【MiNERVA-asahi】JBCF石川クリテ/石川ロード/綾川町ロード・レポート

2025.06.12

福島県石川郡石川町と香川県綾歌群綾川町で開催されたクリテリウムとロードレース

6月7日(土)に福島県石川町・モトガッコ周辺特設コースで開催された「JBCF第4回石川クリテリウム」と、翌8日(日)に福島県石川町・浅川町周回コースで「JBCF第22回石川ロードレース(JBCF 第 14 回ジュニアチャンピオンシップ)」が開催されました。

また石川ロードと同日の6月8日(日)には香川県綾歌郡綾川町で「第2回綾川町ロードレース」も開催され、それぞれのレースにMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

石川町で開催された「JBCF第22回石川ロードレース」内では、今年で14回目の開催となる「JBCF第14回ジュニアチャンピオンシップ」として、ジュニアカテゴリー【U19(ジュニア)/17,18歳】のチャンピオンシップレースが実施され、普段E1/E2/E3のカテゴリーレースに出場している選手でも、このU19カテゴリーのレースへ出場することができます。

MiNERVA-asahiからも先日の木祖村ロードレースで4位に入賞しE1カテゴリーへの昇格を決めた山崎選手も、クリテリウム/ロードレースともにU19カテゴリーへ出場いたしました。

石川ロードレースのコースは1周回が13.6kmと非常に長い公道を封鎖した設定で、平地部分が少なくコース後半のコントロールラインに向けて非常に長い上りがあり、この上りをどう攻略するかが勝敗を分ける非常に重要なポイントとなるコースですが、U19カテゴリーでは、このコースを6周回する総距離81.6kmでレースが行われ、E1/E2カテゴリー混走のレースでも同じコースを7周回する総距離95.2kmでロードレースが行われました。

土曜日に開催されたクリテリウムは8か所の90°コーナーと長い直線で構成されたコース設定ですが、コーナーあけの直線が非常に長くスピードも出ることから、コーナーからの立ち上がりで集団は毎回ダッシュがかかりインターバルによって非常にを削られるタフなコース設定になっています。

 

<<石川クリテリウム/コースマップ>>

出典:「JBCF第4回石川クリテリウム・テクニカルガイド」より

 

<<石川ロードレース/コースマップ>>

出典:「JBCF第22回石川ロードレース・テクニカルガイド」より

また、石川ロードと同日に開催された「第2回綾川町ロードレース」は、昨年に第1回目が開催され今年で2回目の開催となり、四国エリアで唯一開催されているJBCFのレースになります。

コースレイアウトは、こちらも上りと下りが多く設定された1周回が7.9kmのコースで、スタートしてすぐにコース内最高到達点に向けて一気に上り、そこからコントロールライン付近まで一気に下ります。

昨年もそうでしたが、上りが得意な選手が抜け出そうとしても、下りのコーナーが少なく一気に駆け降りるため、スピードがのる集団優位なコース設定で、下りきってからのゴールまでの細かなアップダウン区間や、ゴール直前の短い上りを、いかに攻略するかで勝敗が決まりやすいコースになっています。

<<綾川町ロードレース/コースマップ>>

出典:「JBCF第2回綾川町ロードレース・テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JBCF第4回石川クリテリウム

<<U19/U17>>1.8km×15周回=27km

山崎選手【国分寺店勤務】

 

JBCF第22回石川ロードレース

<<E1/E2>>13.6km×7周回=95.2km

小嶋選手【座間店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
原田選手【小山店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】

<<U19>>13.6km×6周回=81.6km

山崎選手【国分寺店勤務】

 

第2回綾川町ロードレース

<<E1/E2>>7.9km×9周回=71.1km

川勝選手【八尾店勤務】
常富選手【岐阜市橋店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
中村選手【本社勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
藤井選手【大蔵谷店勤務】

<<E3>>7.9km×5周回=39.5km

折橋選手【船橋松が丘店勤務】
小林(将)選手【所沢店勤務】
土井選手【横浜池辺町店勤務】
三浦選手【清水草薙店勤務】

<<M>>7.9km×5周回=39.5km

大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【南国店勤務】

 

【リザルト】

JBCF第4回石川クリテリウム

山崎選手【U19】=2位

JBCF第22回石川ロードレース

布田選手【E1】=8位
小林(毅)選手【E1】=9位
小嶋選手【E1】=21位
原田選手【E1】=DNF
山崎選手【U19】=10位

JBCF第2回綾川町ロードレース

川勝選手【E1】=3位
鉄山選手【E1】=17位
能戸選手【E1】=22位
中村選手【E1】=23位
常富選手【E1】=DNF
藤井選手【E2】=DNF
土井選手【E3】=1位
小林(将)選手【E3】=4位
折橋選手【E3】=20位
三浦選手【E3】=DNF
深谷選手【M】=1位
大島選手【M】=7位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

山崎選手【国分寺店勤務/U19】

<<JBCF第4回石川クリテリウム>>

レースがスタートし小林選手【岐阜第一高校】がペースアップを計り、小林選手の後ろに着きます。

1周回完了時に小林選手と岡村選手【イナーメ信濃山形-EFT】がアタックし、集団から滝口選手【保土ケ谷高等学校自転車競技部】がブリッジして3名の逃げができ2周回を完了します。

さらに4名の選手が集団からブリッジをかけて逃げ集団が7名になり、メイン集団もまずいと思いペースアップし、自分も積極的に前を牽いて、3周回目を完了しクランクコーナーで、先行していた逃げの7名を吸収しました。

4周回目の後半にU19リーダージャージを着用する住田選手【AVENTURA VICTORIA RACING】がアタックをかけますが全員が反応し、集団はいったん落ち着いて5周回を完了します。

クランクコーナーに先頭で入り、後ろと差が開いたためそのままアタック

集団もペースを上げ半周回で吸収されましたが、その後もアタックはありますがすぐに吸収が続き、8周回目に入って滝口選手と谷平選手【保土ケ谷高等学校自転車競技部】がアタック

滝口選手は特に逃がしたくなかったので、集団先頭でペースをあげてバックストレート後半で2名をキャッチします。

再度、集団は落ち着きましたが、11周回目に山田選手【弱虫ペダル サイクリングチーム】が単独でアタックしますが、半周回ほどで山田選手を吸収し、今度は大石選手【静岡北高自転車競技部】がカウンターでアタックします。

集団は大石選手を逃がしたくなかったため滝口選手がペースアップし最終コーナーでキャッチします。

13周回目に入り中島選手【LINKVISION GIRASOLE CYCLING】と山田選手がアタックし、集団はこの逃げ容認します。

逃げのペースが落ちて14周回目のクランクコーナーを抜けた後に逃げ2名を吸収した後は、集団内は少し牽制気味になりましたが、14周回完了時に大竹選手、中島選手、相澤選手【保土ケ谷高等学校自転車競技部】の3名がアタックますが、中島選手はすぐに吸収され、大竹選手も半周回でキャッチするも、相澤選手はキャッチできず。

ラスト400mで相澤選手を吸収して集団でゴールスプリントとなり、1~2名はパス出来ましたが、住田選手は抜くことが出来ず2位でゴールとなりました。

 

<<JBCF第22回石川ロードレース(第14回ジュニアチャンピオンシップ)>>

コースは1周約13kmで獲得標高が250メートルの平坦が少なく、上りか下りが続くコースで行われ、前日のクリテリウムと比べ太陽が出ずに曇っていたため気温は涼しかった。

レースがスタートして集団は落ち着いたままラスト4kmの上りに入り、関口選手【群馬県立渋川高等学校自転車競技部】と大石選手【静岡北高自転車競技部】がアタックして2名が逃げる状態で1周回目を完了します。

下りに入りメイン集団はペースアップして2名の逃げ吸収し、その後アタックはなく2周回目を完了します。

3周回目の下りで沢野選手【EQADS】、住田選手【AVENTURA VICTORIA RACING】、松本選手【ブラウ・ブリッツェン】の3名が抜け出し集団もペースアップ。

3周回目の補給地点辺りで新道選手【EQADS】がペースアップして、それに関口選手がブリッジをかけて2名が逃げる展開となり、逃げとのタイムギャップは30秒とバイクの審判から知らされ、集団は下りで住田選手と沢野選手を中心にペースアップして、上りに入る前に20秒差まで縮めます。

たが上りで集団のペースがなかなかあげられず30秒差まで開いてしまい、最終周回に入ってもペースはあがらないので、短い上りでペースをあげていきます。

しかし、差は詰まることはなくラストの上りに入り、大石選手がアタック

その少し後に、保土ヶ谷河野がアタックし、大石選手と川野選手【保土ケ谷高等学校自転車競技部】を逃がしてしまい、集団でのスプリントへ。

最後はが無く10位でゴールとなりました。

布田選手【仙台長町店勤務/E1】

<<JBCF第22回石川ロードレース>>

スタート直後から横塚選手【VC FUKUOKA】が逃げだし、この逃げを集団は見送るもののペースが落ちる事はなく最初の3周回を消化します。

常にVC FUKUOKAとRoppongi Expressの選手が集団前方に位置しており、その番手をチームメイトの小嶋選手がキープし続けているので、自分もなるべくその近くを走るようにします。

4周回目のラスト4km地点の最長の上りで井上選手【バルバサイクルレーシングチーム】がペースアップし、ほぼ一本引きで30秒弱あった逃げ集団に追いつき、自分は番手にいましたが、ツキイチでも結構キツかったです。

5周回目の同じ上りでVC FUKUOKAの奥田選手と木村選手が交互にアタックをかけ続け、大前選手【Roppongi Express】が常に反応して、その番手に小嶋選手や長島選手【AX Cycling team】などが続き、その後ろに自分もつきます。

ここが一番キツくて、着いていくのでいっぱいいっぱいで、自分の後ろは千切れていきますが、結局ピークの手前で落ち着いたので集団はひとつに。

6周回目は牽制も入り、単独で飛び出す選手もいますが全て決まらず。

後ろに位置をさげてしまうと、上りでアタックがかかった時に取り残されるのが確実なので、上りでは必ず先頭付近にいるようにします。

最終周回に入り、勢いのあるアタックはなく集団のまま進み、最後の上りへ入りますが思ったほどペースはあがらず。

ラスト1kmを過ぎたあたりで、先頭がペースをあげるので勿論反応しますが、位置があまり良くなく10番手くらい。

そのまま最後のゴールスプリントに入り、1〜2名を捲ったものの入賞までは届かず8位でゴールとなりました。

小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

<<JBCF第22回石川ロードレース>>

マスドスタートだったので実走で軽くアップを済ませて集団の後方からスタートし、初動を集団内で消化します。

1周目の長い上りから3人の選手が先行し追える位置にいましたが、すぐに横塚選手【VC FUKUOKA】1人だけになったので、他の有力選手の追走があればそのチェックに備えて集団で待機します。

しかし、この逃げも数周回で集団に吸収され、その後は逃げも決まらないまま5周回目の上り区間で大きくペースアップし、集団が崩壊しかけて数秒遅れたところで走っていましたが、近くにいた選手と共に斜度が緩んでペースダウンしたところで先頭に追いつくことができました。

先頭でアタックがあれば反応できるように位置取りしていましたが、集団は強豪選手の動き待っている雰囲気で、平坦でのローテーションもまともに回らず、集団はスローダウンしてしまいます。

そのまま最終周回に入り牽制ムードは変わらず、何度かアタックがあっても決まらないまま最後の上りへ入りますが、上りも予想に反してペースはあがらずゴールスプリントの展開に。

補給所の手前ラスト1km辺りから先頭がペースアップし、分かっていたペースアップでしたが位置取りが悪く集団に埋もれてしまい、すぐに反応出来ず一列になった集団の先頭十数番手で最終コーナーを抜けてスプリントに入り、数人を抜いて9位でゴールとなりました。

小嶋選手【座間店/E1】

<<JBCF第22回石川ロードレース>>

スタート直後はゆっくりなペースで進み、途中地味にペースがあがりますが、それほどキツくはなく、集団の後ろに取り残されるとがないのですぐ遅れてしまうので、今回はいつも以上に集団の前方をキープし、必ず10番手以内を走るようにします。

大きな動きもないまま、5周回目のいちばん長い区間の上りに入る前の下りでVC FUKUOKAの3選手が前で固まっていて、これは上りに入ったらペースがあがると思い、集団の4番手で上りに突入します。

予想通りペースアップしますが、良いポジションで入れたので何とか耐えることができました。

しかし、6周回目の中頃で左ふくらはぎが限界でキツイ状態でしたが、ここでも後ろに行ったら絶対に遅れるので何とか前をキープします。

そこから何とか耐えて最終周回に入り、最後の上りは3番手で入りましたがが限界で、残り500mで集団のペースがあがって着いていけずに集団後方の21位でゴールとなりました。

原田選手【小山店勤務/E1】

<<JBCF第22回石川ロードレース>>

レースはマスドスタートでスタートし、集団最後尾からの出走だったため前にあがるのに苦労してしまい、1周回目はコースを見ながら徐々に位置をあげ、集団の先頭付近にチームメイトの小嶋選手が位置取っていたのでそこを目指します。

2周回目の中盤でようやく先頭に合流し、小嶋選手に声をかけて近くに固まって走ることを意識します。

スタート直後から逃げていた横塚選手【VC FUKUOKA】を追いかけるように飛び出す選手がいて、それに伴って先頭もペースをあげるため、自分からは飛び出さずに集団のペースに付いていきます。

下りで回復できるとはいえ上りは終始辛く3〜4周回目あたりから、じわじわと自分のが攣りかけているのを感じて、補給したりに水をかけて冷やして誤魔化しますが、徐々に集団内の位置をさげてしまいました。

なんとか下りで番手をあげ、上りは攣らない限界値で踏んでひたすら耐えますが、4周回目の上りをほぼ限界で超えて続く5周回目。

を回復させながら下りで位置をあげていきますが、小さな上りでも遅れをとってしまうくらいにはにきてしまっていて、気合いで乗り切って一時は先頭で固まっているチームメイトに合流しましたが、小さな上りでまたすぐにさがってしまいます。

ラスト4kmの長い上りに集団の中盤付近で入りましたが、途中で完全にが攣ってしまい集団からドロップ

以降は完走を目指して走り出しますが、徐々にパワーが出なくなり、6周回目を終えた時点でタイムアウトによりDNFとなりました。

川勝選手【八尾店勤務/E1】

<<第2回綾川町ロードレース>>

レースはスタート直後から本多選手【VC FUKUOKA】がアタックを繰り返しハードな時間が続き、序盤は本多選手を中心とするVC FUKUOKAの攻撃をチェックする守りの展開となりました。

アタック吸収を繰り返すうちに、5周回目にメイン集団は15名ほどに絞られ、その後も本多選手や福地選手【OUTDOORLIFE Racing】などがアタックを仕掛けますが決定打にはならず。

逃げていた福地選手を吸収し、8周回目の上り口で今度は自分がアタック

メイン集団牽制してる間にタイム差を広げますが、上りのピーク手前で本多選手に単独で追いつかれてしまい、そのまま2人で逃げたかったのですが、本多選手のハイスピードに着いていくのがかなりキツく、結局ついていけずに最終周回の上りを単独2番手で走り、後ろのメイン集団とのタイム差は30秒でした。

なんとか2番手で粘っていましたが残り2kmで綿貫選手【OUTDOORLIFE Racing】に追いつかれ、最終的に綿貫選手との2位争いに敗れはしたものの、後ろのメイン集団からはギリギリ逃げ切って3位でゴールとなりました。

鉄山選手【本社勤務/E1】

<<第2回綾川町ロードレース>>

前半から毎周回の上りでアタックが繰り返され、上り区間のペースが緩まないので、できるだけ集団の前方で上りに入れるように下りや平坦で集団内の位置をあげて上りに入ります。

5周回目のアタックからのペースアップで、有力選手による10名ほどの抜け出しがあり、更にこの逃げに数名のブリッジもあり15名ほどの集団が形成されましたが、自分はそこに乗ることができず。

残り周回のことを考えてしまって反応することができずに後ろの集団に残ってしまい、結局この先頭集団で勝負が決まる結果となりました。

後続の集団内で完走することはできましたが、17位でゴールとなりました。

能戸選手【浜松幸店勤務/E1】

<<第2回綾川町ロードレース>>

スタートから中盤にかけて集団はずっとハイペースで進み、本多選手【VC FUKUOKA】がアタックを仕掛け、チームメイトの川勝選手が反応していく展開が何度かあり、それを追いかける形で集団も加速します。

2周回目完了時に、集団後方から真鍋選手【EMU SPEED CLUB】が飛び出したため追走します。

VC FUKUOKAの選手も1名追走してきており、3名で集団から若干先行するかたちに。

しかし、真鍋選手の上りの牽きが異常に強くて後ろにつけず、バラついてしまい吸収されてしまいました。

5周回目には、すでに1/3ほどになった集団から15名ほどが先行し、有力チームが複数名飛び出していく中で乗らなければいけなかったのですが、すでに疲弊を感じており反応することができず。

なんとか上り区間で追いつけないかと、自分のペースで追ってみますが離されてしまい、実質的にはここでレースが終了。

残った10名ほどの集団で周回をこなしていきますが、前は15名程の集団で、この集団の上位に入ればまだポイントを獲得できるチャンスはあるので気持ちは切らさないようにします。

アタックするは残っていないですが、上り区間では抜け出しを許さない、かつ上れないメンバーを置いていけるペースで集団を牽きます。

最後の上り手前の平坦区間では、チームメイトの中村選手が牽いてくれたそのペースに乗じて踏んでみるも、数名にかわされて22位でのゴールとなりました。

中村選手【本社勤務/E1】

<<第2回綾川町ロードレース>>

レースは序盤からチームメイトの川勝選手らが上りでペースをあげていき、上りは耐えるだけの展開になりそうなため、できる限り前方に位置して無駄に遅れない様に心がけます。

3周回完了時に真鍋選手【EMU SPEED CLUB】のペースアップを起点に2人の飛び出しがあり、ここに辻野選手【VC FUKUOKA】がブリッジし、チームメイトが集団に埋もれていたため川勝選手から「行って!」と声がかかり、力を振り絞りペースをあげて少しだけ集団のペースがあがり、上りの中でアタック吸収されました。

その後は強豪メンバーによるアタック吸収が続く中、5周回目に15人前後くらいの逃げが発生し、逃げには川勝選手とVC FUKUOKAからは3選手が乗っていたので、できれば先頭には川勝選手以外にチームから能戸選手も送りたかったのですが、この段階では力になれず。

残された10人ほどの集団内では能戸選手が上りでペースをコントロールし他の選手に飛び出しをさせないようにし、自分もそれ以外の場所では積極的に抜け出しをさせないように他選手のチェックをしながら、集団内で完走を目指します。

前方を行く集団から数人ドロップしてくる選手がいるため、集団内の頭を取れば15位までのポイントが取れると予想し最終局面に備えます。

最後の上り手前でペースアップをして集団を縦伸ばしさせてチームメイトの鉄山選手を送り出そうとしましたが、自分も限界に来ており長く牽くことができず鉄山選手は17位、自分は集団最後の23位でゴールとなりました。

常富選手【岐阜市橋店勤務/E1】

<<第2回綾川町ロードレース>>

序盤の上りからハイペースでレースが進み、集団の先頭にあがりたいがキツくてあがれず、集団の真ん中あたりで周回していきます。

3周回目の下りきった地点にある左コーナーで、前の選手が後輪を滑らせてバランスを崩した際に思わずブレーキキングしてしまい、そこでできた中切れを埋めるのにかなりを使い、4周回目の上りは集団の最後尾で入ることに。

何とか上り切るまでは耐えて、下りで回復したかったのですが、先頭選手のアタックによりペースのあがった集団についていけずに千切れてしまいました。

粘って単独で走りますが集団との差は開いていき、5周回目が完了時点でタイムアウトによりDNFとなりました。

土井選手【横浜池辺町店勤務/E3】

<<第2回綾川町ロードレース>>

自転車競技を始めてから、これまではヒルクライムレースを中心に活動してきましたが、活躍の幅を広げるために人生初となるロードレースに挑戦しました。

試走の段階で、下りからのコーナーで大きく減速の必要があり、上りで差をつけても下りとその後のコーナーと立ち上がりで差を縮められそうなコースであると感じました。

特にヒルクライムレースしかやってこなかった自分としては下りとコーナー、その先の立ちあがりに関しては他の選手に比べると明らかな実力差があることは明確でした。

そのため目標は手堅く落車をせずに無事に完走することとしていました。

いざレースが始まると上り区間では得意を活かして、割と余裕ある走りで集団に付いて行けますが、下りやコーナーの立ちあがりでは、毎周回で集団からやや遅れては上りで追いつく展開を繰り返します。

下りやコーナーの立ちあがりに関しては技術的な要素が大きく、そこでパワーを使いすぎることもなくレース終盤まで決定的にを削られるようなシーンはありませんでした。

自分の得意とする上り区間では、特に問題もなく周回をこなしていましたが、意外にも先頭集団は3周回目あたりで20人弱(スタート時の約半数)まで人数が絞られており、それなりの手応えを感じていました。

同じく先頭集団にいたチームメイトの小林選手に調子を聞かれた時には、それまでの集団の動きを踏まえ、ゴール直線のラスト約500mの上りの勝負になると予想を伝えます。

最終周回に入りメイン集団も15人弱となり、決定的なペースアップもないままラスト500mの地点に差し掛かります。

ここでも毎度の如く、それまでの下りとコーナーでやや遅れて集団の最後尾に位置していた為、後方から集団全体の動きをしっかり確認することが出来ました。

ゴール手前とはいえ登坂区間となるため、各選手の脚力差によりペースに乱れが生まれ、抜け出しにくい選手もいたようでしたが、最後尾からであれば最適なコースを選ぶことができ、最終500mの上りスプリントでは得意の上りと温存された脚力、最適なコース選択により最後尾から一気に先頭へと抜け出し、そのまま1位でゴールすることができました。

小林(将)選手【所沢店勤務/E3】

<<第2回綾川町ロードレース>>

去年の4月に自転車で練習中に交通事故で怪我をしてしまい、約1年半ぶりのレース参戦となり、やっとまたレースを走れる楽しみと、どこまで走れるかという不安がありました。

元々ゴールスプリントが苦手なので、上りで人数を絞るか、逃げが出来たら乗るつもりでスタートします。

1周回目は長い下りで落車に巻き込まれるリスクを回避するため、前方で上りをクリアし、久しぶりのレースで緊張しているのか、1〜2周回目は千切れるほどではないですが、少し辛く感じました。

 

3周回目に入り、だんだん余裕がでてきて周りを見渡すと、メイン集団は17名ほどになっていて、さらに人数を減らしたかったので、ペースが落ちる上りは前に出てペースをあげていきます。

4周回目も同じように動いていき、ラスト周回に入る手前の上りで、1名の選手が逃げだした動きに合わせて着いていきます。

ラスト周回に入るタイミングということもあり、この動きはすぐに吸収されてしまい、ゴールスプリントが濃厚になってきたので、後ろにさがりすぎないように距離を消化していきます。

ラスト1kmの平坦区間は集団は牽制でゆっくり進んでいき、ラスト500mの上り始めから集団スプリントが始まり、集団内のポジションは7〜8番手。

集団の真ん中にいたので左右の選手が密集していて、左の選手と軽く接触し、また前の選手が上り途中でタレてきて前に抜け出せません。

安全第一で少し詰まり気味になっていると、右端からチームメイトの土井選手が勢い良く駆け抜けて集団をパスしていき、自分の前にラインが出来たので最後にもう一度踏み込むと、前にいる数名を追い抜き4位でゴールとなりまし。

今回は怪我からの復帰戦だったので、完走すら出来るか不安でしたが、無事に昇格まで決められて良かったです。

折橋選手【舟橋松が丘店勤務/E3】

<<第2回綾川町ロードレース>>

ここ数年はシクロクロスを中心に参戦してきたため、約7年ぶりとなるロードレースへの参戦でした。

コースは上りか下りの連続で、過去のロードレース経験から言えば自分向きなコース。

長らくシクロクロスの土俵で戦ってきましたが、今どこまで走れるのか、結果を伴った内容で試すことが目標でした。

朝に降った雨は止み、半乾きの路面にジメジメして汗ばむコンディションで、路面はスリップを危惧するほどではないため、タイヤはいつも通りの空気圧に設定します。

 

1周回目はかなり余裕を持ってクリアし、上りのピークから最初の下りまでは先頭で入り、密集した集団内での立ち回りや、ラインを合わせて走るロードレース特有の動きも問題なさそう。

2周回目も同じように安全な位置で進みます。

しかし3周回目に、上りで徐々に苦しくなり始め、ピークを越えた下りで決定的に差がつきます。

その後は単独走となり、粘って走りますが単独だとペースはあがらず、差が広がっていくばかり。

最終周回はトップから4分40秒とタイムアウトギリギリで通過し、20位で完走となりました。

優勝したチームメイトの土井選手、4位の小林選手を含めて先頭集団は15名弱。

最低でもこの中でゴールはしたかったですが、ロードレース特有のスピードに乗った状態で耐える、高速域の巡航耐性や強度を保った状態での反復耐性が不足していたようでした。

三浦選手【清水草薙店勤務/E3】

<<第2回綾川町ロードレース>>

ここ数ヶ月の間に複数のレースを詰め込んだためか、または先週の弥彦ロードレースで自分の後方で落車した人のハンドルが腰にヒットしたせいか分かりませんが、1週間くらい持病のヘルニアの症状が軽く出てしまったので、レース前の調整ではあまり強度をあげずレースに臨みました。

綾川町のコース前半は、ほとんど上りのみなので、ひたすら集団についていくのみとなり、メイン集団内で1周回目を完了します。

しかし、2周回目の上り区間で集団からドロップしてしまい、同じくドロップしてきた数名の選手とグルペットを形成して、そのまま周回をこなして23位でゴールとなりました。

レース中も軽い腰の痛みはありましたが、結局は自分の実力不足だったので、次のレースまで時間が空くこともあり、しっかりと集団について走れるようトレーニングに励みたいと思います。

 

深谷選手【南国店勤務/M】

<<第2回綾川町ロードレース>>

スタートしてすぐに松村選手【TEAM PHALCON CYCLE】が飛び出し、それを吉岡選手【soleil de lest】とマスターズリーダージャージを着用する遠藤選手【Roppongi Express】が追走し集団のペースがあがります。

スタート直後の長い上りが終わり、下りに入る前に吉岡選手が集団から飛び出そうとしていたので、自分も一緒について行きますが、昨年の同レース優勝者の吉岡選手と自分の逃げを集団が容認せず、すぐに遠藤選手や丸渕選手【FAST LANE Racing】が追いかけてきます。

2周回目の上り区間で集団の前に出ると田中選手【soleil de lest】がついてきて、上りの終わりではメイン集団と15秒のタイム差がつき、下りでも田中選手は逃げたいようで、さらに加速して2人で集団から逃げる形となります。

3周回目も田中選手と2人逃げの展開で進むつもりでしたが、田中選手がドロップしてしまい、そのまま1人で逃げ続けるか悩みましたが、上りも無理せずに想定内のパワーで上れていたので、淡々と1人で走りることにします。

4周回目の上りからは逃げ切りを意識して踏んでいき、メイン集団とのタイムギャップも1分ほどに広がったので優勝を意識して走り続けます。

最終周回では上り区間の前半は無理せず上り、メイン集団とのタイムギャップは1分20秒前後と思っていたより集団との差が開いていなかったので、に余裕もあったので最後の上りと下りを全開で踏んでいき、ラスト2キロの平坦区間で後続のメイン集団とのタイムギャップが1分45秒と、バイクの審判から聞いたので、あとはゴールまで踏み続け独走で優勝することができました。

大島選手【北岡崎店勤務/M】

<<第2回綾川町ロードレース>>

ローリングスタート後の上りは比較的ペースは緩いものの、体感は結構キツくて「調整ミスったかも…」と感じましたが、上りの終わり時点で少しギャップができてしまい、下りで埋めることが出来たので下りの処理は問題なさそうと少し安心しました。

2周回目の上りでチームメイトの深谷選手が先行し、田中選手【soleil de lest】だけの追走だったので、自分はブリッジせずに、この逃げを見送ります。

見送った後の集団は田中選手と同じチームの吉岡選手【soleil de lest】が前方キープしていたため、同調して集団全体のペースをコントロールします。

毎周回の上りの頂上付近ではなるべく先頭で入り、下りのペースをあげすぎず深谷選手とのギャップを作るようにします。

3〜4周回目は大きな動きもなく集団前方でこなしますが、思っていたより集団は小さくならず、迎えた最終周回の上り。

下から強めに踏むと左ふくらはぎが思わしくなく攣りそうな雰囲気。

強めに踏むと怪しい感覚がしたので、ペースで上ると攣りそうなのは抑えられたのですが、集団から抜け出すことができないまま下り区間へ。

下り切ってからの平坦区間に2番手で入り、最後のコーナー開けで先頭に出ますがローテーションが回らず、集団はスプリント体制になります。

の状態的にスプリントするとまずいのは分かっていたので、平坦からできる限りプッシュして最後の上りへ入り、坂の最初からシッティングでスパートをかけますが残り150mあたりで捕まり、そのタイミングでダンシングに切り替えますがが限界で、すぐにまたシッティングに切り替えてケイデンスで掛けるが伸びずに7位でゴールとなりました。

次のレースは北海道ニセコエリアで開催されるUCIグランフォンドワールドシリーズ・ニセコクラシック2025

6月13日(金)から15日(日)にかけて北海道ニセコエリアで「UCIグランフォンドワールドシリーズ・ニセコクラシック2025」が開催されMiNERVA-asahiから川勝選手【八尾店勤務】、布田選手【仙台長町店勤務】、小林(毅)選手【調布店勤務】、小嶋選手【座間店勤務】の4名の選手たちが参加を予定しています。

このニセコクラシック2025はUCI(国際自転車競技連合)が主催する世界的なアマチュアサイクリストの祭典の一つとして位置づけられており、今年で12回目を迎えます。

2026年にはシリーズの決勝戦となるワールドチャンピオンシップの開催が、同じくニセコエリアで開催されることも決定しており、今年の大会は、そのプレ大会となりロードレース以外にもタイムトライアルやサイクリング、チームリレーなどの複数の種目が実施されます。

MiNERVA-asahiの選手たちがエントリーしているのはニセコグラン・ヒラフ会場をスタート/フィニッシュ地点として140kmのコースで争われる「Grand Fondo 140km」という個人ロードレースに出場します。

このレースは日本国内で開催される本格的な長距離ロードレースとしては珍しく、同じコースを複周回する周回コースで競われるのではなく、一般公道を使った140kmのワンウェイコースで行われ、スタートからアップダウンを繰り返しながら北海道最高KOMのニセコパノラマラインを越えた後に日本海まで一気に下降し、レースの獲得標高は2,370mを越える本格的な山岳コースとなっています。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。