
TOPICS
- 自転車の練習がうまくいくかどうか?に大きく影響する車体選び
- 何歳から自転車の練習を開始したら良いの?
- 子どもはすぐに成長するけど、自転車の練習は足がぴったりつくサイズで始めて!
- 16、18インチの自転車で練習を開始するときに考えること
- 自転車の練習をする親子にとって軽さは正義だと思う理由
- キックバイクからの乗り換えだから大丈夫だと思っていたのに・・・
- 自転車上達を支えるおすすめの1台
自転車の練習がうまくいくかどうか?に大きく影響する車体選び
こんにちは!突然ですが、皆様は「あさひのキッズスクール補助輪をはずして乗ってみよう!」というイベントをご存じですか?サイクルベースあさひの一部店舗限定で少人数制開催のため予約が難しいエリアもある大人気イベントで、年間300人以上のお子様とそのご家族にご参加いただいています。
イベントでは保護者の方々から、「キックバイクに乗っていたので簡単に自転車に乗れると思っていたが、うまくいかなかった」「子どもが自転車の練習を嫌がる」といった「自転車の練習がうまくいかない」というお悩みをよくお伺いします。しかし、そのようなお悩みの多くは、他の自転車を選んで練習していたら解決していただろうというケースがほとんどです。
あさひのキッズスクールでは、自転車のお持ち込みをお願いしています。車体をお貸出しするほうが、私たちの準備も楽で、お客様の負担も軽減できます。しかも、練習しやすい車体を使えば指導法が統一できるので、教えるスタッフの育成もしやすく、時間内に乗れるお子様の数が多くなります!
メリットはたくさんあるのですが、皆様のサイクルライフを見据えると、自分の自転車で乗れるようになることが大切だと考え、お持ち込みをお願いしております。
キッズスクールに参加される方のなかには、「別の自転車を借りて練習したときは乗れたが、自分の自転車で乗ろうとしてもできなかった」というケースがあります。
お子様の場合、自転車に乗る時の体の感覚が定着していない状態で、車体が変わるとできなくなってしまうこともあるのです。
どの車体で練習を開始するか?はとても重要なポイントです!
最初の車体選びに失敗して、自転車に乗れないままサイズアウト、あの時買った自転車はこんなにきれいなのに、もう乗ることができない!なんてことにならないように参考にしていただければ幸いです。
また、キッズスクールに参加するために、自転車の購入をご検討されている皆様!ご購入前にぜひご一読いただき、ご検討をよろしくお願いいたします。
何歳から自転車の練習を開始したら良いの?
キッズスクールに参加する保護者の方から、「自転車の練習はいつ始めれば良いですか?」というご質問をいただくことがあります。私は、4‐6歳で練習を始めるのが理想的だと考えています。その理由は以下の3つです。
1.練習用の車体の選択肢が豊富
一般的に4‐6歳では多くのお子様が補助輪を外して自転車に乗る練習を開始します。この年齢に適したサイズ(16、18インチ)の自転車は、自転車メーカーがお子様が自転車の練習をするということを意識して車体を設計していることが多く、選択肢が豊富です。 一方、3歳以下のお子様が自転車を練習する場合、身長的に小さいサイズ(12、14インチ)を選ぶことになりますが、最近ではキックバイクに乗るお子様が増えているので、このサイズの自転車を製造しているメーカーが少なく車体の選択肢が狭くなります。また、20インチ以上のサイズになると、すでに乗れるお子様を想定して車体が設計されていることが多いため、練習に適した車体の選択肢が減ります。よって、4‐6歳のうちに始めるのがおすすめです。
お子様が4歳になったら、補助輪つきの自転車での走行を始めたり、ストライダーなどのキックバイクからの卒業を意識して自転車を探し始めてみてはいかがでしょうか?
2.お子様のコーディネーション能力の発達におすすめ
コーディネーション能力とはお子様の運動能力の向上や、体・心・頭脳をバランスよく発達させるために欠かせない能力のことで、 定位、変換、 リズム、反応、バランス、連結、識別の7つの要素で構成されています。 自転車はこの能力を伸ばす効果が高いとされています。特に6歳までの期間は、これが大きく発達する時期ですので、自転車の練習開始に最適です。
コーディネーション能力の向上と自転車の関係について知りたい方はこちらをご覧ください。
3.早く自転車に乗れるようになる方が、将来的にお子様にとって安全
練習開始時期が遅くなるほど、公道走行を開始するまでの期間が短くなりますので、早めに練習を開始し基礎的な運転技術を習得するほうが、公道走行開始時の安全性が向上します。一般的に小学1、2年生までは家の周りや公園などで自転車に乗り、3年生以上(9歳)から自転車の行動範囲を広げるよう指導し、中学生になると自転車通学を開始する場合が多いので、例えば、5歳から練習を開始すると、9歳で公道走行を始める頃には、直進・停止・曲がる・段差越えなどの技術が身についています。一方で、8歳から練習を始める場合、公道での技術が未熟な状態で走行しなければならない可能性があります。
小さいうちに自転車に乗れるようになり、遊びを通じて運転技術を磨くことが、将来のお子様の安全で楽しい自転車ライフに繋がると考えています。
子どもはすぐに成長するけど、自転車の練習は足がぴったりつくサイズで始めて!
自転車の練習を始める時期が分かったら、次に重要なのが適正な車体サイズの選び方について!です。
よくある話として、保護者はお買い替えの頻度を減らすために少し大きめの自転車を選びがちですが、お子様は足がしっかり地面につくぴったりのサイズを好むことが多いです。どちらが良いかというと、練習を始めるタイミングでは「足がしっかり地面につくサイズ」を選ぶのが正解です。理由は、大きいサイズの自転車は転びやすく、疲れやすいため、練習が難しくなるからです。
自転車にスイスイ乗れるまたは、しばらく補助輪付きで乗って成長してから練習を始める場合であれば、少し大きめの自転車を購入しても大丈夫です!大きめの自転車の選び方は後半にご説明します!
キッズスクールの実走練習では、自転車にまたがり歩く練習からスタートします。下の写真がお子様にお手本を見せているところです。この練習を通じて、体幹の使い方を学び、自転車が倒れずに進むためのコツを身につけます。最適なサイズの車体を選ぶことが、お子様が自転車に乗れるようになる近道です。
どのくらい足が地面につけば良いのか、実際にお子様が練習している写真を見ながらご説明いたします。
このようにサドルにまたがって足がぴったりとつくサイズであれば、足が使いやすいので比較的スムーズに進んでいきます。
サドルを一番下まで下げてもかかとが浮いてしまう場合、その自転車での練習はまだ早い可能性があります。例えば、写真のお子様のようなサイズの場合、本来ならサドルをもう少し下げると練習しやすくなりますが、この自転車はこれ以上下げられない設計です。
チャレンジ精神があり脚力の強いお子様なら進めることもありますが、怖がりなお子様には難しいでしょう。さらに、サドルが高すぎると車体を支えるのが難しくなり、転びやすくなってしまいます。足が地面に全く届かない場合は、安全のためにも足が地面に届くサイズになるのを待ってから練習を始めることをおすすめします。
自転車の練習で最も難しいのは、止まった状態から漕ぎ出すことです。まずは足で地面をけって進む練習を行い、慣れてきたら助走をつけてペダルに足をのせて回す練習をしましょう。自転車に乗るときのバランスのとり方が体に定着していない状態では、漕ぎ出しの際にペダルが重く感じるため、思わずバランスを崩しがちです。そこで助走をつけて少し補助をするのです。
かかとが浮いている場合、細かく地面を蹴り助走をつける必要があり、足裏で車体を支える面積が狭いため、進むのが難しく体力も消耗しやすくなります。練習をスムーズに始めるためには、足がしっかり地面につく自転車を選ぶことをおすすめします。
ただし、小さすぎる自転車で練習するのは避けましょう。
後の方で説明しますが、窮屈な自転車での練習は乗車時の姿勢に影響するため、想定外の動きが入り癖がついてしまうことがあります。
また、自転車が小さいのでサドルの限界線(サドルのシートポストにはこれ以上あげてはいけないという刻印があります)を越えるまで上げて乗車し、シートポストが曲がるなど変形しているケースも多くみられます。乗車中に折れてしまったり、抜けてしまっては危険です。
自転車に乗れるようになったお子様のサドルの高さはどのくらいが良いのかご存じでしょうか?お子様のサドルの高さは、自転車に乗る時の重要なポイントです。目安として、お子様がつま先立ちをした時に地面に足が接する範囲を確認してください。その接地面積が、自転車にまたがった時と同じであれば適切な高さです。
つま先立ちで支える範囲は体重を支えるのに必要な面積です。自転車では体重に加え車体の重さも支える必要があるため、つま先立ちの時と同じ程度の足つきが理想的です。
大きい自転車を買ったら、怖がって練習せず、気づけば小さくなっていた…成長を見越して大きめを選んだはずが、結局コスパは良かったのでしょうか?これは他人事ではありません。
最初の1台は、適正サイズを選んで楽しく練習することが大切です。運転技術が身に付いたら、そのタイミングで少し大きめの自転車に買い替えるのがおすすめです。
あさひのキッズサイクルスタートガイドでも身長の目安を記載しておりますので参考にしてみてください。
16、18インチの自転車で練習を開始するときに考えること
足がしっかりつく自転車を選んでも、練習がスムーズに進むとは限りません。サイズが合っていても、補助輪を外した練習には難易度の高い車体構造の自転車があるためです。自転車選びは、目的に応じた設計を知ることが大切です。
「自転車ってどれも同じじゃないの?」と思った方へ。自転車メーカーがどのような思いで設計をしているのか、ご紹介します。
お子様の最初の自転車を購入する際、多くの方は以下の3パターンに当てはまります!
①補助輪付きで自転車に乗るがその自転車では補助輪を外して乗る練習はしない
②補助輪付きでしばらく乗った後にその自転車で補助輪をはずして乗る練習をする
③補助輪をつけずに自転車に乗る練習を始める
特に②を選んだ場合、注意すべきポイントがあります。補助輪がつく自転車には、以下の2つのタイプが存在します。
A:補助輪付きで乗ることを重視している自転車
小さいお子様でもハンドル操作で方向転換がしやすい小回り設計で、補助輪付きでの走行には最適です。ただし、補助輪を外すとバランスが取りづらく、練習が難しくなる場合があります。特に12インチや14インチなどの小さいサイズの自転車に多い設計です。
B:補助輪付きでしばらく乗った後に自転車の練習をすることを重視している自転車
あさひの補助輪がつくキッズサイクルはこのタイプです。補助輪付きで遊んだ後に練習を始めても窮屈さが少なく設計されています。直進走行時の安定性を重視して設計しています。ふらつきにくいので、練習にも集中しやすく、怖いという感覚が少ないと思います。
お子様の成長に伴い、背だけでなく手足も伸びます。そのため、サドルの高さを調整するだけでは不十分です。ハンドルを握る腕の距離や、ペダルをこぐ際の膝からハンドルまでの距離も成長に合わせて変わります。しかし、ハンドルとサドル間の距離は調整できないため、自転車選びの際に注意が必要です。
補助輪付きで乗ることを重視した自転車は、小さなお子様が操作しやすいように設計されています。そのため、足つきは問題がなくても、成長後には窮屈さを感じることがあります。特に小さめの自転車に乗っていた場合、ペダルをこぐ際に膝とハンドルが当たることがあり、ハンドルを避けるため足を開く癖がつき、補助輪を外すとバランスが取りづらくなることもあります。
あさひのキッズサイクルは成長を考慮した設計が特徴です。ハンドルまでの距離がゆったりとしており、補助輪を外す練習でも窮屈さを感じにくいため、スムーズに練習を進めることができます。お買い換えの頻度を減らしたい方にもおすすめです。
実際にお子様が乗車している写真を見てみましょう!足をあげてもハンドルまでの距離に余裕がありますね。もう少し大きくなってから練習を始めても窮屈さを感じにくそうでしょう?
練習を開始したら、最初の目標は「まっすぐ走る!」が、できることです。
自転車に乗り始めたばかりではバランスが取りづらく転びやすいですが、あさひのキッズサイクルは直進時の安定性を重視して設計されており、ふらつきにくく怖さを感じにくい構造になっています。練習に集中しやすく、自転車を習得しやすいでしょう。
ただし、小回りはやや苦手な設計です。しかし、公園などで使用する分には全く問題はありません。
最初の1台にはまっすぐ走りやすい自転車がおすすめです。
自転車の練習をする親子にとって軽さは正義だと思う理由
キッズサイクルの車体重量はご存じですか?ほとんどは10‐15kgほどで、10kg以下の軽量モデルもあります。一般的なシティサイクルは18‐22kgなので、軽いと思うかもしれませんが、お子様にとってかなり重いのです。
例えば、4歳の体重が16kgのお子様が14kgのキッズサイクルに乗る場合、扱う自転車は体重の87.5%に相当します。大人に置き換えると、体重50kgの人が43.8kgの自転車を扱うようなものです。これはお子様乗せ電動アシスト自転車に前後チャイルドシートを取り付け、お子様を乗車させ、アシストを切った状態で乗る重量に匹敵します。そんな自転車で練習したいと思うでしょうか?
あさひでは、7.2㎏の軽量モデルLOUIS GARNEAU(ルイガノ)K16liteを取り扱っています。16kgの体重のお子様の場合、車体重量は体重の45%に相当し、50kgの大人が22.5kgの自転車に乗るのと同じくらいの負担で練習できます。これはシティサイクルや軽量の電動アシスト自転車に近い重量です。
軽い自転車と重い自転車、どちらが良いかは意見が分かれますが、これから練習を始めるお子様には、可能な限り軽い自転車がおすすめです。ただし、軽さだけでなく、BAAなど安全基準を満たしていることも重要です。
重い自転車で練習をするお子様は、軽い自転車で練習するお子様と比べて疲れやすいです。
足つきや車体のサイズはそのお子様にあっていても、重量が重いと力をたくさん使わなければなりません。傾斜がついて登りになっているときは、進むのがつらそうです。
重くて乗るのが大変な自転車よりも、軽い力で漕ぎ出せるほうが練習が楽しいので、運転技術の上達につながります。
そして、保護者の皆様の快適な自転車ライフのためにも軽い車体がおすすめです!
お子様は練習に疲れてくると、車体をうまく支えられず転倒しやすくなります。私達はキッズスクールで、お子様がバランスを崩しそうな場合、車体とお子様を力いっぱいに支えます。あさひのスタッフは、普段から自転車を扱っているので、支え方のコツも力の使い方も心得ていますが、それでもやはり軽い自転車の方が支えやすいという意見が多いです。
私たちが楽をしたいので、軽い車体をおすすめしているわけではありませんよ?
普段、お子様と練習をするのは、保護者の皆様です。
お子様が疲れて転びそうなときに支える、練習場所まで運ぶ、保管するなど、日常的な作業が軽い車体だと楽になります。キッズスクールでお話を伺うと、「体力的に厳しい」「腰がつらい」という声も多く寄せられます。
キッズスクールに参加できた方も、練習はキッズスクールのレッスンだけで終わりではありません。自宅での練習も必要で、保護者の方が一緒に取り組む場面が多くなります。軽い自転車はお子様だけでなく、保護者の方にとっても負担を軽減する大切な要素です。
キックバイクからの乗り換えだから大丈夫だと思っていたのに・・・
ストライダーなどのキックバイクに乗っていたお子様は、自転車への乗り換えがスムーズに進むと思われる方が多いかと思います。実際、脚力やバランス感覚が身についているため、一般的には乗り換えがうまくいきます。「〇分で自転車に乗れる方法」や「〇時間で自転車に乗れる方法」として紹介される動画も、実はキックバイク経験のあるお子様だったという場合が多くあります。
しかし、「一般的に」という言葉を強調したい理由があります。それは、キッズスクールに参加されるお子様の中には、キックバイクから自転車への乗り換えがうまくいかず、練習に悩んでいるケースが少なくないからです。
世の中には自転車に乗れる方法の情報は豊富ですが、乗れなかった場合の対策についての情報は少ないです。特にキックバイクはスムーズに乗り換えができるとされているため、うまくいかない場合に原因が分からず、保護者の方が悩んでスクールに参加されることがあります。
乗り換えに苦戦して、キッズスクールに参加されたケースをご紹介します。
①ハンドル形状が変わり、感覚の違いにとまどっている場合
キックバイクから自転車に乗り換えるときには、同じハンドル形状の自転車を選ぶことがおすすめです。
画像は上がフラットハンドル、下がセミアップハンドルです。腕の曲がり方、ハンドルを曲げた時の曲げ方の違いがお分かりになると思います。
持ち手が手前にまがっているセミアップハンドルの場合、キックバイクのハンドルとは形状が変わるので、力をこめるときの感覚や、重心のかかる位置などが少し異なります。
最初はキックバイク同様、自分で助走をつけて乗り始めるところから練習を開始し、ハンドルの形状違いによる違和感に慣れてから、ペダルに足をのせて走行すると良いと思います。
②補助輪をつけて走行した場合
キックバイクからの乗り換えの場合、自転車の練習は補助輪なしから開始することがおすすめです。
補助輪を付けるとバランスを取る必要がなくなり、ハンドル操作で曲がることになるため、せっかくキックバイクで体の感覚が身についていたにも関わらず、自転車になると違う乗り方をするものだと、お子様が思い込んでしまう場合があります。
実際に、キックバイクの後に補助輪付きの自転車でしばらく走行していたお子様を指導する際、ペダルをはずした状態では、補助輪なしでもキックバイクのように走行できるのに、ペダルをつけたとたんできなくなる。と、いう場合がありました。このようなお子様は、「補助輪がないからできない」と思い込んでいることが多いです。しかし、実際はバランスや脚力に問題がない場合がほとんどです。補助輪を付けずに練習を始めることで、このような思い込みを避けられます。
補助輪付きで走行してしまった方は、できるだけ早く補助輪を(と、できればペダルも)自転車店ではずしてもらってください。自転車でキックバイクのように走行する練習をして、できるようになったらペダルに足をのせる練習をしましょう。
あさひのアプリをダウンロードすると、何度でもお使いいただける「ペダル脱着無料クーポン」がありますので、こちらを利用してみてください。
③自転車が重く、うまく進めないから嫌になった
キックバイクから自転車に乗り換える際は、特に「軽い自転車」を選ぶことをおすすめします。キックバイクの重量は約3㎏ですが、自転車になるとペダルやチェーン、ブレーキなどの部品が追加されるため、どれだけ軽くても6㎏以上の重さになります。一般的なキッズサイクルは10㎏以上あるため、急に重い車体になると、お子様が自転車に乗りたがらなくなることもあります。
また、大きめの自転車を選ぶと、うまく助走をつけられず練習が難しくなるため、足がしっかり地面につくサイズを選ぶことが大切です。ハンドル形状や車体の軽さがキックバイクに似た自転車を選ぶと、違和感が少なくスムーズに乗り換えができます。
自転車になるタイプのキックバイクを選ばれた場合、ペダルを付けた際に窮屈さを感じ、足をうまく乗せられないことがあります。練習をスムーズに進めるためにも、自転車への切り替え時期に注意が必要です。
また、キックバイクから自転車に変える際は、付属のパーツをご準備のうえ、お近くのサイクルベースあさひ店舗にご相談いただき、点検や整備を依頼することをおすすめします。特にスピードが出たり公道を走行したりする自転車は、安全性を確保することが重要です。
自転車のお買換え頻度を減らすために、自転車になるタイプのキックバイクを選ぶ方もいますが、ご購入の際は専門店で相談しながら選ぶと良いでしょう。キックバイクは14インチが一般的なサイズです。自転車に変更するタイミングが遅れてしまって、結局自転車モードで乗ることがなかった、自転車モードにしてみたけどすぐに新しい自転車を購入することになってしまったというご来店されるケースもあります。
サイクルベースあさひでは、お客様の自転車ライフに最適なご提案を行っています。お買い換えの頻度やタイミングについてのアドバイスもいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。お客様一人ひとりに合った自転車選びをお手伝いします!
自転車上達を支えるおすすめの1台
最後に、お子様が練習しやすい自転車をご紹介します。
まず、あさひブランドのキッズサイクルは、「お子様が自転車を楽しくスムーズに乗れるように」という思いで設計されており、とてもおすすめです。
キッズスクールの講師として多くの練習風景を見てきましたが、あさひブランドのキッズサイクルで練習すると、「キッズスクールに参加しなくても良いのでは?」と思う場面もあるほど、練習がスムーズに進むことが多々あります。この記事を書くきっかけも、保護者の方からの「あさひのキッズサイクルが練習しやすいと知っていれば、あさひで購入したのに!」という声でした。
実は、お店以外のイベント会場で開催されるキッズスクールでは、レンタル自転車としてあさひブランドのキッズサイクルをご用意する場合があります。その際、ご自宅で乗れなかったお子様が、レンタル自転車では驚くほどスイスイと乗れるようになることがあり、保護者の方も驚かれることが多いです。
年間300人以上のお子様が参加するキッズスクールでは、多くの自転車が持ち込まれますが、あさひブランドの自転車は他社製品と比べても練習しやすいと実感しています。お値段やデザインに合わせてあさひブランドのキッズサイクルを選んでいただければ、きっとお子様の練習がスムーズに進むでしょう!
特に練習しやすい1台を教えてほしいと思う方もいるのではないでしょうか?それが、ルイガノの「K16lite」と「K18lite」です!自転車練習を始めるお子様に特におすすめのモデルで、最初の1台にぜひ選んでいただきたい自転車です。
この自転車のおすすめポイントを紹介します。
1. 軽量で扱いやすい車体、その理由は高品質な素材と設計
自転車練習において、軽い車体は非常に重要です。ルイガノの「K16lite」は約7.2㎏、「K18lite」は約8.4と軽量で、自分で運べるお子様がいるほどの扱いやすさがあります。一般的なキッズサイクルが10㎏以上ある中で、この軽さはお子様の練習を大きく助けます。
フレームには、大人用ロードバイクにも使われるアルミニウム合金素材を採用しています。これにより軽量ながら耐久性・耐食性に優れており、長期間使える自転車となっていますので、下のお子様にも使ってほしい方には特に選んでほしい1台です。軽量化を重視し、補助輪なしの設計となっているため、キックバイクからの乗り換えにも最適です。
2. 練習が快適になるパーツの配置
ハンドルやシートポストなど、車体上部に軽量なパーツを使用しており、重心が安定してバランスを崩しにくい設計です。また、抵抗の少ないスリックタイヤを採用しているため、漕ぎ出しのふらつきが少なく、力の弱いお子様でも快適に走行できます。
3. 安全性への配慮
ルイガノの自転車は約90項目もの検査をクリアしたBAAマーク付き(実は社内基準がBAAよりもっと厳しいので、さらに安心です)。また、制動力の高いブレーキを搭載し、急停止時でもお子様が安全に止まれるように配慮されています。
4. 細部までの工夫
転倒時にサドルが破れにくい耐久性の高い表皮や、破損しにくいペダルを採用。また、軽い自転車は軽量化のためにチェーンケースがついていないことがありますが、チェーンケース付きで、ズボンの巻き込みを防ぐ構造となっています。
5. 日本人向けの体型に合わせた設計
カナダ生まれのブランドながら、日本で販売されているモデルは日本の子どもの体型に合う設計になっています。これにより、お子様の練習がしやすい車体を提供しています。そのため、練習がとてもスムーズに進むのが特徴です。
一方で、他の海外メーカーの自転車は、外国のお子様の体型を基準に設計されている場合があり、日本の子供にとってはサイズやバランスが合わず、練習が難しいことがあります。
お子様の自転車練習をスムーズに進めたい方には、軽さ、耐久性、快適性を兼ね備えたルイガノの「K16lite」と「K18lite」がぴったりです!


商品ページをご覧になり、「少し高い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ルイガノをはじめとする軽量な自転車は、一般的なキッズサイクルに比べ価格が高めな理由があります。それは、高品質な素材の採用により、軽さと丈夫さを両立し、お子様の乗りやすさと安全性を最大限考慮した設計にこだわっているからです。
「K16lite」と「K18lite」は、軽量設計で持ち運びが容易なため、保護者の負担を軽減しつつ、お子様が安心して楽しく乗ることができる自転車で、実際に使用していただければ、間違いなくその価値を感じる1台です。親子での練習時間をさらに特別なものにする、コストパフォーマンスの高い選択になることは間違いありません。
「家族みんなにルイガノ」というブランドコンセプトのもと、ルイガノのキッズサイクルは、使用するお子様と一緒に練習をする保護者双方に寄り添う自転車ですので、ぜひこの機会に、サイクルベースあさひ各店やインターネット通販店で、K16liteまたはK18liteをご検討ください!
TEXT:スタッフnino