【MiNERVA-asahi】第7回JBCFしゅうなんクリテリウム

2022.10.14

山口県で行われたクリテリウムレース

10月10日(月/祝)に山口県周南市の周南緑地運動公園内総合スポーツセンター特設コースで開催された「第7回JBCFしゅうなんクリテリウム」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

昨年も開催された、しゅうなんクリテリウムではMiNERVA-asahiの選手達は各クラスタにおいて好成績をおさめた相性のいいレース。

【MiNERVA-asahi】数々の表彰台を獲得!第 6回JBCFしゅうなんクリテリウム2DAYS

ただ昨年まで使われていたコースとは変わり、今年から新たなコース設定で開催されました。

新しいコースは、ほぼ四角形に近いコースレイアウトとなり、スタート/フィニッシュラインの直前と直後には上り坂区間が設定され、クリテリウムとはいえ脚力差が勝敗を左右する選手達にとっては難しいコース設定となりました。

出典:JBCF「第7回JBCFしゅうなんクリテリウム」テクニカルガイドブックより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

・E1クラスタ(1.3km×25周=32.5km)
佐藤選手【灘徳井店】、中村選手【本社

・E2クラスタ(1.3km×20周=26km)
堀江選手【岐阜市橋店

今回、MiNERVA-asahiから参戦した、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

堀江選手【E2/岐阜市橋店】

リザルト=3位

9月に出場した舞洲クリテリウムの最終コーナーで落車という不甲斐ない結果に終わり、急遽参戦することをきめた今回のレース。

舞洲での落車の怪我等は幸いにも1週間程度で治り、今回に向けて準備をすることができました。

今回の目標はなんと言っても優勝とE1クラスタへの昇格でした。

レース前日にコースの下見に行ったところ例年とは違うコースとは聞いていたものの、そこそこアップダウンがありましたが斜度はそこまでキツくなく、自分向きなコースであることも確認できました。

レース当日の朝は、しっかりと朝食をとり、補給食もしっかりとタイミングよく摂取し、待機列の最前列をキープして、スタートに向かいました。

レースはスタートと同時に複数人揃えているsoleil de lestやVC福岡エリートなどのチームを中心にアタックが散発し、レーススピードを上げて人数を減らしたいという意図が見られました。

自分は焦ることなく集団前方で落車に注意しながら終始リラックスムードでレースを展開しました。

途中、キツくない範囲でペースアップし単独走になる場面もありました。

レース最終局面でのペースアップにもついていき、最終コーナーを3、4番手で曲がり、ゴール前のスプリントにて3位でゴールしました。

JBCF登録3年目にして、やっとE1クラスタに昇格することができました。

自分の思い描いていたような走りができない時でも寄り添ってくれた家族、チームに感謝したいと思います。

中村選手【E1/本社】

リザルト=11位

新しいコースは試走した感じでは、思っていたよりもずっと上る。コントロールライン前後で2段階の坂があることで上りが苦手な選手はふるい落とされ、上ってからの直線では集団が緩みそう。

更には急減速するコーナーもあり、こういった場合集団の方がスピードは遅く逃げとの差が広がりやすくなります。

チャンスのある逃げには乗りたく、できるなら自分から形成したい。集団内でも後方でのインターバルでの消耗を避けるためにもできるだけ集団前方を常に意識したいところでした。

最初の1周は、みんな初めてのコースを様子見といった感じだが、序盤から池川選手【VC VELOCE】、山崎選手【TEAM LUPPI】、深澤選手【soleil de lest】が逃げを打ちます。

見送る集団だが、周回を重ねても最初にできた20秒前後の差が縮まりません。

このままではまずいと感じた自分含め数名でペースを上げ追走しますが、逃げにメンバーを送っているVC VELOCEやsoleil de lestの他の選手が積極的に間のローテーションに入りペースを落としてくるので追走が回りません。

集団に対して「この2チームにコントロールさせないように」と呼びかけてペースアップを図りますが、上り切った平坦以降で休みたいのか積極的にペースアップするメンバーは限られています。

周回賞がかかった10周目を終えたあたりから、深澤選手が逃げ集団に戻って来て、先頭の逃げは2人となります。

一時は7秒程度まで差は縮まりますが、追走で力を使ったメンバーと引きたくない選手、集団を抑えたいVC VELOCE勢、この状態でペースは上がらずあっという間に20秒程度まで再び広がってしまいました。

途中で一緒に追走をしていた南選手【OUHS RACING TEAM】が単独でブリッジします。

絶妙なタイミングでのアタックで、食らい着いて行きたかったのですが、先頭でを使った直後だったため、このブリッジには乗れず、これが最後のチャンスでした。

それ以降も積極的に前を引き、追いつきたい各選手と追走を試みるも、結局は最終周回まで追走をVC VELOCE勢に封じられ、逃げ切りを許す完敗の結果となりました。

最後は最終コーナー前で埋もれてしまい、集団前方でゴールするも11位でゴールとなりました。

個人戦ではあるものの、チーム戦でもある自転車競技の難しさを、改めて思い知らされました。

佐藤選手【E1/灘徳井店】

リザルト=DNF

毎年恒例のJBCFとしてはクリテリウムの最終戦となるレース。

過去にはE1で3回入賞したこともある相性の良いコースです。と、思いきや、開催ギリギリになって例年とは違うコース設定での開催が発表されてしまいました。

1周1.3kmで獲得標高は17m。

25周で425mもアップすると考えると、もうちょっとしたヒルクライムレースですね。

レース当日に試走してみた感想は、思った以上に上っていて、平坦は全部合わせても300mもないぐらい。

心配していた雨も降らずにレースはスタート。

レーススタートと同時に池川選手【VC VELOCE】、山崎選手【TEAM LUPPI】、深澤選手【soleil de lest】の3選手がアタックをかけ、1周目からいきなり速いペースでレースが展開します。

レース中は上りで頑張り下りは極力休むようにして、インターバルが掛かりにくい集団の後方で走ります。

しかし、集団からはこのインターバルに耐え切れなくなった選手がポロポロと落ちて行き、タイムアウトとなっていきます。

レースは10周回を越えてもペースは落ちません。「毎周回これがラストだ」と、思い集団に食らいついていきますが、とうとう私も集団からドロップしてしまいました。

今回のコースは1周が1.3kmと短く、メイン集団から遅れてしまうと先頭を走る選手に追い抜かれる可能性が高いため、タイムアウトの設定が厳しく、メイン集団からドロップして直ぐに足切りでDNFと言う結果となり、クリテリウムレースでのDNFは久しぶりでした。

クリテリウムの最終戦で締まらない結果となってしまいましたが、JBCFのクリテリウムランキングでは総合で6位と言う結果で終了いたしました。

次のレースは第2回JBCFかすみがうらロードレース

MiNERVA-asahiの選手が次に参加するレースは、10月23日(日)に茨城県かすみがうら市坂・田伏特設コースで開催される「第2回JBCFかすみがうらロードレース」に参加します。

このレースをもって、今シーズンのJBCFエリートツアーレースは全スケジュールが終了となります。

上位クラスタへの昇格を狙う選手にとっては最後のレースとなり、また年間を通してのポイントの合計によっては、来シーズンの走ることができるクラスタが決まります。今シーズン最後のレースで、どれだけの成績を残すことができるでしょうか⁉︎

MiNERVA-asahiは、更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。