
チェアリングって何?
あらゆるアウトドアと親和性が高い自転車、近年では自転車でキャンプやピクニックに行くスタイルも人気です。
しかし、荷物を積むために自転車のカスタムを色々考えたり、軽量なアイテムを揃えたり…そこが楽しい部分でもあり、敷居が高く感じる部分でもあり…。
もっとサクッと手軽にアウトドアをしたい…!そんなときは、最も敷居の低いアウトドア「チェアリング」×最も身近なアウトドア「サイクリング」!これが一番お手軽で楽しいアウトドアかも!?という話を今日はしたいと思います。
★10秒まとめ読み
折りたたみ椅子に座って自然を楽しむチェアリングと、サイクリングの掛け合わせで、どんな方も手軽に楽しめるアウトドアアクティビティを紹介します。
「チェアリング」って聞いたことありますか?
チェアリングとは、持ち運びできる折りたたみ椅子を持参し、好きな場所にその椅子を設置し腰をかけながら好きなことをして、あるいは、何もせずに過ごすだけのとてもシンプルなアウトドアアクティビティです。
その簡単さと手軽さで、昨今SNSを中心に注目を集めています。
チェアリングの醍醐味と魅力は、主に以下の3点と言えます。
①手軽さ 折りたたみ椅子一脚さえあればOK。思い立ったらすぐに、かつ安価で、非日常を味わえます。 |
②野外にパーソナルスペースを作る 屋外なのに、椅子を置くだけでどこでも好きな場所を自分のパーソナルスペースにしてしまうことができる面白さがあります。子どもの頃に秘密基地を作ったときのわくわく感に少し似ているかも。 |
③ 景色が変わる、違って見える そこが近所であっても、腰を据えて普段とは違う目線で風景を見ていると、普段見過ごしていた気づきがたくさんあります。 |
あれ?これってかなりサイクリングの醍醐味や魅力と重なる部分があるかも?ということは、自転車に乗ってチェアリングに行けばもっと楽しいかも!?と思い立ち、実際に行ってみました。
準備するもの
チェアリングは折りたたみ椅子さえあればできます。
シティサイクルであれば、折りたたみ椅子を前カゴに入れたり、荷台に括り付けたりすれば簡単に準備完了です!
徒歩で行くより荷物が気にならないので、折りたたみテーブルも持参したりして、途中でコーヒーやサンドイッチ、おやつを買って行くのもすごく良さそうですね。
スポーツ自転車なら、バックパックに椅子を入れてもいいですし、こういうフロントバッグを使って自転車に積載するのも身軽になってオススメです。

ちなみにこちら、私物の背もたれ付きタイプの椅子を括り付けた状態。背もたれの高い、一回り大きなサイズのものでも取付け可能でした。
こちらのフロントバッグについては、下記の記事も参照してみてください。
では早速行ってみましょう!
実際に自転車で行ってみよう!
家から自転車で10分ほどの公園へ、椅子と本を持って出かけてみました。木陰を見つけて椅子を設置してみましたが、3分もかからず設置できました。
椅子を置くだけで、かなりプライベートな空間に感じるので不思議ですね。
あとは読書をしたり、ぼーっと景色を眺めたり、時々自分の自転車をかわいいな~と愛でたり、リラックスしながら1時間ほど過ごしました。
POINT☝
椅子やテーブルの持ち込みや、飲食が禁止されている公園もあります。また、他の人の邪魔にならないよう、椅子の置き場所には注意しましょう。
日光や風に当たり、気のすむまでリフレッシュできたので撤収。片付けも3分もかからずできました。
設置・撤収がすぐ出来るので、もっとサイクリングに比重を置きたい人は、ここからさらに次の目的地に行ってまた椅子を設置して…と、移動しながら楽しむこともできそうです。
まとめ
予想していたよりもずっと気楽に、簡単に非日常を楽しむことができました!
また、実際やってみてチェアリング×サイクリングは、特にこんな人にオススメできると思いました。
◇アウトドアをとにかく気軽に楽しみたい人
長距離を走る必要がなく、疲れたら椅子で休めるため、初心者や体力に自信のない人でも気軽に楽しむことができます。
また、用品を色々揃えなくてもいいため、思い立ったらすぐに行けますし、シンプルなアウトドア活動を探している人にぴったりだと思いました。
◇のんびりとした時間を過ごしたい人
ただただ風景を眺め、周りの音に耳を傾け自然の中に溶け込んだり、おいしいコーヒーを味わったりしてのんびりとリラックスすることで、ストレス解消やリフレッシュになります。
普段のポタリングやサイクリングに変化を加えたいという時にも最適ではないでしょうか。
チェアリング×サイクリングという楽しみ方、いかがでしょう?
皆さまの自転車の楽しみ方を、より広げるヒントになりましたら幸いです。
TEXT: スタッフかにっこ