【MiNERVA-asahi】まさかのリタイア?新メンバーと初のタッグで挑む、JBCF2021開幕戦。(動画あり)

2021.03.23

開幕戦の舞台はアップダウンが激しい兵庫県播磨中央公園!

3月13日、14日に兵庫県播磨中央公園で行われた「JBCF 播磨中央公園クリテリウム」にあさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手たちが出場しました。

2日間にわたるレース。E1カテゴリーからは川勝選手、古川選手、中村選手が参戦しました。

古川選手と中村選手は今期から新加入し、3人での参戦はこのレースが初めてになります。

開幕戦の舞台は兵庫県加東市にある、播磨中央公園。
過去2回この会場で優勝経験のある川勝選手は、2人の力を借りてE1カテゴリーでもその実力を発揮できるのでしょうか。

今回のレースはクリテリウムというレース方式。クリテリウムは平坦な周回コースを走るのが特徴のレースですが、播磨中央公園のコースはほとんどのセクションが上りか下りで構成されています。

コース中には180度のヘアピンカーブや下りながら続くS字カーブなどがあり、持久力やパワーだけでなくライドテクニックもカギになってきます。

JBCF HP参照

昇格して初のE1レース参戦。川勝選手からのレースレポート!

こんにちは。橿原葛本店の川勝です!

今回は実業団レース開幕戦、そして自分にとっては初めてのE1カテゴリーのレース。

コースはスタートから登って下って登って下ったらゴール。クリテリウムとは名ばかりで平坦な道はほぼありません。過去には別のカテゴリーで2勝しているコースなので、相性はいいと思っています。

優勝、そしてリーダージャージの獲得を目標に臨みます。

~ひとことメモ~ リーダージャージってなんだ!誰もが一度は着てみたいライダー憧れの勲章

自転車レースでは毎レースごとにポイントが付与され、シリーズ中の合計ポイントが最も高い選手にリーダージャージが与えられます。レースで表彰台に上がることももちろん名誉ですが、シリーズのトップ選手を表すリーダージャージを獲得することも、選手にとってはめちゃめちゃテンションが上がることです!

前日から荒れていた天気は何とか早朝に回復し、晴れ間が見えるようになりました。ただ、一部大雨の影響で砂や落ち葉がコース上に残っているところがあったので、落車しないよう十分な注意が必要です。

参加選手の中で特にマークするのは塚本選手(ZERO)、池川選手(VC VELOCE)、松木選手(VC VELOCE)、佐藤選手(VC福岡エリート)、原田選手(Infinity Style)。

チームとしては古川、川勝のどちらかが逃げに乗る作戦。初戦のためお互いの仕上がり具合が分からないので、様子を見ながらいきます。

序盤から続くアタック合戦

試合前はレースに備えてローラー台でアップを行います。

今回新たにチーム専用のローラー台が導入されたため、3人そろってウォーミングアップが可能になりました。少しずつチームに必要な機材が増えてきています!

いよいよ位置につき、スタートの合図を待ちます。ついに今シーズン初のレースが開幕です!

スターターピストルに合わせて選手たちが動き出します。

序盤から激しいアタック吸収を繰り返しながら時間が過ぎていきます。

 

レース中は積極的に動いて他チームのアタックをつぶす古川選手。

まさかのパンク!川勝選手ピンチ!?

11周目に突入したところ、スタート直後の登りで違和感が!まさかのパンク発生!チームメイトの中村選手が異変に気付きチームスタッフに伝えてくれました。

今回から帯同したベテランチームメカニックのおかげで、素早くホイール交換が完了!

1周回ニュートラル適用後、無事復帰して事なきを得ました。

~ひとことメモ~ そこで試合終了じゃない!選手を救う「ニュートラル」

クリテリウムのレースで落車やパンクなどの機材トラブルが発生したとき、そこで試合終了、、、ではありません!「ニュートラル(もしくはニュートラリゼーション)」というルールが適用されると、1周(または2周)の猶予が与えられます。決められた時間内にチームピットで機材交換をしてトラブル前の集団に復帰することができるのです!

 

ゴールまでの最終デッドヒート!

決定的な動きがないまま迎えた最終周回、1回目の登り、有力どころを中心にペースが上がっていきます。なんとかくらいつき、5番手につくことに。

2回目の登りで野中選手(ホダカファクトリーレーシング)がアタック、原田選手(Infinity Style)がチェック。自分もこれに反応して3番手で最後の下りへ。

残り1kmを切ったあたりで池川選手(VC VELOCE)が先頭へ、すぐさま反応し2番手につきます。後ろには池川選手と同じチームの松木選手が控えます。ゴールスプリントに向けたリードアウトは時速70km/hに迫りました。

その後S字コーナーを先頭で突破し、ラストスプリント。

ゴール間近、残り約1m付近。「勝ったか!?」と思い後ろを振り返った瞬間、右からものすごい勢いで松木選手にさされてレース終了。

スポーツにたらればを言っても仕方がないのですが、振り返らずにもがき切っていたらと思うと悔やんでも悔やみきれません。
表彰台には上がれたものの、悔しい開幕戦となりました。

レポート:橿原葛本店 川勝

その他リザルト

3/13(土) 第1回JBCF 播磨中央公園クリテリウムE1

2位 川勝選手(E1)
18位 古川選手(E1)
19位 中村選手(E1)

【動画】迫力満点!川勝選手目線で見るレース映像!!

今回はレース中の撮影が許可されたので、川勝選手目線のレース動画もご用意しました!
レースを見たことがない人にもわかりやすいようにルールの説明や見どころの説明も入れています。
突然のパンクに冷や汗を握ったシーンやラスト周回のデッドヒートなど、ぜひ臨場感あふれる現場のシーンをご覧ください!