知ってるようで意外と知らない?BAAマークってそもそも何?
自転車を選ぶときに「BAAマークが付いてるから安心」とよく耳にしませんか?
この春サイクルベースあさひで新たに自転車を購入いただいた方の中にも、店頭でポスターを見たり、スタッフから紹介を受けたりされた方がいらっしゃるのではないでしょうか。はたまた、買った自転車を眺めていてこのシールは何だろう?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです、今あさひのオリジナルブランドの自転車は、一部を除きほぼすべての車種にBAAマークが付いています。
そんなBAAマーク、付いている自転車は付いていないものと何が違っていて、何で安心なんでしょう?…知っているようで意外と知らない?そんなBAAマークについて今日は解説していきます。
★10秒まとめ読み
BAAマークは安全な自転車の目印!見た目に分からない自転車の品質を可視化してくれています。
BAAマークは、自転車協会が定めた自転車安全基準の検査をクリアした自転車に貼ることができる「自転車協会認証(Bicycle Association Approved、略してBAA)」のマークです。
この自転車協会の自転車安全基準では、日本で自転車を設計・製造する際にベースとなる工業規格JISを元に、さらに厳しい約90項目もの検査が設けられています。
つまりBAAマークは、たくさんの検査を受けて、しっかり安全性能が認められた自転車の目印ということ…。
数々の厳しい試験をくぐり抜けてきたツワモノだけに貼ることが許される、高品質の印…それがBAAマークなのです!
どんな安全検査がされているの?
約90項目もの検査があるので、ブレーキの制動性能や、フレームの強度試験、ライトやリフレクターの光度試験、各パーツの強度試験など、本当に色々な試験が行われています。
しかもこの検査は、BAAの認定時だけではなく、毎年繰り返し!しかも抜き打ちで!検査が続きます。
安全性が形骸化してしまわない、そういうところもBAA付き自転車の魅力ですね。
詳しい検査の取り組みは、BAAマークのホームページの型式検査の項目をご参照ください。
他にもこんなポイントが!
BAAマークは他にも、以下のようなメリットもあります。
・整備をきちんと受けた自転車を受け取れるから安心!
BAAマークが付いた自転車は、必ず自転車技士(自転車組立整備士)、自転車安全整備士またはそれらと同等の技術を持った者により、完全に組み立てられた状態で利用者に提供することが義務付けられています。
あさひでも技術を持ったスタッフにより、組み立て、最終点検をしてお渡ししています。
・製造事業者・輸入事業者がちゃんと分かるから安心!
BAAが付いた自転車には、フレーム等の見やすい場所に、その自転車の製造事業者や輸入事業者の名前やブランド名などをはっきり表示することが義務付けられています。
・万が一製造上の欠陥で発生した事故にも対応!
BAAマークを貼付する際、製造事業者または輸入事業者は生産物賠償責任(PL)保険の加入が義務付けられています。
・さらに環境にやさしい!
BAAでは、廃棄する際に環境への負荷の高い物質について基準を設け、削減努力をしています。自転車は元々CO2の出ない環境にやさしい乗り物のひとつですが、BAA付きの自転車はさらに製造→使用→廃棄というサイクルの中でも環境問題に貢献しているんですね。