【MiNERVA-asahi】南魚沼クリテリウム&南魚沼ロード・レポート

2025.09.18

新潟県で開催されたクリテリウムとロードレース

9月14日(日)~15日(月/祝)の2日間にわたって、新潟県南魚沼市で「第5回JBCF南魚沼クリテリウム」と「第10回JBCF南魚沼ロードレース」が行われ、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

クリテリウムは街中の一般公道を封鎖した南魚沼市六日町・坂戸特設コースで行われ、地元の方も含めて毎年多くの人がコース脇の沿道から観戦されており盛り上がるレースです。1周回が1.24kmのほぼ正方形に近いコースには4か所の90度コーナーがあり、僅からながらもアップダウンもあって非常に難しいコース設定。

翌日のロードレースは三国川(さぐりがわ)ダムの麓をスタートしてダムを周回してから、再びダムの麓まで下る1周回が12kmのコースを複周回するコース設定で、スタートライン直後の上りとダム周辺のアップダウン、ダムサイドから麓までのテクニカルなダウンヒルと起伏に富んだコース設定で、上りだけではなく下りのテクニックも要求さる非常に難しいコースです。

 

<<南魚沼クリテリウム・コースマップ>>

出典:「第5回JBCF南魚沼クリテリウム・テクニカルガイド」より

<<南魚沼ロードレース・コースマップ>>

出典:「第10回JBCF南魚沼ロードレース・テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

第5回JBCF南魚沼クリテリウム

<<E2/E3>>1.24km×18周=22.3km
小林(将)選手【所沢店勤務】
土井選手【横浜池辺町店勤務】

第10回JBCF南魚沼ロードレース

<<E1/E2>>12km×8周回=96km
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
中村選手【本社勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
原田選手【小山店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】
町田選手【川越店勤務】
山崎選手【国分寺店勤務】
小林(将)選手【所沢店勤務】

<<E3>>12km×3周回=36km
三浦選手【清水草薙店勤務】
森實選手【魚住店勤務】

<<M>>12km×3周回=36km
大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【南国店勤務】

【リザルト】

第4回JBCF南魚沼クリテリウム
小林(将)選手【E2】=6位
土井選手【E2】=10位

第10回JBCF南魚沼ロードレース
川勝選手【E1】=4位
布田選手【E1】=16位
能戸選手【E1】=23位
小林(将)選手【E2】=27位
中村選手【E1】=51位
小林(毅)選手【E1】=54位
山崎選手【E1】=59位
原田選手【E1】=79位
町田選手【E1】=DNF
森實選手【E3】=29位
三浦選手【E3】=45位
深谷選手【M】=1位
大島選手【M】=2位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

川勝選手【E1/八尾店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

出走人数が150人とかなり多く、朝から降り続いた雨は止んだものの路面はウェットで、とにかく危険回避、展開に加わるためにも前方でレースをしたい。

中盤あたりからスタートし、リアルスタート後も10番手付近をキープし、下りも前方で安全にクリアしましたが、VC FUKUOKAのメンバーも前を固めており、2周回目の上りから動きがあると予測していました。

下り区間でチームメイトの能戸選手が抜け出して単独先行し、10秒後にメイン集団が追います。

2周回目に入る上りで横塚選手【VC FUKUOKA】がペースアップし、そのまま前をいく能戸選手をパスして入れ替わるように単独先行。

自分は少し反応が遅れましたが横塚選手に合流し、この動きに木村選手【VC FUKUOKA】も追いついてきて3人の逃げグループが形成されます。

最後まで行ってもおかしくないメンバーですが、数的不利なうえ、2名は自分より格上な選手のため、先頭を牽く時間は極力短くしました。

メイン集団とのタイム差は、30秒前後から縮んだり広がったりを繰り返しながら距離を消化していきます。

4周回完了時に設定されていたポイント賞は、争うことなく木村選手が先頭で通過します。

5周回目の上りを終えた後の平坦区間で、大前選手【Roppongi Express】、新藤選手【EQADS】、阿部選手【VC FUKUOKA】が合流して、先頭グループは6名になり、より強力なメンバーで逃げ切り濃厚だと思っていました。

しかし6周回目に差し掛かったところで、活性化したメイン集団についに追いつかれ、間髪入れずに本田晴飛選手【VC FUKUOKA】がペースアップ。

大前選手がチェックして、木村選手【VC FUKUOKA】が、さらにペースをあげてVC FUKUOKAが波状攻撃を仕掛けます。

この動きで集団は崩壊し、残った先頭グループは木村選手、阿部選手、大前選手、新藤選手、自分の5人。

この5名でゴールを目指し、後続とのタイム差は瞬く間に1分になり、今度こそ逃げ切りが見えてきました。

7周回目も同じペースを刻み、人数は変わらず迎えた最終周回。

スプリントになれば大前選手が圧倒的で、どこかで抜け出すべく何度かアタックを繰り返しますが上手くいかず、結局勝負はゴール前のスプリントになり、ラスト200mから掛け始めるも、敢えなくパスされてしまい4位でのゴールとなりました。

布田選手【E1/仙台長町店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

出走が約150名とかなり多く、加えて明け方から雨が降り出し、道幅も広くないので、縦伸ばしやすいコース。

1周回目の下りで中切れが起き、その翌周の上りで有力な逃げができることは容易に想像できましたが、1周回目の下りで、しっかり後ろに取り残されてしまい、コントロールラインを60番目(集団先頭+13秒)で通過します。

早々にレースが終わりそうなので、上りはほぼ全開でプッシュします。

集団の先頭まで行った頃には、VC FUKUOKAの2選手とチームメイトの川勝選手の3人の逃げが出来ていました。

一旦落ち着こうと平坦区間で少しさがったら、他選手の落車と下りの中切れで、またも後ろに取り残されてしまい、1周回目と同じ展開に。

逃げとの差は1分以上開かなかったので、次の動きには乗ろうと意識はするものの、キツ過ぎて集団に着いていくのが精一杯で、何も出来ずに距離だけが消化していきます。

6周回目の上りに、メイン集団の先頭では逃げブリッジする動きがあり、集団は崩壊。

全開でプッシュします、これも集団の最後尾からだったので、逃げに追いつくことができず、逃げている川勝選手までも10秒弱だったので、かなりショック。

集団は人数も少なくなり、自分も含めて疲弊してる選手が多いので、集団を切り捨てて前を追走しようとするものの、VC FUKUOKAにチェックされて集団に引き戻される悪循環。

なんとかこの集団の頭を獲りたいと思ったのですが、最終周はが残ってなくて何も出来ずに集団の最後尾でゴールとなりました。

能戸選手【E1/浜松幸店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

スタートは150名とかなり大所帯。

位置どり苦戦するかと思ったが、すんなり集団の前方にあがることができ、ローリング中の動き的にもチームメイトの川勝選手がスタートから行く気満々の様子だったので、直後につけます。

リアルスタートとともにペースアップしますが抜け出しには至らず。

そのまま先頭付近に位置付けてローテーションを行い、1周回目の下りは先頭で突入します。

前日に試走をしていないし、ウェットコンディションでしたが、南魚沼は今年で5回目の出場と言うこともあり、特に怖さはなく快調に下っていって、集団から10秒弱抜け出します。

意図して抜け出したわけではないですが、せっかく生まれた差なので行けるところまで行きたいと思っていました。

しかし、横塚選手【VC FUKUOKA】のペースアップですぐに捕まって先頭を入れ替わられ、そのまま横塚選手は逃げ態勢に。

川勝選手が追走して横塚選手に合流し、その後上りのヘアピンを超えたあたりで自分の目の前にいた木村選手【VC FUKUOKA】が追走します。

木村選手について行きたかったのですが、自分も飛び出してすぐの動きでいっぱいいっぱいで、あえなく見送ってしまいました。

その後は、特に大きな展開はなく距離を消化していき、6周回目の上りで5名となった逃げ集団へのブリッジがかかります。

ここで一度千切れますが、その後の平坦区間で逃げ5名を除いたメイン集団のペースがグッと落ちていたため、メイン集団には何とか追いつくことができました。

7周回目の上りで大きな動きはなかったものの、それまでの疲弊からが止まってしまい、完全に遅れてしまい、周りにいたメンバーとグルペットを形成して完走しました。

中村選手【E1/本社勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

朝に降った雨の影響で路面はウェットなコンディションですが、前方からスタートできてローリングでは常に右の端から前方全体を見れる位置で走行します。

しかし時々集団が詰まるタイミングで後方から別の選手にハスられてしまい後ろのディレイラーがズレたようで上手く動かなくなり、リセット作業をして何とか元に戻りましたが、番手をあげたかったところで集団の中で埋もれてしまいます。

ローリングが解除され、その時点で既に集団の後方に。

コースは抜きどころも少なく、序盤で100番前後の位置までさがってしまい、縦に伸びる集団からところどころ発生している落車を避けながら下りに向かいます。

ただ、この時点で時既に遅く、下り始めた時には次のコーナーに先頭が見える位置に。

そのまま下り切って2周回目の上りに入ったところでは、集団も中切れしており早くも遅れてしまいました。

できるだけ前にあがりますが、前の集団のペースは早く追いつけず、同様に遅れた中からの揃う数人で集団を形成し追いかけます。

当然先頭には追いつけないものの、大きく離されることもなかったため、毎周回1分未満の差で追走します。

そのまま徐々に集団からドロップした人を吸収しながらグルペットとなり、先頭から約7分差で完走となりました。

小林(毅)選手【E1/調布店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

広島から2ヶ月ぶりのロードレースが、新潟県南魚沼市の三国川(さぐりがわ)ダムを周回する1周12kmのコースで開催されました。

5分程度の長めの上りをこなしてアップダウンが多いダムを周回した後一気に下るコースとなっており、自分はあまり得意ではないコース。

更に例年以上の暑さの夏場で完全に調子を崩してしまい、結果はあまり期待できないコンディションでした。

E2との混走で出走は150人とかなり多く、集団の中盤くらいからローリングに入りそのままリアルスタートとなりました。

スタートからかなりハイペースで番手をあげることができず、上り終わってもハイペースなまま縦伸びした集団でアップダウンをこなしていきます。

下り以外難しいコースでは無いですがコーナーが多く、あまり番手をあげることができません。

2周回目に入ってもハイペースなまま、この時点でかなり消耗してしまい心拍があがりきったままになってしまい、一旦休むこともできなまま迎えた3周回目と4周回目に上りで遅れて平坦で追いついてというのを数回繰り返したのち、気づけば集団から完全にドロップしてしまいました。

その後近くにいた他の選手とグルペットを形成しますが、そこからもドロップしてしまいました。

完走すら絶望的かと思われましたが、長いコースが幸いし後方から来た第二集団に吸収されて、そのまま54位でゴールとなりました。

山崎選手【E1/国分寺店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

コースは1周12km、200mアップとかなりキツめなコースで、コーナーを集団後方で入るとかなりインターバルがかかるため前々でクリアしたい。

レースがスタートして一気にペースがあがり、集団はすぐに1列棒状に。

位置をさげたくなかったため少しを使って集団前方へあがり、10番手辺りで下りに入り、集団真ん中で1周回を完了します。

この時点で集団は半分以下にまで減り、2周回目の上りで少し集団から少しちぎれてしまい4人のグルペットで集団を追います。

なんとか6km地点で集団に追いつき、そのまま2周回目を集団最後尾で完了しますが、3周回目の上りで千切れてしまいました。

再び集団を追いかけますが追いつかず、第2集団に吸収されて集団復帰を目指します。

特にそこから動きはなく、5周回目の上りで第2集団からも千切れてしまいKOMを超えてから踏みますが、集団からは離れる一方。

もう諦めてしまったが後ろからチームメイトの原田選手が追いつき声をかけてくれたので付いていきます。

前から落ちてきた選手などでグルペットを作りゴールを目指し、タイムアウトになることなく59位で完走することができました。

原田選手【E1/小山店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

今回はE1とE2の混走ということで、約150名がスタートラインに並び、自分は集団最後尾付近から出走となりました。

上りの途中からリアルスタートして一気にペースがあがり、位置をキープしたかったのですが、これ以上前にあがることができずオーバーペースになってしまいました。

近くにチームメイトの小林(毅)選手や布田選手がいたので、2人の背中を追いかけながら平坦区間で位置あげたかったのですが、前に出られないまま下りへ。

2周回目の登りは全力で踏みますが、先頭集団についていくことができず、オールアウトしてしまうとDNFが確定してしまうので、泣く泣く自分のペースへ切り替えて進みます。

レース序盤で千切れてしまう自分の弱さに心が折れそうになりながら、グルペットにチームメイトの中村選手が見えたので、気持ちを切り替えてゴールを目指します。

4周回目の下りのカーブ手前でウェットコンディションにより落車してしまい、幸い怪我やバイクの故障はありませんでしたが、グルペットからもドロップしてしまい、追いかけるも差を詰め切ることはできませんでした。

そこからは単独走となり、追いかけるのにを使ってしまったこともあって、後ろからくる集団にもついていくことができず、どんどん順位をさげてしまいましたが、なんとか完走することはできました。

町田選手【E1/川越店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

スタート時には雨も止み、先頭付近に並ぶことができ、ローリング中も先頭付近を位置どり、リアルスタートに備えます。

リアルスタート直後、一気にペースがあがりますが、自分は上りが苦手なため、ペースを抑えて集団の50番手付近で1番最初のトンネル付近をクリアします。

この時点でだいぶペースが速かったので、もっと前に行きたかったのですが、調子が悪かったのとアップ不足でなかなか前方にあがれません。

後ろは中切れの連続で、下りを終えて10人くらい抜かして、1周回目を40番手くらいで通過しましたが、直後の上りで踏めなくなってしまい集団からドロップ

気持ちも切れてしまい、グルペットで走るも途中でタイムアウトによりDNFとなりました。

小林(将)選手【E2/所沢店勤務】

<<JBCF第5回南魚沼クリテリウム>>

ローリングスタートから、第2コーナー曲がり終わった頃にはリアルスタート

道幅が広くを使えば前に上がる事は難しくはないので3周回目には前方まであがります。

4周回目に2人逃げが出来たが、5周回完了時に中間スプリントがあるため容認し、そのまま5番手以内を意識して周回を重ねます。

残り半分の周回になっても2人の逃げが続いていましたが、9周回目にチームメイトの土井選手が単独でブリッジしに行きます。

土井選手は3周回ほど逃げ集団へのブリッジを試みていましたがメイン集団吸収

残り3周回でも10秒以上タイム差があり、あまり縮まる気配がなかったので、メイン集団内で4位以内に入る事だけ考えていました。

最終周回の第4コーナーを抜けたらすぐにスプリントをしてゴールになるので、第4コーナー前の直線で位置をさげないようにし、うまくメイン集団4番手でコーナー抜け出すことに成功し、そのままゴールまで全開でスプリントして6位でゴールとなりました。

 

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

リアルスタートがきられ、初めの上りから結構なハイペースで進み、なるべく前にあがることを意識しますが集団のペースが早い。

焦った気持ちからか、コーナー後の立ちあがりで早くトルクをかけてしまったことにより後輪をスリップさせてしまいます。

濡れた路面に少し不安要素を抱えてしまい、安全に下るため下りでは少し遅れてしまいました。

 

2周回目の上りもかなりハイペースで遅れる事はないが、最後まで耐えられるペースではなかったので、それなら初めの数周回だけでも集団前方にいて動きがあればチェックしにいこうと、体力考えずに前にあがります。

チームメイトの川勝選手とVC FUKUOKAから2名の逃げがあり、同じチームでメイン集団に残っていたのが能戸選手、布田選手と自分の3名。

集団から抜け出しあればチェックして周回を重ねますが、5周回目の上りで少し遅れてしまいメイン集団から離れてしまいますが、平坦区間で前が緩んでいたこともあり集団に復帰。

6周回目の上りで、前方でアタックがあり、集団が崩壊してしまい、そのあとは10名ほどの集団で、なんとか耐えてゴールとなりました。

土井選手【E2/横浜池辺町店勤務】

<<JBCF第5回南魚沼クリテリウム>>

今回はレースでの活動の幅を広めるため、人生初のクリテリウムに挑戦しました。

会場は新潟県南魚沼市で、コースは商店街をホームストレートとした、市街地を周回する賑やかな景観。

天候は曇り時々雨で路面は、ほぼウェット状態でした。

会場に着くとすぐに準備を始め、入念に試走をしようと考えていましたが、試走時間が想像以上に短くて、2周回走っただけで試走が終わってしまいコースを掴みきれずに試走が終了。

その後アップを行い前方での整列を目指して早めに検車等を終わらせて、待機エリアに入りましたが、既に出遅れていたようで、後方からのスタートとなりました。

相変わらずスタート前には会場の雰囲気に呑まれて、かなりの緊張状態になりつつもレースがスタート。

初参加とはいえ、クリテリウムの鉄則とも思える集団前方に位置での走りを目指すも、1周回目では60番手とかなり後方についてしまっており、位置をあげるまで時間が掛かってしまいました。

理想では15番手あたりで集団の様子を伺いたかったのですが、理想の位置どりに付けたのはレース全体のおよそ半分の8周回を終えた頃でした。

そこで、先行する2名の逃げを認識し、思い切って集団から飛び出してブリッジをかけますが、思いのほか逃げとの距離が離れていたので追走に迷ってしまい、逃げの選手とメイン集団の間で3周回程を単独で走った後、再びメイン集団吸収されました。

その後は、リザルトを落としすぎない程度にを回しつつ、最終周回に備えます。

メイン集団内のまま最終周回へと入り、スプリントからのゴールへ。

結果はクリテリウム初出場としては、まずまずの10位でゴールすることができました。

森實選手【E3/魚住店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

出走前にかなり雨が強まり、前日にコース試走をしていたこともあり、当日の試走は止めてローラーでアップを行いますが、気温も低く体が冷えた状態でスタートとなりました。

周回数は3周周回と短めなので、序盤から先頭に近い位置で走れるように、しっかり踏んで前にあがっていきます。

先頭は確認できる位置でアップダウン区間に入り、集団のドラフティングを利用して通過。

テクニカルな下りが苦手で、しかも雨でスリップする恐れも高いので、1周回目から前方の選手とは広めに距離を取り確実に処理することを心掛けました。

その結果、前方との差が開いてしまい先頭集団が何人いるのか分からず2周回目へ。

下りで遅れる分、上りで挽回して集団に戻る動きをしていたことでは削られていき、追走をかけることができず先頭から2分半程遅れて29位でゴールとなりました。

三浦選手【E3/清水草薙店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

当日は試走前から本降りで、試走をするか悩みましたが体を温めるためにレース開始ギリギリまでアップに時間をかけましたので、スタート時の並びは後方に位置しました。

雨で視界も悪く、リアルスタートの合図も聞こえませんでしたが、何とか1周回目は30~40番手付近を走行します。

残り2周回で、しっかり戦うために先頭に合流したかったのですが、逆にその位置からズルズルさがってしまいました。

レース直前での調整が上手くいかなかったこと、当日に最低限走れる状態まで引き上げられなかったことが、ここで先頭から遅れてしまった原因と思われます。

その後2周回目はほとんど1人で走行し、3周回目は10人程度の集団でゴールを目指してレースを終えてしまいました。

深谷選手【M/南国店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

レース前日にDi2のバッテリー不具合が発生し、レースに出られるか不安でしたが、チームメイトやサポートスタッフの協力もあり、なんとかスタートラインにつけました。

レースが始まる前に最初から踏んでいき2周回目の上りから小集団でチームメイトの大島選手と抜け出す作戦でレースを進めていきます。

ローリングが思ったより長くリアルスタートしてすぐに仕掛けていきますが、コース最初の登坂区間が、1分ぐらいしか上らないので、集団を分断させるというよりは周りの選手の登坂力を確認していく形でレースを進めていきます。

上り終わりに集団を見ると、マスターズリーダージャージの遠藤選手【Roppongi Express】、丸渕選手【FAST LANE Racing】、山本選手【SBC Vertex Racing Team】、チームメイトの大島選手あたりが余裕ありそうで、この4人と争う形になると思いながら前半のダムの周回をこなしていきます。

折り返しから道が狭くなるのと、長い下り坂があるので先頭で長い下に入りたく前に出て走ります。

気が付くと集団との差ができたので、下りを予定通り安全に走って、上りでは全開で行かず集団からあがってくる選手を待ちながらレースを進めます。

2周回目の上りの最後のヘアピンでメイン集団との差を目視で確認したところ、25秒後ろのメイン集団の先頭を大島選手が牽いていて、ペースはあがっているようでしたが、集団は崩壊せずに1つだったので小集団での逃げを諦め、上り終わりからは一人で逃げ切るプランに変更します。

ダム周回の上りとコーナー明けをしっかり踏んで走り、雨のせいでできた水たまりが多くあったので、コーナーは減速して安全に走ります。

最終周回の上り終わりで、後続集団と1分20秒の差があることをモト審判から聞き、残りは安全に走ってトップでゴールに飛び込みました。

大島選手【M/北岡崎店勤務】

<<JBCF 第10回南魚沼ロードレース>>

スタート直前に後輪がパンクしてトラブルがありましたが、なんとかスタートラインへ。

スタート後はローリングがかなり長く、最後のヘアピン前からリアルスタートし、リアルスタートと同時にチームメイトの深谷選手が飛びだしたので、合わせて踏んで行きますが、抜け出すには至らず集団を伸ばすのみで平坦区間へ入ります。

雨もかなり強く、集団のスピードもあがりません。

せっかくあがった心拍もサイクリングレベルまで落ち込んでいました。

折り返し前に少し強度はあがりましたが、それでもキツイレベルではありません。

折り返し後、深谷選手が痺れを切らしたのか1人でペースアップし、数秒のギャップで進んでいきます。

2周回目の上りを集団の先頭で入り、少し強度をあげますが、他の選手はあげてこず、前をいく深谷選手との差は開いていきます。

上りきり時点で20秒と、深谷選手の逃げが決まり集団のペースはさらに緩みます。

トラブルが無ければ深谷選手の勝ちは確定となり、あとはどうすれば自分が2位を確保できるかを考えながら走りました。

集団の下り区間は安全マージンを取りながらの走行なので、少しリスクを取れば抜け出せると判断しました。

さらに集団のを削るため、最終周回の上り始めから強めに踏んでいきます。

上りでの抜け出しはできませんが、平坦区間に入ってローテーションも回らなくなってきたので、ほぼ集団の先頭で走りました。

折り返し後も先頭でこなし、最後の下り前に一瞬遠藤選手【Roppongi Express】が前にでますが、下りに入るタイミングで加速して再度先頭にでます。

その後は危なくないギリギリでコーナーを攻めて下っていき、テクニカル区間を終えた所で振り返ると見える範囲には後続はいませんでした。

残りはストレート区間で加速、最後のカーブを確実にこなして、後はゴールまで全開で踏み抜き、深谷選手とのワン・ツーでフィニッシュすることができました。

次のレースは群馬CSCロード9月大会2Days

次のレースは9月27日(土)~28日(日)の2日間にわたって、群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で開催される「JBCF群馬CSCロード9月大会Day1」と「JBCF群馬CSCロード9月大会Day2」に、それぞれMiNERVA-asahiの選手たちも参加を予定しています。

毎年、9月の最終週に群馬CSCで開催される恒例のロードレース。今回もE1は6kmサーキットコースを19周回する114kmの長丁場のレースが設定され、他のカテゴリーのクラスでも長めのレース距離が設定されています。

各選手にとって群馬CSCは走り慣れたコースではあるものの、平地がほとんどなくアップダウンを複数回にわたってこなすのは、非常に脚にくるコース設定で、フィジカルとメンタルの両方が試されるコースとなっています。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。