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- 第14回JBCFきらら浜クリテリウム
- 川勝選手【新金岡店/E1】
- 布田選手【名取店/E1】
- 佐藤選手【西宮市丸橋店/E1】
- 竹中選手【橿原葛本店/E2】
- 後藤選手【川西店/E3】
- 中村選手【本社/マスターズ】
- 堀井選手【池田店/マスターズ】
- 次のレースは神奈川県で開催される第2回JBCF大磯クリテリウム
第14回JBCFきらら浜クリテリウム
5月6日(土)〜7日(日)に、山口県山口市の山口きらら博記念公園 北駐車場内特設コースで2日間にわたって「第14回JBCFきらら浜クリテリウム」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
播磨中央公園と群馬サイクルスポーツセンターで開催された西日本と東日本ロードクラシックが終わり、約1ヶ月前の舞洲クリテリウム以来のクリテリウムレースが開催されました。ここ、山口県のきらら浜で行われるクリテリウムは、毎年ゴールデンウィークに開催される恒例のレースでもあります。
先週の東日本ロードクラシックの結果により、MiNERVA-asahiはエリートクラスのチーム総合順位が1位となりました。とは言え2位、3位のチームとのポイント差は接戦の状態。今回のきらら浜の結果次第では総合順位が入れ替わる可能性も大いにある状態。各選手の獲得ポイントが非常に大事になるレースとなりました。
<<コースマップ>>
出典:「第14回JBCFきらら浜クリテリウム」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
・E1(2.3km×15周=34.5km)
川勝選手【新金岡店】
布田選手【名取店】
佐藤選手【西宮丸橋店】
・E2 (2.3km×10周=23km)
竹中選手【橿原葛本店】
・E3(2.3km×8周=18.4km)
後藤選手【川西店】
・マスターズ(2.3km×8周=18.4km)
中村選手【本社】
堀井選手【池田店】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
川勝選手【新金岡店/E1】
リザルト:DAY1=3位、DAY2=8位
<<DAY1>>
雨風が強く、中止と言われてもおかしくない状況でしたが無事に開催。
悪天候の影響もあり比較的完走しやすいクリテリウムレースなのに、悪天候の影響もあり今回のレースは完走率が約30%の厳しいレースとなりました。
集団スプリントだとチャンスが少なくなりますが、コーナーも多くレースコンディションも悪いため、前へ前へ展開すれば十分に上位でゴールできると予測してレースがスタート。
前回の東日本ロードクラシックでMiNERVA-asahiはチーム総合首位に立ったため、今回は前列からのスタートとなります。
スタートしてすぐにリーダージャージを着用する南選手【OUTDOORLIFE Racing】とクリテリウムレースで入賞常連の所司選手【モジュマ エリアゼロナナゴ】と3人で集団からわずかにリードを奪い、そのままローテーションを続け、じわじわと後続とのタイム差を広げます。
南選手の牽きは相変わらず強く長く、抜け出した時点で覚悟はしましたが、かなり辛い時間帯が続きました。
しばらくすると水本選手【Team Kermis Cross】と中市選手【Team Kermis Cross】がジョインし、5名の逃げが形成されます。両名ともよく知ったメンバーで、力のある選手なので逃げ切りの可能性がさらに高まります。
順調に逃げ続けていましたが、所司選手が自分の前で落車してしまい逃げグループは4名に。メンバー的に逃げ切りは濃厚ですが、とにかく南選手が強く、南選手から遅れないようにします。
ラスト2周回からはTeam Kermis Crossの2名が交互にアタックし、南選手が追いかける展開に。
最終周回、単独先行していた中市選手を最終コーナー手前のストレートで吸収し、カウンターで南選手がアタック。
これに水本選手が反応します。
自分は脚がなくて少しギャップが空いてしまい、中市選手をパスしたものの、最終コーナーはリスクを冒さず安全に曲がり、そのまま3位でゴールしました。
<<DAY2>>
2日目のコースは、前日のレースの逆回りになります。
風は弱まりましたが雨は降り続き、減速するレベルの水溜まり区間も残ったままでした。
逆回りの場合、ゴールへ向けて道幅が広く、コーナーが少ないレイアウトとなり、前日は逃げが決まりましたが2日目は集団スプリントが予想されます。
レーススタート後、VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAMやmkw、OUTDOORLIFE Racingなど、総合上位チームの選手達が攻撃を仕掛け、我々のチームからも布田選手や佐藤選手がしっかりと前で走っています。
散発でアタックがかかりますが、今日は逃げが許されない展開。少しずつ集団スプリントの気配が漂い始めます。
最終周回、前日一緒に逃げた中市選手【Team Kermis Cross】が単独で先行しますが集団が吸収。そこからはゴールスプリントへ向けての位置取り争いがはじまります。
必ず上位の着順をとってくる南選手【OUTDOORLIFE Racing】、水本選手【Team Kermis Cross】をマークしながら最終コーナーを3人で争い、先頭でクリア。
最終コーナーを抜けてからスプリントを開始するも、ゴールまで約250mのロングスパートになってしまい、あえなく失速。
なんとか入賞圏内で粘りたかったのですが、届かず8位でゴールとなりました。
布田選手【名取店/E1】
<<DAY1>>
雨がかなり強く、風もあります。
初日はコースを時計回りでまわる12.3km×15周の34.5km。逃げが決まりやすいということで、それを狙っていきます。
1周回目がローリングスタートになり、落車が怖いのとコースの確認も含めて集団の後方にさがります。
しかし、コレが大失敗。
コース中に溜まった、バイクが失速する程の大きな水溜りで集団が崩壊し、後方の集団に取り残されてしまいました。
先に行ってしまった先頭集団を、単独で追いかけますが追いつけず、9周回目でタイムアウトにより足切りとなりました。
<<DAY2>>
天候は、昨日に比べて風はないものの、雨は強いままでした。コースは昨日と逆回りになります。
前日の反省を踏まえて、何が何でも先頭集団から離れず、できれば逃げに乗りたいと思っていました。
集団は序盤からペースが速く落ち着きません。幾度となく発生する逃げは決まらず、先頭が常に入れ替わるような展開でレースはすすみます。
中間スプリントを過ぎたあたりで、おそらく逃げは決まらないと判断し、有力なアタックは警戒しつつ、スプリントに向け脚を温存しながら集団の前方で走ります。
しかし9周回目の最終コーナーで、目の前の選手がバイクを滑らせてしまい落車。これに巻き込まれて自分も落車してしまいバイクが走行不能になって、レースを終えることになりました。
佐藤選手【西宮市丸橋店/E1】
リザルト:DAY1=DNF、DAY2=28位
<<DAY1>>
きらら浜は複数回入賞経験のある好きなコース。雨のレースも嫌いではないのですが、今回は例外でした。
雨足は強く、何度も走ったことのあるコースなので、バイクと体のコンディションを優先して、直前の試走はせずにレースはスタート。
事前に聞いていた通り、水溜りどころか川のようになったコースでは、水深の浅いところは前走車のラインをなぞれば楽なのですが、足首までつかりそうなくらい水が溜まった深い所ではかなりの減速がかかります。
風と水にやられ、足を止めることができません。
そうこうしている間に脚が無くなってしまい集団からドロップしDNFとなってしまいました。
<<DAY2>>
前日に続き2日目も雨が降り続き、川のようになったコースはそのままでした。
前日に比べて水深も浅くなったのか、昨日より水溜りは楽に走ることができます。
レースは昨日に続きハイペースで、集団は大きいまま進みます。
途中、ホームストレートで集団の前方に出られそうなので、2度ほどチェックのため先頭まであがりますが、最終周回の最終コーナー手前の水溜りで隣の選手と接触してしまい、モロに水の抵抗を受けて失速。
最終コーナーを抜けて、少しでも順位を上げるため踏もうとしますが、今度はコースアウトした選手が自分の前に割って入ってきたため、踏むことができず28位でゴールとなりました。
竹中選手【橿原葛本店/E2】
リザルト:DAY1=DNF、DAY2=8位
<<DAY1>>
事前情報では集団後方で遅れてしまうと集団への復帰がかなり困難になると聞いていたので、スタート直後から先頭を走ります。
第1コーナーから第2、第3コーナーを抜けて、しばらく5cmほどの水溜りが続くゾーンへ。
この区間が信じられないくらいの抵抗で、脚が重くなります。先頭をキープしたまま、2周回目の水溜りゾーンで一気に集団後方まで下がってしまい、そのまま集団についていくことができなくなり、3周回目の水溜りゾーンでさらにメイン集団とのギャップができ、そのまま淡々と走るも6周回終了時点でタイムアウトによりDNFとなりました。
<<DAY2>>
気温が低かったためホットオイルとレインジェルを塗り、入念にアップを行います。
さらにカフェイン飲料で集中力を極限まで高めてレースに臨みました。
スタート直後から先頭付近をキープし続けることができ、常に5番手以内でレースを進めます。
自分が先頭のタイミングでペースアップするも同調する動きはなく、集団は縦一列のまま。
ラスト2周のタイミングで石崎選手【Team Kermis Cross】が飛び出します。
その動きにしっかり反応して最終コーナー手前で逃げを吸収、3番手で最終コーナーをクリアしました。
そのままホームストレートを全力でもがきましたが、4名の選手に捲られて8位でゴールとなりました。
後藤選手【川西店/E3】
リザルト:DAY1=17、DAY2=8位
<<DAY1>>
ここ最近、雨のレースが多いので慣れてきたと思っていましたが、今回のコースはあちこちに深く長い水たまりがあり、とても苦戦しました。
スタート直後から出遅れないようペダルを回します。
バックストレートまでは前方で位置取れていましたが、深い水たまりエリアで大きく減速。この瞬間に両サイドから後続に次々追い抜かれてしまい、一瞬で最後方になってしまいました。
そこからは集団との差がジワジワ広がり単独走となり、ドロップしてきた他選手と合流しながら、なんとか完走することができました。
<<DAY2>>
スタート後は、しっかり踏み込んで集団の前方をキープします。
バックストレートの水たまり区間は前方選手の1〜2m後ろに付き、ペダルを9時-3時にしてなるべくムダ足を使わないよう心がけます。
後方へ下がっても落ち着いてコーナーを処理し、第2コーナーからの広いストレートで追い上げ順位をキープします。
考えていた組み立て通りにレースを運ぶことができ、集団の前方でゴールスプリントに入ることができ8位でゴールしました。
中村選手【本社/マスターズ】
リザルト:DAY1=2位、DAY2=2位
<<DAY1>>
レース序盤は相変わらずの膠着状態。
深い水溜まり区間はバイクのコントロールを奪われ、水しぶきがペダルの高さまで押し寄せ脚を重くします。
前走者との間隔を適度に取りつつ、冠水箇所ではシクロクロスレースで砂も上を走る時の要領で、全開で前荷重進入し、後荷重で抜けることを心掛けてとにかく無駄なく走ることを心掛ました。
4周回目のスプリント周回でヨノツ選手【TeamZenko】が先行し、あわよくばこの周回で、2人で逃げられれば…と画策するも、集団がこれを許さず追い付かれてしまいます。
最終周回の最終コーナー手前で、ヨノツ選手にまたも先手を打たれてしまい必死に追うが追いつけません。ただ、後ろは引き離すことができたので勝負はヨノツ選手と2人になります。
最終コーナーはヨノツ選手の方が、処理が上手く差が開きます。そこからのゴールススプリントで差は縮まらず、そのまま2位でゴールとなりました。
悔しい敗北ではありますが、この雨の中で安全にゴールし今期自己最高着順の2位に終われたことは一安心の結果となりました。
<<DAY2>>
レース展開は、昨日より水の影響が少ないせいもあり、ハイスピードではあるものの、アタックが散発する程度で大きな動きがない状態ですすみます。
そして、この日も動きがあったのはスプリント周回。
前日と同様にヨノツ選手【TeamZenko】が最終コーナー手前の直線から加速して周回賞を取りに行くと予想していたので、その通り飛び出したヨノツ選手について2人で抜け出します。昨日よりも集団とのギャップは広がっていて逃げが決まるチャンス。
「このまま逃げ切ろう!」とヨノツ選手に声を掛け、2人でローテーションを回して加速します。
集団もこれを追いかけようとしますが、思惑が合わなかったのか差は縮まらず。風も弱くこのままヨノツ選手と逃げ切れるチャンスと思いきや、2周回ほど逃げたところでリーダージャージの岸本選手【mkw】による必死の追走で集団に追いつかれ、そのまま最終周回へ。
あとは追走で脚を使った集団を振り解いて抜け出すつもりでしたが、またしても最終コーナー前の長い直線でヨノツ選手に先行されてしまいます。
過去の経験から長いゴールスプリントでは自分が追い抜くことも多く、このまま追い抜けると思いましたが、一歩及ばず前日と同じ展開となり2位でゴールとなりました。
堀井選手【池田店/マスターズ】
リザルト:DAY1=4位、DAY2=5位
<<DAY1>>
後手にならないように1周回目は様子見で先頭を牽きます。
2周回目に入ってもアタックがかからず序盤から集団は牽制状態でした。3周回目にして、動きがありましが決定打になることはなく、そのままゴールスプリントへ。
前日にチームメイトからもらったアドバイスどおり、位置取りに気をつけて最終コーナーを4番手で入り、そのまま4位でゴールしました。
<<DAY2>>
集団でのゴールスプリントは避けたかったので、どこで展開するか迷いながら走ります。
4周回目のスプリント賞がかかった周回に、ヨノツ選手【TeamZenko】とチームメイトの中村選手が抜け出し、集団がヨノツ選手と中村選手を吸収した後、間髪入れずに自分がカウンターでアタックします。
次のレースは神奈川県で開催される第2回JBCF大磯クリテリウム
次戦は5月14日(日)に、神奈川県中郡大磯町にある大磯プリンスホテル特設クリテリウムコースで開催される「第2回JBCF大磯クリテリウム」に、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。