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- 千葉県浦安市で開催されたJBCF 2024シーズン最終戦
- 鉄山選手【本社勤務/E1】
- 能戸選手【浜松幸店勤務/E1】
- 中島選手【川口本町店勤務/E1】
- 小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
- 川勝選手【八尾店勤務/E1】
- 大倉選手【センター南店勤務/E1】
- 布田選手【仙台長町店勤務/E1】
- 佐藤選手【西宮丸橋店勤務/E1】
- 中村選手【本社勤務/M】
- 深谷選手【南国店勤務/M】
- 山崎選手【国分寺店勤務/Y】
- 2024年シリーズのJBCFレースは終了となりました
千葉県浦安市で開催されたJBCF 2024シーズン最終戦
11月30日(土)に千葉県浦安市の浦安海岸明海・日の出地区堤防上特設周回コースでJBCFの2024年シーズン最終戦となるレースが開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手達も参戦し、昨年に引き続いてJ ELITE TOURチーム総合優勝2連覇を達成することができました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
例年であれば11月末のタイミングだとオフシーズンに入っている時期ですが、今年は10月末の石川ロードレースがキャンセルとなったため、急遽開催が決まった浦安クリテリウムが最終戦となりました。
浦安でJBCFのクリテリウムレースが行われるのは初めてとなり、コースの特徴も分からない状況での参加となりました。
事前に発表されたコースマップではコースの両端に設けられたヘアピンカーブとバックストレート中ほどにあるクランク状のシケインによりインターバルが掛かるサバイバルなコース設定。また海沿いのコースということもあり海から吹き付ける風の強さによっては集団を分断してしまう可能性もあります。
レース開催前の時点でポイント差によりチームの年間総合優勝は決まっていましたが、最後だからと言ってペダルを踏みこむ脚を弱めることもなく、少しでもいい成績でシーズンを終えたいと各選手ともにレースに挑みました。
<<コースマップ>>
出典:「第1回JBCF浦安クリテリウム・テクニカルガイドより」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
第1回JBCF浦安クリテリウム
<<E1>> 1.9㎞×20周=38㎞
大倉選手【センター南店勤務】
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
佐藤選手【西宮丸橋店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
中島選手【川口本町店勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】
<<M>> 1.9㎞×10周=19㎞
深谷選手【南国店勤務】
中村選手【本社勤務】
<<Y>> 1.9㎞×10周=19㎞
山崎選手【国分寺店勤務】
<<リザルト>>
鉄山選手【E1】=10位
能戸選手【E1】=11位
中島選手【E1】=17位
小林(毅)選手【E1】=29位
川勝選手【E1】=38位
大倉選手【E1】=40位
布田選手【E1】=43位
佐藤選手【E1】=DNF
中村選手【M】=5位
深谷選手【M】=11位
山崎選手【Y】=1位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
鉄山選手【本社勤務/E1】
個人として最後のゴールスプリント狙うのは勿論ですが、一度は途中でアタックを試みると意気込んでスタートしました。
序盤2〜3周回目に上手く前が開いたのでアタックしますが、誰も着いては来ず泳がされているようでしたが、踏みすぎないよう気をつけて逃げ続けます。
ただ、とんでもなくキツくメイン集団に戻ってからもポジションを維持できないぐらいでした。
仕方なく集団後方でインターバルがかからないよう細心の注意を払い回復に努め、後半回復してきたのでポジションをあげられるようになりましたが、集団前方にあがっても、左右から他の選手があがってきて、さがってしまうを繰り返して落ち着かず。
最終周回の最終コーナーまでに位置をあげたかったのですが、集団のペースがあがり、かつシケインでの減速もあり、15番手ぐらいで最終コーナーを抜け、コーナーの立ち上がりから全開で踏み、数名をパスして10位でゴールとなりました。
能戸選手【浜松幸店勤務/E1】
ほぼストレートの道を往復する1周1.9kmを20周回するコースレイアウト。
東京湾沿いのコースなので強風の心配がありましたが、当日は立っているだけなら無風に思えるくらいの微風。
天気も快晴で11月最終日でありながら、少し暑さも感じられるほどのコンディションでした。
レースは安川選手【栄徳高等学校】のアタックから。
スタートの号砲と共に、すごい勢いで飛んでいった安川選手にチームメイトの川勝選手が反応し、集団は早速一列に。
石川でのレースがなくなって、練習頻度が落ちていた自分にとっては強烈なアタックとなり、レース開始1分で最大心拍近くまであがります。
その後も、アタックが散発しますが、集団の速度も落ちず、逃げとの差はあいたとしても3〜5秒程度。
橋本選手【TRYCLE.ing】が、この日いちばんの大逃げをしましたが、それでも集団との差は最大で10秒ほど。
チームメイトが集団前方で代わる代わるアタックしていたので、自分も参加したかったのですが、残念ならが集団中程で耐えるだけとなりました。
最終周回のバックストレートで番手をあげて、できるだけもがきましたが、最終コーナー明けの番手を維持するような形でのゴールとなりました。
中島選手【川口本町店勤務/E1】
前回の群馬大会から約1ヶ月半が開き、自身としてはインカレで引退をしたことからも練習と向き合う時間はかなり少なくなっていました。
コースは海岸沿いの駐車場を行って帰ってくる、超単純なコース。
レースは超ハイスピードで展開していき、ヘアピンカーブの立ち上がりでフルもがきの繰り返しとなりました。
自分を含め、多くの選手が抜け出しを図ろうとしますが、圧倒的に集団が有利な状況で、すぐに吸収されてしまいます。
ほぼ確定でゴールは集団スプリントになるだろうと予想し、ラスト3周回辺りから前方での位置取りを開始します。
ところどころ危険な場面もありましたが、無難に集団の前方をキープし最終カーブへ。
4〜5番手辺りでカーブをクリアするも、立ち上がりでもがく脚は残っておらず、スカスカのスプリントをしてゴールとなりました。
結果としては悔しいものではありましたが、怪我もせず最終戦まで走りきることができて良かったです。
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
今シーズンの最終戦、1つ前の群馬ロードから時間を空けてのレースとなりました。
コースは1.9kmの折り返しコースですが、1箇所小さめのシケインがあるレイアウトでした。
チームで表彰台を狙いシーズンを締めたい一方、直前に来シーズンに向けてオフを取っていたので調子が良いと言える状態ではありませんでした。
マスドスタートと同時にU19リーダージャージを着用する安川選手【栄徳高等学校】がハイスピードで飛び出し、喰らいつくのがキツイペースでした。
その逃げを吸収後も早いペースでレースが続き、毎周回インターバルを強いられます。
逃げにトライする場面もありましたが不発に終わってしまい、他の選手もアタックが決まらない状態でした。
最終周回に何とか先頭まであがったものの、バックストレートの時点で力尽きてしまい、そのまま流してゴールとなりました。
結果は奮わなかったですが、無事にチーム総合連覇を達成できて嬉しく思います。
川勝選手【八尾店勤務/E1】
長い直線を往復するコースは両サイドに180度ターンがあり、その度にストップとダッシュを強いられるので、正直得意なレイアウトではありません。
やや危険なシケインもあり、とにかく無事にゴールできればいいかなと考えていました。
スタート直後にU19リーダージャージを着る安川選手【栄徳高等学校】が開幕アタック。
その番手についたものの、牽きが強すぎて、いきなり着き切れしかけます。
逃げは、すぐに集団に戻され、そのあとは回復に努めますが、楽な時間帯はほとんどなく、常にキツい状態で、チームメイトの動きも含めて、アタックと吸収をひたすらに繰り返しながら距離を消化していきます。
レース距離の半分を過ぎたころに、バックストレートのシケイン手前で自分の2人前の選手が接触により落車し、フルブレーキも間に合わずに乗り上げてしまい自分も落車。
1周回のニュートラルが認められているので、その場で焦らずに外れたチェーンを直し、歪んだステムを戻して再スタートし、集団に復帰します。
両シューズのBOAが外れてしまったため、ダッシュがしにくいが仕方ありません。
再スタート後、落車の影響は特になかったのですが、終盤に向けて位置をあげることもできずに集団スプリントへ。
最終コーナーでは、脚力的にも気持ち的にもいい位置では入れず、勝負に加わることなく集団後方でゴールとなりました。
大倉選手【センター南店勤務/E1】
試走した感じでは、路面は思っていたより綺麗で、コース中にあるシケインが少し怖く感じられ、レース中はどうクリアするかが課題となりそう。
マスドスタートでレースがスタート。
スタート直後から、かなりのハイペースでレースが進み、緩むことがほぼ無く、ひたすらアタック合戦が続きます。
集団内で風の影響を受けにくいところを走りたいのですが、問題のシケインを通過するたびにヒヤッとする事が多く、体の接触がかなり多いレースでした。
残り2周回で、他の選手のアタックに反応し、集団の先頭付近まで番手をあげます。
このままいけば10位以内に入れるかもと思ったのですが、そう甘くはなく。
最終周回は集団に埋もれて40位でゴールとなりました。
布田選手【仙台長町店勤務/E1】
今回の浦安でのレースは、初開催ということでコースなど事前情報があまりなく、出場する選手も有力なスプリンターが多くキツいレースになりそうでした。
コースは1周回が1.9kmで、大きなUターンが2回、小さなシケインが1箇所と、基本は流れるコースですが、例に漏れず後ろにいるとインターバルが掛かりキツい。
ツールドおきなわ以降は、ほとんど練習しておらず、加えて得意ではないクリテリウムなので、最大の目標は落車せずゴールすること。
余裕があればアタックしたい。
スタートと同時にチームメイトの川勝選手ら数名がアタック。
序盤から何度も立て続けにアタックが繰り返されますが、皆んなフレッシュなので決まらず。
自分は安全第一で走っていたので、コーナーは進入速度を出来るだけ落とし、立ち上がりはバイクが完全に起きてからペダルを回すように心がけていたため、コーナーで毎回位置をさげてしまいます。
リスクは絶対に冒せないので、ここら辺は割り切っていました。
集団では風下に入ることを意識しつつ、レース的にも落車的にも危険な動きに注意して走ります。
集団落車に巻き込まれるのも嫌だったので、集団が緩むタイミングでアタックしてみますが、1周回もせずに吸収されてしまいます。
その後も集団が緩めば逃げにトライしますが、どれも決まらず、最大でも数秒しか開きませんでした。
終盤もアタックを試みますが、集団が大きく横に膨らむので前にあがるためのスペースがなく、そのまま最終周回へ。
ペースがあがり、ポジション争いが激しくなりますが、自分はリスクを取ってまでスプリントする理由がないので、最後は集団の後方でゆっくり流してゴールとなりました。
佐藤選手【西宮丸橋店勤務/E1】
コース図で見る限り、鋭角なシケインが心配でしたが、実際はかなり緩く集団が広がらなければスムーズに抜けられそう。
コースの両端に設定されたヘアピンコーナーも、かなり大回りな設定でした。
マスドスタートなのでスタート直後からスピードがあがり、クリートキャッチも上手くいきましたが、左右からドンドン抜かされてしまいます。
ベース速度が違い過ぎ、あっという間に集団の最後尾になってしまいました。
ストレートで順位をあげようにも、集団が道幅一杯に広がってしまいあがれません。
ストレートに見えていたシケインも、集団だと詰まってしまい、ここでもインターバルが掛かります。
何とか集団の最後尾で車間を切り、インターバルが掛からない様にして耐え、数周回するとタイミングも掴めはじめました。
これなら完走出来そうと思い始め、ラスト3周回位で前にあがりたい、と考えながら走っていたましたが、残り6周回で前を走っていた数人が中切れし、繋げようとしたがコーナーまでに詰めることが出来ずに千切れてしまい、その後数周回でタイムアウトによりDNFとなりました。
中村選手【本社勤務/M】
コースレイアウト的に、風の強さによっては逃げが決まりやすいが、風がなければ集団が強くスプリントになると予想。
レースがスタートして、序盤から前に出たいSBC Vertex Racing TeamとRoppongi Express、そしてMiNERVA-asahiの2人が積極的に攻めます。
しかし、風が非常に弱く集団に勢いがあるため、差をつけてもすぐに追いつかれ先行することができません。
他のみんなの動向を見ると積極的な動きはないもののやはり自分の動きには反応してくるので、そう簡単には行かせてくれません。
チームメイトの深谷選手と、山本敦選手【SBC Vertex Racing Team】と、遠藤選手【Roppongi Express】や山本健一選手【Roppongi Express】と、代わるがわる攻撃を仕掛けて、集団との差を広げてもすぐに追いつかれてしまいます。
追いつかれると集団はすぐに緩み回復してくるため、どれも決定打にはなりません。
レース終盤、リードアウトをしようと深谷選手が前に出ますが、同じくリードアウトを狙う遠藤選手がうまく深谷選手に被せてきて前に出ることができません。
そのまま最終コーナーに6番手で入り、スプリントで1人かわしましたが届かず、5位でのフィニッシュとなりました。
優勝したのは遠藤選手からリードアウトをされた山本健一選手を、かわして差した山本敦選手。
やはり勝負がうまかったです。
完全にマークされるリーダージャージの宿命とは言え悔しい敗戦となりました。
これでJ MASTERS TOURの年間総合リーダージャージが確定し、昨年は僅差で逃してしまった年間個人総合優勝を獲得することができました。
深谷選手【南国店勤務/M】
レーススタートと同時に、複数の選手によってアタック合戦が続きますが、どれもすぐに吸収されてしまい決定的な動きにはつながりません。
少しレースが落ち着く4周回目あたりからも、更にアタックを仕掛けますが、なかなか集団は逃してくれません。
それぞれの思惑がありペースをあげても押さえ込まれてしまい、なかなかチャンスが来ない形でレースが展開されます。
ラスト2〜3周回目にチームメイトの中村選手と逃げられたら、そのまま牽き続けるプランもあったので、ラスト3周回のバックストレートで抜け出すも、他のチームの選手と2人になってしまい、うまく2人で抜け出せません。
メイン集団に戻って最終周回のホームストレートで中村選手を牽きあげ、バックストレートのシケインまでに牽き続ける為に踏んでいきますが、遠藤選手【Roppongi Express】にブロックされ前に出ることができず、既に脚も残っていなかったこともあり、そのままレースも組み立てられずにゴールとなりました。
山崎選手【国分寺店勤務/Y】
コースのすぐ横には東京湾があり、強い風が吹くことを心配していましたが、当日はほぼ風は感じず天候はとても良く、予想最高気温は19度と暖かく、コンディションは抜群でした。
Yカテゴリーの出走は、わずか6人と少人数のレースとなりましたが、1周回目は様子を伺いつつ走り、早めに人数を絞りたかったので複数回アタックします。
レース中盤には高橋選手【LINKVISION GIRASOLE CYCLING】と2人で逃げる形となり、レース終盤に高橋選手のアタックがありましたがすぐに反応。
残り2周回から互いに牽制が続き最終周回に突入。
牽制が長い時間続きペースが落ちていたこともあって、バックストレートで柬理選手【Team FITTE】に追いつかれ、3人でのゴールスプリントとなりました。
最終コーナーではオーバースピードで進入してしまったため大幅に減速してしまい、スプリントでは変速ミスがありましたが、1位でゴールする事ができました。
2024年シリーズのJBCFレースは終了となりました
2月の鹿児島でのレースを皮切りにはじまったJBCF 2024年シーズンも、今回の浦安クリテリウムを最終戦として全日程が終了しました。本来であれば10月後半に福島県石川町で開催される予定だった第22回石川サイクルロードレースが最終戦となる予定でしたが中止となってしまい、急遽今回のレースが追加となりました。
年間を通して全国各地で開催された数々のレースの成績により、MiNERVA-asahiは昨年に引き続きJ ELITE TOURにおいてチーム総合優勝することができ2連覇となりました。
また、J MASTERS TOURでは中村選手が年間個人総合優勝いたしました。中村選手は2023年シーズンの最終戦まで、僅差でのチャンピオン争いを繰り広げ、惜しくも2位と悔しい涙を流しました。その悔しさを今シーズンにぶつけ、悲願のチャンピオンジャージを守り抜くことができました。
各個人としてもJ ELITE TOURの年間総合ランキングでは布田選手が3位、中島選手が4位と今シーズンは2名の選手がTOP10内に入ることができました。
シーズンを通してレース会場やこのブログを読んで、皆様からたくさんの応援・声援をいただき、本当にありがとうございました。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。