【MiNERVA-asahi】石川クリテリウム&石川ロードレース・レポート

2023.07.20

福島県石川町で開催されたクリテリウムとロードレース

7月15日(土)〜16日(日)に、福島県石川町にて「第3回石川クリテリウム」と「第21回石川ロードレース」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

土曜日には福島県石川町モトガッコ周辺に設定された1.8kmの特設コースを周回するクリテリウムレースが行われ、日曜日には福島県石川町・浅川町を周回する、1周が13.6kmの特設コースでロードレースが開催されました。

過去に何度か開催されたことのある、ここ石川町でのレース。クリテリウムのコース幅は非常に狭い場所もある中、コース上には直角に曲がるカーブが複数箇所あり、そのカーブ毎にストップ&ゴーのインターバルがかかる選手達にとっては体力的に非常に辛いコースとなっています。

また、日曜日に行われたロードレースのコースも1周回が13.6kmと非常に長い公道を封鎖した設定で、コース後半には非常に長い上りがありココをどう攻略するかが勝敗を分ける非常に重要なポイントとなります。

2021年に開催された第19回JBCF石川ロードレースでは、川勝選手がE1クラスタで初優勝することができた相性の良いコースなだけに、選手達のレースにかける意気込みも強いレースとなっています。

【MiNERVA-asahi】起伏のある一般公道レースをどう攻略する⁉︎ 第19回JBCF石川サイクルロードレース

<<コースマップ・クリテリウム>>

出典:「第3回石川クリテリウム」テクニカルガイドより

 

<<コースマップ・ロードレース>>

出典:「第21回石川ロードレース」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<クリテリウム>>
E1:1.8km×20周=36.0km
川勝選手【新金岡店
布田選手【名取店
大倉選手【港北電動アシスト館
小林(毅)選手【八王子楢原店
鉄山選手【甲府富士見店
中島選手【川口本町店

<<ロードレース>>
E1:13.6km×6周=81.6km
川勝選手【新金岡店
布田選手【名取店
大倉選手【港北電動アシスト館
小林(毅)選手【八王子楢原店
小林(将)選手【新座店
鉄山選手【甲府富士見店
中島選手【川口本町店
能戸選手【浜松幸店

E2/E3:13.6km×4周=54.4km
結城選手【浜松幸店
三浦選手【富士店

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。

中島選手【川口本町店/E1】

リザルト:クリテリウム=1位、ロードレース=28位

<<クリテリウム>>

昨年も走ったコースですが難易度が高く、完走すら厳しいレース。それにプラスして今回は天候が雨と難易度がさらにあがります。とにかく集団前方で位置し、落車のリスクや立ち上がりのインターバルを最小限にするようにします。

チームランキングがトップなので先頭でスタートを切ることができ、無駄足を使わずに走行することができました。

前半は集団前方で落ち着いてこなし、中盤にはチームメイトの川勝選手と2人逃げの展開を作りましたが、数周回したところで、後ろからのブリッジにより集団に吸収され、レースは振出しに戻ります。

集団の雰囲気から最終的にスプリントになるだろうと判断し、心拍を落ち着かせながらゴールスプリントに備えます。

ラスト1周回手前で2人の選手が飛び出す形となりましたが、川勝選手と小林選手のアシストにより吸収することができ、最終コーナーを先頭で入れば勝てる自信があったので、上手く他の選手を使って番手をキープし最後に飛び出す事にしました。

作戦通り先頭で最終コーナーを通過し、得意のコーナリングで差をつけて全力でもがき、先頭でゴールラインを通過し優勝することができました。

今回はチームとして、それぞれの仕事をこなす事ができ、上手く作戦がハマった最高の結果となりました。

 

<<ロードレース>>

コースはアップダウンがダラダラと続きますが、集団で走ると意外と流れる為、集団が圧倒的に有利なコース。

朝起きた時から水分が抜けている感覚があり、早急に補給して対応するも、この時点で今日のレースは負けていたのかもしれない。身体にだるさがあったのは、昨日の蒸し暑さの影響で内蔵に大きなダメージを抱えてしまった可能性が高かった。

まだ、しっかりと練習で暑熱順化できていないせいだと思います。

1周回目から何度かアタックのかかる場面がありましたが、チームメイトの大倉選手が対応し後手に回ることは無かった。

しかし、2周回目に中里選手【Rapha Cycling Club】を始めとする注目選手が入った4名の逃げが決まってしまい、そこにチームメンバーを乗せることができず追走という形になってしまいました。

集団は協調体制を取ることはなく、すぐにローテーションが回らなくなってしまいペースダウンが続きます。

チームメイトの川勝選手が単独で飛び出しペースアップを図るのが見えたので、布田選手に続き自分たちで集団のペースをあげます。これにより、集団も活性化し次の周回には逃げ吸収する事ができました。

終盤戦に入り、の残っている選手が動きたがっていることが読み取れましたが、今の自分の実力では敵わない事が分かっていたので、なるべく省エネで走行を続けます。

5周回目、チーム間で補給のやり取りをしている最中にリーダージャージを着用する高岡選手【Roppongi Express】がアタックし、それに数名がジョインして強力な逃げが出来てしまいました。

この逃げにもチームからは誰も乗せる事ができず、完全に後手に回ってしまいます。

自分で動く程のは全く残ってなく、最後は川勝選手と布田選手に任せ切りになってしまい、その後、ラストの上りで集団からも千切れてしまい、28位でゴールとなりました。

川勝選手【新金岡店/E1】

リザルト:クリテリウム=20位、ロードレース=9位

<<クリテリウム>>

朝から雨が降り続き、路面はウェット。カーブの途中にあるグレーチングや橋の継ぎ目などスリップする要素がかなり多く、とにかく安全第一で走ることを心掛けました。

レースがスタート。

先頭スタートだったものの、ローリングの速度がかなり遅く左右は選手でギチギチ状態。リアルスタート直後は密集度の高さと急なペースアップにビビってしまい、やや後ろにさがってしまいました。

5周回目でアタックするとチームメイトの中島選手が反応してくれて2人で逃げることに。

後続とのタイム差は8〜10秒。逃げ切れるとは思っていないが、このコースの10秒は意外と遠く、逃げきれなかったとしても、他のチームにプレッシャーをかけ、チームメイトのを温存できるので、いけるところまでいきます。

結局12周回目のスプリント賞がかかった周回で吸収され、吸収されたタイミングでメイン集団はすでに20人程度に絞られ、サポートスタッフから「MiNERVA3人!」と声がかかる。

残っていたチームメイトの小林(毅)選手と話をして「中島選手のスプリントで狙う」とプラン変更。

もちろん中島選手にも、それを伝えます。

最終周回直前で井上選手【バルバサイクルレーシングチーム】がアタック。集団の前方を走っていましたが、井上選手のチームメイトの寺崎選手が集団を抑えていため若干の先行を許してしまいます。

最終周回、6月の群馬で2連勝した松本選手【Cyclers SNEL】が、ブリッジするように集団から強烈なアタック

井上選手、松本選手が数秒先行した状態でバックストレートに突入。自分は3番手だが後ろには小林(毅)選手と中島選手がついていて、うまくトレインが形成されている状態。

この時点で自分の役割は、「先行する2名を捕まえること」と「他の選手が横からあがってこられないスピードを維持すること」なのでとにかく踏めるだけ踏みます。

ラスト1kmあたりで何とか前に追いつくも、橋を越えて再び松本選手が踏み込みます。再度、腰を上げて加速をしたところで後ろの小林(毅)選手から声がかかり、自分の役割はここで終了。その後、小林(毅)選手がスピードを維持したままゴール直前まで中島選手をアシストし、ラストスプリントは中島選手がパワーとテクニックで他を圧倒して見事優勝。

ゴール付近から聞こえるアナウンスでチームメイトの優勝を知り、先頭集団の最後尾でしたが小さくガッツポーズしてゴールしました。

 

<<ロードレース>>

1周回目の上りで形成された4名ほどの逃げグループに、チームから大倉選手が入ってくれたため、まず序盤は有利な展開でレースが進みます。とはいえ心拍数は常に180前後と、そんなに余裕はありませんでした。

2周回目にその逃げ吸収すると、今度は中里選手【Rapha Cycling Club】が単独でアタック。時間差で寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】も続きます。この逃げグループも4名ほどになり、タイム差は一気に30秒まで開きます。

チームからは1人も乗せることができず、「ちょっとやばいな」と感じましたが、距離はまだ残されているが暑さもあって、集団が積極的なペースアップをする雰囲気はありません。

リーダージャージを着る高岡選手【Roppongi Express】もメイン集団内なので、そのままステイでもよかったのですが、逃げのメンバーが強力だったので思い切ってブリッジを狙ってアタックします。

後ろからチームメイトの布田選手、中島選手が揃って追いついてきて、一気に追走と行きたかったのですが、集団のペースアップを誘引し、メイン集団は再びひとつに。しばらくして危険な逃げグループは吸収されました。

特に動きがないままレースが進んでいると思いきや、高岡選手含む数名が逃げているということが発覚。後で知ったのですが、川勝/布田/中島でボトルや水のやり取りをしているときに抜け出していたらしく、また追いかけないといけない不利な状況。

レースも後半に差し掛かっていて、集団も少しずつ疲労してきます。こうなると集団は機能しないので、少人数で追走しなくてはいけません。

5周回目のアップダウン区間で数名がアタックし、メイン集団にいても勝機はないと判断して追走グループにジョインします。

最終的な追走グループは井上選手【バルバサイクルレーシングチーム】、松本選手【Cyclers SNEL】、中川選手【TTG ミトロング-V】、永井選手【Promotion x Athletes CYCLING】、初川選手【ORCA CYCLING TEAM】の6名。「前にチームメイトが逃げている」という初川選手以外は「前を追う」という意思は一致していたはずですが、ローテーションを回さない選手がいたり、上りと平地のペースが合わなかったりと、なかなか上手く協調体制がとれません。

最終周回、前の高岡選手とは30秒差、後ろのメイン集団とも30秒差。どっちをとっても微妙なタイム差となり、追走グループではローテーションが回らなくなってしまい、先頭を走る高岡選手とはあっという間に1分まで差がひろがり、後ろは見えているとこまで迫ってきている。高岡選手と逃げていた前田選手【ORCA CYCLING TEAM】を途中でパスし、この時点で高岡選手は単独の様子。

何とか後ろからは逃げ切りたかったのですが、残念ながらゴール数百メートル手前で追いつかれ、そのまま2位争いのスプリントへ。早駆けした松本選手の加速に反応できず、埋もれてしまい9位でフィニッシュとなりました。

布田選手【名取店/E1】

リザルト:クリテリウム=DNF、ロードレース=11位

<<クリテリウム>>

昨年も走ったコースですが、コーナーでかなり減速するため、立ち上がりがかなりキツく、集団も大きく縦に伸びるコース。

レースがスタートしてから数周は集団前方に位置しますが集団内の密集度が高く、コーナーもゆっくり入っていたことで、5周回目くらいで集団後方に下がってしまい、その後は前に上がる事ができず距離を消化。

チラッと後ろを見ると自分が最後尾。集団はざっと30人くらい。

キツいなぁと思っていたら、集団中程で落車が発生し、集団の後方にいた事で巻き込まれはしなかったが、集団からは遅れてしまいました。

集団のペースダウンを期待して一緒に遅れた数名と粘りましたが、30秒以上開いてしまった事、更に後ろの集団にも吸収された事で集団復帰の可能性はゼロ。

翌日のロードのことや、落車のリスクを考えると、無駄に頑張って完走する事には意味がないと判断してレースを降りDNFとなりました。

 

<<ロードレース>>

レースは序盤からペースが落ち着かず、想定よりも若干ハイペース。下りで位置をさげてしまいましたが、コントロールライン前の長い上りで集団の先頭付近まであがります。

2周回目にバルバサイクルレーシングチームの寺崎選手含む強力な4人の逃げができるが、我々のチームからは誰もこの逃げに乗せられていない。

まずい展開かも…と思いつつも、を使いたくないので静観してしまいます。

しばらくして、チームメイトの川勝選手が集団から単独で飛び出しましたが、誰も追わないので自分も飛び出します。

後ろから同じくチームメイトの中島選手も追いついてくれて、そのまま前を追います。

この動きにより集団のペースもあがって、なんとか逃げ吸収します。

スタート前に2本差していたボトルも空になったので、補給を取ろうとしたが失敗。

幸い、近くに川勝選手と中島選手がいたのでボトルを分けてもらったりしている間に、優勝した高岡選手【Roppongi Express】が逃げを開始する痛恨のミス。

それを追うように、時間の単発で飛び出す選手が出ますが、MiNERVAからは川勝選手が追ってくれたので、ここも自分は待機します。

結果論にはなりますが、ここで自分も行っていれば確実に集団を置き去りにできていた。痛恨のミス2回目。

最終周回に入るとメイン集団はほぼ機能しておらず、数名の選手が時折ペースをあげますが、それでも集団のペースはあがりません。川勝選手がいる追走グループとの差は、最後の上りに入った時点で30秒弱に。

メイン集団内では寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】や佐藤選手【北海道石狩南高等学校】がペースをあげ、後ろが千切れ始めたので、自分も一緒にペースをあげます。

ラスト1キロの勾配がキツくなる区間で、更にペースを上げて川勝選手の追走グループに追いつきましたが、残念ながらそこから勝負できるがなく11位でゴールとなりました。

小林(毅)選手【八王子楢原店/E1】

リザルト:クリテリウム=11位、ロードレース=DNF

<<クリテリウム>>

距離も長めでインターバルのかかるコースなので常に集団前方に位置取りすることが必須なレースだが、今回はチームランキングがトップのおかげで先頭スタートとなり終始先頭を維持することができた。

雨によってコーナーの難易度は上がるものの、雨の方が体のコンディションが良いので個人的には嬉しい天気。

中盤にチームメイトの川勝選手と中島選手の2人が逃げ出したので、自分はメイン集団の先頭付近で待機するが、集団の前の逃げを追う空気が強く、しばらくして先行する2人は吸収

その間にチームメイトの鉄山選手がメカトラブルのよりコース外にいるのが見えたので、川勝選手と中島選手のスプリントで狙うことに。

ラスト2周回で位置取りし、集団先頭3人でトレインを組むことができた。

集団の前には2名の飛び出しがあったので川勝選手と自分でなんとか追いつく必要がありました。

バックストレート中盤まで川勝選手に引いてもらい、タイミングを見て先頭交代。飛び出していた松本選手【Cyclers SNEL】に追いついたタイミングで中島選手を含む後続が飛び出して自分の役割が終了。

自分の力を出し切って作戦通りの動きができ、チームメイトの勝利を勝ち取れたレースとなりました。

 

 

<<ロードレース>>

クリテリウムとは変わって天気が良く、非常に暑いレースとなりました。自分は暑さに弱いので、とにかく確実に補給をして完走、もしくは逃げか追走か、役割を果たすことが目標です。

1周回目の上りで既に暑さでバテて、心拍が下がらない状態となってしまい、集団後方に下がってしまうことが多く、水をかけたりしながら下り区間でなんとか挽回するのを繰り返すが、3周回目の上り区間で一気に遅れてしまいそのままDNFとなりました。

大倉選手【港北電動アシスト館/E1】

リザルト:クリテリウム=25位、ロードレース=DNF

<<クリテリウム>>

コース幅が狭く密集度の高い集団でローリングスタート中に番手を少し下げてしまい、さらに前走者が落車し走路を阻まれてしまい、一旦地面に足をついた途端にリアルスタートとなりました。

1周回目から置いていかれましたが何とか集団に復帰することはできましたが、その時にかなりを使うこととなり5周回目くらいには再び集団からドロップしてしまいました。

まだ半分以上の距離が残っていて、DNFもよぎったのですが、前の集団からドロップしてきた人たちを回収しながら、10人ほどの集団を作り、なんとか25位で完走することができました。

 

<<ロードレース>>

スタート直後からMiNERVA-asahiのメンバーでトレインを組み、かなりハイペースでレースが進みます。

自分は完走を犠牲にしてでも1周回目から積極的に逃げを作ろうと考え、1周回目のコントロールライン前の上りで先頭にあがり集団を牽引。登坂区間を踏み切って5人の逃げグループを作ることに成功しました。

メイン集団から10秒ほど先行し、しばらく逃げることができました。

しかし、20km地点あたりでメイン集団吸収され、3周回目には集団からドロップしてしまい、単独でもう1周回走りましたが、40km走ったあたりでDNFとなってしまいました。

鉄山選手【甲府富士見店/E1】

リザルト:クリテリウム=DNF、ロードレース=DNF

<<クリテリウム>>

レースは先頭からスタートでしたがローリング中に2列目程に位置を落としてしまい、リアルスタートして最前列を目指しまたがコーナーで後輪がスリップ、さらにその先のコーナーでもスリップしてしまい嫌な感覚が拭えず、集団内の位置を前にあげることができません。

それでもなんとか集団に着いていこうとしますが、インターバルがキツすぎる。また3周回目のバックストレートで路面のギャップによりサドルの角度が前に下がってしまいました。

なんとか我慢して走り続けていましたがインターバル+サドルがさらにズレてしまい、チームスタッフがいる場所で止まりサドルを戻してもらいましたが、そこから追いつけるはずもなくDNFとなってしまいました。

 

<<ロードレース>>

快晴で前日よりかなり気温があがり、暑さとの戦いでした。

直近の練習で軽く熱中症になってしまったのが不安としてあったので、水分の摂取や身体を冷やす事に気をつけてスタートします。

1周回目は無難にこなすも2周回目前半に他選手との接触もあり集団後方へさがってしまいます。

要所にインターバルが掛かりそうなコーナーもあって、特に上りが苦手な自分は集団の前方で入る必要があったのですが、集団後方で走行してしまい力をセーブできず、4周回目の最後の上りはじめで遅れてしまい、5周回目の完了時点でタイムアウトによりDNFとなりました。

能戸選手【浜松幸店/E1】

リザルト:ロードレース=29位

<<ロードレース>>

レースはスタート直後のMiNERVA-asahiによるトレインを皮切りに、序盤からハイペースな展開が続きます。

1周回目の残り9km地点の上りで2名が集団から先行したため、自分もそこに加わろうと直後の下りで集団から飛び出してはみますが、すぐに吸収されてしまいました。

1周回目の最後の上り区間でチームメイトの大倉選手を含む5人の逃げが形成され10秒〜20秒先行します。

自分は集団のペースを上げないように、集団の先頭でローテーションに加わります。

2周回目の途中で、先行する5人の逃げを吸収するタイミングで、吸収後のカウンターアタックを川勝選手から打診されましたが、その時点でも心拍も結構キツく、反応することができませんでした。

同周回最後の上り区間で、寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】がアタックし、数名の逃げグループを形成します。

この逃げには反応しておきたかったのですが、やっぱりキツくて反応することができず。

その後、チームメイトが作ったペースアップもあり、この逃げ吸収

5周回目に入ってすぐの上りから、高岡選手【Roppongi Express】と前田選手【ORCA CYCLING TEAM】が逃げを開始。これには川勝選手が追走に入ります。

5周回目最後の上り区間から、メイン集団内ではチームメイトの布田選手が、かなり引いている時間が長かったので、交代したかったのですが、自分は平坦ですらしばらく引くとすぐ失速してしまうような状態で、最終周回の最後の上りで集団からドロップしてゴールとなりました。

小林(将)選手【新座店/E1】

リザルト:ロードレース=DNF

<<ロードレース>>

コースとしてはスタート直後にある1分くらいの上りと、ゴール手前にある約10分の長い上りが特徴の公道レース。下りはテクニカルではないので、油断しなければ集団から遅れる心配はないコース。

チームランキング1位の恩恵で最前列からスタートします。

最初の上りからチームメイトの強烈な引きが始まり、下り終わりからローテーションに入りながら1周回目が完了。

2〜3周回目は長い上りよりも、1分の上りが辛く感じます。

4周回目には集団の後方で粘る事しか出来ず、5周回目に入って、1分の上りで集団から完全にドロップしてしまいました。

そこからは遅れた1名の選手と走りますが、上りのペースが合わず途中から単独走に。

暑さもあって、途中から頭がボーっとしてしまい5周回目完了手前でレースを自らおりDNFとなりました。

暑さへの苦手意識はなく、水分補給も問題なかったので、直近の疲労や睡眠不足などが重なってしまったことが要因だと思います。

結城選手【浜松幸店/E2】

リザルト:ロードレース=11位

<<ロードレース>>

レーススタート前に氷や水をチームメイトからもらい、入念に暑さ対策します。

スタート直後はアタックする選手はおらず下り区間へ。

まだまだ人数が多くて危ないので、10番手より後ろにいかないよう、気をつけながら立ち回ります。

残り4kmからの上りは結構ペースがあがり集団はバラバラに。先頭集団中程で耐えて2周回目へ。

2周回目は集団のペースは落ち着きましたが、それでも散発的にアタックがかかる状態でした。

2周回目のゴール地点に向けての上りが一番キツく、何度か千切れかけながら、3周回目に突入します。

3周回目になるとペースが落ちたのか、かなり楽になり、追走に加わりつつなんとか耐えていました。

最終周回には、かなり集団も小さくなり、集団内は疲弊している状態。

下りや上り返しで何度も自然に抜け出す場面が増えてきて、逃げ出せるかと思いましたが、それほど甘くはなく、最後の上りも少し秒差をつけて上りましたが、残り3km地点で捕まり、集団にぶらさがるだけになってしまいます。

残り1km過ぎにペースがあがり、そこで千切れてしまいましたが、最後はなんとか踏み直して11位でゴールしました。

三浦選手【富士店/E3】

リザルト:ロードレース=DNF

<<ロードレース>>

スタートはチームランキングがトップなので先頭から。を使うことを最低限に抑えられました。

20番前後で最初の短い上りへ。位置を下げまいと走るも、踏み切れる感覚はなく残り4km地点で40~50番手までさがってしまいました。この位置では上りでのインターバルも発生し、より離され1周回完了時には先頭と1分差となってしまいました。

2周回目は同じような選手らと走りますが、残り4km地点の上りで遅れてしまい、3周回目には、すっかり暑さにやられてしまって、ペースを刻んで走るも3周回完了時にタイムアウトによりDNFとなりました。

次のレースは第7回JBCFきらら浜タイムトライアル

次戦は8月12日(土)〜13日(日)に、山口県山口市の山口きらら博記念公園北駐車場内特設コース内で開催される「第7回JBCFきらら浜タイムトライアル DAY1 & DAY2」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

きらら浜タイムトライアルでは、土曜日に個人タイムトライアルが行われ、日曜日にはチームタイムトライアルが開催されます。

MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。