2019.08.21

  • メンテナンス・カスタム講座
  • ブレーキ系

フラットハンドル シマノディスクブレーキのオイル交換

【動画解説】フラットハンドル シマノディスクブレーキのオイル交換

メンテナンス工具

  • ボトル

  • ディグリーザー(スプレー)

  • 注射器&チューブホルダー

  • ウェス

  • ブリードスペーサー

  • オイルファンネル

  • スパナ

  • Y型ヘックスレンチ

  • ミネラルオイル

事前確認事項

車体にレバーを取り付けての作業する方法もありますが、気泡の抜けやすさなどを考慮すると、レバーを車体からは外して、つるしながら行なうのが確実です。ワークスタンドに、ハンドルを取り付けて、レバー、ホース、キャリパーをぶら下げて行なうと、作業がしやすくなります。


ホース外れなどで、ブレーキパッドに万が一オイルがかかってしまった場合、そのブレーキパッドは一度で使用できなくなります。パッド面を慌ててディグリーザー等で洗浄したり、やすりで研磨しても、オイルが一度しみこむと制動力が落ち、音鳴りの原因ともなります。必ず、パッドを抜き取り、ブリード用スペーサーをはめてください。

ブレーキレバーの角度を調整する

ブレーキレバーを水平から45°傾け、乗車姿勢の位置にセットします。

レバーにオイルファンネルをねじ込む

上側のブリードねじとOリングを取外し、オイルファンネルをねじ込みます。

キャリパーにスパナと注射器をセットする

ミネラルオイルを注射器で、空気が入らないように吸い出します。


7 mmスパナを所定の位置にセットし、注射器をブリードニップルに接続します。この時、チューブホルダーでしっかり留めないと、作業中に外れる恐れがあります。

ブリードニップルを1/8回転緩めて開きます。

 

注射器のピストンを押してミネラルオイルを注入します。
 

ミネラルオイルがオイルファンネルから出始めます。気泡が混じっていないオイルが出てくるまで注入し続けます。

 

  • ミネラルオイルに気泡が混じらなくなったら、ブリードニップルをいったん閉じます。

     

    このタイミングで繰り返しレバーを握ったり離したりしないでください。
    このような操作で気泡が見えなくなっても、ブレーキキャリパー内の油に気泡が混じっている可能性があり、気泡抜きにさらに時間がかかります。(レバーを繰り返し握ったり、離したりした場合は、油を全て排出してから、再度注油してください。)

  • エア抜き

    チューブに袋又はボトルを取付けます。

    チューブをブリードニップルに接続し、ブリードニップルを7mmのスパナで緩めます。

    しばらくそのままにしておくと、ブリードニップル側からチューブへ自然にミネラルオイルとともに気泡が抜けていきます。

     

    ポイント

    このとき、ホースを軽く揺らしたり、リザーバータンクやキャリパーをドライバーのグリップ部分で軽く叩いたり、キャリパーの位置を変えたりすると効果的です。

    レバー側ファンネル内の油面が下がるため、空気を吸わないよう(空気が入らないように)油を補充し油面を維持します。
    気泡がブリードニップルから出なくなったら、いったんブリードニップルを締めます。


     

    仕上げのエア抜き作業

    ブレーキレバーを握った状態で、瞬間的にブリードニップルを開け閉めして(約0.5秒間ずつ)キャリパー内の気泡を放出します。この手順を2〜3回繰り返します。その後、ブリードニップルを締付けます。

    一人で作業を行う場合、輪ゴム等を活用すると作業がしやすいです。
     

    ここでブレーキレバーを操作すると、システム内の気泡が穴からオイルファンネルに上がってきます。
    気泡が出なくなったら、ブレーキレバーを当たりまで握ります。
    正常の状態であれば、この状態でレバー当たりが堅くなります。
     

    レバーユニットを水平にセットした後、レバーを上下に30°程度傾けたりして気泡が残っていないか確認します。


    次に、レバーユニットを左右に30°程度傾け、気泡が残っていないか確認します。

    気泡が出る場合は、気泡が出なくなるまで上記の手順を繰り返してください。

     

    ブリードネジをねじ込む

    オイルストッパーのOリングの付いている側を下にして、オイルファンネルに栓をします。

    オイルファネルを外し、蓋をします。

     

    キャリパーのブリードニップルキャップをはめる

    キャリパーのブリードニップルキャップは、次回オイル交換時などに、砂利などの異物混入を防ぐ重要なパーツなので、忘れずに装着するようにします。

    自転車に再度組み付けして、きちんと効くか確認して終了です。