「苦手克服 ヒルクライムチャレンジ 清滝峠~くろんど池」寝屋川店 加藤店長がご紹介。

2023.07.19

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僕にとって清滝峠とは…

こんにちは。寝屋川店 加藤です。

今回はヒルクライムチャレンジと題して関西でもヒルクライムで人気の清滝峠に行ってきました。
といっても実は僕、もともと坂道は嫌いでしたし大の苦手。
サイクリング中に目の前に坂が見えるだけでテンションが下がっているタイプでした。

そんな僕が坂道を登るようになったのはなぜか?
といいますとそれは”グループライドを楽しく走りたいから!”です。

僕が過去に誘われたグループライドには坂道が多く、坂道のたびに一緒に行ってるメンバーに遅れる僕を長時間待ってもらっていました。その”僕をまってもらう時間”が気を遣わせてしまっている感じでしたので、そこをもうちょっと何とかしたいな、という気持ちで坂道の練習を始めました。

そこで練習場所として選んだのが近場にあった「清滝峠」でした。


ネットで調べると”関西のヒルクライムではエントリークラス”、とか、”初心者向け”、とか出てきますが、
初めて登った時はめっっっちゃしんどかったです(初心者向けとか嘘やんっ!)。
それでも”自分の思う楽しいグループライド“を目標に来る日も来る日も「清滝峠」に通いました。
年齢的にも40歳を超えており仕事に差し支えてもいけないので毎日とはいきませんが平均すると週に1回くらいのペース。しんどいけれど少しずつタイムが短縮できていることにだんだんと手応えと充実感を覚えるようになっていきました。

初めての清滝峠から3年が過ぎ、清滝峠に上った回数も100回を超えていました。
お百度参りではないですが、僕の心願は成就したのかいつしか僕の中から「坂が嫌い」とか「坂が苦手」という感覚は無くなり、むしろ「坂が好き」に。グループライドでも坂があるとワクワクするようになっていました。

そこで、もし僕と同じように坂が苦手・嫌いな人がいたらもっと坂を好きになってほしい!
そんな気持ちで今回のイベントを企画しました。

と、前置きが長くなりましたが、多くのメイクドラマがあった今回のガイドツアーのレポートをどうぞ!

メイクドラマいっぱいの清滝峠

この日は4名のお客様にご参加いだたき、スタッフ3名合わせて7名。

平地は7名の隊列で走るものの峠は経験値や走力の違いから
・スピードに乗って走るウサギグループ3名
・マイペースでのんびりと走るカメグループ4名
に分かれて登っていくことにしました。

カメグループ注目はこちらの方。
Bianchiの空気を切り裂くエアロロードバイク「ARIA」。そのARIAのスペシャルカラーに乗っているお客様(以下ARIAさん)。


ホイールも性能とコスパで話題のシマノのカーボンホイール(WH-RS710)に換装してバッチリ決まっています。

ARIAさんはこれまで河川敷など平坦メインで走っており、平坦路が好きながらも最近は坂にもチャレンジを始めました。とはいえ坂はまだ苦手&プライベートが忙しくなかなか乗れていないとのこと。

ですので、今回のガイドツアーでは清滝峠の中間地点で一回休憩を入れるくらいがちょうど良いだろうと考え、前半・後半に分けて制覇するプランをお伝えしスタート。

清滝峠は登り初めに激坂がやってきて登る人の脚と心を削っていきます。この日も容赦なく襲い掛かってきますが、ARIAさんはまだ会話ができるくらいの余裕はあるご様子(白赤ジャージの方です)。

ただ中間地点が近くなるころにはかなり厳しい表情に。言葉も少なくなってきます。
そんな中でも自転車を漕ぐ足は一定のペースを刻んでおり順調に登っています。
僕は予定通り中間地点の休憩スペースに誘導する様に僕は脇道に入りました。

が、
なんと、

ARIAさんはそのまま休憩スペースには入らず、手で「このままいく!」とのサイン。
『漢の足つき無し宣言』です。これには僕の胸が熱くなりました。
後方からサポートしていたスタッフと常連のお客様からもこのまま行って問題なしのサインがでていたので休憩なし・足つき無しでゴールを目指すプランに切り替えました。僕も再びARIAさんの前に出て引っ張ります。

こうなるとこのグループは一体感が更に増していき、ある種の高揚感に包まれていきます。


ガッツポーズを見ると嬉しくなります!「行けっ!行けっ!行けーー!」

後半は少し勾配が緩やかになりますが登りは登り。
体力、精神力ともに消耗してきて休みたくなるところです。
息がだいぶ上がってきているARIAさん。それでも気合で足を回し続けます!
みんなで「もう少しですよ!」「次で最後のコーナーです!」などの声掛けで応援!
そして最後のストレートに!!


最後までしっかりした走りで見事ゴール!!ナイスガッツです!!

熱い漢の走り!もう感動です!本当に嬉しくてたまりませんでした!

看板の前で記念撮影(指ハート)。

ARIAさんのゴールの興奮冷めやらぬ少し前。

スピードに乗って走るウサギグループでは、、、

普段から自転車に乗っているお二方、
GIANTのTCR SL1
 …キレのある加速の軽量アルミレーシングバイク、を駆るTCR SL1さん。
BianchiのSPECIALISSIMA DISC(スペシャリッシマ ディスク)
 …超軽量のオールラウンダーカーボンディスクロード、を駆るスペシャリッシマさん。
普段から自転車に乗っているとのことなので、寝屋川店のスタッフ池田さんとともに3名で僕たちより先行してスタートしてもらいました。

(TCR SL1さん、スペシャリッシマさん)

特に最近、ちょくちょく僕と一緒に清滝峠を登るようになったTCR SL様。
短期間に清滝峠のタイムを18分、17分と値締めており、「目標は15分切りですね!」なんて話をつい最近していたところでしたが、

この日、
なんと、

15分切りを達成したとのこと!

これまためっちゃ嬉しい知らせです!!

スペシャリッシマ様とは今までもガイドツアーでご一緒させていただいており、ぜひ僕の第二の故郷ともいうべき清滝峠を案内したかったその念願がこの日叶いました。
コース的にもスペシャリッシマ様にご満足いただけたようで嬉しかったです!
まだまだ余裕の表情でしたのでそのポテンシャルは計り知れません!
この日もうちょっと登り合戦したかったのですがそれはまたの機会に!

清滝峠でひと汗かいたあとはのんびりと下り、森と川に囲まれたログハウス型人気レストラン「おじいさんの古時計」、略しておじふるでお昼休憩。


雰囲気抜群のロケーション・外観です。

入口脇には木製のブランコが。これまたいい味出してます。

一歩店内に入ると店名のとおり壁面に時計がびっしり!
無数の時計が静かに時を刻む音、それ自体がヒーリング音楽のようでした。


みんなで名物のビーフとキーマのあいがけカレーをいただきます。


こちらが大盛り。


大盛りが過ぎる!!
「カレー界の暗峠(くらがりとおげ)※やあぁ!」
※暗峠:関西でも激坂中の激坂として恐れられるヒルクライムスポット

スパイスが効いていてとてもおいしいです。
食べながら色々とお話しながら楽しい時間を過ごしますが、
次の目的地が待っていますので適当に切り上げ出発です。

くろんど池での贅沢な時間

次に向かうのは「くろんど池」。
バーベキューやキャンプで人気の場所でもあり、関西シクロクロスの会場にもなる場所です。

そこに行く前に控えているのが本日二回目のヒルクライム。
ここでも清滝峠と同様、先に早いウサギグルーフ3人が出て、後から行くのんびりカメグループ4人に分かれます。

くろんど池は池の間に一本道が通っており、そこがとても映える写真スポットだと思っていたのでスタッフ池田さんとそこで写真を撮るからそこを待ち合わせにしてスタート。

早いウサギグループとのんびりカメグループにわかれてそれぞれのペースで進んでいきます。

ウサギ組はあっという間に見えなくなります。
ですが、僕を含めてのんびりカメグループは焦らず急がずのんびりと、登っていきます。

急な坂ですが坂は日陰も多いので涼しさも感じながら
しんどいのと心地よいの境をさまよいながら一漕ぎ一漕ぎ自転車を進めます。

そうしてウサギグループとの待ち合わせ場所に到着。
清滝峠で大健闘のARIAさんももう危なげない走りで足つき無しでゴールイン!

さてここでウサギグループと映え写真を撮るぞ、と思ってあたりを見渡したのですが、ウサギグループの面々が見当たりません。

しばらくするとウサギグループが後ろからやってきました。
聞けば勢い余って登り過ぎていたそうで。
まさに童話のうさぎとかめみたいに着々と歩みを進めたカメグループが先着してしまったようです(笑)


みんないい笑顔です。
ヒルクライムのあとのソフトクリーム、いいですね!
味の良く染みたおでん、ここの名物ですね!

みんな集まると自然と自転車談義が。
この日は
「ツールボトルには何を入れるか(ライドには何を持っていくか)」談義」

お店ではなかなかお客様同士がこういう話をする機会は少ないですが、ガイドツアーではこういう光景がいっぱいです。こういう繋がり、個人的に好きです。(この輪をもっと広げていけるようにがんばります!)

好天に恵まれた心地よい昼下がり、のんびりと贅沢な時間を過ごします。

とかく忙しい現代人にはこういった時間も必要ですね。

そして最後は軽いアップダウンをこなしてカフェでコーヒーブレイク。
いつもお世話になっている「Cafe LuAna」様。今回もありがとうございます。
枚方市の山田池公園の近くにあるのでお近くの方はぜひ!オススメですよ。


おわりに

ヒルクライムを始めたきっかけのもう一つ。
それは、同僚から「体のストレスは心のストレスより優先されるからストレス社会に生きる現代人にもヒルクライムはオススメだよ」という一言も僕を後押ししました。いや、別に僕、深刻なストレスを抱えているわけではないですけどね。ほんとに。

それでも仕事の進みが悪かった時など「ああすれば良かった、こうすれば良かった」とか頭をグルグルすることはあるわけです。

そんな時に仕事を終えてから夜に清滝峠を登ると目の前に集中せざるを得ないので気が付くと仕事の事はすっかり頭から追い出せるのです、不思議。

そして夜の清滝峠はなんといっても下りの途中から見えてくる夜景。


これがなんともキレイなのです。
坂を下っていると街明かりの中にダイブしていくような感覚でとっても爽快です。


枕草子風にすると(しなくていいが、)

清滝峠は、夜。月の頃は更なり。
淡々とヒルクライムもをかし。
まいて星空のように輝く街明かりにダイブするダウンヒルはいとをかし。
でしょうか、僕的には。

また、かつての人気TV番組アナザースカイ風に言うと(言わなくていいが、)
「清滝峠。ここが僕のアナザースカイ!」
です。

そんな僕のアナザースカイ(第二の故郷)である清滝峠。
今後もガイドツアーで行こうと思っています!
ガイドツアーでなくても清滝峠にチャレンジしたい人はいつでもお声掛けください!
いつでも行きますよー!

ではまた。

TEXT:寝屋川店 加藤

 

あさひでは多くの店舗でライドイベントを実施しております。ブログ下のバナーから、イベントメニューを確認できますので、ぜひご覧ください。
ちりりん