
TOPICS
- 新潟県南魚沼市で2日間にわたって開催されたクリテリウムとロードレース
- 中島選手【川口本町店/E1】
- 川勝選手【新金岡店/E1】
- 布田選手【名取店/E1】
- 大倉選手【港北電動アシスト館】
- 小林(将)選手【新座店/E1】
- 能戸選手【浜松幸店/E1】
- 小林(毅)選手【大森店/E1】
- 佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
- 鉄山選手【甲府富士見店/E1】
- 永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
- 結城選手【浜松幸店/E2】
- 大島選手【北岡崎店/E3】
- 常富選手【静岡インター通店/E3】
- 三浦選手【富士店/E3】
- 中村選手【本社/M】
- 堀井選手【池田店/M】
- 次のレースは群馬CSCロード9月大会2DAYS
新潟県南魚沼市で2日間にわたって開催されたクリテリウムとロードレース
9月17日(日)に、新潟県南魚沼市六日町・坂戸特設コースにおいて「第3回JBCF南魚沼クリテリウム」が、また翌日の18日(月/祝)には三国川ダム周回コースで「第8回JBCF南魚沼ロードレース」が開催され、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
クリテリウムは南魚沼市六日町の一般道を封鎖してレースが行われ、沿道には多くの地元の方などが観戦していただき、毎年非常に盛り上がるレースとなっています。
2日目に行われるロードレースは三国川ダムの麓からダム最上部まで上って、ダム周辺を回ってから一気に麓まで下る、非常に激しいアップダウンが特徴的な1周回が12kmのコースで争われます。
E1クラスタのロードレースに関しては、10位以内に入賞する事で2024年度の全日本自転車競技選手権への出場権が与えられる予定となっており非常に大事なレースのひとつとなっています。
<<クリテリウム・コースマップ>>
出典:「第3回JBCF南魚沼クリテリウム」テクニカルガイドより
<<ロードレース・コースマップ>>
出典:「第8回JBCF南魚沼ロードレース」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<E1>>
クリテリウム:1.24km×30周=37.2km
ロードレース:12km×7周=84km
川勝選手【新金岡店】
布田選手【名取店】
大倉選手【港北電動アシスト館】
小林(毅)選手【大森店】
小林(将)選手【新座店】
佐藤選手【西宮丸橋店】
鉄山選手【甲府富士見店】
永友選手【THE BASE南大沢店】
中島選手【川口本町店】
能戸選手【浜松幸店】
※小林(毅)選手、佐藤選手、鉄山選手、永友選手はクリテのみ
※中島選手はロードのみ
<<E2/E3>>
クリテリウム:1.24km×15周=18.6km
ロードレース:12km×4周=48km
結城選手【サンストリート浜北店】
大島選手【北岡崎店】
常富選手【静岡インター通店】
三浦選手【富士店】
※常富選手、三浦選手はロードのみ
<<M>>
ロードレース:12km×4周=48km
※Mクラスタはロードのみ
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
中島選手【川口本町店/E1】
ロードレース:2位
<<ロードレース>>
9月初旬のインカレを終えて少し休息を挟み、10月の国体に向けて調子をあげています。万全では無いですがフィジカルは確実に石川ロードよりもあがっている。
また、体重管理も上手く行っており、60kg切る辺りでキープ出来ているので登坂にも自信がありました。
今回は、自分のコンディション確認を含め、最初から躊躇せず全力で走ることを目標としてスタートしました。
コースの特徴はアップダウンが多く、下りが非常にテクニカル。
チームランキングトップにより、1列目からスタートすることができ、ローリングが解除され、数回のアタックがかかり、数人抜け出すのが見えます。
テクニカルな下りを安全に下りたかったこともあり、この逃げにジョインします。人数は8人で、とにかく自分を信じて逃げ続けることにしました。しかし、逃げ集団内では上手く協調体制を築く事ができず、メイン集団とは30秒程のタイムギャップで周回を重ねていきます。
3周回目にメイン集団から3名がブリッジして逃げ集団にジョイン。そこにチームメイトの川勝選手も入っていてMiNERVA-asahi 2名で有利な体制を築くことができました。
4周回目完了手前の上りで軽くアタックし、メンバーの脚を確かめると共に中間スプリントを獲得。
10秒程度の差が開き、このまま単独で行くか迷いましたが、後ろもしっかりとハイペースで踏んで来ていたため、集団に戻る判断をしました。
ペースがあがった影響で逃げメンバーは6人になり、MiNERVA-asahiが2名、ORCA CYCLING TEAM が2名、他チーム1名ずつで、このまま逃げ切りを狙いローテーションを回します。
6周回目に入ったタイミングで、集団がすぐ後ろに来ていることを知り、バイクからタイムカードが出されていなかったため、ずっと30秒程のタイム差で推移していると思っていました。
すぐに活性化した集団に吸収され、レースは振り出しに戻ります。
最終周回に入るも、パンチのあるアタックは無く、20名程度の集団で上りを終えます。
チームからは川勝選手、布田選手、自分の3人を乗せていたため、交互にアタックをしていきます。自分は集団スプリントの可能性が高いと考え、ゴールスプリントに備えながら、チームメイト2人のアシストとしてアタックする選手のチェックに入ります。
ゴールが近くなるにつれてアタックが続き、大分消耗してしまいましたが、最後には下りがあるため勿体ぶらずにしっかりとチェックに入ります。
下り手前で高岡選手【Roppongi Express】がアタック、自分は少し反応に遅れて7番手辺りで下り区間へ。
リスクは伴いますが得意の下りだったため、ラインをズラして下り、集団2番手で下り終え、ラストの左コーナーを曲がると上りに入りますが、ゴールまで距離があり集団は牽制状態になります。
そのタイミングで右から仲里選手【Rapha Cycling Club】が単独でアタックし、それに少し遅れて自分も反応。
ゴールまで思っていたよりも距離があった為か、失速した仲里選手をパスし、そのまま集団から抜け出しましたが、数秒前を先行していた前田選手【ORCA CYCLING TEAM】には届かず2位でゴールとなりました。
川勝選手【新金岡店/E1】
<<クリテリウム>>
チームランキングトップなので、いつもどおり先頭からスタート。前に上がるだけで大変なので常に前方をキープしたいところ。
序盤は10番手付近でレースを進め、4周回目あたりでアタック。単独で抜け出すかたちになったが8周回目で吸収されます。
チームメイトも代わる代わるアタックをしていくが決定的な動きは生まれず。
ラスト10kmを切ってからは、スプリントに備えようとチームメイトの鉄山選手を探したけれど合流できず、腹を括って自分が上位を狙おうと前方をキープしていると、ラスト2周回でチームメイトの能戸選手と石橋選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】がアタック。
いいタイミングでの飛び出しだったが、最終周回に入る直前で能戸選手がドロップし、石橋選手の単独先行が続き、自分は5〜6番手で最終周回へ。
最終コーナー手前で中川選手【SBC Vertex Racing Team】が左から一気に番手をあげる。
最終コーナー、インから切り込んできた選手に前に入られ、自分は10番手あたりでスプリント開始。
1人か2人をパスしたが、入賞には及ばず9位でのフィニッシュとなりました。
<<ロードレース>>
最初の上りはローリングだが、それなりにキツいペースで上らされる。まあまあ息があがった状態でリアルスタート。
チームメイトの中島選手がスタートアタックに反応してくれ、開始早々に8名ほどの逃げグループが形成された。
メイン集団とのタイム差は30秒をキープ。その間はチームメイトと集団コントロールのため先頭付近を走り続けていました。
有力選手はメイン集団に留まっていますが、後半勝負は避けたかったので、どんどん前へ前へと展開したいと考えていました。
3周回目の上りで初川選手【ORCA CYCLING TEAM】がメイン集団からアタック。山名選手【TeamUKYO Reve】も反応。自分も少し遅れてブリッジを狙ってアタックします。ちょうど上りのピークで逃げ集団に合流し、ひとまず先頭グループにチームから2名が入る有利な展開に持っていくことができた。
しかし、逃げ集団も人数が多く、うまく協調がとれていない状態。声を掛け合い、なんとかスピードを維持しながらレースを進めます。
4周回完了直前に中島選手がスプリント賞を狙ってアタック。スタートから逃げていた前田選手【ORCA CYCLING TEAM】が先頭固定で淡々と追います。
上りのピークで中島選手を吸収し、この動きで先頭グループは6名になり、MiNERVA-asahiが2名、ORCA CYCLING TEAM が2名という状況に。人数もちょうどよく、かつ強いメンバーだったので、このままゴールまで行きたいところでしたが、6周回目に入った直後にいつのまにか迫っていたメイン集団に吸収され、レースは振り出しに。
最終周回、上りで特に動きはなく、上り終えて人数は未だ20名ほどが残っていて、想定よりかなり多い。
平坦区間でチームメイトの布田選手がアタック。数秒先行したものの、リーダージャージの高岡選手【Roppongi Express】が猛追して布田選手をキャッチ。そのタイミングで集団が緩んだので今度は自分がアタック。同じように単独で抜け出し、数秒先行する。残り約10km。全身全霊で逃げ続ける。優勝を目指したトライのはずだったが、知らぬまに先行していた前田選手の背中が見える。
前田選手は近いようで遠く、その差は埋まらず。集団から井上選手【バルバサイクルレーシングチーム】がアタックをしたようで、勢いよく抜かされた。この時点で自分は3番手。残り約5km。どうにかこのまま下りに入りたかったが、残念ながらそうはいかずに集団に吸収されてしまいます。
結局、集団後方で下りに入ってしまい、ゴール前も全く脚が残っておらず、止まりそうなスピードでなんとかゴールとなりました。
布田選手【名取店/E1】
<<クリテリウム>>
レース序盤は集団が落ち着かず、なかなか位置がキープできません。とりあえずペースが落ち着くまでは我慢と自分に言い聞かせ、集団内で走ります。
7〜8周目くらいで集団も大分落ち着いたので先頭付近まで上がると、そのタイミングで大森選手【BMレーシングZUNOW】、中川選手【SBC Vertex Racing Team】ら有力選手が抜け出します。
タイミングが良かったので、自分も一緒に抜け出しますが、すぐにメイン集団に吸収されてしまいます。
その後、集団が追いついてからは特に目立った動きはできず、残り周回が少なくなってからは前方にあがる事も難しくなり、最終周回に入る頃には勝負に絡める位置にはいなかったため、そのまま流してゴールとなりました。
<<ロードレース>>
昨年は7位と、自分としては感触が良かったレース。
8月もしっかりと練習できていたので優勝、最低でも昨年以上の順位でのゴールを目指します。
直前まで雨が降っていたが、スタート時には止んで、むしろかなり暑い。それに加え前日のダメージが多少残っており、内臓が気持ち悪い。
最初の周回から結構キツく、集団後方に下がってしまいます。走っているうちに回復すると信じて集団内で耐えます。
前方ではチームメイトの中島選手、川勝選手が逃げてくれているので、一旦そちらに任せて待機します。
その後は、ペースが速いわけではないにも関わらず、楽になるどころか苦しくなる一方。残り3周回時点では、集団に食らいつくのが精一杯で、レースを降りようか迷う程でした。
しかし、逃げにも追いつき、キツそうな選手もチラホラいたので「あぁ、皆んなキツイんだな。最終周回まで耐えればまだチャンスはあるかもしれない」と、覚悟を決めます。
ラスト2周回は集中力も高まり、集団前方に位置できた事もあって、ある程度余裕を持って走れました。
最終周回の上りは、優勝した前田選手【ORCA CYCLING TEAM】が先行しているが誰も仕掛けず。しょうがないので自分が先頭を牽くが、ペースをあげきれず、悪い意味で余力を残してクリアしてしまいました。この時点で集団は20人強残っており、自分としては最も避けたかった展開です。
このままゴールまで行っても自分のスプリント力ではどうしようもないので、ローテーションのタイミングを見計らってアタック。若干先行しましたが、吸収。
その後、川勝選手や井上選手【バルバサイクルレーシングチーム】、中里選手【Rapha Cycling Club】らがアタックするが決まらず、結局集団のまま最後の下りへ。
集団前方で下りたかったのですが位置が悪く、最後はスプリントに加わることすらできない位置でのゴールとなりました。
大倉選手【港北電動アシスト館】
クリテリウム:38位、ロードレース:45位
<<クリテリウム>>
目標は前回の石川クリテリウムでの反省点を踏まえてリアルスタートから先頭で積極的に動く事。
前回はスタート直後から後手を踏み、アタック合戦で振り落とされてしまい、早々に千切れたので今回は振り落とすつもりで積極的に走りました。
先頭付近でローテーションに加わりアタックには反応するようにしました。
中盤、寺崎選手を含むバルバサイクルレーシングチームの2人が先行する場面があり「これは逃してはマズイ!」と、思い単独で追走し半周ほどで2人を捕えにいきます。
その後は集団後方に番手を下げ、展開にも絡めずそのままゴールとなりました。
<<ロードレース>>
5分程度の上りとテクニカルな下りを含む三国川ダムを周回する12kmのコース。レイアウト的に苦手なコースで、スタートまで本当に不安でした。
リアルスタート直後からチームメイトの中島選手を含む逃げができます。
後続のメイン集団では、チームメイトが先頭付近に集まり集団をコントロール。タイム差は最大45秒ほどまで広がります。
不安だった下りでは、毎週回ビビってしまって番手をさげながら下り、上りで番手をあげるという走り方になり無駄に消耗した気がします。
4周回目以降は集団についていくので精一杯。
6周回目の上りの終わりで集団から遅れてしまい、7周回目には集団と2分差。
DNFもよぎりましたが何としても完走したい。
小林(将)選手【新座店/E1】
<<クリテリウム>>
先頭スタートするものの、リアルスタート後に位置をキープ出来ず後方に下がってしまいます。
ただ、1つ1つのコーナーの距離が短く集団がコーナー前の減速で距離が縮まるので、インターバルがかからないように、余裕を持ちながら最低限の減速で省エネ走行していました。
14周回目、第1コーナーを抜ける時に、目の前で数名の落車が発生。すぐに反応出来たのでブレーキは間に合い、落車に突っ込まずに回避出来そうでしまが、後ろから来た選手に突っ込まれて結局自分も落車。身体の痛みは無く、バイクはチェーン落ちとSTIレバーが内側にズレているのみ。
ニュートラルを利用して、すぐに戻し次の周回からレース復帰しようと乗り始めるとまたチェーン落ち。
ルール上、1周回しかニュートラルは利用出来ないので、ここでレースを降りDNFとなりました。
レース後にバイクチェックすると、落車の時にチェーンのアウタープレートが変形していて、これが原因でレース復帰出来なかったようです。
<<ロードレース>>
コースは5分の上りと、傾斜のきついつづら折れの下りが特徴。
スタートして早速、チームメイトの中島選手を含む逃げ集団が形成されます。
そこから自分は集団コントロールのために前に上がります。
2〜4周回目までは集団の上りを前方でコントロールしながら走ります。
6周目回の上りの途中でペースアップがあり、自分のなかではギリギリな状態。
ここで千切れると最周回でタイムアウトの可能性もあるのでくらいつきます。
何とか耐えて、最終周回も集団に残ることができ、6周回目でギリギリだった上りで千切れてしまい、同じく集団から千切れた2名の選手と走ってゴールとなりました。
能戸選手【浜松幸店/E1】
クリテリウム:22位、ロードレース:24位
<<クリテリウム>>
2周回目にバルバサイクルレーシングチームの選手が飛び出し、ここに自分が反応して追走。
追走を開始した時点で100mほど先行されてしまっていましたが、半周ほどかけて追いつきます。
メイン集団に対して1周回弱先行しましたが、程なく集団に吸収されました。
その後もバルバサイクルレーシングチームとMiNERVA-asahi、湾岸サイクリング・ユナイテッド の選手を中心にアタックが何度もかかりますが、少し先行しては吸収される。という展開が続きます。
ラスト2周回に入る手前にアタックをかけたところ、石橋選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド 】との抜け出しに成功します。
「後ろの集団牽制しあえ!」と思いましたが、残念ながらそんな様子は一切なく、最終周回の手前で吸収され、最後は集団後方で流してゴールとなりました。
<<ロードレース>>
スタート直後に数名の逃げが発生。
チームからは中島選手が、この逃げ乗っていました。
その後3周回目には同じくチームメイトの川勝選手も逃げに合流し、チーム的には有利な展開へ。
逃げとメイン集団は30秒前後のタイムギャップを維持しながら進みます。
5周回目の平坦区間、集団内では中里選手【Rapha Cycling Club】や VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAMの選手が集団を引き始め、逃げの猛追を開始。
自分はメイン集団の先頭に位置付けていましたが、5周回目の平坦区画では、メイン集団のペースが速く、30秒あった逃げとのタイム差を6周目頭で回収してしまいました。
その後、集団がひとつになった6周回目の上りで、集団が更にペースアップ。ここでかなりキツくなってしまい、6周回目はなんとかくらいつくも、最終周回の上りで千切れてしまい、そのまま単独でゴールとなりました。
小林(毅)選手【大森店/E1】
クリテリウム:40位
<<クリテリウム>>
正方形に近いコースで、若干のアップダウンがあります。チームとしては人数を活かして最後のスプリント勝負に持ち込みたいところ。
スタート後、何周回か集団コントロールをして、その後は集団の後方で待機します。
本来であれば、そこで脚をためて後半に備えたいところでしたが、予想以上の暑さでかなり早い段階で消耗してしまいます。
勝負は終盤10周回から、チームで固まった動きをしたい所でしたが思うように集まれず、24周回目で佐藤選手【TEAM YOU CAN】がアタック。
そのタイミングでチームが固まれていなかったため、これに反応して大森選手【BMレーシングZUNOW】も含めた3人の逃げになりました。
2周回ほどで吸収されますが、カウンターでのアタックを集団先頭で追ったことで脚を使い切ってしまい、そのまま集団から少し千切れてゴールとなりました。
佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
<<クリテリウム>>
過去2回の大会では完走はしているが、第1コーナー直後の橋に向かう緩い上りで地味に脚が削られるコース。
先週の新城クリテリウムでは後手に回り千切れてしまったので、今回は前方で展開して最後まで集団に残ることを目指します。
やはり緩い上りでは脚が削られるが、事前にアップをしっかりと行ったお陰で、そこまでは辛くはありません。
チーム内では走り慣れた川勝選手の後ろに着いているのも大きかったかもしれません。
途中、川勝選手が集団から飛び出し、それを昨年優勝者の中川選手【SBC Vertex Racing Team】が追います。
今回は思った以上に体が動くので、完走以上が望める期待ができそう。と、思った直後に前周回に発生した落車の影響により、第1コーナーの前で減速の指示が。
レースが一時ニュートラルになるかと思いきや、集団はすぐにペースアップし、集団後方にさがってしまいました。
次の周で残り周回を表示している周回板を見ますが、残り周回数が減っていません。
やはりニュートラル?
ただそれなら全周スローダウンかストップになるはずなのですが、第1コーナーだけ減速して後は通常のスピードで集団はすすみます。
このインターバルがキツく、この位置はマズいと思って集団の前方にあがろうと踏みなおしましたが、集団からドロップしてしまい、そのままDNFとなりました。
氷などで体を冷やす対策はしていましたが、9月の新潟とは思えない暑さが原因により、感覚と体調の乖離があったのかもしれません。
鉄山選手【甲府富士見店/E1】
クリテリウム:17位
<<クリテリウム>>
昨年は5位に入った得意なコースで、自身としては最終局面まで脚を温存して後半残り7〜8周回で、前方でチームメイトと固まり最終スプリントと思っていました。
レースはチームランキング首位のため先頭からのスタートでしたが、リアルスタート直後に中盤より後ろに位置を下げてしまいました。
4つのコーナーからなる、正方形の比較的イージーなコースで、インターバルが掛かりにくいとは言っても、集団後方に行けば行くほどインターバルは強くなってしまいます。
まずいと思い前方へあがろうとするも、集団のスピードが速くなかなかあがれません。
また、前半まだ1/3ぐらいの時点で、既に口がカラカラで身体も熱く脱水の症状が感じられ、力もいつもより入りません。
集団内のポジションが悪く、インターバルがキツくて、暑さで力も上手く出ず最悪のスパイラルとなり、最終局面も後方からなんとかポジションをあげようとしましたが、25〜30番手ほどにしかあがれず、もがいて何人かパスしましたが17位でゴールとなりました。
永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
結城選手【浜松幸店/E2】
<<クリテリウム>>
ローリングが終わり、2周回目から踏んでいたら、いつの間に気づいたら2人逃げに。
逃げる気はないので、そのまま集団に戻ります。
集団はかなりのハイペースで8周回ほど消化し、10周回目のスプリントポイントに向けて集団内の位置をあげていきましたが、残念ながら2番目の通過となりました。
最後のゴールスプリントに備えるため、10番手前後まで落としつつ脚を休めます。
残り2周回時に集団真ん中に残されてしまい、かなり番手(20番手前後)を落とし最終周回へ。
2つ目、3つ目のコーナーで数人ずつ抜かしていき、最終コーナーでは8番手まであげることができ、スプリントで数人を捲って5位入賞となりました。
<<ロードレース>>
ローリングスタートが速く、なかなかキツかったです。スタートの号砲と同時に降り出した雨はトンネルに入る頃には、本降りの大雨になってしまいました。
リアルスタートが切られるものの、集団はさほどペースがあがらず、コーナーは安全なスピードで通過していきました。
折り返しの橋を過ぎたあとは、上り基調なのでしっかり集団を伸ばす為に走りますが、周回が進むにつれ位置を下げてしまい、完走のみとなりました。
大島選手【北岡崎店/E3】
<<クリテリウム>>
舞洲クリテ、新城クリテとE3ながら走れる実感を持っての挑戦でした。
出走人数の多さとE2とE3の混走ということもあり、シングルリザルトを目標に出走しました。
朝9時かつ9月半ばで、ガーミンの温度計は35度を超えており、暑い中でのレースとなりました。
リアルスタート直後にチームメイトの結城選手と、他1名が抜け出しますが集団は見送り、自分も思ったより脚が重く前に出られませんでした。
先頭集団についていましたが、最終と第1コーナーの処理がネックになり、あまり前へあがれません。
中盤で脚を使って10番手前後へあがってみたものの、呼吸・脚ともにキツくポジションを維持できませんでした。
中盤以降は回復のため、集団の後方でこなしラスト周回へ。
今回のコースでは自分の実力では1周回で前方へ上がりきることができず、集団後方でのゴールとなりました。
<<ロードレース>>
昨年の南魚沼ロードでは機材トラブルでDNFだったので、今年はなんとしても走りきりたいと臨みました。
ホイールの選定を迷ったものの、上る時間よりも平坦区間の方が長いためCADEX 50 ULTRAで走ることに。
試走でも上り区間は、問題なくクリアできそう、そして平坦ももちろん速く走ることができます。
ブレーキもDISC化して、苦手な下りも昨年よりだいぶ楽になったと好感触で試走をおえました。
ただスタート直後に突然の降雨で路面がウェットに。
ローリングスタートのため、最初の上り終わりでリアルスタート。
集団の大きさにも、雨にも臆してしまい集団の中程までポジションをさげて折り返しへ。
アップダウン区間で少しずつ番手を上げていき30〜40番程で下り区間へ。
路面が濡れたことで、試走よりもマージン多めで下った結果、先頭集団と少し離れてしまい2度目の上りに入りました。
集団の背中は見えるものの、頑張っても差が縮まらずに上り区間が終わってしまいました。
先頭集団にたいして、こちらは人数少な目の第2集団。ローテーションを回せる人も限られており、メイン集団との差は開く一方でした。
その後は第2集団で周回をこなし、最後は安全走行に徹してゴールとなりました。
常富選手【静岡インター通店/E3】
<<ロードレース>>
スタート直後から強い雨が降り出し、あっという間にウェットコンディションに変化。
出走が約140名と多く、コース後半の下りで落車が発生する可能性が高そうだったので、常に先頭付近をキープして1周回目を完了します。
序盤から攻撃を仕掛ける選手はいませんでしたが、2周会目の5分の上りが終わった時点で、先頭集団の人数は30人程に減っているように見えました。
しかし、2周回目後半の九十九折りの下りに入る前の緩い下りカーブで、目の前の選手が減速の際にいきなり転倒。
ブレーキングしつつ追突を回避しようとしたが、急ブレーキをかけたことで自分も滑って転倒してしまいました。
その際に頭を打って、立ち上がるのに時間がかかり、痛みを感じたので、そのまま走るのは危険と判断し自力で下って、そのままレースを降りました。
調子も良く体も仕上がっていて、入賞を狙ってレースを進めていただけに、このような結果に終わってしまったのは本当に悔しいです。
三浦選手【富士店/E3】
ロードレース:80位
<<ロードレース>>
スタート直後から雨が降りはじめ、リアルスタート前後で本降りの雨となり予想しない天候でのレースとなりました。
チーム総合首位のため、今回も先頭からスタート。
1周回目はダム周回コースの半分ぐらいの折り返し地点までは20~30番手までを走行しました。
その後は道幅の狭いアップダウンが続き、他選手との脚力の違いから徐々に位置を下げてしまい、残り3km地点から苦手な下りで、しかもウェットな路面で落車を避けるために必要以上に番手を下げてしまい、1周回完了時点で50~60番ぐらいまで番手を落としてしまいました。
スタート・ゴール地点を超えて上り区間に入りますが、さらに集団から離れてしまい、それ以降は他の選手とグルペットを形成して走りましたが離し離され、最終周回では単独走行となりましたが何とか完走することができました。
中村選手【本社/M】
ロードレース:3位
<<ロードレース>>
周回数は4周回ですが、ローリングスタート解除は勝負所の坂の上からなので、実質は3回の上りの間で決着をつけなくてはいけません。
最大のライバルはヨノツ選手【LT United Cycling Team】ですが、優勝候補としてチームメイトの堀井選手や山本選手【SBC Vertex Racing Team】もいます。この辺りと協調してなんとか競り勝ちたいところ。
レースは最初の1周回は落ち着いた展開でスタートし、下り区間では先頭で入り、自分のラインを再確認とレースペースでの下りを確認しながら走行します。
他のカテゴリーでも落車が多く発生していて無理はできません。
2周回目に入る上りチームメイトの堀井選手がペースアップ。
これに山本選手が飛び乗りペースをあげるが、自分が引いた後なのですぐには追いつけない。
集団から誰か出るか…と思ったが誰も出ずに2人とは少しずつ差が開いていく。
上りピークまでは前方に姿が見えていたのでブリッジしようと思ったが、踏んでもこれ以上追いつけない。
このままだと心拍がレッドゾーンに入ってしまう。と、いうところでペースを抑えて集団に戻りましたが、これが全ての運命の分かれ道となりました。
その後の平坦路では集団で回して追いつこうとしますが、上った後で休みたいのか集団もペースがあがらず、飛び出した2人には追いつくことはできず最後まで逃がしてしまう結果となりました。
自分は3位争いとなりますが、やはりヨノツ選手に粘り強く追われ、上りでペースをあげてどれだけ振り落とそうとしても食らいついてきます。
また、下りはヨノツ選手の方が圧倒的に上手なため、先に下りに入られると数秒の差をつけられてしまう。
最終周回での展開を考えながら、集団の人数を絞りながら残りの距離をこなします。
迎えた最終周回、上りのピークでヨノツ選手から数秒のリードを奪うことに成功するも、数キロ先で追いつかれる。
ただ、脚は消耗しているはずなので後は最後に備えるのみ。
最後の下りへ。粘り強くアタックしたことでヨノツ選手より先行して下りへ入ることができ、途中で追い抜かれましたが、これは予定通り。1秒程度の最小限差で下りを抜けます。
最後の上りに入り緩斜面から一気にスパート!
ヨノツ選手を一気にかわした後は、振り返ることなく全力で上り切り、そのまま3位でのゴールとなりました。
ヨノツ選手には勝利し3位となったものの、目標のマスターズリーダージャージ奪還には及ばない順位で、試合に勝って勝負では負ける悔しい結果となりました。
堀井選手【池田店/M】
次のレースは群馬CSCロード9月大会2DAYS
次戦は9月23日(土)〜24日(日)に、群馬県利根郡の群馬サイクルスポーツセンター(通称、群馬CSC)で2日間にわたって開催される「群馬CSCロード9月大会DAY1 & DAY2」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
6月にも同じ群馬CSCで2日間のレースが行われ、E1クラスタでは鉄山選手が3位に入賞しました。
今回の9月大会でもE1クラスタの2日目にはレース距離が120kmと非常に長いレース距離が設定されており、非常に厳しいレースとなる事が予想されます。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。