アーレンキーはどうやって選ぶ?

2022.04.14

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アーレンキーはどうやって選ぶ?

先日、公式Twitterでこんな話が・・・
【六角レンチをアーレンキーと呼ぶのは、ほぼ自転車関係者だけ!】
確かに、入社するまでアーレンキーって聞いたことありませんでした。

シティサイクルに乗っていると、全くと言っていいほど使用する機会のないアーレンキーはいつ使うのだろう?と、思うかもしれませんが、ロードバイクでは使用頻度の高い工具です。

公式オンラインストアでアーレンキーを検索すると・・・。
形がいっぱいある・・・。大きさがいっぱいある・・・。なんかいっぱいある・・・。
初めて工具を買うときには、迷ってしまうかもしれませんね。
こんな時はたいてい、大は小を兼ねるので、たくさん入っているものを選べば正解な気がしていますが、形や車種などを考慮してご自身に合うものを選択するのがおすすめです。
一般的にロードバイクでよく使うのは、4、5、6mmのアーレンキーです。

L型、T型、Y型、マルチツールなど色々な形態がありますが、たとえば、高い締め付け力が必要な場合は、テコの原理が働くL型。
ツーリングで、少しでも工具のサイズをコンパクトにしたい時はマルチツールなど、締め付けるパーツや、使用する環境で工具の種類を変える方のがベターです。

個人的に好きなタイプはY型タイプで、よく3又なんて呼ばれることも多いですね。
なぜ僕がY型が好きかと言うと、
①握りやすい形で力をかけやすい!掌で握りこむように工具を持つことができて、しっかりと締め付ける事ができます。
②3サイズのツールが一つになっている!!ステムやサドル調整のサイズは4,5,6mmなど、なにかと使用頻度の高いサイズがそれが1セットになっています。
ステムのハンドル固定側は4mmたけど、トップキャップ側は5mm・・・とか
5mmと思って工具を取って来たら6mmのボルトで、また工具を取りに戻る・・・ なんて、自転車メンテナンスあるあるですね(笑)
そんなとき、サッと握り替えるだけで使いたいサイズに変更できるのは、とても便利に感じられますよ!

パークツール[PARKTOOL]
AWS-1C Y型ヘックスレンチ(6角レンチ)4x5x6mm アーレンキー
詳細はこちら

Y型と言えば、真っ先にこちらを想い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
古くからマイナーチェンジを行いながら、現在もほぼ変わらない形状で発売されおり、それだけ使いやすく、愛用者が多いのではないでしょうか?
僕も自転車のメンテナンスを行うようになってから、使い続けている愛用品です。

それ以外に、頭がボールポイントになって、少し斜めの角度でも締め付けることができる

パークツール[PARKTOOL]
AWS-8C ボールポイントY型ヘックスレンチ(6角レンチ)4x5x6mm アーレンキー
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サイズ違いの

パークツール[PARKTOOL]
AWS-3C Y型ヘックスレンチ(6角レンチ)2x2.5x3mm アーレンキー
詳細はこちら

なども大人気です。

普段Y型を使われている方ならご存じだと思いますが、『早回し』が苦手なんですが・・・
ところが最近、その弱点を克服したY型が出現したんです!!

バーズマン[birzman]
Y-Grip S(Y-グリップS)4/5/6mm 六角レンチ
詳細はこちら

いっけん普通のY型に見えるのですが、ロータリースリーブと呼ばれる機能がついていて、そこを持ちながら回すと早回しができるんです!
なかなか文章では表現しにくいので、ぜひリンクから動画をご覧ください!
趣味でメンテナンスをされ、よく工具を触る方には、ぜひ試してもらいたいです~!!

こちらも、ボールポイントタイプがあります。

バーズマン[birzman]
Y-Grip S(Y-グリップS)4/5/6mm ボールポイント
詳細はこちら

サイズ違いの

バーズマン[birzman]
Y-Grip S(Y-グリップS)2/2.5/3mm 六角レンチ
詳細はこちら

トルクスタイプもあります。

バーズマン[birzman]
Y-Grip S(Y-グリップS)T10/T25/T30mm トルクスレンチ
詳細はこちら

ご自宅でメンテナンスをされる方で、Y型を使われた事が無い方は、いちど使うと手放せなくなりますよ(^▽^)/
ちなみに自転車だけではなく、家具の組立てや解体でもアーレンキーは使えるので、自転車はじめたいけど、工具までそろえて使わなかったら・・・と、心配な方でも持っていおいたら良い工具だと思います。

TEXT:kemumaki

出先でもしっかりトルク管理を!

普段から自転車のメンテナンスをご自身でされる方だと、出先でのトラブルに対応できるように、携帯ツールやパンク修理キットなどをサドルバッグやツールボックスなんかに携帯していたりするんじゃないでしょうか。

出先でトラブルが発生しないよう、普段からしっかりとメンテナンスを行っておくことが一番重要ですが、それでも回避できないトラブルに遭遇することも・・・。
そんな時にご注意いただきたいのが、トルクオーバーでのパーツ・ボルトの破損。
そうなってしまうと大惨事です。
特にカーボンパーツや軽量パーツを使用されている方は注意が必要ですね。

ベテランライダーの方は「自分は大丈夫!」と思われているかもしれませんが、出先での突然のトラブルで焦ってしまい、ついつい力が入りすぎてしまう、なんてことも無きにしも非ずです。
油断大敵ですよ!

普段のメンテナンスならば、トルクレンチを使用して、しっかりと締め付けトルクを管理すればOKですが、重たいトルクレンチを常に携帯するわけにもいきませんよね。

だったら、持ち運びできるコンパクトなツールでもトルク管理ができればいいんじゃない?
ということでコチラ。

トピーク[TOPEAK]
ナノ トルクボックス X 携帯に便利なトルクソケット ビット付属
詳細はこちら

5mmの6角レンチと組み合わせることでトルクレンチとして使用できるトルクソケット。
トルクは2~6Nmまで調整可能で、ハンドルやステムの増し締め、サドルの高さ調整など、様々な箇所に対応します。

収納ケース付きなので、サドルバッグやツールボックスに入れておくのにとっても便利。
5mmの6角レンチを1本持っておくのもよし、携帯ツールと組み合わせて使うもよし。

出先でもしっかりとトルク管理をして、大切な愛車・パーツを壊してしまわないようにしましょう!

TEXT:kazu