信号も人通りも安心! 街乗りで気をつけたいシティサイクルのブレーキ術

2025.10.29

ブレーキにも”正しい使い方”があるんです

街なかで毎日活躍するシティサイクル。手軽で便利な一方で、意外と知られていないのでは?と感じるのが「自転車のブレーキの正しい使い方」です。

特に街中では、信号、交差点、歩行者、車など、様々な要因でブレーキを使うシーンが多く存在します。おそらく普段何気なく使っているブレーキですが、ブレーキのかけ方を誤ると転倒や接触といったリスクも…!

今回は見落としがちな「ブレーキの正しい使い方」について、サイクルベースあさひの店舗スタッフFJが重要ポイントをまとめてくれました!改めて安全なブレーキの使い方について、考える機会になりましたら幸いです!

 

★10秒まとめ読み

ブレーキを使う時、一番大切なことは「前後のブレーキをバランスよく、ゆっくりかけること」。

安全に止まれることが、安全に走るための第一歩!ぜひこの記事で紹介する「ブレーキの正しい使い方」を実践して、街乗りをもっと安全に、快適に楽しみましょう!

 

ブレーキの基本を押さえよう

ブレーキをかけるためのレバーは通常左右両手に付いていると思いますが、皆さんは普段どちらのレバーを握っていますか?片側のレバーばっかり使ってるなあ~という方、左右同時に握ってるよという方、色々な方がいらっしゃると思います。

実は左右のレバーでそれぞれブレーキが効く場所が違うということをご存じですか?一般的には以下のようになっています。

 

右レバー:前ブレーキ(よく効くが急制動は危険)

左レバー:後ブレーキ(効きは緩やかで安定しやすい)

ブレーキは「後→前」の順にじんわりかけるのが基本です。手元のレバーで言うと「左手→右手」の順番です。

たとえばこんなシーンでは…

日常にありがちなシーンごとに、その場面に適したブレーキの使用方法をご紹介します。

 

(1)信号が赤に変わりそうなとき

急ブレーキは危険です。特に交差点は事故が多いので注意して進みましょう。

信号が赤に変わりそうな時は無理に進まず、信号の手前から左レバーを握り後ブレーキでゆっくり減速していき、最後は右レバーの前ブレーキでしっかり停止しましょう!

 

(2)歩行者や車両が多い道では

歩行者など交通量が多い道でスピードを出すことはとっても危険です。

ゆっくり左レバーを握り後ブレーキを中心に使用して、スピードを出しすぎないよう滑らかにブレーキ調整しながら進みましょう。

 

(3)下り道やT字路では

下り道やT字路も、信号がある場所と同じく急ブレーキをかけることの無いよう、気を付けて進みましょう。

スピードが出る前に早めに後ブレーキを使い、いつでも安全に止まれるようにしましょう。意図せず急ブレーキをかけてしまうことを防ぐために、前ブレーキは補助的に使うよう意識するのがポイントです!

まとめ

急に前ブレーキを強くかけると、タイヤがロックして転倒の恐れがあります。(いわゆるジャックナイフの状態)

逆に後ブレーキだけでは制動力が弱いため、停止するまでの距離が長くなり、間に合わないことも…。

 

大切なのは前後のブレーキをバランスよく、ゆっくりかける」こと。

たったそれだけで、街なかの危険はぐっと減らせます。

安全に止まれることが、安全に走るための第一歩です!今日から“正しいブレーキ”を意識して、街乗りをもっと快適に楽しみましょう!

 

もし、「音が鳴って気になる」や「ブレーキの効きが悪い」と感じたら、ブレーキの点検が必要かもしれません。

サイクルベースあさひでは、安心して乗って頂けるようにセーフティ点検・調整も承っています。最近メンテナンスしてなかったな~という方は是非の機会にお気軽にご相談ください!

 

 あさひの自転車点検サービスの詳細はこちら

TEXT:スタッフFJ、スタッフかにっこ