【MiNERVA-asahi】あさひ公式レーシングチーム第2戦レポート

2020.08.24

第2戦はいかに?小嶋選手からのレースレポート!

あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」が復活して第2戦目のレポートです!

8月8日~9日の2日間栃木県宇都宮市で行われ多レースに、MiNERVA-asahiの選手が参戦してまいりました。

初日は周回コースを回るクリテリウムで、2日目は公道を使ったロードレースが開催されました。
この2日目のロードレースに参戦した小嶋選手からレポートが届きました!

小嶋選手が出場するカテゴリーは「E1」というカテゴリー。実業団シリーズの頂点のカテゴリーです。臨場感のあるのレースの様子をご覧ください。

厳しいコースと有力なライバルたち

こんにちは!茅ヶ崎店の小嶋です!

今回は、宇都宮レースレポートをアップいたします。

コンディションは前日のクリテリウムで走った感じからまずまず。
このコースはアップダウンが激しく、有力選手がたくさん参戦していてインターバルがとてもキツイので、常に集団の前々に位置できるようにする必要があります。

序盤から厳しい展開に!

スタートは「ローリングスタート」方式で、最初の数キロは先頭に続いて追い抜き禁止の走行を行い、規定距離まで達した瞬間に選手たちが一斉に脚に力を入れ「リアルスタート」がきられます。つまり、ここから本当の攻防戦がはじまります。


集団がごちゃごちゃしていて、周りの選手との接触してしまうのが怖かったので、序盤の萩の登りで一気に先頭を目指しました。
レースが始まりすぐに速度を上げて、集団から飛び出し「アタック」を仕掛けます!集団に追いつかれ、またアタック!の繰り返しがずっと辛い…

正直この時点で今日は完走することがやっとなんじゃないかと思いました。

インターバルの連続で、厳しい状況は続く

中盤にエカーズ(海外遠征メインの有力チーム)の選手を含めた2人が飛び出します。


しかし、それも吸収(追いつかれる)されてまたひとつに。


※集団にはエカーズの選手が5人で絶対的有利な状況

とにかくずっとインターバルがかかるので全く休めないっ!


そしてまたエカーズの選手が逃げる。今度は単独で。
自分は結構キツかったので反応することが出来ませんでした。

そこでオールアウトの選手が前を引いてくれたのでラスト2周位でまた吸収。みんな疲れてたのかそこからはあまりアタックがなく、最終周回に入り、鶴の登りでペースアップ!そこは落ち着いて対処をし、鶴の登りは2番手で通過。

最後のスプリント勝負!

下りきったところで牽制気味になり、オールアウトの選手が飛び出しました。

一瞬焦りましたが、萩の登りでエカーズがペースを上げてくれたのでそのまま吸収。
この時先頭から2番手の位置をキープ。


下ってコーナーを曲がり、ラスト1kmでエカーズの選手がアタック!
すかさず反応し、そのままエカーズの選手と速度を上げて行くっ!
ラスト300m! スプリントを開始! この時は身体が勝手に動いた。
エカーズの選手はついてこないっ! そのまま踏み切るっ!
ゴール手前 勝利を確信してガッツポーズ!

ゴーーーール! 優勝! ガッツポーズをしたものの、正直この時は優勝した実感がありませんでした。
まさかスプリントで勝てるとは思わなかった。

最初からずっときつくて今日は自分の日じゃないとも感じたけど、諦めずに最後まで走って良かった!

レポート:茅ヶ崎店 小嶋

画像提供:一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟