【MiNERVA-asahi】2日連続の表彰台へ。JBCFおおいたサイクルロードレースE2レポート

2020.10.14

前日の独走優勝の波に乗って2連勝を目指す。川勝選手からのレースレポート!

10月3日、4日に大分で行われた「JBCFおおいたいこいの道クリテリウム/サイクルロードレース」にあさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の川勝選手(E2)、鉄山選手(E3)永友選手(E3)堀井選手(E3)が参戦しました。

1日目のクリテリウムの様子はこちらをチェック。

【MiNERVA-asahi】狙うは独走優勝。JBCFおおいたいこいの道クリテリウムE2レポート

戦略通り、クリテリウムでは独走優勝を果たした川勝選手、果たして2日目のレースで表彰台を飾り、2連覇できるのでしょうか!?
それでは、2日目のロードレースの様子をご紹介します。

ゴール手前の登り返しがきつい特徴的なサーキットコース

こんにちは!橿原葛本店の川勝です。

前日に続き、作戦は独走で優勝。調子は良いので、序盤から積極的に攻撃していきたいところです。

コースはスタートから緩い登りが続きます。登りきったところからいくつかコーナーを経て一気に下り、180°のヘアピンカーブの直後に登り返すいやらしいコースです。


※おおいたサイクルロードレース テクニカルガイド参照

登り区間は重いギアで登りきれるものの、1分20~30秒くらいかかるので、全力で下から上までは行くには長いかなという印象です。

また、コーナーも段差があったり砂利が浮いていたりするので、慎重に走らないといけないコースです。

スタート直後からの落車が目立つ波乱万丈なレース展開。

レースはマスドスタート。前日のクリテリウムのローリングスタートと異なり、追い越し禁止の助走区間はなく一気にスタートします。

スタート直後に前日のレースで表彰台の中田選手(アクアタマ)を含む3名が飛び出しますが、まもなく吸収されます。

1周目の下りきったところで昨日のクリテリウム同様、落車が発生しました。自分は前方で走っていたので、巻き込まれずに済みました。

そのあとの数周は特に動きはなく集団のままレースが進みました。

5周目、集団の人数を減らしたかったので登りでペースを上げました。すると、畝原選手(GINRIN・前日E3クリテ優勝)と2人で先行することになりました。

まだこの時点で残り40km弱残っており、後続との差が5秒程度だったので、しばらく様子を見ようとしていたのですが、メイン集団で落車が発生しました。
その瞬間、「このまま行きましょう!」と声をかけて、2人で逃げ切り狙いに完全に切り替えました。         

2人での逃げ切りは成功するか

約30秒差がついたあたりの7周目、木村選手(VC福岡)が後ろから単独で追いついてきました。

3人で協調しながら逃げ続け、後続とのタイム差は最大1分まで広がりました。

 

周回数が減っていくにつれ、集団からの逃げ切りは濃厚になり、3名での勝負に切り替わります。

最後、ゴールスプリントに持ち込みたくない自分は早めに仕掛けて独走態勢に入りたいところです。

13周目から14周目にかけての登りでアタックするも決まらず、完全に牽制モードに入ります。

5分40秒台で刻んだラップタイムも一気に6分10秒台にまで落ちました。

ゴール前、最後の勝負。

最終周回にかけての登りで今度は木村選手がアタック!これはなんとか追走して阻止します。登り終わり直前でシッティングのままカウンターで攻撃しますが、決まらず。

平坦は完全にスローダウンし、下りで再度アタックをしますが、なかなかうまくきまりません。

結局そのまま下りきり最終ゴールスプリントへ持ち込まれます。すると、木村選手が先行でスプリントを開始します。
畝原選手と自分も続けてスプリント開始するも、木村選手が若干先行し、そのまま木村選手が1着でゴール。

残る畝原選手との2位争いは、ゴール直前でお互いがハンドルを投げてギリギリ2着。

~ひとことメモ~ ゴール前でハンドルを投げる。集団ゴールスプリント時に起こる1㎜単位の戦い
マラソン選手などがゴール前で少しでも早く着地しようと体を前に投げ出すように、自転車レースでも選手はゴール前に腕を伸ばして車体を前にすることで1mmでもライバルよりも先に着地するようにします。これを、「ハンドルを投げる」と表現します。

14周目の登りのアタックで決められなかったのが全て。最後に脚を残していた木村選手が強かった。負けはしたものの、積極的にレースを展開できたと思います!

レポート:橿原葛本店 川勝

その他リザルト

10/4 JBCFおおいたサイクルロードレースE2/3

2位 川勝選手(E1)
13位 鉄山選手(E3)
DNF 永友選手(E3)
DNF 堀井選手(E3)