【MiNERVA-asahi】JCX#3幕張クロス・レースレポート

2023.11.09

千葉県で開催されたシクロクロスレース

11月5日(日)に、千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園Gブロック特設コースで開催された「JCX#3幕張クロス」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

MiNERVA-asahi内のロードに参加する選手達が主戦場としているのはJBCFのJエリートツアーとして開催されているロードレースクリテリウムヒルクライムレースタイムトライアルレースですが、2023年シーズンは先日のかすみがうらロードで終了しました。

今回のJCXのレースは、例年10月頃から始まるシクロクロスレースのシリーズになり、こちらのレースにMiNERVA-asahiの選手も出場しています。

シクロクロスとは、元々ロード選手の冬場のオフシーズン中のトレーニングの一環として始まりました。2.5〜3.5kmの未舗装路を含む周回コースを使ったオフロードレースで、日本国内においても今回の幕張クロスのように比較的都市部から近い公園などで行われることが多く、またコース全体が見渡すことができるレイアウトになっていることもあり、観戦者含めて人気が高い競技です。

ロードレースとは違った機材だったりルールがあります。シクロクロスレースのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明しておりますのでご覧ください。

【MiNERVA-asahi】第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

<<コースマップ>>

出典:「JCX#3幕張クロス」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<ME1>>
折橋選手【船橋松が丘店勤務】

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

折橋選手【船橋松が丘店/ME1】

リザルト=30位(-3Lap)

今シーズン3戦目。自分の地元、幕張でのレースでした。

コースは前年開催された同レースと比べるとキャンバーが減り、流れやすいコースだと言えます。

大きく差がつくセクションはないですが、常に細かいコーナーの連続で、加減速をなるべく少なくしないと良いラップタイムは出ないと予測されました。

芝生のコースで踏み続けられれば良いですが、例年と比べると現時点でのフィジカルは落ちているため、集中力をフルに使いスムーズに走ることを意識します。

ハイスピードなコースと芝生に対応するべく、タイヤはセンターノブが低いIRC SERAC EDGEと迷いましたが、試走時に芝の上の抵抗をそこまで感じなかったのと、コーナーと急坂の安定感を優先して前後共にセンターノブが高いIRC SERAC CXをチョイス。

今回のエントリー数は今シーズン最多の93名。自分のゼッケンナンバーは30番、4列目からのスタートとなります。

スタートはうまくいって、流れに乗ったまま第1コーナーへ。スピードが出ている状態で上りのヘアピンターンへ。ここでコース幅も一気に狭くなるので案の定詰まり、自分の隣で選手同士の自転車が絡んでいましたが、巻き込まれる寸前で回避します。

最初の芝生エリアを抜けた時点で20番以内。

この後に待ち構える、通称忍者返しの急坂まで一つでも順位をあげるため踏み続けますが、MTBコースに入った直後の低速セクションで後ろから来た選手にパスされます。

最初の忍者返し、詰まることは想定内のため、早めにバイクを降りますが、出口が狭く他のバイクと絡まり、復帰に手間取ります。

ここで10番手くらいのパックと、かなり離されてしまいますが、幸い大きく順位は落ちていません。

まだ序盤のため焦らずに追いかけますが、コース終盤で枯れ草がスプロケットに絡まり、チェーンが滑る状態になってしまい、トルクをかけないよう滑らかに回しますが、勢いのある選手には着いていけません。ピットまでは500mほどだろうか、この間、数名にパスされてしまいます。

ピットに入って、スペアバイクを受け取って再スタートしますが、トラブルから復帰してコースに入った時点で10名ほどに抜かれていました。

良い出だしとは言えない序盤となりましたが、レースはまだ長い。

徐々にリズムを取り戻しつつ、一人一人確実にパスしていきますが、なかなか身体がいうことを聞きません。落差の激しい大きな縦の動きが身体に響き、体力が削られていきます。

一時は35位まで順位を落としましたが、40分をすぎた時点で20番代の選手が見える位置に戻るのがやっと。

レース開始から45分、残り3周回を残して80%ルールによりラップアウトとなり、30位(-3Lap)で終わってしまいました。

90名が出走し、完走できたのは15名。

1周回のタイムが5分台というトップと、季節外れの暑さにやられてしまった選手も多かったようでした。

今回はピットサポートのおかけでトラブルからの復帰ということができました。何かあってもピットに入ればなんとかなる、という精神的な安心感はありますが、バイクの受け渡しやサブバイクのセッティングなど、事前に綿密に決めておけば、まだまだタイムを縮められる余地はありそう。

次戦の野辺山では、ピットスタッフも含めて1つのチームとして、さらに順位を上げられるよう、コンディションを整えていきます。

次のレースはJCX#4/#5野辺山シクロクロス2DAYS

11月18日(土)と19日(日)の2日間にわたって、長野県南佐久郡南牧村の滝沢牧場で行われる「JCX#4/#5野辺山シクロクロス」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

2日目のエリートクラスに関しては、UCI公認レースとなり非常に重要なレースとなっています。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。