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- 第57回JBCF西日本ロードクラシック/第3回播磨中央公園ロードレース
- 布田選手【名取店/E1】
- 川勝選手【新金岡店/E1】
- 大倉選手【港北電動アシスト館/E1】
- 能戸選手【浜松幸店/E1】
- 竹中選手【橿原葛本店/E2】
- 深谷選手【南国店/E3】
- 後藤選手【川西店/E3】
- 中村選手【本社/マスターズ】
- 堀井選手【池田店/マスターズ】
- 次のレースは群馬サイクルスポーツセンターで開催される東日本ロードクラシック
第57回JBCF西日本ロードクラシック/第3回播磨中央公園ロードレース
4月15日(土)〜16日(日)に、兵庫県加東市にある兵庫県立播磨中央公園内の特設コースで「第57回JBCF西日本ロードクラシック/第3回播磨中央公園ロードレース」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
毎年開催されている東西ロードクラシック。今回播磨中央公園では、西日本での開催となる「西日本ロードクラシック」が開催されました。
毎年、この東西ロードクラシックの成績次第で全日本自転車競技選手権大会に出場するための権利が獲得できるレースとなり、普段のJBCFのレースよりも長い距離が設定されており厳しいレース内容となっています。今年のE1クラスタのレース距離は126kmで争われました。
しかも土曜日は、事前の天気予報では1日中雨が降り続ける荒れた天気となる予報が出されており、昨年のここ播磨中央公園でのレースも雨の中での開催でしたが、まだ気温が上がりきらない春先と言うこともあり、選手達にとっては非常に厳しいコンディション下でのレースとなることが予想されました。
<<コースマップ>>
出典:「第57回JBCF西日本ロードクラシック/第3回播磨中央公園ロードレース」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
・E1(7km×18周=126km)
川勝選手【新金岡店】
布田選手【名取店】
大倉選手【港北電動アシスト館】
能戸選手【浜松幸店】
・E2 (7km×13周=91km)
竹中選手【橿原葛本店】
・E3 (DAY1:7km×6周=42km、DAY2:7km×9周=63km)
後藤選手【川西店】
深谷選手【南国店】
・マスターズ(7km×8周=56km)
中村選手【本社】
堀井選手【池田店】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
布田選手【名取店/E1】
リザルト=17位
レース序盤はチームメイトの川勝選手が先頭付近でペースを上げます。
有力選手のほとんどが集団前方に固まっているので自分も先頭にあがります。
アタック合戦になっていたのでキツかったですが、1時間もすればペースが落ち着くと信じて耐えます。
が、一向にペースは落ち着かずに、集団は縦に伸びたままレースは進みます。
残り10周もあるのにキツいので「ヤバい」と思ったが、他の選手もキツそうにしていたので、それを見て元気が出ました。
その中で山口選手【レバンテフジ静岡】が単独で上りで飛び出したのを、南選手【OUTDOORLIFE Racing】が単独で追走。正直キツすぎて追えない。
山口選手はその後落車により遅れてしまいましたが、南選手のペースが落ちず残り3周回の時点でメイン集団との差は約1分。
ここから約15人のメイン集団でもアタック合戦がはじまります。相当苦しかったですが、ここが勝負所と自分に言い聞かせて必死に耐えます。
残り2周回、緩い下りの前方で2名の選手が落車。その落車をかわしきれずに突っ込んでしまい、フロントタイヤがパンクしてしまい、サポートカーを待っている間に先に千切れた数名の選手にもパスされてしまいます。
ニュートラルサポートによりフロントホイールを交換しレースに復帰することはできましたが、前後の選手とはかなり差が開いてしまったため、再度落車しないように気をつけながらゴールとなりました。
川勝選手【新金岡店/E1】
リザルト=DNF
スタート直後からアタック合戦となり、自分も積極的に抜け出しを試みますが、Jエリートツアーのリーダージャージを着用する南選手【OUTDOORLIFE Racing】の動きを中心に、ことごとく潰されてしまいました。
スタートから1時間経過後も逃げは決まらず、集団は常に縦に伸びた状態でレースは続きます。キーとなるゴール前の約1分の上りは先頭付近でクリアできるが、誰かしらがアタックをかけるため、常にギリギリの状態で、正直最後まで持つ気がしません。
結局逃げが決まらないまま、開始から2時間強の85kmを走ったところでメイン集団からドロップしてしまいました。
その後も完走目指して諦めずに走り続けましたが、15周回を走り切ったところで無念のタイムアウトとなりました。
大倉選手【港北電動アシスト館/E1】
能戸選手【浜松幸店/E1】
リザルト=DNF
リアルスタート直後からアタックの応酬。各チームが抜け出しを図ろうとするため、集団は一列棒状になり、序盤からずっとハイペースな展開が続きました。しかし、レース開始からずっと逃げは決まらず、ペースが落ち着く様子もありません。
集団の中程以降に位置付けてしまっていたため、コーナーごとにかかるインターバルもかなり強烈でした。加えてゴールラインの手前にある上りで毎周回のようにペースアップがかかります。10周回目の最後の上りで集団についていくことができず、集団からドロップしてしまいました。
先に集団からドロップした選手が後ろからきたので着こうと思いましたが、すでに脚が無くついていくこともできず、12周回完了時にタイムアウトとなりました。
竹中選手【橿原葛本店/E2】
リザルト=13位
レース序盤は脚を使いすぎない様に集団の中盤あたりをキープしながら様子を見ます。何名が飛び出すシーンがありましたが決定的な逃げはできません。
時折、集団前方に出て様子を見ますが、特にペースもあがらないまま距離を消化していきます。
何名かの選手がペースをあげたそうな動きしているので積極的に動く選手には注意していました。
8周目の上りでアタックがかかります。何とかついて行くものの、上りのピークで離されてしまい、そのまま5名の逃げができます。コーナーを上手く使って集団から抜け出しブリッジを試みますが逃げ5名とのタイムギャップは30秒。
1人で追いつくのを断念し集団へ戻ります。集団内では積極的に前を引き、逃げを追いますがなかなかタイム差は縮まりません。
さらに上りで自分の脚が限界近い事を悟ります。ラスト3周は無理に前を引かずに集団勝負に備えていました。
そしてラスト周回、上りでは勝負できないと思いコーナーや下りを攻め数秒のギャップを作りますが、すぐに集団に捕まってしまいます。
最後の上りは20秒だけ全開で踏むもそれで完全に脚が終わってしまいまし、そのまま集団の後方でゴールとなりました。
深谷選手【南国店/E3】
リザルト=DAY1:7位、DAY2:24位
<<DAY1>>
スタート直後から高橋選手【レバンテフジ静岡】がアタックを仕掛け、集団も逃がさないよう動きながら1周回目を終えます。2周目の最後の上りで優勝した辻選手【千葉県立銚子商業高等学校】がアタックを仕掛け、高橋選手も対応をして2人が逃げ出す形になりました。メイン集団の先頭にあがり追走しますが、ジリジリと差が開いてしまいメイン集団のスピードもあがりません。
5周回目に逃げとの差を確認したところ、残りの2周回では追いつくことは難しいと判断をして、現在のメイン集団の人数を減らす方向に走り方を変えます。
前半のテクニカルなセクションで強めに引き、集団がバラけるように攻撃を仕掛けますが、9人の集団のまま最終周回に入ります。
メイン集団内の先頭を取りたいと思い、最後の上りで仕掛けますが寒さのためか、何度か攻撃に出た際の代償か脹脛が痙攣してしまい、構わずペースを上げてラストスプリントし集団の5番目、全体でも7位でゴールとなりました。
<<DAY2>>
1周回目と2周回目を、前から5番手くらいから10番手くらいで消化していきます。ペース的にもキツくなく3周回目の上り区間あたりから仕掛けようと集団で走っていました。
2周回目のバックストレートをすぎ、下りから上りに差し掛かるところで、7番目と8番目を走る選手が接触して落車が発生します。自分はすぐ後ろを走っていて落車に巻き込まれてしまいました。ブレーキを掛けて接触を回避しましたが、落車をした選手の自転車に接触してしまい、後ろの選手も止まれず5〜7人の落車が発生。
落車の際にボトルを落としてしまい、拾ってリスタートします。
3〜4周回目は必死に前を追いますが集団に追いつくことができず、また先ほどの落車時に落としたボトルから水が漏れてしまっており水も底をついてしまい集団に追いつくのは諦めて、完走を目指して走り24位でゴールしました。
後藤選手【川西店/E3】
リザルト=DAY1:22位、DAY2:DNF
<<DAY1>>
リアルスタートから徐々にポジションを前へ上げるが、他選手も考えは同じだったのか曲がりくねった細いコース上ではポジション争いが激しく、集団の中盤やや後ろとなってしまいました。速度が上がってしまうと集団が縦長になるため先頭がみるみる遠くなり、自分が残り1km地点からの上りに差し掛かったころには先頭は既に見えませんした。
3周回目以降は足並みの揃った他選手と協力して、なんとか完走することができました。
<<DAY2>>
上り区間は自身のペースで走りつつ集団に残れるように食らいつきながら走ります。
リアルスタート後は深谷選手の真後ろに位置取り、集団の前方ポジションをキープします。しかし、コースが狭くなるカーブで他選手と接触してしまいバランスを崩してキープしていたポジションからはじき出されて後退してしまいました。
ペースは初日のレースよりも速く、残り1km地点の上り区間でついて行けず集団から離れてしまいました。そこからは終始ひとりで追う展開になってしまい、ついに追いつくことも出来ず4周回完了と同時にタイムアウトとなってしまいました。
中村選手【本社/マスターズ】
リザルト=4位
1周回目からチームメイトの堀井選手が逃げを打ち、2〜3周回目はmkwの連続アタックに自分がすべて反応。集団は一気に半分近くまで減ります。終盤の上り坂では淡々と踏んでいるだけで後続との差が広がる傾向にあったため、毎周回先頭でクリアし、そのまま踏み続けることで飛び出し少人数での逃げを試みますが、集団もこれを容認しません。
逃げるならこれは終盤の上り坂ではなく、コーナーが続き集団のメリットが小さくなるコース前半のエリアで逃げた方がよさそうだったので切り替えます。
そんな中、4周回目に入った第1コーナーで堀井選手が落車してしまい、チームメイトを失い単独での戦いとなってしまいました。
その後は自分から仕掛けることができず、mkwのアタックに反応して飛び出したり一緒に逃げようと試みたりするものの、言わば「防戦一方」の状態に。
そんな中、中野選手【mkw】がスルスルと加速していきますが、ローテーションのタイミング上で追うことができず、これを集団全体も許してしまい、あとから自分と数名の選手で追走を試みますが、うまく回らず結果としてそのまま勝ち逃げとなりました。
せめてメイン集団内のトップを取るために、最終周回は切り替えて脚を残すように走りますが、最後の坂でそれまで脚を残していた岸本選手【mkw】や松村選手【ZIPPY CYCLE CLUB】に抜かれて4位でゴールとなりました。
とは言え、今回のレース結果によりマスターズ総合ポイントでは僅差で首位に立ちリーダージャージを獲得することができました。
堀井選手【池田店/マスターズ】
次のレースは群馬サイクルスポーツセンターで開催される東日本ロードクラシック
次戦は4月29日(土)・30日(日)に群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターで開催される「第57回JBCF東日本ロードクラシック」に、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。このレースもE1の選手にとっては10位内でゴールすることで、今年の6月に開催予定の全日本自転車競技選手権大会に出場する権利が獲得できる大切なレースとなります。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。