
TOPICS
- 長野県小県郡長和町で2日間にわたって開催されたタイムトライアル
- 大倉選手【港北電動アシスト館/E1】
- 小林(毅)選手【大森店/E1】
- 中村選手【本社/M】
- 堀井選手【池田店/M】
- チームタイムトライアル
- 次のレースは第9回大星山ヒルクライムと第8回しゅうなんクリテリウム
長野県小県郡長和町で2日間にわたって開催されたタイムトライアル
9月30日(土)〜10月1日(日)に、長野県小県郡長和町特設コースで2日目にわたって開催された「JBCF第1回信州・ながわまちタイムトライアル」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
今回のレースは長野県小県郡長和町内の公道を封鎖した8.8kmの特設コースを使ったタイムトライアルが行われ、初日には8.8kmの個人タイムトライアルが、2日目には3周回/26.4kmのコースでチームタイムトライアルが行われました。
前回の群馬CSCロード9月大会で惜しくも2位となりマスターズリーダージャージの奪還が叶わなかった中村選手にとっては、残りのレース数も減るなかで首位の選手とのポイント差を縮める、もしくは改めてリーダージャージを奪還するためにも大事なレースとなり、8月に山口県で開催された「第7回JBCFきらら浜チームタイムトライアル」で優勝した時と同じ、E1クラスタの大倉選手とタッグを組んで挑みました。
<<コースマップ>>
出典:「JBCF信州・ながわまちタイムトライアル・」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<個人タイムトライアル>>
8.8km×1周=8.8km
<<E1>>
大倉選手【港北電動アシスト館勤務】
小林(毅)選手【大森店勤務】
<<チームタイムトライアル>>
8.8km×3周=26.4km
Aチーム【大倉選手/中村選手】
Bチーム【小林(毅)選手/堀井選手】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
大倉選手【港北電動アシスト館/E1】
個人タイムトライアル=1位【タイム:12分26秒02・平均時速:41.5km/h】
レースの前日に試走してみて実際のコースレイアウトにかなり驚きました。スタートしてすぐに1.4km 平均斜度7.3%の上り坂が待ち受けていました。
自分の機材はフロント56Tのシングル仕様。リアはロー側が27Tのギアで足りるか心配でした。
出走は最後から2番目。タイムを見る限り12分前半でゴールすれば優勝できそうな感じです。
序盤の1.4kmの上りはかなり突っ込み気味で、上りタイムは3分20秒で通過。上りの途中で30秒前にスタートした前走者をパスします。
心配していたギア数も余裕があり大丈夫でした。
上りきってから折り返しまでの2.1kmは若干の下り区間が続き、脚を休めつつ50km/h付近を維持しました。
折り返してから今度は2.1kmの若干の上りを全開で踏んでいきます。
序盤に上った急坂を下ってゴールの為、下に入るまでに出し切る予定でしたが、少し手前でペースを落としてしまい、最後の下は安全運転で下ってゴール。
タイムは12分27秒の 1番時計で優勝することができました。
小林(毅)選手【大森店/E1】
個人タイムトライアル=3位【タイム:12分46秒98・平均時速:40.4km/h】
全長が約8キロで、序盤に3:30前後の上りを含むコース設定。前日に試走してコースチェックし、コーナーや下りのブレーキポイントの確認をしました。
作戦として上りは5倍前後のペース、平坦区間は折り返しまでを抑え気味で走り、復路の下りまでに全力を出し切る。下りで脚を休めてゴールに備える予定でした。
アップはロードレースの時よりも長めに行い、最初の上りに備えます。
定刻通りスタートして最初の上りに入ります。しかし、焦りからか少しオーバーペースで上ってしまい、想像以上に消耗してしまいます。
平坦区間ではトップスピードこそ思うように伸びなかったものの、全力で踏み切ることができ、更に下り区間をハイペースでこなすことができ、結果は3位で表彰となりました。
しかし、2位のの選手まで7秒差、1位の選手とは20秒差という結果で、まだまだ自分の力不足を感じました。
ポジションや作戦をもう一度見直し、次はもっとタイム差を縮められるようにしていきたいと思います。
中村選手【本社/M】
個人タイムトライアル=1位【タイム:12分29秒40・平均時速:41.3km/h】
スタートしてすぐに急カーブから激坂があるので、スタート後は踏みすぎない様に加速します。
急カーブを抜け、上りに入ったところでインナーギアに落として、リズムを掴みながら落ち着いて登坂し、急斜面を抜けてからアウターギアにかけ、無理せず同じ呼吸のまま上れるペースで淡々と踏み続けていきます。
頂上を迎え緩い下りに入ったところでまずは全力で踏み加速。あとは重いギアでゆっくり回して、息を整えながらひたすら走行し、残り2km看板が見えてから再度全力スパート。
チカラを出し切ったところで下りに入れる様に踏ん張り、テクニカルな下りは全集中でペースアップします。
危険なコーナーの手前までDHバーを握り、ギリギリにブレーキ。下り切ってコーナーを抜け立ち上がりを全力で踏んでそのままの勢いでゴールに飛び込みました。
ゴール直後の間隔ではライバルのヨノツ選手【LT United Cycling Team】との差は微妙でしたが、最終リザルトでは10秒差と言うことで、まさかのTTスペシャリストのヨノツ選手を上回っての優勝することができました。
堀井選手【池田店/M】
個人タイムトライアル=3位【タイム:12分48秒57・平均時速:40.3km/h】
スタート直後に急なカーブがあり、そこから1kmほどの上りが続きます。上り切ったら緩斜面の下りがあり、折り返して今度は緩斜面の上りとなり、一気に下ってゴールするコース。試走した感想では上りが得意な選手が有利なコース。
9月に入ってレースが毎週末続いたことによる疲れが残ってしまっていて、しっかり踏めない感覚があるので、序盤から高めのケイデンスを意識して走り、3位でゴールすることができました。
チームタイムトライアル
Aチーム【大倉選手/中村選手】
リザルト=1位【タイム:39分33秒70・平均時速:40.3km/h】
<<大倉選手>>
きらら浜でチームを組み優勝することができた中村選手とペアを組みました。作戦はシンプルで上りは中村選手のペース、平坦は自分が全力で引きます。
上りの1.4kmは4分00秒、平坦区間の4.23kmは5分40秒で走り切ることを目標に走りました。
最終出走のため、他チームのゴールタイムをみていると、39分台でゴールすれば優勝できそうです。
朝から降り続いていた雨は、自分達の出走の頃には止んでくれ、中村選手が先行でレースがスタート。
中村選手のペーシングが完璧で、上りは3分49秒→3分52秒→3分52秒でクリアし、平坦は5分40秒→5分36秒→5分38秒と、1周回目から最終周回まで想定タイム通り完璧に走り切れました。
最後はタイムにかなり余裕があることを中村選手に伝え、下りは余裕を持って安全運転でゴール。
39分33秒とチームタイムトライアルでも1番時計をたたき出し優勝する事ができました。
<<中村選手>>
天候は朝から雨が降っていましたが、自分たちがスタートするタイミングでは、雨はなんとか収束してくれました。
全3ヒートに別れて行われるチームタイムトライアルで自分たちは最終ヒートでの出走でした。
前のヒートが終わった時点でヨノツ選手【LT United Cycling Team】のチームはまさかの2位。これは優勝して、同じヒートのチームが入賞すればマスターズのリーダージャージを奪還することもできる展開。
暫定1位チームとヨノツ選手チームのタイムは約40分〜41分のため、自分達のゴールタイムを40分切り。そしてラップタイムを13分20秒にターゲットとして走行すれば優勝が見えてきます。
チームを組んだ大倉選手とは、きらら浜でのチームタイムトライアルでも優勝した組み合わせ。
上りは自分が無理のないペースで踏み、緩斜面区間は大倉選手が引き、下りに入る前に自分が前に出てまた上りに入るまでをコントロールする作戦。
事前に役割を決めてお互いの全力を出し切ることに専念しました。
1本目でオーバーペースにならないように大倉選手と声を掛け合って走行します。下り区間は安全に下り1周回目のラップタイムを確認すると13分を少し回った程度といいペース。
落ち着いて2周目へ入り、上りのペースは落ちず同じくらいタイムでこなせています。
沿道サポートの唐見コーチからのラップタイム情報を見る限りでも手元のタイムとの狂いはありません。
2周回目を終えたところでの、手元タイムは26分前半。目標タイムの40分切りが現実味をおびてきました。
最終周。上りを3本とも同じペースで走行することができ、残ったチカラを振り絞る様に大倉選手と交代をして緩斜面区間を走行。
唐見コーチからの他チームとのタイム差情報で余裕があることを確認し、最後の下りへ。
とにかく安全に下ることを心がけ余裕をもち、最終コーナーを抜けたところで勝利を確信。
最後まで全力で踏み抜いてゴールし、タイムは39分33秒と2位に1分近くの差をつけての完勝することができました。
Bチーム【小林(毅)選手/堀井選手】
リザルト=4位【タイム:40分58秒46・平均時速:38.65km/h】
<<小林(毅)選手>>
個人タイムトライアルと同じコースを3周回する約24キロ。
前日の個人タイムトライアルのマスターズで3位に入賞した堀井選手と共に出走しました。
それぞれの個人タイムトライアルのタイムは同じくらいですが、タイムの出し方は違っていたので、上りが得意な堀井選手に上り区間をペーシングして貰い、平坦区間は基本的に自分が前を引く作戦でした。
上りでは声掛けをしてうまくペースを合わせて走り、平坦区間では復路でうまくローテーションしハイペースで走ることが出来ました。
また、下り区間も路面はウェットでしたが速度に乗ることができ、他チームとの差を広げることが出来ました。
しかし、1周回目完了の折り返し地点でフロントのチェーンが落ち、フレームとチェーンリングの間に挟まってしまうメカトラが発生。
1度降りて直す必要があり最低でも20秒程度のタイムロス。更にその影響でパワーメーターのマグネットが外れてしまい、その後のペースにも乱れが出てしまいました。
ゴール後の結果は4位。2位と3位はトラブルがなければ抜けた可能性が高いタイム差でした。
万全の状態に調整していたのでメカトラは非常に悔しいですが、次戦に切り替えて行きたいと思います。
<<堀井選手>>
マスターズクラスでチームメイトの中村選手とリーダージャージ争いをしているLT United Cycling Teamのヨノツ選手/吉田選手ペアは第2ウェーブでの出走。
自分達は第3ウェーブの出走なのでアップをしなが、第2ウェーブを走る各チームのタイムを確認します。
唐見コーチがライバルチームのラップタイムを計り、上りのピークでホワイトボードを使って、そのタイム差を知らせてくれました。
結果は4位と表彰台を逃しましたが、連戦による今のコンディションを考えると上出来だったのではないかと思います。次戦の大星山ヒルクライムと周南クリテリウムまで1週間空くので体調を整えて挑みたいと思います。
次のレースは第9回大星山ヒルクライムと第8回しゅうなんクリテリウム
次戦は10月14日(土)に山口県平生町の大星山特設コースで開催される「第9回JBCF大星山ヒルクライム」と、翌日の10月15日(日)には山口県周南市の周南緑地運動公園内特設コースで行われる「第8回JBCFしゅうなんクリテリウム」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
大星山ヒルクライムは全長約7.9km・標高差428m・平均斜度5.1%の坂道を一気に駆け上がり、そのタイムを競うヒルクライムレースとなり各選手の脚力と登坂力が試されるレースとなります。
また翌日のしゅうなんクリテリウムレースでは、標高差のない1周が1.2kmの周回コースで行われハイスピードなクリテリウムレース展開が予測されるレースとなります。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。