【MiNERVA-asahi】JBCF第2回南魚沼クリテリウム&第7回南魚沼ロードレースレポート

2022.09.23

新潟県で行われたクリテリウムとロードレース

9月18日(日)〜19日(月/祝)に新潟県南魚沼市で開催された「第2回JBCF南魚沼クリテリウム」と「第7回JBCF南魚沼ロードレース」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

クリテリウムは南魚沼市内の六日町・坂戸特設コース (1周/1.24km)で開催され、市街地で行われる数少ないレース。

2日目に行われたロードレースは、三国川ダムを周回する1周が12kmのコース。スタート/ゴールラインはダムの麓に設定され、スタート後は一気にダムサイドまで上り、アップダウンのあるダムの周囲を走った後に、またゴールラインに向けて麓まで、ヘアピンカーブを含むテクニカルなコースを一気に下る難易度の高い本格的なロードレースコースで開催されました。

出典:JBCF「第2回南魚沼クリテリウム」テクニカルガイドブックより

出典:JBCF「第7回JBCF南魚沼ロードレース」テクニカルガイドブックより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<クリテリウム>>

・E1クラスタ(1.24km×30 周=37.2km)
小林(毅)選手【八王子楢原店】、佐藤選手【灘徳井店】、鉄山選手【山科店】、永友選手【THE BASE南大沢店】、中村選手【本社】、布田選手【名取店

・E2クラスタ(1.24km×15 周=18.6km)
小林(将)【川越店

<<ロードレース>>

・E1クラスタ(12km×7周=84km)
小林(毅)選手【八王子楢原店】、鉄山選手【山科店】、永友選手【THE BASE南大沢店】、中村選手【本社】、布田選手【名取店

・E2クラスタ(12km×4周=48km)
小林(将)【川越店】、能戸選手【相模原店】、大島選手【岡崎南店

今回、MiNERVA-asahiから参戦した、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

鉄山選手【E1/山科】

リザルト=クリテリウム:5位、ロードレース:FAD

<<クリテリウム>>

先々週の舞洲で2位入賞と良い結果が残せているクリテリウムレース。舞洲の順位を超える優勝を目指します。出走するチームメイトも多くチームで逃げの機会を伺いつつ、最終は私かチームメイトの佐藤選手のどちらかを最終コーナーまでアシストしてゴールスプリントへ発射する作戦でした。

スタートから序盤の10周ぐらいまでは、集団の中程から後方で過ごしたため、コーナーごとのインターバルがきつく消耗していくためレース中盤からは少しずつ前方へ位置を上げていきます。逃げは散発するものの自分からは動かずなるべくを使わないように過ごします。

残り5周ぐらい。なかなかチームメイトと合流できない。もし合流できなければ1人で立ち回ると覚悟していたため、そこからは多少を使っても前へ前へと位置を上げていきます。(レース後に聞くと僕からは見えていなかっただけで後ろの割と近いところにいてくださったようで、僕自身がもっと合流しようとするべきだったかもしれません。すみません。)

最終周回に6番手で入り、その位置をキープして最終コーナー前のストレートへ。最終コーナーは3番手以内で抜けたい。

真後ろにいた湾岸サイクリング・ユナイテッドの2選手がアタック。これには反応して余裕を持ってつけそう。

しかし、同様に反応した別の選手にラインを塞がれて、最終コーナー進入前に減速してしまい4〜5番手で最終コーナーを抜けます。

ゴールに向けてスプリントを開始するも、一度スピードが落ちたところからのスプリントとなり伸びがなく、順位をキープしてゴールするのが精一杯で5位でゴールとなりました。

舞洲で行われたクリテリウムに続き2戦連続の入賞となり、連続の入賞に自信を持つことができました。

ただ最後の選択を誤り100%のスプリントができなかった点はとても悔しく思わずゴール後に叫んでしまいました。今回の悔しさ、経験を糧に来期は必ず優勝します。

 

<<ロードレース>>

毎周回、約5分の上りと細かいアップダウンが続き平坦が殆どない厳しいコースを84km。また下りも非常にテクニカルでうまく下れないとインターバルで余計にを使ってしまう。正直勝負に絡めるような力は無いため、完走を目指します。

1〜2周目は前方に位置どりができ、良い位置で走れたものの、下りは怖さもあり位置を下げてしまいます。

3周目からは位置をさらに落とし、アップダウンや下りでも力を使いすぎてしまい4周目の上りで集団から遅れてしまいます。が攣りかけ踏めなくなってしまいました。

そこからは完走を目指して走りなんとかゴールしましたが、先頭から規定の時間内にゴールすることができず、完走も順位なしのFADとなりました。

苦手な上りを含むロードレースで、順位はつかなかったが完走することができたのは良かったです。

今回の南魚沼でのレースが、今シーズンの最終レースとなりました。私がレースに参戦するたびに支えて頂いている山科店スタッフの皆様、またサポート・応援してくださっている皆様、本当にありがとうございました。

オフシーズンは上りの強化を重点にトレーニングをし、ロードレースでもしっかり戦えるようなE1レーサーを目指します。

布田選手【E1/名取店】

リザルト=クリテリウム:DNF、ロードレース:7位

<<クリテリウム>>

クリテリウムということで集団の速度は速い。コーナリングにあまり自信がないので、前を走る選手と同じラインを取り、立ち上がりで遅れないよう意識していました。

10周目あたりで前方があいたので一時先頭まで上がりますが、ポジションをキープ出来ず直ぐに下がってしまいました。

そのタイミングで前を走る選手が落車、次の周でも目の前で落車が。「マジか…」と思いつつもレースを終わらせない為に必死に踏みます。

20周目の周回賞で数名が飛び出したので、ラストアクションとしてブリッジを試みますが勢いがなく、集団を引き連れるような形になってしまいました。

この辺りで他選手との接触があったり、後輪を滑らせてしまったりしたので「ここから先は何もアクションを起こせないし、翌日のロードレースに向けてリスクを取る必要はない」と判断してペースを落とし、そのまま流す形でDNFとなりました。

 

<<ロードレース>>

九州に接近中の台風の影響か気温が高く、風が強い。下りで横風をくらってしまうので、慎重に下る選手が多かったのが印象でした。

上りは思った程ペースがあがりません。ほぼ全周回楽にこなせました。(登りはほぼ3番手以内で登るように心掛けていました。集団のペースを自分のペースにできるし、アタックにも反応しやすい為。)

アタックは何度かありますが、その中でも優勝した石井選手【アーティファクトレーシングチーム】が強かった。ニセコクラシックの時もそうでしたが単騎で何発も打つので自脚の違いを見せられました。石井選手は残り2周で飛び出し、そのまま逃げ切りでした。

集団は特に大きな展開はなく、30人弱残したまま最終ラップへ。

ここでもアタックはかからず、「集団スプリントか?」と一瞬よぎりましたが、流石にそうは行かず。

寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】が頂上手前の最も斜度がキツい所でアタック

私は警戒してを残していたので反応できましたが、ここで私を含め寺崎選手、小林選手【soleil de lest】、中里選手【Rapha Cycling Club】、池川選手【VC VELOCE】、島野選手【YURIFitCyclingTEAM】の6人まで絞られます。

この中の1人でも先にゴールすれば入賞ですが、正直全員格上の選手ばかり。

実際にみんな強く、何回かローテーションを飛ばさせてもらいました。申し訳ないです…。

ゴール前のラストスプリントにむけて、なんとか粘りますが最後の下りで後輪を若干滑らせてしまい遅れてしまいます。その数秒差を埋められず少し遅れて7位でゴールとなりました。後続も結構詰まっていたので危なかったです。

中村選手【E1/本社】

リザルト=クリテリウム:16位、ロードレース:34位

<<クリテリウム>>

コースは新潟の六日町の市街地。川を挟んだコースを30周回する。

道幅自体は広く走りやすいが、川を渡る橋のアップダウンと、第1コーナーの90度カーブが気をつけるポイント。出場人数も多いので、後方にいると速度差でどんどん苦しくなってしまうので前方に位置することを心がけながら走りました。

レース自体は特別キツい展開ではないが、やはり集団も前に前に上がろうとするためスピードは速い展開。

比較的前方のいい位置で走り続けていたが、ここから前に出て…というところで14周目の第1コーナーで目の前にて落車発生し、進路を塞がれてしまう。後ろからも選手はきていたので追突に繋がる無理な回避はせずにニュートラル適用で集団に復帰するも、その際の集団合流をうまくさせてもらえず、更には直後のコーナーでも落車が発生しを消耗することに。結局自分のペースが落ち着くまでに数周回使ってしまった。

終盤はバルバサイクルレーシングチームのトレインが上手く機能していた。本当はあの動きを我々が取りたかった。

最後は予定通りチームメイトの鉄山選手を送り出すために小林選手・永友選手と共に集まり前に出て最終周回に向けての準備をするも、2度の落車の分断などでバラバラになり、結局先行することもリードアウトすることも何もできないまま16位でゴールを迎えました。

結果としては厳しいレースにはなったが、やはり市街地、公道で行われるレースは一般のお客様も多く走っている側もやる気が出る。

今後も是非開催してもらいたいレースです。

 

<<ロードレース>>

前日のクリテリウム会場から離れ、少し山にのぼった三国川(さぐりがわ)ダムを周回するロードレース

ダム湖の周回と、ダムから一気に下り一気にのぼり返す、テクニカルでもありタフでもある厳しいコースです。

実力では展開を作るほどのチカラはないので、前年はできなかった最後まで諦めず食らいつくことくらいはできるようにしたい。

レース展開は序盤からsoleil de lest勢を中心とした逃げができる展開ではあるが、風が非常に強く集団有利という判断かペースはさほど上がらない。最有力選手である石井選手【アーティファクトレーシングチーム】が、時々ペースを上げていくくらいです。

今回はペースよりも、台風の影響による強風とフェーン現象による暑さ、熱中症との戦いでした。4周目でボトルを受け取ろうとするも前方選手らの受渡しに失敗しており避けるために自分もボトルを受取ることができませんでした。

5周目に入った際になんとか受け取れましたが、既にその時は水分不足、脱水気味で前のペースについていくことができません。むしろついていくことよりもボトルを受け取ることを最優先した周回でした。

遅れた後は後続集団を待ってグルペットを形成。最終周回ではグルペット自体が遅れ出したので、振り切って1周回を単独走でゴールし34位でなんとか完走することができました。

前年は2本持って行ったボトルに手をつけず終わったためスタート時1本で挑んだのですが、今日の気温は真夏と同等であったことを考えると判断を誤ったと言えます。終わってからも、いくら電解質を飲んでも、身体を冷やしてもカラダは戻らず完全に熱中症で、終わってみればギリギリのゴールでした。

力不足はもちろんですが、それ以外の部分でも万全にできなければ結果は残せません。暑いレースの際の新たな反省点として今後に活かしていきたいと思います。

小林(毅)選手【E1/八王子楢原店】

リザルト=クリテリウム:27位、ロードレース:DNF

<<クリテリウム>>

1周が1.24kmの市街地を走る公道レース。

今回は30周で行われ、合計37.2kmと、今年度のJBCFのクリテリウムの中では最長のレースとなります。

MiNERVA-asahiから6人が出走していたのでチームとして立ち回る作戦で、最後のスプリントを託すためにアシストをするのが私の役割でした。

また、前回までの反省を活かし何人かマークしていた選手の走りを学ぶことも個人的な目標としていました。

コースはコーナーが4つある正方形に近い形で、若干のアップダウンがあります。

特に難しいコースではありませんでしたが、E2クラスタのレース中に何度か落車があったので注意して臨みました。

集団真ん中より後ろでスタートします。

初めてのコースでまずはペースを確認したかったので、中切れの選手に気をつけながら後方で様子を伺います。

5周目の中間スプリントを目安にペースを掴み集団前方の先頭が見える位置へあがりますが、あがった位置にリーダージャージの小林選手【soleil de lest】がいたので、そのままマークして走ります。

大きな動きもないままレース終盤へ。チームメイトを探して位置を把握した辺りでバルバサイクルレーシングチームが先に先頭でトレインを形成し、集団コントロールを開始します。

先頭付近にいたチームメイト4人は集団の左右に分断されてしまう展開となってしまい、なんとかアシストできる位置に入れるよう動きますが最後まで叶わず27位でゴールとなりました。

 

<<ロードレース>>

5分程度の上りとダムの周りのアップダウンを走るコースです。

上りが長く早いペースで上るという話も伺っており、あまり得意とは言えないコースでしたが先頭集団で完走することを目標としていました。

序盤は集団内で動くことができ、アップダウンでのインターバルを減らしたかったため先頭付近で走ることが出来ました。

予想以上にアップダウンで疲労してしまったため、集団後方まで下がりつつ長い上りをこなそうとしますが頂上付近でのペースアップについていくのが辛い状態となってしまいます。

下り区間でなんとか順位をあげますが、3周目の上り終わりで完全に集団からドロップしてしまい、最終周回に入ることが出来ずDNFとなりました。

補給や食事は自分の理想に近い形で行えていましたが完全なベース不足を実感しました。来シーズンまで時間をかけてベースアップに取り組みたいと思います。

佐藤選手【E1/灘徳井店】

リザルト=クリテリウム:37位

<<クリテリウム>>

今年で第2回目となる南魚沼クリテリウム

昨年は割と悪くなかったので楽しみにしていたのですが、去年の20周25kmから30周37kmにレース距離が伸びました。距離が伸びれば伸びる程、苦手な私には嫌な変更点です。

それに、コース内の2か所にある橋手前の上り坂が、距離が短いとはいえちょっと登る、ではなく割としっかり登るので、それが20回から30回に増えると脚への負担が増えてしまいます。

作戦としては、終盤まで残れればチームメイトに引いてもらいゴールスプリントへ。

MiNERVA-asahiの場合、各チームメンバーの居住地が離れている為、合同練習などが出来ず連携できないのがネックだが、それでもレースを重ねる毎にダメだった部分を修正して作戦を立てられる様になっています。

スタート直後は前の方に位置どりしていましたが、パワーが低く直ぐに順位を落としてしまいます。

カーブでは上げられるのですが、直線で順位を維持できません。集団の後ろの方になると、コーナーで詰まるので立ち上がりのインターバルがキツくなります。

それを避ける為、集団最後尾で適度に車間を開けコーナーに入り、スピードを落とさないようにして堪え忍びます。とは言え、ほぼ単独で高い速度域をキープしないといけないのでを休めることが出来ません。

落車も多く、その落車によりあいた車間を埋めるのにもが削られます。

終盤で順位を上げて行くと、見える位置にチームメイトが居たので後ろにつこうとしたが、またも落車で分断してしまいます。

最終周回で上がった集団のペースに追い付けず千切れたままゴールとなりました。

石川でもそうでしたが、スプリンターが消極的な作戦をとった時点で勝負には絡めません。

ベースパワーが落ちてしまっているので仕方ない部分もあるが、またシーズン始めの様に積極的に動けるように上げていきたいと思います。

永友選手【E1/THE BASE南大沢店】

リザルト=クリテリウム:22位、ロードレース:DNF

<<クリテリウム>>

今シーズン2回目の公道クリテリウム

コース幅も広く、事前情報として聞いていた路面の荒さは気にならず、スタート直後のグレーチングがある第1コーナーが少し危ない程度。

チームとして佐藤選手か鉄山選手を入賞させることを目標にレースに挑みます。

スタートしてから暫く他チームの抜け出そうとする動きが続いていたが、風も強く決定的なアタックは無かったので自分は動かず集団内でステイ。

レース中盤からは集団前方に上がり、有力チームをマークしつつ周回数をこなしていきます。

結局、終盤まで先頭付近でレース展開出来ていたものの、最終周への位置取り争いで番手を下げてしまい、アシストも出来ずにゴールとなりました。

10月に今シーズン最後の袖ケ浦クリテリウムがあるので、そこでなんとか挽回したいです。

 

<<ロードレース>>

今シーズンはロードレースで1回しか完走することが出来ていないので、完走することを目標にレースに挑みます。

1周目はなんとか集団について行くことができましたが、2周目の上りのペースアップに着いていけず、集団からドロップしてしまいました。

結局その後は、メイン集団から落ちてきた選手を回収しながら周回数をこなしますが、5周回完了時にタイムアウトによりDNFとなりました。

キツイ所からのペースアップについて行けないと、E1クラスタのロードレースで完走する事すらできないので、オフシーズンにはもっと練習をして来シーズンに向けて対策していきます。

小林(将)【E2/川越店】

リザルト=クリテリウム:8位、ロードレース:27位

<<クリテリウム>>

コースは四角いコースで90度コーナーが4つの周回で、道幅も広いため集団の前方に上がるのも難しくないように感じていました。

スタートして初めの5周回は、集団の真ん中あたりに位置取りしていました。ペースは一定で数人の逃げが出来ては集団に吸収される状況。

10周回完了時に中間スプリントがあり、15周回完了がゴールだったので、中間スプリントでペース上がってそのままゴールまで何名か逃げが決まる可能性を考え、反応出来るように6周回目からは集団の前方に上がり順位を落とさないように意識していました。

最終周回の手前で1人が逃げ始めましたが集団はこれを容認

ただ、ペースは少しあがりながら第1コーナーに入ったときに、前の選手がバイクコントロールを失い曲がりきれずに数名の選手を巻き込み落車。

自分は後ろにいましたが、減速して回避出来ました。

遅れてしまった分、全力で踏み込み先頭集団に復帰し、最後のスプリントに向けて最終コーナーをクリアし、ゴールスプリントへ。

8番手あたりでスプリントしていると、残り50メートルあたりで私の前方左側でまた落車が。その反動で右側にいたスプリント中の選手が自分の方に流れて接触するかもと思い、危険を回避するため踏みやめて安全にゴールし8位となりました。

 

<<ロードレース>>

2日目のロードレースは、2㎞の登りと、細かいアップダウンを繰り返し、最後につづら折れの下り坂という、サバイバルになりやすいハードなコースでした。

体力が戻ってない状態では、簡単には完走すら出来ないと感じていたので、後方スタートで体力消費を避けるため、早めに整列して前からスタートしました。

つづら折れの下りで集団の後方に位置すると、落車に巻き込まれる可能性が高くなること、下り終わりの上り返しで先頭から離れやすいことを考え、下りが始まる前のアップダウンで先頭付近まであがり、安全に下りをクリアしていきました。

2周回目は集団の前方で上りをクリアして、1周回目と同様に下りも安全に終えます。

3周回目の上りで集団前方のペースで上るのがキツくなり、上り終わる少し手前で30名程まで絞られた先頭集団から千切れてしまいました。

後方は誰もいなかったためそこからは単独走になり、先頭ゴールからタイム差が開き過ぎると失格になるので、意識しながら走ります。途中後ろから1名の選手が来たので協調しながら最終周回に入りました。周回の中盤まで2人で走っていると、後ろから10名以上の集団に追いつかれ吸収されました。

最後の下り終わりの上り返しで抜け出しがあり、最後の力で踏み込み27位でゴールしました。

能戸選手【E2/相模原店】

リザルト=ロードレース:26位

<<ロードレース>>

三国川ダムの周辺を上って下る、選手としての総合力が試されるコースレイアウト。

私自身はガッツリと上りのあるコースは得意ですが、ガッツリ下るコースは苦手です。

普段の私なら「得意と苦手があってプラマイゼロかな」という印象を持つコースですが、直近で出場した美山ロードの下りで落車しており、下りへのネガティブなイメージが残った中での出走となりました。

レースは台風による強風の影響もあってか、全体を通してアクティブさはありませんでした。

少ない人数で逃げ出したとしても向かい風の影響を受けやすく、集団有利の展開となるため、皆それを察してのことだと思います。

実際にレース序盤に3名の逃げができかかっていましたが、ダムの橋を越えた先の下り手前で早速吸収されました。

集団の展開はレース全体を通じて、強風の影響で出たがる選手がおらず、3周回完了時点までは目立ったアタックもありませんでした。

私として課題を感じたのは下りへの恐怖心とテクニックについて。どうしても怖さが勝ることで余分な減速をしたり膨らんだりしてしまうことで、位置を落とし且つ下りコーナーからの立ちあがりで前の選手と大きく差が開いてしまいます。

特に南魚沼ロードのコースレイアウトでは、

「下りで遅れた分を取り戻すために踏む→そのまま上り区間へ」

の流れとなってしまうため、とてもキツく、最終周回の上りはじめで耐えきれず遅れてしまいました。

そのままラスト一周は単独でこなして26位でフィニッシュとなりました。

大島選手【E2/岡崎南店】

リザルト=ロードレース:DNF

<<ロードレース>>

シーズン開始時は設定が無かったがシーズン途中にE2とE3クラスタが混走ですが設定されたため出走しましま。

舞洲でのクリテリウム以降、調子は上向きです。

リアルスタート後の上りも、去年より余裕をもってクリアし心拍も苦しくありません。

平坦区間に入ったあとも集団前方で走れており折り返しのインターバルも問題なし。

苦手の下りで若干遅れるが、まだ一列棒状なので集団内で走れていました。

しかし、2周目の上りに入る場所で前方の選手を抜こうと道路端を通った際に石を踏んだような感触がありました。その後、数百メートル進んだところでパンクに気付きレースが終了となりました。

調子が良かったためパンクトラブルでのリタイアは悔しいですが、ロードレースでは機材トラブルは付き物なので気持ちを切り替えていきます。

次のレースは群馬CSCロード2DAYS & 赤城山ヒルクライム

MiNERVA-asahiの選手が次に参加するレースは、南魚沼でのレースの翌週、9月23日(金/祝)〜24日(土)に群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターで2日間にわたり開催される「群馬 CSC ロードレース9月大会DAY1 & DAY2」に参加します。

また、25日(日)に同じく群馬県の前橋市をスタートし赤城山を上る「まえばし赤城山ヒルクライムレース」が開催されました。

群馬CSCロードレースを走り終え、そのまま参加する選手もいます。

中には南魚沼での2レース、群馬CSCでの2レース、赤城山ヒルクライムと連続出場となる選手もいて、レースでの戦略だけでなく、次のレースに向けてどこまで体力を回復させることができるか体調管理も非常に大事となります。

MiNERVA-asahiは、更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。