日本最大級の自転車通販サイト サイクルベースあさひ

メンテナンスマニュアル

チェーンを洗いましょう。

チェーンといえば、自転車のパーツの中でもっとも汚れる部品のひとつですね。
チェーンを洗う方法はいろいろありますので、まとめて見ました。

■灯油で洗う 昔からの 自転車乗りには定番の洗い方。自転車専用の洗浄液にくらべて灯油が安いのがメリット。ただし灯油をガソリンスタンドに買いに行く手間(通信 販売では買えませんから・・)と、チェーンを毎回外さなければいけないのがデメリット。最近は工具なしで外れるチェーン(ワイパーマン・スラム・コネックス等)があるため、灯油派には重 宝します。
■パーツクリーナーとウエス パーツクリーナーをかける、ウエスでチェーンを拭くの繰り返す。チェーンの仲間ではあまり綺麗にならず、いつまでたってもウエスに付く黒い汚れは減らない。
チェーン専用洗 浄システム 車のコイン洗車のように手軽にチェーンを洗うことが出来る。沢山のブラシでチェーンのひとこまずつ中までブラッシングする為、実はもっとも手軽で、もっとも効果が 高い。今回オススメするのはこのタイプです。

今回のサンプルは、パークツールの「CM-5」、フィ ニッシュラインの「TOS045」 です。まずは見た目の比較です。どちらも樹脂製ですが、パークツールの方が全体にしっかりしたつくりで、頑丈そうです。フタを止めるクリップも、パーク ツールが左右2ヶ所なのに対して、フィニッシュラインは中央にひとつだけです。


パークツールのハンドルは繰り返し着脱可能ですが、フィニッシュラインは一度はめたら外すのはかなり硬いつくりです。梱包用にハンドルを組み立てるように してあるだけで、一度取り付けたら外さないほうが良いでしょう。


中のブラシはどちらも同じような感じですが、横から洗うブラシはパークツールのほうがよく洗えそうです。どちらにもスポンジがついており、メーカーのうた い文句では「洗浄後のふき取りの手間を省く」ようですが、洗浄後に全くふき取りをしないで済むとまでは思いません。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル


すぐにチェーンに取り付けて洗いたいところですが、下準備をしっかりしないと後で大変です。チェーンを逆回転させるた め、ギアの位置が肝心なのです。ロードならフロントはインナー、リアはローから3-4枚目、MTBならフロントはセンターギア、リアはロー から3-4枚目にしてください。肝心なのは、チェーンラインをまっすぐにすることです。

次に、朝刊を丸ごとご用意ください。折り込み広告はいりません。スポーツ新聞は枚数が少ないので今ひとつです。左の画像のように半分ずつひろげて、リムが 汚れないようにガードしてください。几帳面なひとは、新聞紙がずれないようにすこしだけテープでとめてしまいたくなりますが、結果にはあまり違いはありま せん。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

ではチェーンにセットします。フタを開けて、洗浄剤(CB-2)本体の 水位表示まで入れます。ここでケチってはいけません。

こぼさないように一人で作業しようとすると、結構大変です。その点、パークツールのCB-2は片手で作業でき るように注ぎ口が工夫されています。

ふたをして固定します。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

本体をリアディレイラーよりの位置にします。フロントギアよりの位置にすると回転がスムーズにいきません。そろそろとペ ダルを逆回転します。

なんとなく高速回転させたくなりますが、汚れの落ち具合にスピードは関係ないと思います。早くまわせばまわすほど、周りに洗浄液が飛び散ります。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

フィニッシュラインも使ってみましょう。
おや、パークツールより かなり抵抗 があり、ペダルを逆回転させるのに結構力がいりました。ブラシが チェーンに当たる音も、パークツールよりかなり大きめです。

チェーンがたるまないように、本体はすこし低い位置にしてください。パークツールと同じ位置だと、スムーズに回転しません。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

どれくらい汚れが落ちたか見てみましょう。本体を外してみます。

うわっ、透明だった洗浄液が真っ黒です。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

ブラシを外して、本体をパーツクリーナーで洗浄します。パークツールにもフィニッシュラインにも、本体の底に 「磁石」 がセットされています。磨耗したチェーンのカスなどが、洗浄液の中で混ざってしまわないように、この 磁石 にくっついています。

なかなか良く考えられています。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

しかしパークツールとフィニッシュライン。同じような構造でしたが、回転するときの抵抗にかなり違いがありました。何故 でしょうか?
本体の中でのチェーンの通り方を見てみましょう。

パークツールはだいたい一直線ですね。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

それに比べてフィニッシュラインはどうでしょうか。

3個のブラシでかなりチェーンがS字カーブを描いています。なるほど、チェーンが中を通るときに抵抗 があるはずです。力を入れて洗っている感覚はフィニッシュラインの方が上ですが、本体のフタをとめるストッパーのつくりがフィニッシュラインはかなり貧弱 で、指で押さえながら作業する必要がありました。

ということは、フィニッシュラインのほうがブラシをチェーンに押し付ける力は強い 為、ブラシのへたりは早いと思われます。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

それでは洗浄後のチェーンを見てください。どうでしょう。見違えるように綺麗になりました。
はっきり言ってここまで綺麗になるとは思っていませんでした。冷静に考えたら、チェーンのコマのひと つひとつをブラシで洗っているのですから、どんな洗い方よりも綺麗になるはずです。

自転車メンテナンス歴が長ければ長いほど、このすばらしさを信用していないのではないでしょうか。すごいですよ。これからはこの工具無しでは、チェーンを 洗う気にもなりません。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル

洗浄液についてですが、パークツールのCB2は ディグリーザー(脱脂剤)では無く、さらっとしたオイルです。洗浄することでこのオイルが染み渡りますので、こまめに洗浄するのであればさらにオイルを塗 る必要はありません。というよりさらにオイルを塗るのであれば、洗浄後にパーツクリーナーでオイルを完全に除去してからでないと、2種類のオイルが混ざる ことになり、本来の性能を発揮できません。

左の画像は、洗浄後にパーツクリーナーを拭きかけ、ウェスでふき取ったものです。非常に綺麗です。汚れの付きにくいドライ系のオイルを 添付する場合、この作業は必須ですね。

チェーン洗浄 メンテナンスマニュアル



関連ページ チェーンコーナーとチェーン洗浄人気アイテム