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サイズに迷ったら

ヘッドパーツの種類と選び方

ヘッドパーツはヘッドセットとも呼ばれ、フレームのヘッドチューブ部分に取り付けてフロントフォークとフレームを接続する部品です。
大きく分けて、4つの規格に分類されます。


フレームとの接続について

フレームによって対応する規格が異なります。
「ノーマル」と「アヘッド」は径(後述)が同じであればフレームへの互換性があります。
ヘッドパーツ側にベアリングの受けがあり、トップチューブの上下にワンが出た状態になります。

取り付け方法については「ノーマル」「アヘッド」「ロープロファイル」はヘッドチューブの上下にワンと呼ばれる受けを専用工具によって圧入する方式となっています。

「ロープロファイル」はトップチューブの内側にベアリング受けが入る形で圧入されます。
そのため、ロープロファイル対応のフレームはフレーム側の規格に適したロープロファイルのヘッドパーツのみが適合しますので、サイズの確認に注意が必要です

「インテグラル」はトップチューブ形状がベアリングの受けとなっており、圧入の必要がありません。ベアリングは手で装着します。

ヘッドパーツ 選び方


フォークとの接続について

フォーク側にヘッドパーツに適合する「下玉押し」と呼ばれるテーパーのある金具をクラウンレース部に装着します。
ヘッドパーツのベアリングの内径・テーパーによってサイズが異なります。
(※通常はヘッドパーツ側に付属しています。)

「ノーマル」にはねじ切りのあるフォークで、コラム径が適合するものを選択します。
コラムねじ切り部がヘッドパーツ内に収まるため、必要に応じてコラムをカットするなど、長さをあわせる必要があります。
「アヘッド」「ロープロファイル」「インテグラル」には、コラム径が適合するねじ切りのないフォークを選択します。
トップチューブ上下の内径が異なる「テーパード」と呼ばれる規格も存在するため注意が必要です。



従来タイプのヘッドパーツの適合について

ノーマル(スレッド、ねじ切り)

従来からの規格で、スポーツ車などでは採用されることが少なくなりました。
現在は軽快車(ママチャリ)やピストバイクに多く採用されている規格です。
主に4つの規格があります

ヘッドパーツ 選び方

  • ノーマルサイズ--ISO(イングリッシュ/イタリアン)
    画像の【1.ヘッドチューブ内径】が30.2mm【2.クラウンレース外径】が26.4mm
       フロントフォークは1インチ(コラム径25.4mm)のイタリアン(クラウンレース外径26.4mm)が適合します。
    調整には、32mmのスパナが必要です。
  • ノーマルサイズ-JIS
    画像の【1.ヘッドチューブ内径】が 30.0mm【2.クラウンレース外径】が 27.0mm
       フロントフォークは1インチ(コラム径25.4mm)のJIS(クラウンレース外径27.0mm)が適合します。
    32mmのスパナで玉当たりの調整を行います。
    ノーマルサイズのこの2種類は0.2mm差のため、ノギス等で正確に計測して判断することが必要です。とくにスポーツバイクでは間違える恐れがあります。軽快車はほとんどJISです。
  • オーバーサイズ
       画像の【1.ヘッドチューブ内径】が34.0mm【2.クラウンレース外径】が30.0mm
       フロントフォークは1-1/8インチ(コラム径28.6mm)のJIS(クラウンレース外径30.0mm)が適合します。
    調整には36mmのスパナが必要です。
       マウンテンバイクに多く採用されていました。
  • スーパーオーバーサイズ
       画像の【1.ヘッドチューブ内径】が37.0mm【2.クラウンレース外径】が33.0mm
    調整には40mmのスパナが必要です。
    マウンテンバイクの祖、ゲーリー・フィッシャー氏が作ったサイズのため、フィッシャーサイズとも呼ばれます。現在は生産されていないサイズです。

アヘッド(スレッドレス)

マウンテンバイクブームと共に、登場した規格です。
「ノーマル」はヘッドパーツによってフロントフォークを固定・玉当たり調整する構造ですが
「アヘッド」「セミインテグラル」「インテグラル」はフォークコラム外部にはネジ山がなく、フォーク内部にスターファングルナット等で雌ネジを設けて
ステム上部からキャップとともに雄ネジで締め付けることで固定と玉当たり調整を行います。
玉当たり調整に32ミリや36ミリといった大きなスパナが必要なく、アーレンキーのみで調整が可能です。
主に4つの規格があります。

ヘッドパーツ 選び方

  • ノーマルサイズ-JIS
    画像の【1.ヘッドチューブ内径】が 30.0mm【2.クラウンレース外径】が 27.0mm
       フロントフォークは1インチ(コラム径25.4mm)のJIS(クラウンレース外径27.0mm)が適合します。
    ステムはコラムクランプ部1インチ(25.4mm)のアヘッドステム、
       もしくはコラムクランプ部1-1/8インチ・オーバーサイズ(28.6mm)のアヘッドステムにシムを組み合わせて使用します。
  • オーバーサイズ
       画像の【1.ヘッドチューブ内径】が34.0mm【2.クラウンレース外径】が30.0mm
       フロントフォークは1-1/8インチ・オーバーサイズ(コラム径28.6mm)、クラウンレース外径30.0mmが適合します。
  • スーパーオーバーサイズ
    2003年頃にサスペンションフォークメーカーの「マニトウ」が提唱した規格。オーバーサイズよりも大きくすることで、ヘッド周りの剛性を高め、ロングストローク化を実現しました。
       画像の【1.ヘッドチューブ内径】が37.0mm【2.クラウンレース外径】が33.0mm
       フロントフォークは1-1/4インチ(コラム径31.8mm)、クラウンレース外径33.0mmが適合します。
  • ワンポイントファイブ
    自転車メーカー「キャノンデール」独自の規格で、ヘッドショックやレフティに採用されていました。
       下の画像の【1.ヘッドチューブ内径】が49.6mm【2.クラウンレース外径】が39.8mm
       フロントフォークは1-1/2インチ(コラム径38.1mm)、クラウンレース外径39.8mmが適合します。
  • その他に上ワンが「オーバーサイズ」下ワンが「スーパーオーバーサイズ」もしくは「ワンポイントファイブ」の上下異径を組み合わせた「テーパード」という規格があります。
    対応するフォークもそれぞれのワンに合わせたテーパー形状となっておりますが、対応コラム径がオーバーサイズなどの「スーパーオーバーサイズ」「ワンポイントファイブ」規格の下ワンも一部存在します。

特殊なヘッドパーツの適合について

ロープロファイル(セミインテグラル、ゼロスタック)とインテグラル

ヘッドパーツ 選び方

この二種類のヘッドパーツは、ベアリング部がヘッドチューブ内に位置し、ハンドル高さを低く抑えたり、剛性が高いことが特徴となっています。
そのため、使用されるベアリング形状によってフレーム側の形状が異なっているのですが、各社での製品のラインナップが多岐にわたるうえ、改廃もあり、互換性を把握することが非常に困難です。
必要になった時点で、各メーカーのホームページやカタログ、日本の工具メーカーHOZAN のホームページなどでご確認ください。
(※HOZANでは「ロープロファイル」も「インテグラル」の一つとして区分けしていますので、確認の際はご注意ください。)


ロープロファイル(セミインテグラル、ゼロスタック)

「ノーマル」「アヘッド」のようにカップをヘッドチューブに圧入しますが、
ベアリング部がヘッドチューブ内に収まる構造のため、外観がインテグラルに似ています。
剛性が高く、ヘッドパーツが交換可能であることが特徴で、
ヘッドパーツへの負荷が高いマウンテンバイクに多く採用されています。
トップチューブ内径・フロントフォークコラム外径にそれぞれ適合するサイズを選ぶ必要があります。

インテグラル

ヘッドチューブ側にベアリングの受けがあり、ヘッドパーツを圧入する必要がありません。
軽量でロードバイクに多く採用されています。
トップチューブ内径・フロントフォークコラム外径にそれぞれ適合するサイズを選ぶ必要があります。


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