【MiNERVA-asahi】JBCF第56回東日本ロードクラシック修善寺大会レポート

2022.06.24

「第56回 JBCF 東日本ロードクラシック修善寺大会」

6月18日(土)〜19日(日)に静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター・5kmサーキットコース(通称、日本CSC)で開催された「第56回東日本ロードクラシック修善寺大会」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手が参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今回のレースは静岡県伊豆市にある日本CSC内の5kmサーキットコースで2日間にわたって開催されました。日本CSC内のサーキットコースといえば、過去には全日本選手権やツアーオブジャパンなど、名だたるレースが開催されたこともある名門コース。

1周は5kmとそれほど長くはなく、E1でもレース最長距離で80kmと他のレースに比べれば短め。それはアップダウンが連続する高強度なコースレイアウトによるもの。

ここ数年はJBCFでも日本CSCを使ったレースは開催されておらず、MiNERVA-asahiの選手たちの中にも、このコースを初めて走る選手も数名いました。

全国的に梅雨入りし、グズついた天気と蒸し暑さのなか、選手たちはこの難コースを攻略することはできたのでしょうか⁉︎

それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

出典:JBCF「第56回東日本ロードクラシック修善寺大会」テクニカルガイドより

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

●E1クラスタ(DAY1:5km×16周=80km、DAY2:5km×10周=50km)
川勝選手【新金岡店】、小林(毅)選手【八王子楢原店】、鉄山選手【山科店】、永友選手【THE BASE南大沢店】、中村選手【本社】、布田選手【名取店
※ 小林(毅)選手、永友選手はDAY2のみ

●E2クラスタ(DAY1:5km×10周=50km、DAY2:5km×9周=45km)
大島選手【岡崎南店】、小林(将)選手【川越店】、常富選手【静岡インター通店】、三浦選手【富士店】、結城選手【浜松幸店
※常富選手、結城選手はDAY2のみ

●E3クラスタ(DAY1:5km×7周=35km、DAY2:5km×7周=35km)
竹中選手【橿原葛本店

今回、MiNERVA-asahiから参戦した、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

布田選手【E1/名取店】

リザルト:DAY1=8位、DAY2=12位

【DAY1】

ニセコクラシックから1週間後の今回のレース。気持ちのピークはニセコでしたが、今回のレースも翌年の全日本の資格がかかる重要なレースなので、10位以内で完走することを最低限の目標としていました。

スタートはマスドスタート。スタート直後から上りのため集団のペースがあがります。

下りは大きく曲がるコーナーが連続し、ライン取りをミスると集団から遅れてしまう。カーブの大きさは一定のため、そこまでブレーキをかけることはないですが、下りが得意では無い僕にとっては怖かった。

最初の数周はアタックが散発し、なかなかキツい。中切れを埋めながら耐えますが、チームメイトの川勝選手が佐野選手【イナーメ信濃山形-EFT】とアタック。集団は見送り、僕はメイン集団で待機していました。

前を走る川勝選手の逃げとは20〜30秒差をキープしながら進みますが、ペースは一定に落ち着き、人数を減らしながら前を追いかけます。(僕は余裕があったのと、追走の動きが出た時にチェックしようとメイン集団の5番手以内をキープしていました。)

10周目くらいで川勝選手をキャッチした時点で集団は12人。

日本体育大学やSBC Vertex Racing Teamの選手が元気で、上りで揺さぶられます。

さらに、その中から1人が飛び出し、追走は人数を減らし8人。これも30秒程をキープしながら進みますが、なかなか追いつきません。

途中で追走集団が割れてしまい、僕は後方に取り残されてしまいましたが、その中から寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】がブリッジ

これに着いていくことが出来ず、終わったかと思いましたが、一緒に千切れた日本体育大学の選手とローテーションを回してなんとかメイン集団に復帰。(この日本体育大学の選手に「サンキュー」と声をかけたら、「ボトル(水)もらえませんか?」と言われたので、流石に断れず自分のボトルを渡しました。)

雨も降り始め路面はウェットに。「下りでスリップするのが怖いなぁ」と思いながらラスト2周。

後続ともかなり差が開いているので、とりあえずこのまま行けばシングルリザルトでゴールする事ができるが、下りコーナーで前輪を滑らせてしまい落車。

すぐにバイクに跨って走り出したが、前には追いつけず。

ラスト1周で前から落ちてきた佐野選手【イナーメ信濃山形-EFT】を吸収してゴールとなりました。

来年の全日本選手権の資格獲得圏内でゴール出来たのは良かったですが、また落車をしてしまったことが悔やまれるレースとなりました。

 

【DAY2】

前日のレースと同じようにスタートからペースが上がります。

上りは問題なく身体は動くが、下りは恐怖心が出てしまい、攻められない。

下りで番手をさげて、上りであげるという、いわゆる無駄脚になってしまっている。しかし、しょうがないと自分に言い聞かせ、その中でなるべく省エネ走法を心がけていました。

気づいたら16人くらいの大規模な逃げができていました。しかし、メイン集団内には有力選手が多数残っていたので特に焦りませんでした。

逃げ集団に5周目くらいで追いつくとすぐに、カウンターで兼松選手【Infinity Style】、河田選手【Infinity Style】、佐野選手【イナーメ信濃山形-EFT】の3人が逃げだします。

メイン集団との差は30秒ほど開きますが、集団は人数を揃えている為、泳がせている印象。

残り2周で追いつきましたが、今度は寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】がカウンターアタック。これが強烈で、人数が一気に絞られます。

20名程の集団になって一旦落ち着来ましたが、今度はその中から石井選手【VC VELOCE】、福田選手【日本体育大学】がアタック。集団はお見合い状態になってしまい、結果これが勝ち逃げに。

ラスト1周はメイン集団内の残った選手でアタック合戦。なんとか食らい付くが、やはり下りで遅れてしまいます。その差を上りで埋めることが出来ず、バラけた集団の中12位でゴールとなりました。

まずは、2日目は落車せずにゴールできてホッとしました。疲労がある中で最低限の走りは出来たかな、と思います。しかし、石井選手や福田選手のように、思い切った走りができればチャンスはあったかもしれない。あるいは、もっと強気で最終周回を走れればシングルリザルトは取れたかもしれない。

“タラレバ”だが、色々な経験ができた2日間だったので、これを活かせるようにしていきたいです。

次戦は7月に福島県で行われる石川3連戦。得意なコースなので狙っていきます!

川勝選手【E1/新金岡店】

リザルト:DAY1=DNF、DAY2=44位

【DAY1】

前回参戦した美山ロードでの落車から3週間空けてのレース。本調子ではないですが、積極的に走り最終局面まで残れるようベストを尽くしたい。10位以内に入ることで2023年の全日本選手権の出場資格を得られるため、そこも意識しました。

スタート直後からアタックが続き、2周目からは寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】を含む、数名の逃げが集団からリードを奪います。

メイン集団からも数名がブリッジを試みて、少しずつ逃げグループは人数を増やしていきます。

4周目に、兼松選手【Infinity Style】がブリッジを仕掛けたタイミングで、次の展開を作るべく追走します。自分もブリッジするという選択肢もありましたが、「逃げグループの人数が増えすぎるとローテーションが回らなくなってくる。」「メイン集団も危機感を感じ追いかけるムードになる」「有力選手がを使った直後は攻撃のチャンス」などの理由で、逃げを潰すという選択をとりました。

結果的に4周回完了時に逃げグループを吸収し、集団はいったん落ち着く雰囲気のように感じました。

自分はこの雰囲気をチャンスだと捉え、5周目の下りでペースアップ。単独での抜け出しに成功します。上り区間で佐野選手【イナーメ信濃山形-EFT】がジョインし、2人の逃げに。

メイン集団から30秒のリードを奪い、淡々と逃げ続けます。その後もタイム差は変わらず30秒をキープ。

しかし、ジワジワと追いつかれ11周目に差し掛かったところで、チームメイトの布田選手や寺崎選手を含む10人のグループが追いつき、12人の先頭グループが形成されます。

力のあるメンバーが追いついてきたため、このなかでの勝負がほぼ確定。布田選手が入ってくれていたため、チームとしては有利な展開に。

約30km逃げ続け、少なからず体力の消耗があったので、集団後方で回復に努めようとしましたが、その考えは甘く、上り区間でアタックがかかる。

その後もペースアップやアタックが続き、12周目の後半の上りであえなくドロップしてしまいました。

最終局面に残ることはできなかったですが、あとは布田選手に託して、なんとか完走を目指したい。

レースの途中から雨が降りはじめ、路面が濡れる。ちょっと怖いなと思いながら下っていた矢先にスリップして落車。

2戦連続の落車で、かつ、美山ロードで負った傷と同じ箇所を痛めてしまい、心が折れてしまいリタイアとなりました。

非常に情けない結果となってしまった。

唯一完走した布田選手が最後まで粘り8位でフィニッシュし、念願の全日本選手権の出場権を得たことがチームにとっては明るい話題となりました。

 

【DAY2】

前日の雨も止み、路面も乾き、1日目よりレース距離が短くなったため、激しい高速レースが予想されました。

前日の落車の影響がなくはないが、走ることはできそうなのでとりあえず出走。

前日一緒に逃げた佐野選手【イナーメ信濃山形-EFT】とレース前に談笑していると、怪我の心配をしていただきながらも「今日も逃げますか?」と聞かれ、とても下りを攻めることはできないので「おとなしくしておきます。」と返事を。

最優先は落車をしないこと。あわよくば10位以内を狙います。

スタート直後の上りから、が重く、呼吸も荒れる。下りでビビって番手を下げ、上りで位置を上げることもできずに、ひたすら集団後方で消耗しながら距離を消化していきます。佐野選手が昨日に続いて逃げていることを知り感心しましたが、自分はただ1周ずつ耐えるのみ。

8周目、チームメイトの鉄山選手と共に、虚しくも千切れてしまい、まだ集団は30人以上残っているのにもかかわらず、遅れてしまった事実にショックを受けました。

10周回を走り切り、2日目は44位で完走となりました。当然のことですが、落車をせずに帰ってこられたことにホッとしました。一方でE1クラスタのロードレースを最後まで走れなかったことがとても残念でした。

今期は、ここまで結果が出ていませんが、次戦は1週間後の全日本選手権。切り替えて、限られた時間でしっかり準備をして挑みたいと思います。

小林(毅)選手【E1/八王子楢原店】

リザルト:DAY2=FAD

【DAY2】

オリンピックのマウンテンバイクやバンクを使った競技会場にもなり有名な日本サイクルスポーツセンターですが、自分が訪れるのは今回が初めてでした。

走ったことのある方に聞くと、登りがきついとの話ばかりで不安でしたが、試走ではそこまでネガティブなイメージはありませんでした。

今回は普段のローリングスタートとは違い、止まった状態からそのままスタートするマスドスタートでした。スタートの合図と同時に一気にレースペースになります。

ほぼ最後尾で整列していましたが、道が広くて綺麗なコースなので1周目完了時には先頭付近まであがることが出来ました。上りで十数名が少し飛び出しているのが見えますが、その中にチームメイトの姿は見当たりません。ブリッジするか迷った直後、近くにいた御堂選手【FORCE】が速度を上げたので、ついて行く形で先頭へのブリッジに成功します。

しかし、思うようについていけなかったので先頭から離れ集団へ戻ろうとしますが、ちょうど集団に吸収される登りのタイミングで足を攣りかけてしまい、一気に集団最後尾へ。なんとか下り区間で差を詰めますが上りでパワーが出ずそのまま一人になります。途中、千切れた選手を何人か追い抜きますがグルペットにはなれずそのままゴール。

完走はしましたがトップでゴールした選手のタイムの8%以上の差が開きすぎてしまい、FADという結果に終わりました。

今回は、熱中症と脱水症状のようになってしまい、思うようなパフォーマンスが発揮できないレースになってしまいました。

しかし、振り返ってみるとレース準備が万全ではなく、練習も初夏のレースへ向けたコンディション調整が出来ていたとは言えず、事前に対策ができていなかったことが敗因となりました。

シーズンも中盤にかかり慢心していた結果と考え、次戦以降を最高のパフォーマンスで挑めるよう努力したいと思います。

鉄山選手【E1/山科店】

リザルト:DAY1=DNF、DAY2=47位

【DAY1】

日本CSCのコースは想像していたよりも上りがキツかった。

レース前に体調を崩してしまい、何とかレースに出場できるぐらいまでは戻っていたもののコンディションに不安が残るままスタートを迎えました。下りもラインが掴めないまま前にあがれず、上りで少しあがっても下りで集団の後方へ、を繰り返します。

4周目の上りで遅れ、そこから一緒に遅れたチームメイトの中村選手と完走を目指しましたが、9周完了時点でタイムアウトによりレースが終了となりました。

DAY1を通して下りの感覚は掴めたので、反省を活かしてDAY2は必ず完走を目指します!

 

【DAY2】

前日の雨の影響によるウェット路面を覚悟していましたが、レースのスタート時にはほとんど乾いており、そこまでナーバスになることなく出走することができました。

できるだけ上りで前方へあがり、下りもできるだけポジションをさげないように意識しながら周回を重ねます。

前日よりも上りのペースが落ち着いていることもあり、7周目まではメイン集団の中で走れていましたが、8周目の上りで逃げを追うために集団がペースアップしたことに耐えられずドロップしてしまいました。

一緒に遅れたチームメイトの川勝選手や、他チームの遅れた選手達と完走までの残り2周を走り47位で完走となりました。

コンディションが万全ではない中走れたこと、1日目の反省を活かして2日目に完走できたことは良かった点でした。しかし、メイン集団に食らいつき最後まで残ってゴールしたいところです。

永友選手【E1/THE BASE南大沢店】

リザルト:DAY2=DNF

【DAY2】

4月に出場したチャレンジロード以来の日本CSCで開催されたレースでした。

チャレンジロードでは今回のJBCFのレースとは逆回りだったため一発の上りがきついだけでしたが、今回は逆周りなので緩い上りが長く続きます。

上りが苦手な自分にとって、どこまで集団に付いていけるかがポイントでしたが、3周回目の2号橋からの上りで集団からドロップしてしまいました。

初日に行われたレースよりも序盤のペースは低かったようですが、ついて行くことが出来ませんでした。

ロードレースでは、2分〜3分の領域が弱く遅れてしまうことが多いので、次のロードレースまでにしっかりと練習し、強化して臨みたいと思います。

集団から千切れてからはも少し回復し、完走を目指して走っていましたが、集団のゴールに向けてのペースアップもあり、9周目でタイムアウトとなりレースを終えました。

次戦は7月16日に福島県で行われる石川クリテリウムなので、レースまで1ヶ月無いですが、そこに向けてしっかり調整し、入賞目指して頑張ります。

中村選手【E1/本社】

リザルト:DAY1=DNF、DAY2=52位

【DAY1】

修善寺にあるサイクルスポーツセンターで行われたレース。オリンピックで使用できなかった期間の影響もあり3年振りの開催となりました。

1周5kmのコースはひたすらアップダウン。特に後半にある長い上り坂がコースの厳しいところでもあり勝負所でもある。

レース展開としては序盤からペースが速い。ただ別段ついていけないペースではないため、いつも通り淡々と踏んで行き、時折坂の上りで遅れそうな人をパスしながら周回をこなしていきます。

しかし、4周目のペースアップで心拍が190まで上がりきり、それ以上踏むことができず集団から遅れてしまいます。その後は一度心拍が落ち着いたので淡々と9分台で踏み続けるも、少しずつ先頭との差は開き10周回完了時にタイムアウトとなりました。

後から振り返ればこの周回を耐えれば集団のペースは落ち着いており、ついていくことは問題無さそうだった。

精神面でも弱かった今日、1日でどこまで戻せるかだが、翌日も全力を尽くしたい。

 

【DAY2】

前日は脚よりも心拍に来てしまっており、アップにおいての準備が足りていなかったのかもしれないと振り返り、2周走った試走で、心拍を一度しっかり上げてからレースに挑みました。

レース展開は1周目から逃げる選手が出ており、十数名の逃げが見える範囲でできている状態。有力選手の多くが追走に残っていることもあり、前日に比べペースは緩やかでした。

下りに苦手意識があるため、上りの集団が緩むタイミングで、できるだけ前に動き前の方から下り始めようとするも、結果として心拍が上がった後の回復が間に合わない状態で、5周目のホームストレートに戻る上り坂で逃げを捕まえようとペースが上がる集団からドロップしてしまいました。

また同じ展開かと情けなく思うが、気持ちを切らさず前方から落ちてくる選手や後方から下りで追いついてくる選手と集団を組み、それぞれの得意分野で先頭を交代しながら完走を目指し、最後までペースを落とす事なく、なんとか52位で完走しました。

自分のいた集団が最後の完走であったことを考えると、諦めず最後までペースを守り続けたことは良かった点だが、それなら初めから最後までついていかないと意味がない。

急なペースアップやアタックに弱いと自分で弱点はわかっているのに、なかなか克服ができない。この辺りを含め、今後の参戦や練習についても考えていきたいと思います。

小林(将)選手【E2/川越店】

リザルト:DAY1=11位、DAY2=19位

【DAY1】

コースは上りと下りで平坦はなし。試走の段階で雨が降り路面はウェットに。

全体的にコースの道幅は広いので、先頭に上がる苦労の心配はなかった。

他のクラスタのレース展開を見ていると、逃げ集団が出来ると、それを追うメイン集団が少しずつバラバラになり、逃げ集団がメイン集団になると言ったサバイバルになっていたので、集団の後ろに下がらないように意識します。

スタートすると、すぐに短い上りがあり、長い下り区間。雨の中の1周目だったので、落車に気をつけながら安全に集団の後方でクリアしていきます。

緩やかな長い上り区間に入るとペースを上げて先頭付近まで上がります。ここからは、5、6番手くらいをキープしながら周回を重ねていきます。単発の逃げは何度かあるものの、あまり差が広がらないので、無理には追いかけませんでした。

最終周回に入る時点で集団は17名。最後のゴールスプリントにはしたくなかったので、長い緩やかな登りでアタック

しかし集団との差を広げられるほどのキレがなく、すぐに吸収される。その後、他の選手が1人で抜けだします。集団もさらにペースが上がり、自分は集団の後方に着くので精一杯。そして、そのまま少し遅れてゴールとなりました。

レースを振り返ると、前でレース展開できたのは良かったが、アタックのタイミングが少し早かった。

コースの特徴は分かってきたので、2日目もチャレンジしていきたいと思います。

 

【DAY2】

2日目は、昨日と同じく集団の前方で展開すること。そして上りでペースを上げて少人数に絞りこむか、逃げに乗りE1昇格の6位以内を目指します。

1周目、2つ目の登りでチームメイトの結城選手が集団から飛び出しました。逃げ集団が出来ないかと自分も追いつき、しばらく2人で前を走ります。

しかし、集団はいつでも追いつけそうな距離を維持していて、無駄脚になりそうだったので、暫くして集団に戻ります。

2〜3周目も集団の前方でペース維持していると、4周目で急にきつくなってしまい、昨日の疲労があったのか、先頭集団から千切れそうなほどに。

基本的に集団は下りからの上り返しでペースが落ちていたので、下りで踏み込んで、その勢いで上り、とにかく回復にするの待ちます。

この時、有力選手を含む5名の逃げが決まっていて、ここに加わりたかったのですが回復が間に合わず、前を追うことが出来ませんでした。

6周目に入る頃には回復し、前の位置に上がり次の展開に備えます。

逃げ集団に追いつこうと、メイン集団から何回か飛び出しがあり、それを機に集団もペースが上がり逃げ吸収しました。

8周目で集団が落ち着き始めたので、少しでもメイン集団の人数を絞ろうと、上りでペースアップします。

あまり人数は変わらないままラスト周回を迎え、最後の下りからの上り返して最後のスプリントへ。

全く踏み込みが掛からず先頭集団の最後尾でゴールとなりました。

最後のスプリントが出来ないのは今後の課題です。あとは登坂力も強化し、もっとレースを動かして、自分の有利な展開に持ち込めるようにしていきたいと思います。

大島選手【E2/岡崎南店】

リザルト:DAY1=DNF、DAY2=DNF

【DAY1】

絶対的なパワーはピーク時より低いものの、コンディション自体は良好。

10時前にスタートしたE1クラスタのレースの途中から雨が降りだし、濡れた路面はすべり、レース前の試走の段階でコーナーがキツいと認識。

スタート後の最初の上りは、集団の中盤でクリアできたものの、下りが始まりズルズルと後方へ下がって後半の上りが始まる時点で最後尾付近へ。

上りきる所で集団付近へ近づいたがまた下りで遅れてしまいレースとしては終了。

千切れてからは2日目に少しでも繋がるように下りのコーナーのラインの確認、なるべく減速しないようにブレーキのタイミングなどを色々試しながら残りを走り、5周回目完了前でタイムアウトとなりレースが終了となりました。

想像よりは走れたけれどテクニック的な問題が大きく不甲斐ない結果となりました。

 

【DAY2】

前日のレースによる脚の疲労はあまりなく、調子は引き続き良好でした。

レース前の試走で再度下りコーナーのラインとブレーキのタイミングを確認します。天候の回復で1日目より明らかに攻められる状態でした。

スタートは最前列でスタートするが、クリートキャッチに失敗して集団の中盤で最初の上りに入り、そのまま下り区間へ。

車間が詰まると、どうしてもブレーキを掛けてしまい減速してしまうのは相変わらずだったが、集団からはほぼ遅れることなく長い上りへ。

ペースで上って集団の後方で耐えていると、チームメイトが前方で少し飛び出しているのが見えました。

そのまま下り終えて集団のまま2周目へ入っていけましたが、3周目の最初の登りで千切れてしまい、他の選手が落ちてくることもほぼなく単独走となってしまい6周完了前でタイムアウトによりレースが終了となりました。

1日目の反省は生かせたものの、絶対的なパフォーマンスの低さ(パワー、体重とも)が足りず完走すらできず情けない結果となりました。

次のレースまでには、パワーをピークまで戻してレースを迎えたいと思います。

常富選手【E2/静岡インター通店】

リザルト:DAY2=28位

【DAY2】

今シーズン初参加となるロードレースでした。

先頭で勝負に絡むことができるように、集団内で脚を温存しながら走ることがレースプランでした。

7周目まではチームメイトの小林選手の近くにいることを意識しながら、集団の前方で周回をこなし、わずかながら先頭も引きました。

残り2㎞の上りは斜度がそれほどきつくないのと、対策で3分走のインターバルをやってきたこともあって、あまり苦しく感じることなく毎周回パスすることができました。それよりもフィニッシュライン前後の急坂でが削られていきました。

3周目くらいからEQADS U19と日本体育大学の選手が20秒差で逃げ続けていたが、追いかけるメイン集団のペースの上げ下げは少なく、また小林選手が積極的に前で動いてくれていたおかげで、自分は集団にステイすることができ、このまま最後まで残ることは確実だと思っていた。

しかし、集団のペースが上がったところでついていけなくなり、ずるずると番手を下げてドロップしてしまいました。

下りで回復してなんとか追いつこうとしましたが、結局ラストの2周は一人旅になりトップから3分差でゴールとなりました。

去年の南魚沼でのレースでもそうでしたが、レース終盤で集団のペースが一気に上がるタイミングでついていけなくなることが自身の弱みです。

まずは安定してゴール前まで残ることができる脚力をつけることが必要。

次戦は9月の群馬CSCでのレースに参加する予定なので、それまで練習を積んでいきます。

三浦選手【E2/富士店】

リザルト:DAY1=DNF、DAY2=FAD

【DAY1】

上りと下りの平坦の無い5kmのコースレイアウト。

E1クラスタのレース途中から雨が降りはじめたので、コースを確認する為に試走に向かいましたが、その試走中に落車してしまいました。

原因は下りで後方を確認する際に、コース上にある段差に突っ込んでしまい、ハンドルをとられてしまったこと。注意不足。自爆です。

身体は出走できる程度でしたが、バイクはシフトレバーが折れてしまいましたが、チームメカニックの作業のおかげで出走できるようになりました。本当にありがとうございました。

レース内容としては落車による脚の痺れから集団後方に下がり、2周目の後半の上りで遅れを取り4周回でタイムアウトとなりました。

落車によって身体の動きが悪いのは理解した上で出走しましたが、位置取りや下りの恐怖心が抜けずチームのサポートに報いることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

【DAY2】

前日の落車による怪我は無視できませんでしたが、少しだけ良くなったので出走することにしました。

目標としてこのような状況で上手に走ること。具体的には位置取りや走り方を意識して走行することでした。

自分が参加するE2クラスタのレース時間まで、かなり時間が空いた為、体を動かし今出せる力を発揮できるように意識をしました。

しかし、レース結果としては不甲斐ないものになってしまいました。前に出ようとするも、ある程度のパワーを超えると怪我が痛み集団後方に位置し、上りでインターバルが掛かり5周目の上りでドロップ

その後は他選手と2人でローテーションしながら、規定周回を走り切りましたが、先頭でゴールした選手のゴールタイムから8%以上遅れてのゴールとなったため、FADとなってしまいました。

反省として落車に関わらず、まともに集団として走れたレースは1年ぶりで、まわりと比べ走行技術が劣っていたこと。

特に登坂力が落ち込み走り方等が迷走して芳しくない結果が続いている為、9月以降のヒルクライムレースも含めて満足できる走りができるように鍛え直したいと思います。

結城選手【E2/浜松幸店】

リザルト:DAY2=DNF

【DAY2】

弥彦ロードから2週間、高強度を入れつつ突貫工事的に体重を2kg近く落としました。

アップを早めに切り上げ、検車とバイク整列を早めに済ませ最前列からのスタート。気温と湿度がかなり高いので、スタートまで待っている間は水、ポカリをこまめに摂ります。

15時25分レースはスタート。最初はそこまでペースは上がらず下り区間へ突入します。試走でも感じましたが、下りのコーナーでビビって番手を下げまくる。先頭で入って真ん中より後ろまで下がってしまいました。

そのまま残り3km過ぎの上りは、かなり集団が緩んだので集団の前方に移動します。チームメイトの小林選手が逃げ出しそうになっていたので、自分も惰性で先頭に出てジョインしましたが、メイン集団吸収されて1周が完了しました。

2周目も上りであげて、下りで落ちていき、他の選手と一緒に千切れてしまいました。が攣りかけて、グルペットにも追い付かれます。そのまま完全にが攣り、そこからもドロップしてしまいタイムアウトとなりました。

まざまざと現実を突きつけられました。

一朝一夕で、なんとかなるものでもありませんが、秋の連戦に向けて、やれることは全てやりきりたいと思います。

竹中選手【E3/橿原葛本店】

リザルト:DAY1=33位、DAY2=FAD

【DAY1】

JBCFでは、播磨で開催されたレース以来となるロードレース。播磨ではスタート直後に落車したので、今の自分がJBCFのロードレースで、どれだけ戦えるのか期待と不安がありました。

スタート直後から想像よりもペースが上がり早々に集団から遅れてしまう。限界値を超えると完走すらできないと思い、ギリギリのペースで走ります。

下りは立ち上がりで遅れないようなコーナリングを意識し、上りは淡々とのぼりました。

先頭集団とのタイム差がジリジリと離れ、いつタイムアウトになるか不安でしたが、なんとかギリギリ完走でした。

 

【DAY2】

E3クラスタのレースは朝一のスタートで、前日の雨が乾ききらず路面がウェットなため、空気圧は低めに調整します。

また前日の反省を活かし、出来るだけ前方でスタートできるように位置取りします。

レーススタート後、前日のように一気にペースは上がりますが、しっかりと集団に残ります。

下りはウェットのためスピードコントロールや周りの動きに集中します。

上りでは遅れないように緩むタイミングで前方に上がろうとするも、高いパワーを維持できずにジリジリとポジションを下げ、集団の最後尾となってしまいました。

3周目後半の登坂中に、集団から遅れはじめてしまいましたが、何とかゴールを目指し足切りギリギリでゴール。

2日間ともやっとの思いで何とか完走。力不足を痛感し、自分の弱さを突きつけられたレースとなりました。

ただただ強化していくべき。しっかりと練習を積んで、もっと戦えるようになりたいです。

次のレースは第90回全日本自転車競技選手権大会 ロードレース

MiNERVA-asahiの選手が次に参加するレースは、6月26日(日)に広島県三原市の広島県中央森林公園サイクリングロードで開催される「第90回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」の男子エリートに川勝選手が参加します。

このレースは、その名の通りロードレースの日本一を決めるレースです。誰もがエントリーできるわけではなく、一定の出場資格を持つ選手のみが参加することができます。川勝選手は昨年の10月に開催された第89回大会にも出場し31位で完走したことで出場資格を得ました。このレースの勝者は、日本一の証であるナショナルチャンピオンジャージを1年間着用する事ができます。

皆様からの声援が選手の力の源にもなりますので、ぜひ多くの応援をお待ちしています。

MiNERVA-asahiは、更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。