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メニュークリックで該当箇所までスクロールできます10~12月の17時~19時台は交通事故が起きやすい
秋が深まり、日が暮れる時間がどんどん早くなってきましたね。この時期に気をつけたいのが、自動車との交通事故。特に日没前後の時間帯は注意が必要です。交通事故が起きやすい理由と、事故を防ぐために気をつけたいポイントをご紹介します。
“薄暮(はくぼ)時間帯”という言葉をご存じでしょうか。日没時刻の前後1時間の時間帯のことで、1日のうちで交通死亡事故が最も多くなることが、警察庁HPに掲載されています。
出典:警察庁ホームページ
(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/img/hakubo/hakubo_001.pdf)
薄暮時間帯に事故が増える理由は、暗くなるにつれてだんだん周りが見えにくくなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりするためです。日没間際のいっきに暗くなるタイミングで、危ない経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
事故に遭わないためには"気づいてもらうこと"が大切
秋から冬に向かうちょうど今の時期は、月別でも死亡事故件数が多くなってくるので、さらに注意が必要です。
出典:警察庁ホームページ
(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/img/hakubo/hakubo_001.pdf)
日ごとに日没が早くなるため、“この時間帯はまだ明るい”という思い込みからライトを点灯しないで走行。その結果、車のドライバーが自転車に気づかず、「後ろから接近して接触」、「幅寄せして転倒させる」、「左折時に巻き込んでしまう」といった事故を起こしてしまうケースが多いようです。
歩行者・自転車がいくら気をつけていても、車側の不注意で事故が起こる可能性があるため、事故に遭わないためには、なるべく早く“そこにいる”ことを相手に気づかせることが大切と言えます。
相手に気づいてもらいやすくするためには?
前から向かってくる車に対してはライトの点灯が有効です。自転車のライトは“自分が見えやすいように”という目的はもちろん、車や歩行者に「自転車がいるな」と気づかせるメリットも大きいので、薄暗くなる前から早めにライトを点けることをオススメします。
後ろから来る車に対しては、リフレクターが活躍してくれます。リフレクターとは、自転車の後ろ側に着いている反射材のこと。自分が漕いでいるとあまり気づかないかもしれませんが、車のヘッドライトが当たるとかなり明るく光って見えるため、夜道を走る時にはとても有効です。
ただし、リフレクターは車のライトを反射しないと光りません。薄暮時間帯のようにライトを点けずに走る車が多い時は、自発点灯するテールライトが有効です。明るいものであれば100メートル後ろからでも確認できるので、事故の防止にとても役立ちます。
その他、明るい色の服を着る、靴やカバンに反射材を付けるなど、運転者から見て目立つことを意識しましょう。
交通事故を防ぐためには「相手に気づいてもらう」ことが大切。事故に遭わないよう、ライトはきちんと点灯するか、リフレクターに割れや汚れがないかチェックしてみましょう。また、テールライトも有効ですので、付いていない方はぜひ検討してみてください。
TEXT:スタッフSEN