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メンテナンスマニュアル

SPD-SLクリートの取り付け

ロードバイクと一体になって走る為の必須アイテム、「SPD-SL」クリートの取り付け方をご紹介。

2014年10月現在、ロード用ビンディングペダルを主に発売しているのは、「シマノ」「ルック」「タイム」「SPEEDPLAY」の4社ですが、クリートをシューズの裏に取り付ける規格は、いわゆる 「三穴(みつあな)」 タイプにほぼ統一されています。


SPD-SLクリートの取り付け メンテナンスマニュアル

シマノのSPD-SLの場合、クリートは「赤」「青」「黄」の3種類があります。その違いは「遊び」の量です。
遊びの量が少ない方が、ホールド感やダイレクト感が強く、パワーロスも少なくなります。 ただ、クリート位置のセッティングやライディングポジションなどの誤魔化しがきかなくなる為、 セッティングを誤ると疲れやすくなったり、膝の調子を悪くすることもあります。その為、上級者向けになります。 初心者の方は、遊びの多いタイプから始めるのがオススメです。
固定モード。クリートをペダルに固定した状態で全く遊びがありません。上級者向けです。
フロントセンターピボットモード。シューズ前方を中心に左右それぞれに1度の遊びをもたせています。
セルフアライニングモード。クリートをペダルに固定した状態で、左右それぞれに3度の遊びがあります。初心者の方はこちらがおすすめです。
シマノ以外のクリートにも、もちろん其々角度の設定があります。

例えば、ExustarのE-RSL1はフローティング角度がそれぞれ4.5度なので、シマノの黄色「SM-SH11」よりも遊びが大き目の設定で、初心者でもより扱いやすい設定になっています。
パッケージを開けた状態です。クリートが2つ。左右の違いはありません。ボルトが6つ、四角い形のスペーサーが6つです。
クリートの黄色い(赤い)方がペダル側になります。
ワッシャーは膨らんでいる方が、シューズ側になります。

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シューズの裏側です。ソールがカーボンタイプの場合、クリートが滑らないようにザラザラ加工が施されているものもあります。

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まずは仮止め。クリート固定ナットには必ずグリスを塗りましょう。使用する工具は4ミリのアーレンキーです。

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ここからが重要な所。クリートを何処に取り付けるかです。 サドルの高さを決めるときのように、いろいろな説があります。ネットや雑誌で調べれば調べるほど、悩むかもしれません。

その中でも現在もっとも主流と思われる方法をご紹介します。


「拇指球と小指球の中心が、ペダル軸の真上になる」


「拇指球」 とは、足の親指の付け根のことで、踏み込んだときにもっとも力のかかるところ。同じように小指側にも「小指球」 というものがあり、その二つを結んだ中心線を調べることから始まります。

難しいのは、素足の状態で拇指球・小指球はわかっても、靴を履いた状態になるといまいちどこだったかはっきりしなくなるところ。


ポジションにシビアなライダーになると、クリート位置のセッティングは丸一日はかけると言います。


とはいえ、考えすぎても仕方ありません。大体のところで取り付けてしまいましょう。まずは素足の状態で、拇指球の位置を指で探り、そこに意識を集中させます。

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そしてすぐにシューズを履きます。シューズの上から先程の拇指球の位置を探ります。

「ここかな?」というところで、シューズにマジックなどで小さな印を付けましょう。ここが拇指球とします。

拇指球がわかれば、小指球の位置はその何ミリか下。その中心がペダル軸の真上(クリートの中心)です。


およそ下の画像のようなイメージになります。

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クリートは前後位置だけではなく、左右の位置も調整可能です。多少のQファクター(フレームの中心からペダルの中心までの距離)を調整することも可能です。

前後左右が調整可能なので、無理やり「がに股」 や 「内股」 にすることもできてしまいます。どちらも正しいペダリングにはマイナスですので、フレームとまっすぐ平行になるように取り付けましょう。

シューズによっては、下の画像のように「目盛」が付いているものもあります。便利ですので活用しましょう。

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ポジションが決まったら、固定ボルトを本締めして、出来上がりです。
ちなみに、締付けのトルクは製品にもよりますが、シマノのクリート/シューズの場合はおおよそ5~6Nmです。
きちんとしたトルクで締めるなら、トルクレンチがあるとより良いですね。


さて、本締めも終わったら「これで完了!」

…という訳ではなく、一発でしっくり来ることはまずありません。 この後も微調整を繰り返して下さい。

クリートの調整一つで、足に痛みが出たり、逆に痛みが治ることもあります。

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最後に、クリートにも寿命があります。シマノのSPD-SLクリートの場合、黄色い部分(赤い部分)が徐々にすり減ってきますので、およそ色が無くなったら交換時期とお考え下さい。


ちなみに、確実に左のほうが痛みが激しいです。だって信号待ちで外すのは左側のクリートばかりですから。



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