ステム横に取り付ける、いわゆるステムバッグが超便利! 

2019.08.03

ハンドル周りにちょっとした荷物を入れておきたいのは、私の本能

スポーツバイクに乗っていて困るのが、荷物をどうするか?
私の場合、バックパックは長時間乗ると肩が凝るし、腰が痛くなるので出来る限り背負いたくない。
かと言ってウエアのバックポケットに入れ過ぎるとウエアが後にずれてくる・・・。

 

 自宅にいるときも、いつも座るソファの周りにリモコンやら、お菓子やら、飲み物やら、全てを手の届く範囲に置いておきたい私にとっては、ハンドル周りに荷物を配置したくなるのはまさに本能なのです。

 

そこで見つけたのがステムバッグ。自転車にまたがった状態でも、簡単にアクセスできるのが超便利なのです!

 

出会いは突然に!なぜステムバッグを選んだのか

「自転車にまたがった状態でも、簡単にアクセスできる小物入れ」なら、トップチューブバッグでもいいじゃないか?

という声も聞こえてきそうです。

 

確かに私も、通勤やサイクリング程度の時には、フレームの上に取り付けるトップチューブバッグを以前使っていました。
小物の収納には不便はなかったものの、荷物を入れて自転車に乗ると揺れるんです。

スマートフォンや鍵を入れていると、乗車中の揺れで中の物が縦や横に動き、愛車のフレームに当たってダメージを与えていると思うだけで、大変なストレスです。

さらには、フレームの上に直に取り付けするので、バッグとフレームが擦れて、フレームにキズが入らないか・・・私の場合、トップチューブバッグを付けることで、非常に、ものすごく、大変、かなり心配になってライドに集中できません。

 

 続いて行きついたのがハンドルバーバッグ。

容量も大きく、便利ではあるものの、私が取付しているライトやメーターと干渉してしまい、これもまた私の使用用途としては使いにくい・・・。

 

そんな中、店舗に導入されたステム横にベルクロで取り付けるポーチ、ステムバッグと出会いました。

 

ステムバッグを通勤で使用してみた

ステムバッグは、主に私が通勤時に、スマホ、財布、鍵を入れて使用しています。

中身が飛び出さないようにドローコードで絞めておけば、中身が飛び出すこともなく、安心して使用可能で、片手でも簡単に開け閉めできます。

ちょっとコンビニに寄る、自販機で買い物する、スマホを開く、などの時に非常に便利です。

 

良い意味で融通の利くベルクロでの取り付け方法なため、フレーム形状や材質を選ばず取り付けができ、ハンドルバーバッグと違い、ライトやメーターの邪魔をしないのも良い特徴と感じました。

多少の悪路を走って上下にバッグが動いても、下に当たるものがないので、余計なストレスも感じません。

 

ステムバッグをバイクパッキングでも使用してみた

デジカメ、スマホ、小銭入れ、鍵、簡単な補給食を入れて使用してみました。

私のカメラはコンパクトデジカメなので、充分に入るサイズです。
カメラを背負って走るのは、乗車時は邪魔に感じてしまいますが、ステムバッグに入れておけば、サイクリング中に景色の良いところで止まって、すぐにカメラを構えられます。

また宿泊を伴うツーリングの場合、コンビニ等の補給場所が少ない田舎道を通ることも多々あります。

そんな時、ウエアのバックポケットに入る量は限りがあるし、おにぎり等の食べ物を、汗をかくウエアに入れるのは衛生上(精神衛生上も)良くないので、簡単にアクセスできる場所にいれておけるのは、非常に便利でした。

私が使いやすいと思ったステムバッグ2選

まず価格が2,000円弱(2019年8月1日現在の表記)と驚きの価格でありながら、誰でも使用できるユーザーフレンドリーを求めた仕様が特徴です。

バーズマン[birzman]
Packman TravelBottle Pack ハンドルバー取付け
詳細はこちら

ベルクロの位置を任意の場所に変更できるため、左右、ステムの長さ、形状やライト類の相性を問わず、取り付けの融通が利きやすいのもいいところです。

また多少カジュアルな服装で通勤しているため、デザインやカラーも少しアウトドアというかミリタリーなアースカラーがオシャレ感を出してくれています。

 

次にBlackburn(ブラックバーン)のOUTPOST CARRYALL。(※ネット通販での取り扱いはございません)
乗り手の使い方のイメージを徹底的に行い、素材やスペックだけでなく、ポケット1つ、ベルクロ1つからこだわって作られているイメージを受けます。

ロードバイクのようなスポーツっぽさを残しながら、アクティブなMTBまで対応出来るデザインもカッコ良い!
このOUTPOST CARRYALLは、側面にメッシュポケットを装備しており、小銭やICカードを入れておけるため、自販機やコンビニ等の買い物には非常に重宝しました。
質感の高いリップストップナイロンの生地は、軽量でありながら引っ掻きにも強いため、ハードな宿泊ツーリングにも最適です。

ステムバッグの残念ポイント

これだけ便利なステムバッグですが、デメリットとしては、フレームバッグほどではないにしろ、ダンシングをすると、少し膝に当たってしまうこと。
特に急坂系のヒルクライムでは顕著に当ってしまいました。

 

ただこれは個人の乗り方、身長、フレームサイズ、ステムの高さによって、変わる部分だと思います。
※ちなみに私の身長は177cmで、フレームのトップチューブ長は約545mm、ステムは低めが好みなので、ステムは出来る限り下げたポジションで乗っています。ステムが高めの方やダンシングを多用しない方はデメリットを感じないかもしれません。

まとめ

通勤でも、バイクパッキングでも活躍するステムバッグ。

 

ガチにロードバイクに乗る方には、向かない面はあるものの、もし今、自転車に乗っていて、ちょっとした荷物の場所に困っているなら、ステムバッグ試してみる価値はあると思います。

 

簡単取り付け、楽、便利、おしゃれの4拍子揃い、さらにサイクルライフが充実すること間違いなしのアイテムです!

 

TEXT:福山店 熊野