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メニュークリックで該当箇所までスクロールできます千葉市美浜区で開催されたシクロクロス
11月10日(日)に千葉市美浜区の海浜幕張公園Gブロック特設コースでJCX第4戦となる「Champion System presents 幕張クロス24-25」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
ここ海浜幕張公園で開催されるシクロクロスは都心部からのアクセスも非常に良く、レースに参加しなくても観戦だけのために多くの人々が集まり、コース脇から選手達への声援も非常に多い会場です。芝を中心としたコースですがハイスピードかつ細かなコーナーや上り返しがあり、非常にテクニカルでタフなコースでもあります。
レースがハイスピードで進行するため、ちょっとしたミスで前走者とのタイム差が開いてしまうため常に集中力を切らすことなく60分間を走りぬかなければいけません。
<<コースマップ>>
出典:「Champion System presents 幕張クロス24-25 /コミュニケNo.1」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
JCX#4 Champion System presents 幕張クロス24-25
折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】
リザルト=20位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】
JCX4戦目となる幕張クロス。
例年通りの細かいキャンバーや、忍者返しなどはコース内に健在だが、今回はコース幅が広く取られ、ボトルネックとなる区間が排除されてる印象で、幕張クロス史上最高の高速レースとなる予感がしていました。
区間で見れば全体的にイージーな感じですが、しかしそういうコースはレーススピードがあがるので、タイヤの空気圧設定がかなりシビアになってきます。
コースの半分近くを占める芝区間での軽さを求め、タイヤはセミスリックであるiRCのSERAC CX EDGEを選択し、重たい芝生に備えまます。
先週の御殿場終了時点で、自分のJCXランキングは12位。
地元開催の幕張クロスはエリートカテゴリーにあがって以来、毎年参戦していますがフルラップ完走することができたのは一度のみ。
なかなかに苦手意識のあるコースですが、今回は90名近いエントリーの中、2列目スタートという好条件なので、先週に引き続きいい流れを掴み結果を残したい。
スタートからの出だしはうまくいき、逆に前に出過ぎてしまい、スタートループの直線を抜ける時点で10番以内でした。
芝の区間は微妙な傾斜と、見えずらい穴がコース上に空いておりパンピーな路面ではバイクが暴れます。
危険なエリアは前方で展開できましたが、弾き飛ばされた選手と接触して、少し番手を落としてしまいます。
スタート直後のピット脇を通過する段階では15番手ほどで、目の前にはすでにパックができています。
先頭〜7名はすぐ見えなくなり、それ以降のシングル勢が8名前後、という構図で私もそれに連なるよう進行します。
3周完了時点でトップとは1分差で、目の前のパックには芝区間でジリジリと離され、潰れるのを覚悟で踏みたいのですが、キレがありません。
数メートルの差が芝生の上では縮まらず、テクニカルな区間でも思ったほど差が詰まらないもどかしさを感じながら、中盤を過ごします。
序盤に遅れた有力選手が追いついてきて、その流れに乗り、この時点で23番くらい。
序盤はオーバーペースな程に踏んではいないはずなのですが、なんとか耐えながらレースを進行し、周りの選手と協調しつつ前を追います。
3名ほどのパックで走りながら、レースも残すところあと2周回という場面でDi2の後ろの変速機が動かなくなってしまいました。
跳ねる路面でバイクの扱いが雑になり変速機がプロテクションモードに入ってしまったようです。
ピットまで距離はありますがトップギアで耐えながらピットに入りバイクチェンジします。
前走者とは十数秒のギャップですが、この段階でこれ以上遅れると完走すら厳しくなるため、先ほどのパックへ戻るべく猛追します。
案の定ここがフルラップの最終便だったようで、ギリギリのタイミングで最終周回へ。
疲労が溜まっていますが、MTBコースに入る前にはパックの先頭に出ることができ、まだ先に見える選手を追いますが、捉えることはできず20位でゴールとなりました。
展開的にはJCX2戦目の東北シクロクロス 第1戦 わたりのような、遅れて・戻るを繰り返したレースとなってしまいました。
ピットサポートのおかげで終盤のミスからもスムーズに復帰することができましたが、序盤に致命的とも言えるトラブルをして私がパスした有力選手も、中盤の段階では私をパスして元の位置に戻れているので、乗るべくタイミングでうまく流れに乗れるように、ペース配分と力の出し方のバランスを考える必要があったと思います。
次のレースはJCX#6 東海シクロクロス第2戦WNP Day2
次戦は11月24日(日)に愛知県稲沢市祖父江町・国営木曽三川公園内のワイルドネイチャープラザで「東海シクロクロス第2戦WNP Day2」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
ワイルドネイチャープラザでのレースは2023年1月に第28回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスが開催されました。
松林の中を縫うように設定された細かなカーブの連続と、砂地のコースが合わさった非常に難しいコースになっています。
砂地を大きく下るセクションではスピードに乗った状態で侵入しないとタイヤが砂地に取られて進まなくなってしまいます。関西圏で開催されるシクロクロスレースではお馴染みのサンド(砂地)セクションですが、折橋選手が普段エントリーしている関東方面のシクロクロスレースでは砂地を使ったレースが少ないこともあり、このフカフカの砂地をいかに攻略するかによって勝敗が分かれます。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。