあさひまでお気軽にご相談ください。
“自転車の乗り心地”は、サドルとハンドルの高さでだいたい決まりますが、そもそも“最適な乗り心地”は、自転車の種類によって変わってきます。例えばスポーツタイプはサドル位置がとても高く、ハンドル位置は低いですよね。これはスポーツ車の最適な乗り心地=スピードの出しやすさが基準になっているためです。軽快車タイプは反対に、疲れにくさや安定感が乗り心地の基準になっているので、サドル位置が低く、ハンドル位置は高い場合がほとんど。このように、最適なサドルとハンドルの高さは車種ごとにちがっていて、それぞれ基本となる位置がだいたい決まっています。
この基本位置をベースに“より自分にフィットする乗り心地”になるよう、サドルとハンドルの高さを5ミリ単位で調整していくのが◎
■サドルとハンドルの基本位置
・スポーツタイプの場合
効率良くスピードが出せる設計
高いサドル位置に対してハンドルは低いので自然と前傾姿勢になる
停車時は地面につま先がやっと着くくらい
・軽快車タイプの場合
スピードよりも安定感を重視した設計
サドルよりもハンドルの位置が高いので自然と上体が起きる
停車時は地面に足裏がベタッと着く
軽快車タイプで「お尻が痛い…」とお悩みの場合
軽快車タイプのサドルは、お尻が痛くなりにくいように座面が大きくて厚みもあります。それなのに痛くなるという場合、まずは座る位置を前か後ろに少しずらしてみましょう。これだけでも意外と改善されますよ。それでもやっぱり痛くなるようであれば、サドルの高さを調整してみましょう。高くするか低くするか、どちらが良いかは人によって違いますが、サドルは低くするほどお尻が沈んだような姿勢になります。極点に低いとペダルを漕いだときにお尻に体重が集中してしまい、お尻が痛くなる場合があります。
また、サドルと同じように、ハンドルの高さを変えてみるのも有効です。ハンドルを高くすると上体が起きて安定性が増し、反対にハンドル位置を下げると前傾姿勢になります。この姿勢の違いによって、座る位置や上半身の体重がかかる場所などが変わり、お尻の痛みが軽減する可能性があります。
■軽快車タイプの調整のポイント
子どもの送迎やお買い物で乗るため、安定感を重視してサドルを低めにしている方が多いと思います。安全面ではバッチリですが、自転車はサドルを高くするほどお尻を含めた脚全体を使ってペダルを漕げるので、効率良く力を伝えることができます。反対に、サドル位置が低いと太ももの前側の筋肉ばかりを使うことになって、足が太くなってしまう(!)こともあるのでご注意を。
自転車を永く使うには駐輪方法にもご注意を
買ったばかりの頃はピカピカだったのに、気づけばギシギシ音が鳴り、スピードも出にくくなり、見た目も悪くなっちゃった…。皆さん経験あるのではないでしょうか。でも、せっかくなら永くキレイに乗りたいですよね。こうした劣化の原因はだいたいが錆びによるものなので、屋外で保管をする場合は雨に濡れないよう、カバーを付けるのがオススメです。チェーン周りは走りやすさにも影響するので、定期的に防錆剤を吹くなど“錆びる前のメンテナンス”に気をつけましょう。