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- 大阪市で2日間にわたって開催されたタイムトライアルとクリテリウムレース
- 小林(毅)選手【大森店/E1】
- 永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
- 佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
- 堀江選手【岐阜市橋店/E1】
- 後藤選手【川西店/E3】
- 大島選手【北岡崎店/E3】
- 中村選手【本社/M】
- 蒲原選手【佐倉店/F】
- 次のレースは新城クリテリウム2DAYS
大阪市で2日間にわたって開催されたタイムトライアルとクリテリウムレース
9月2日(土)〜3日(日)に、大阪市の舞洲スポーツアイランド内特設コース内にて「第17回JBCF舞洲タイムトライアル」と「第39回JBCF舞洲クリテリウム」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
毎年、春と秋に大阪市此花区にある人工島の舞洲で開催されるタイムトライアルとクリテリウムレース。
関西方面の選手にとっては恒例の舞洲でのレースです。大会開催数からも分かるように、非常に歴史のあるレースとなりますが、2025年開催予定の大阪万博の関係で、残念ながら今回のレースをもって舞洲でのレースは最終となってしまいました。
タイムトライアルのコースは大小合わせて複数回繰り返される180°ターンと直前の組み合わせで、そのコーナーを如何にスピードを落とさずに曲がることができる技術と、コーナーごとに掛かるインターバルに耐えるだけの脚力が求められます。
クリテリウムは、1周が850mのオーバルに近い形の単調なコースに見えますが、コーナー明けのインターバルやアタックなど少しずつ選手達の脚力が削られ、また集団内での位置取りや最後のスプリントを仕掛けるタイミングなど、総合的な実力を求められるレースとなっています。
<<タイムトライアルコースマップ>>
出典:「第17回JBCF舞洲タイムトライアル」テクニカルガイドより
<<クリテリウムコースマップ>>
出典:「第39回JBCF舞洲クリテリウム」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<個人タイムトライアル>>
E1=小林(毅)選手【大森店】
E1=永友選手【THE BASE南大沢店】
M=中村選手【本社】
F=蒲原選手【佐倉店】
<<クリテリウム>>
E1-1組目(0.85km×30周=25.5km)
佐藤選手【西宮丸橋店】
堀江選手【岐阜市橋店】
E1-2組目(0.85km×30周=25.5km)
小林(毅)選手【大森店】
永友選手【THE BASE南大沢店】
E3-1組目(0.85km×18周=15.3km)
後藤選手【川西店】
E3-2組目(0.85km×18周=15.3km)
大島選手【北岡崎店】
M(0.85km×18周=15.3km)
中村選手【本社】
F (0.85km×22周=18.7km)
蒲原選手【佐倉店】
※E1とE3は参加人数により、それぞれ2組に分けてのレースとなります。
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
小林(毅)選手【大森店/E1】
タイムトライアル=7位、クリテリウム=21位
<<タイムトライアル>>
タイム:2分56秒68/平均時速:40.75km/h
過去にE3で入賞したこともあり、個人戦の実力勝負のため目標は表彰台にあがること。
春の舞洲は突っ込みすぎてしまったため、前半は抑え気味で平均してスピードを維持することに意識して走りました。
結果は7位となりあと0.4秒で入賞を逃す悔しい結果となりましたが、プラン通りに走ることはできたので実力を出し切った結果だと思います。
<<クリテリウム/E1-2>>
E1の2組目は、前日のタイムトライアル上位の選手が多かったのでスピードレースになると予想。
エントリ―人数が少なく、強くはないが風もある。その条件を考えると、5人前後の逃げを作りたいと考えました。
序盤からペースをあげて何度か動きますが、どれもすぐに吸収されてしまいます。
集団内は逃げを許さない雰囲気を感じだったので、中盤は集団内で回復に努めます。
しかし、暑い中のレースで思ったより消耗してしまい、氷を多めに持ってボトル2本で出走しましたが、ほぼ脱水状態。
最後の3周回の逃がしたくないタイミングで、他の選手のアタックに反応したことで回復が間に合わなくなってしまい、最終周回の位置取り争いからドロップしスプリントもできず、そのままゴールとなりました。
永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
タイムトライアル=14位、クリテリウム=22位
<<タイムトライアル>>
タイム:2分59秒92/平均時速:40.02km/h
目標としていた3分を切ることは出来ましたが、コーナーで微妙に脚を止めてしまった事でタイムを伸ばしきれませんでした。
14位と言うリザルトに満足はしていませんが、目標としていたタイムを切れたことは素直に嬉しかったです。
<<クリテリウム/E1-2>>
逃げそうなメンバーが揃っていた組だったので常に警戒して前で捌いていましたが、内心では早く落ち着いてくれと思いながら周回数をこなしていました。
結局、逃げという逃げが一つも決まらないまま迎えた残り3周のタイミングで飛び出した選手にチェックに入りましたが、そこで脚が無くなり集団後方でゴールとなりました。
終始、集団の前方で展開出来ており、内容的には次に繋がるレースが出来たと思うので残りのレースでも良い結果が出るよう頑張ります。
佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
クリテリウム=5位
<<クリテリウム/E1-1>>
レース当日は快晴で高気温。
首元には氷をつめた袋を入れて、ボトルは飲み水用と掛け水用として2本体制で挑みます。
重量は重たくなりますが保冷ボトルを使って暑さに備えます。この夏は暑さにやられたのか高強度で走行すると、すぐに目眩が起きてしまいます。
暑さのせいで、一回でも心拍をあげ切ってしまうと、あがりっぱなしになってさがらなくなるので、レース中の逃げやアタックには極力反応せずに、集団の後方を走るようにしてラスト周回に掛けていました。
チームメイトの堀江選手に、最終周回のバックストレートの中程まで引いて欲しいとお願いしてレースはスタート。
リアルスタートと同時に堀江選手ともう1人が飛び出したが、これが決まっても面白いな、と自分は集団にステイします。しかし、その逃げも一周回で吸収されてしまいます。
その後、3名の選手によるが逃げができ、しばらくして、その内の1名がドロップしましたが、残った2人のペースが落ちません。
追走も何度も出ますが、逃げには追い付くことができません。
最終周回に堀江選手が切り込んで行き、その後ろに着いて 『このままいって!』と声掛けして集団先頭にあがります。
バックストレートに入って堀江選手をかわし、シッティングのままケイデンスを上げ加速、後続と少しギャップができたので、最終コーナー手前で早めに減速。
何人かに抜かれるかも知れませんが、落車の多い最終コーナーを確実に抜けるのを優先します。
予想通り2人に抜かれましたが、立ち上がりの風除けに使ってスプリントし、その2人をかわして集団先頭の5位でゴール。今期初の入賞となりました。
堀江選手【岐阜市橋店/E1】
クリテリウム=23位
<<クリテリウム/E1-1>>
チームランキング1位のためスタートは最前列に位置させてもらい、リアルスタートと共にファーストアタック。
自分はE1の中では明らかなベース不足のため前方での上手い立ち回りでしか生き残れない。
今回は自分がファーストアタックをしたことにより活性化され、逃げを狙っている選手達が逃げてくれた為、自分はメイン集団の前方で序盤から中盤をこなすことができました。
最終周に入る手前くらいで自分が前に出て佐藤選手も番手についてくれ、本当はバックストレートの真ん中まで引きたかったが、自分の力不足でバックストレート初めくらいまでしか引くことができず、あとは佐藤選手に託しました。
佐藤選手は最終コーナーをこなしスプリントで5位入賞。もちろん喜ばしいが自分があともうちょっと引いていたら表彰台もあり得たかと思うと少し悔しいです。
後藤選手【川西店/E3】
大島選手【北岡崎店/E3】
中村選手【本社/M】
タイムトライアル=2位、クリテリウム=3位
<<タイムトライアル>>
タイム:2分57秒44/平均時速:40.58km/h
舞洲TTは直線等の速さはもちろん影響するが、何より重要なのはコーナーの進入と立ち上がりの踏み込みで、ここだけで数秒の差が生まれる。
マスターズのレースは、自分はリーダージャージ着用のため最終出走でスタート。スタート後は加速もよく、第1コーナーもギリギリまでブレーキを粘ってターン。
立ち上がりもよくスピードに乗ることができたが、バックストレートでは向かい風を強く感じ、踏み続けてもスピードが上がらない。
その後もターンのミスはなく淡々とこなし、最後まで踏み抜いて全力でゴール。
しかし、次に聞こえたのは「ヨノツ選手に一歩及ばず!」のアナウンス。
大きなミスをすることなく走れてこれでは仕方がない。それだけ優勝したヨノツ選手【LT United Cycling Team】が強かったということだと思います。
結果的に2位で終え、何とかリーダージャージは維持することはできました。
<<クリテリウム>>
前日のタイムトライアルで維持できたマスターズリーダージャージ着用のため、先頭からのスタートとります。リーダージャージを着用してのレースはタイムトライアルを除いて、これで2度目となります。
ツアーリーダーとして恥ずかしくない走りはしたいので、ローリングスタート解除後は少しだけ飛び出して先頭を走行します。
リーダージャージの自分や、ジャージを争うライバルで体躯が大きく目立つヨノツ選手【LT United Cycling Team】が動けば集団も動きます。
時より小規模なアタックは発生するものの、自分たちが動かない限り集団は大きな動きを見せません。
自分もヨノツ選手と組んでアタックをすれば逃げだすことができるかもしれないが、どちらもジャージ争いのライバルと一緒には動きたくない。
少人数のアタックが発生したのちに、後方からアタックしてヨノツ選手を除く何人かで逃げ出せないか試みるも協調できず、スローペースのまま展開は終盤へ。
終盤ではできれば自らアタックを仕掛けて追いつかれないようにしたかったが、ヨノツ選手も自分を徹底的に警戒しており思惑通りにはいきません。
最終周回、これ以上仕掛けるタイミングを待っていると自分に不利なタイミングでヨノツ選手に仕掛けられてしまう状況まで来てしまったため、やむを得ず自分からアタック。
バックストレートで先頭に立ち、最終コーナー立ち上がりからのスプリント勝負。と、思っていたところで、焦ってコーナーをインから侵入しインで回りインで出てしまう。
一度アウトコースに膨らみコーナーの進路をふさがないといけなかったが痛恨のミス。
最後はスプリント力に定評のある辻選手【TeamZenko】にも抜かれて3位でゴールとなり、ヨノツ選手にも敗れ、1位と3位のポイント差によりリーダージャージを失ってしまう結果となってしまいました。
蒲原選手【佐倉店/F】
タイムトライアル=6位、クリテリウム=DNF
<<タイムトライアル>>
タイム:3分34秒65/平均時速:33.54km/h
レース前のアップで心拍を165まであげて、いつも以上にコンディションは調整が良かったのですが、スタートで失敗してしまいタイムを大きく落としてしまいました。
なれないタイムトライアルで少し冷静さがかけていたので、今後の改善点としてどんな状況でも冷静さをコントロールも出来るようしていきたいです。
<<クリテリウム>>
スタート後はいい位置がキープでき、集団に着いて行く事もできました。
7周回目のスプリントポイント後も必死に集団に食らいつきます。
残り9周回のコーナーで1人がスリップし集団が少しバラけ、そこで集団に着いていけなくなり、徐々に集団から離れてしまい、くらいつこうと必死に走りましたが、残り4周回の途中でDNFとなってしまいました。
次のレースは新城クリテリウム2DAYS
次戦は9月9日(土)〜10日(日)に、愛知県新城市の愛知県新城市総合運動公園内特設コースで開催される「第1回新城クリテリウムDay1 & Day2」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
新城市で初開催となるクリテリウムレースですが、普段の2日間開催されるレースとは少し異なり、MやFのクラスタは両日共に決勝レースが行われますが、E1/E2/E3のクラスタに関しては、土曜日に複数組による予選レースが行われ、そこで上位ゴールした選手のみが日曜日の決勝レースに進出することができる勝ち抜き戦となっています。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。