【MiNERVA-asahi】JBCF群馬CSCロード10月大会2Days・レポート

2025.10.30

群馬県で開催されたロードレース

10月25日(土)~26日(日)の2日間にわたって、群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で「JBCF群馬CSCロード10月大会」が2日間にわたって開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

9月末にも同じく群馬CSCのサーキットコースを使ってレースが行われたばかりですが、10月にも同じコースでロードレースが行われました。しかも、E1に関しては6kmのコースを22周回する132kmでレースが実施され、全てのカテゴリーにおいて9月のレース距離よりも長く設定されており、サバイバルなレース展開となることが予想されました。

また、今回の群馬CSCでのレースが、今シーズンのJBCFで行われるロードレースの最終戦となり、残るレースは11月29日に千葉県浦安市で行われる「第2回浦安クリテリウム」がJBCF/J ELITE TOUR今シーズンの最終戦となっています。

 

<<コースマップ>>

出典:「JBCF群馬CSCロード10月大会」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JBCF群馬CSCロード10月大会

<<E1>>6km×22周=132km
川勝選手【本社勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
小林(将)選手【所沢店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
土井選手【横浜池辺町店勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
原田選手【小山店勤務】
町田選手【川越店勤務】

<<E2>>6km×12周=72km
後藤選手【静岡インター通店勤務】
常富選手【岐阜市橋店勤務】

<<E3>>6km×9周=54km
三浦選手【清水草薙店勤務】

<<M>>6km×9周=54km
大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【土佐道路店勤務】

 

【リザルト】

川勝選手【E1】=8位
小林(毅)選手【E1】=10位
鉄山選手【E1】=20位
町田選手【E1】=25位
小林(将)選手【E1】=26位
原田選手【E1】=30位
能戸選手【E1】=32位
土井選手【E1】=DNF
常富選手【E2】=31位
後藤選手【E2】=32位
三浦選手【E3】=7位
深谷選手【M】=1位
大島選手【M】=2位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

川勝選手【E1/本社勤務】

JBCFのロードレースとしては今シーズン最終戦となり、レース距離も132kmと長く、レートも高いため上位でのフィニッシュを目指します。

前日の深夜から雨が降り続き、気温も低く路面もウェットなので、雨・寒さ対策をして、空気圧も普段より低めにしてレースに臨みます。

リアルスタート直後から本多選手【VC FUKUOKA】、佐久間選手【TeamSHIDO】、チームメイトの土井選手の3名が抜け出し、30秒ほど集団から先行します。

5周回目の先行する3名をキャッチするタイミングで、15名ほどの先頭グループが形成され、この集団にチームからは自分と、土井選手、能戸選手、小林(毅)選手の4人が入り、数的有利な状況を作ることができました。

とはいえ、VC FUKUOKAがレースの主導家を握っており、代わる代わるアタックを繰り返し、土井選手、能戸選手がドロップし、チームからは自分と小林(毅)の2名に。

中盤にはVC FUKUOKAの横塚選手・本多選手、宇佐美選手【MOAT RACING LAB】、自分の4名での抜け出しや、本多選手と小林(毅)選手の2名が抜け出すシーンもありましたが決定打にはならず。

15周目、レース時間が2時間を超え、集団内でもの残り具合に差が出てきたタイミングで、横塚選手がアタック

10名ほどになった追走グループも機能せずにタイム差は1分以上に開き、自分のもかなり疲れており、徐々に迫ってくる後方集団からの逃げ切りを目指す方向に考えがシフトしてしまいました。

さらに20周回目には、本多選手が追走グループからアタックし、これには全く反応できず。

最終周回には追走グループも崩壊してしまい、4名パックでの8位争いは、小林(毅)選手の牽引からのスプリントで先着して8位でゴールとなりました。

小林(毅)選手【E1/調布店勤務】

今シーズン最後のロードレースは、132kmの長距離レースでレートが高い上にエントリー人数が約60人と少なめなので積極的に上位を目指していました。

定刻通りスタートし、先頭付近をキープしたままリアルスタートへ。

今回は順位を狙いに行く走りをするために集団10番手前後を維持して、常に先頭を意識していました。

序盤からチームメイトの土井選手、小林(将)選手を含む4人の逃げが形成され、さらに10名弱の追走が形成され、ここにはチームメイトの町田選手が入っているのが見えたので、自分は追わずに数周回をメイン集団で消化します。

しかし、5周回目までに全て吸収して一度振り出しに戻ったように思え、ブリッジに向けた動きは無かったのですが、気づけば自分も含めてメイン集団から約15名が抜け出していました。

基本的に序盤のアタックには乗らないつもりでしたが、先頭グループに入ったため無理のない範囲でチェックに入っていると、12周回目あたりで本多選手【VC FUKUOKA】と2人で逃げ出す形となます。

そのまま3周回程度を消化し、その後宇佐美選手【MOAT RACING LAB】と横塚選手【VC FUKUOKA】がブリッジして、4人の逃げ集団となりましたが、そのまま集団に吸収されてしまいました。

この時点で集団と追走グループは約2分差でしたが、モトから自分のいる集団がメイン集団になったと言われ、後ろの追走グループが機能していないことを知ります。

メイン集団では自分とチームメイトの川勝選手の2人が上位に入れる可能性が高く、このまま後方集団に吸収されなければ、ある程度のポイントは取れるためこの集団で確実に完走を狙って走りました。

吸収されてしばらくすると横塚選手が単独でアタックし、これがそのまま独走優勝し、更に少しして本多選手がアタックし、これも2位で独走となりVC FUKUOKAのワンツーフィニッシュという結果となりました。

残った集団から抜け出す選手がいたものの、自分には全く余裕がなく、そのまま取り残され川勝選手と共に8位争いの4人パックとなり、4人でのスプリントはほとんどかからず10位でゴールとなりました。

鉄山選手【E1/本社勤務】

先月のレースでは、集団からも遅れてしまい完走という結果だったため、集団完走と集団内の頭を取ることを目標にしていました。

レースがスタートし、5周回目程で15名程の有力な逃げ集団ができ、チームとしても4名入っていたので、このまま逃げを決めて前の集団勝負に持っていきたい状況でした。

後ろの集団から有力選手がペースアップやブリッジを目指しますが、チームメイトのチェックにより、タイム差が広がり前での勝負は決定的に。

できる限りを残しながら周回を重ね、ラスト6周回目の心臓破りの坂で、高岡選手【Roppongi Express】含む数名が抜け出し、チームメイトの町田選手がチェックしてくれていましたが、頂上付近で離れてしまい、自分も最後までもたなくても良いから逃げにチャレンジしておくべきでした。

以降の周回は集団のペースもあがらないまま周回を重ね、スプリントの位置どりは悪くなかったのでが、集団3番手の20位でゴールとなりました。

町田選手【E1/川越店勤務】

先月の群馬CSCと南魚沼でのロードレースでは、全く力を発揮できなかったので、少しでも力を発揮したいと思っていました。

レースが始まる前から雨が降っていて、レインウェアやシューズカバーなど万全の準備をして挑みますが、今回のレースは距離が長いため最後まで集団に残り、スプリントをするという目標で臨みました。

レースが始まると、しばらくして中切れから逃げができ、何人かがブリッジしていくのが見えましたが、今回は自分の目標のために見送ります。

その後、チームメイト4人を乗せている逃げができたため、メイン集団から飛び出す選手のチェックをして、集団から抜け出すような動きがあれば追っていきます。

しかし、残り6周回くらいで高岡選手【Roppongi Express】が心臓破りの坂でペースをあげたタイミングで、今までの疲労からドロップしてしまいました。

その後は追走集団のペースはあがらず、集団でのゴールスプリントとなり25位でゴールとなりました。

小林(将)選手【E1/所沢店勤務】

朝から雨が降っていて気温は13℃。寒いのは苦手なので、ベリーホットオイル、レインジェルを塗り、レインウェア、レッグウォーマー、シューズカバーで対策をしてスタートします。

スタート後すぐに心臓破りの坂で本多選手【VC FUKUOKA】が抜け出し、ついて行くと佐久間選手【TeamSHIDO】もついてきて3人で抜け出す形になり、ホームストレートに戻ってくるところでチームメイトの土井選手、他2名ほどが合流しましたが、2名の選手はすぐに脱落し、4名の逃げ集団となります。

メイン集団との差は40秒ほど広がりますが、2周回目の心臓破りの坂でキツくなってしまい3周回目に入る手前でドロップしてメイン集団に戻りました。

数周回重ねた後にチームメイトの川勝選手、小林(毅)選手、能戸選手を含む約10名の抜け出しがあり、逃げていた集団と合流。

自分はメイン集団で周回を重ねますが、先頭集団とのタイム差が徐々に広がっていき、残りのレース距離約1/3の時に高岡選手【Roppongi Express】を含む数名が抜け出し、ここにつききることが出来ませんでした。

そのまま15名ほどの集団で最終周回に入りますが、集団の先頭を取れば、まだ20位以内でポイントも少し変わるため、集団でスプリントになっても可能性は少ないので、2号橋から単独で抜け出します。

少しずつ差が開き、心臓破りの坂をクリアしバックストレートで何名か追ってくるのが見え、何とか粘ってみましたがゴール前の残り100mの所で8名のパックに捲られてゴールとなりました。

原田選手【E1/小山店勤務】

9月の群馬CSCで行われたロードレースでは、自分のミスによりチェーン落としてしまったため、ギア比の構成を理想的なものにすることもあり、12速に機材をアップグレードして臨みました。

 

リアルスタート直後はチームメイトの小林(毅)選手の近くにいるようにして、チームのエースが必要なタイミングでのみを使えるように周囲を警戒します。

スタート直後に飛び出したVC FUKUOKAの選手の動きにはチームから土井選手と小林(将)選手がチェックしてくれていたので、こちらは逃げ集団へのブリッジする選手の動きに集中します。

2周回目で高岡選手【Roppongi Express】や宇佐美選手【MOAT RACING LAB】らが追走しだしたので、すかさずチェックし、この動きは半周回程でメイン集団吸収されました。

その後、チームメイトの川勝選手、小林(毅)選手、能戸選手らを含む有力な逃げ集団が形成されたので、自分はメイン集団にとどまります。

逃げ集団とメイン集団の差は30秒・1分・1分半と広がっていきますが、メイン集団には高岡選手や、TRYCLE.ingの選手など、前にいきたい選手も多く含んでおり、油断はできません。

しかし、この集団には自分の他に4名のチームメイトがいたため、交代で飛び出しに対してチェックします。

残り6周回あたりの心臓破りの坂で高岡選手が飛び出し、チームメイトの町田選手が反応しますが追いきれずにドロップしてしまい、自分も追いたかったのですが、が限界で動くことができませんでした。

その後は、大きな動きはないままゴールへ向けて進行しますが、最後の心臓破りの坂で力尽きてドロップしてしまい、単独でのゴールとなりました。

能戸選手【E1/浜松幸店勤務】

レースがスタートして、初動は本多選手【VC FUKUOKA】の抜け出しから。

そこに佐久間選手【TeamSHIDO】とチームメイトの土井選手・小林(将)選手が追従して4名の逃げに。

40秒ほどの逃げとなりましたが、その逃げは2周回ほどした1号橋後のアップダウン区間でキャッチされ、その後すぐに横塚選手【VC FUKUOKA】が心臓破りの坂であげていったので、ついていきます。

そのまま5名ほどで抜け出し、10秒から15秒くらいのギャップで2周回程度をこなします。

一旦吸収されて5周回目の心臓破りの坂で横塚選手が、またあげていったのでついていくと、10名ちょっとが追従し、大きめの逃げ集団が形成されます。

チームからは自分の他に、小林(毅)選手、川勝選手、土井選手が乗っており、他チームからはVC FUKUOKAの2名、宇佐美選手【MOAT RACING LAB】など、のある選手が多く乗っていたのでタイム差は広がり、12〜13周回目くらいにはメイン集団に対して約3分差まで広がり、勝負はこの逃げで決まりました。

逃げ集団も人数を減らし、10人くらいまで絞られる中、このままこの集団で生き残ることができればトップ10入りも叶うので、なんとか食らいつきたいと思った15周回目の上りで横塚選手のアタックがかかります。

ここまで何発も仕掛けている横塚選手のアタックですが、めちゃめちゃ強烈で、この動きで逃げからは無念のドロップ

勝負からはドロップしましたが、後方のメイン集団は3分後ろにいるので、追いつかれるまでの間に可能な限りの補給をとり、息を整え、のストレッチをして、追いついてきた集団に乗っかります。

残り40kmほどを消化して、ギリギリながら完走することができました。

土井選手【E1/横浜池辺町店勤務】

今シーズンのロードレース最終戦であり、自分にとってはE1で初戦となるロードレースでした。

コースは前回E2で優勝経験のある群馬CSC。

天気は雨で気温も15℃を下回る程度のしっかりと寒さを感じるコンディション。

前半は下り基調で、後半は上り基調といったコースで、前回走った感じからしても自分にとってはかなり得意なコースです。

リアルスタート後、1周回目から飛び出したVC FUKUOKAの選手をしっかりとマークします。

ペース的にもオーバーペースでは無かった為、淡々とマークを続けていましたが、6周回目を終えるタイミングで発生したVC FUKUOKAの飛び出しに反応した際に路面のギャップでリアディレイラーがセーフティーモードに入るトラブルが発生してしまいました。

その後はニュートラルのバイクや、チームメイトのバイクに乗り換えて2周回を単独で走り、レースの最後尾まで順位が下がってしまい戦意喪失してしまって、11周回目を終えたタイミングでDNFとなりました。

まだ余力があっただけに非常に残念な結果となってしまいました。

常富選手【E2/岐阜市橋店勤務】

レース前の準備中はさほど寒さを感じなかったため、レインジャケットは必要なしと判断し、レインジェル、アルミシート、アームウォーマーを雨対策としました。

ウェットコンディションということで、予想通り集団のペースは抑えめで、8周回目までは逃げを試みる選手がいても、半周以内の吸収が繰り返され、雨と寒さの影響で集団全体が慎重にレースを進めている印象でした。

心臓破りの坂以外では心拍数があがらないので、体温も上昇せずとても寒く、レインジャケットを着用しなかったことを序盤から後悔することに。

寒さのため顎の震えが止まらず、レースが後半に差し掛かるくらいから体に力が入らなくなってきて、恐らく低体温症になっていたと思います。

レースを降りることも考えましたが、回復することを信じて集団の後方で耐えるのみ。

9周回目から4人逃げが発生し、10周回目にタイム差が40秒に広がったところで、メイン集団吸収を目指してペースアップし、このタイミングで着いていけなくなりドロップ

単独走で1周回半走り、31位でゴールとなりました。

後藤選手【E2/静岡インター通店勤務】

雨が強く気温が低い状況だったので、防寒対策で全身にレインジェルとヒートオイルを塗布し、上半身はアームウォーマーとレインウェア、お腹にアルミシート、下半身は真冬用のレッグウォーマーと雨対策も兼ねてヴェロトーゼを装備して挑みました。

リアルスタート後は集団の前方をキープしますが、雨の影響を受けた下りのペースが掴めず、集団の真ん中あたりで残り4kmからのアップダウン区間へ入ります。

幸いなことに集団のペースがあがらず、心臓破りの坂までを同じポジションでクリアします。

2周回目以降はプランを変更し、1号橋からの上り返しがコース幅も比較的広いため、そこで一気に前に出てポジションをキープし、心臓破りの坂でポジションを落としつつ集団に踏み留まるようにします。

このプランが功を奏し、これまでは2周回目以降の心臓破りの坂がかなり耐えどころでしたが、今回は周回を消化することができました。

しかし、10周回目の1号橋で前に出る際にうまくあがれず、全力で踏みましたが集団からドロップしてしまいました。

そこからは単独走になり、ドロップした他選手とも声を掛け合って協力しながらゴールすることができました。

三浦選手【E3/清水草薙店勤務】

気温は12〜13度程で、朝から小雨が終始降っている状態でした。

ローラー台によるアップを行い、路面状況の確認の為、試走を行ってからレースに挑みます。

スタートしてからは気温が低く、集団のペースがかなり落ち込んでおり、少人数でのアタックはありましたが、集団は容認して、を繰り返します。

自分もペースアップのため動きますが、後方にさがった瞬間にペースは落ちてしまいます。

この状況でを使っても意味が無いので、集団中盤でゴールスプリントに備えることにしました。

その後もペースは変わらず最終周回まで進み、この時点で1人の逃げが起きていましたが、集団はすぐに追いつけるようなペースで進み、早掛けした選手がその逃げに加わっても、ゴールスプリント前までに吸収されました。

自分は寒さの影響で腰の動きがかなり悪く、不安な状態でしたが、下りやペースが緩む箇所で前を狙う位置取りをしました。

心臓破りの坂を終えた時点で10番手より少し後ろを走り、この時点で集団は20人程でした。

バックストレート後のコーナーでスプリント前の位置取りをしますが、左側のラインは既に埋まっている状態で、右側のラインが空いていたので、そちらを選択しました。

自分の前にいた山口選手【イナーメ信濃山形-EFT】は、そのラインから残り200m程から前に出ていた状態で、自分は残り150m程からスプリント開始します。

左側からスプリント開始した選手が右側に膨らみ肩が接触してしまい、満足なスプリントができずにゴールとなりました。

ゴール直後はギリギリ入賞したと思っていましたが、団子状態となったスプリントで、惜しくも写真判定により7位となりました。

深谷選手【M/南国店勤務】

スタートしてすぐは集団の後方を走り、集団の後ろから2番目あたりで走っていると、群馬CSCのような流れるコースの場合、下りやコーナーでできた差も前に選手がいるとあまり苦しくなく埋めてもらえ、レースを進められました。

3周回目を消化するまでに上りで前に出る際は集団にダメージを与えるよう強めに踏んでローテーションを回して走ります。

4周回目あたりから、集団はチームメイトの大島選手と中村選手【TTGミトロング-V】と丸渕選手【FAST LANE Racing】に4人に絞られ、タイミング的に少し早かったのですが、1人で逃げるために心臓破りの坂でアタックする事を大島選手に伝えてレースを進めていきます。

心臓破りの坂で仕掛けていくと、4人の集団はバラバラになり、そこへ大島選手がブリッジしてくれて2人逃げになりますが、ホームストレートで後続の2人に追いつかれてしまい、ふりだしに戻ってしまいました。

しかし、まだに余裕があり、有利に走れると思ったので、上りで強めに牽くと丸渕選手が集団からドロップして3人に絞られます。

大島選手と2人でローテーションを回してレースを進めていきますが、中村選手も粘るのでラスト2周回の上りから自分がアタックする事を大島選手に伝えましたが、大島選手も逃げたそうだったので、自分が集団に残る作戦に変更して中村選手に攻撃していきます。

うまく大島選手がタイムギャップを作りましたが、最終周回で中村選手が大島選手に追いつき、そのタイミングで私がアタックして、そのまま逃げ切りでゴール。

大島選手も中村選手を振り切って、2位でゴールすることができ、目標のワンツーでゴールすることができました。

大島選手【M/北岡崎店勤務】

リアルスタートして集団はかなりスローペースで進み、あまりにも寒かったので身体を暖める目的で最初の心臓破りの坂に向かう上りを先頭で進めます。

登頂後は後ろにさがりつつを休め、上りのタイミングでまた前にあがります。

前回の9月に行われた群馬のレースで3位だった渋谷選手【クラブ二輪俱】が少し抜け出しますが、無理に追わずに走り、半周回ほどかけて集団に吸収しました。

上り以外はほとんどペースがあがりませんが、気がつくとチームメイトの深谷選手と中村選手【TTGミトロング-V】と丸渕選手【FAST LANE Racing】の4人になっていました。

その後、丸渕選手もドロップして集団は3人に絞られ、心臓破りで毎回深谷選手と交互にペースアップしてみますが、なかなか2人で抜け出すことができません。

残り2周回の後半の上りで仕掛け、深谷選手に集団を抑えに入ってもらいギャップが出来ましたが、左太腿が攣りそうになり思い通りのアタックが出来ず、ラスト1周に入るタイミングで吸収されてしまいました。

吸収されたタイミングで深谷選手がカウンターで抜け出すことに成功し、ピットのチームメイトからはツキイチの指示がでますが、ツキイチでラストスプリントになるとがもちそうに無かったので、攣らないギリギリの負荷で踏んで中村選手との差を広げます。

下りは負荷を軽くしてまわし、上りは右脚だけで踏みぬいていきます。

ここで攣ってしまうと5月に行われた木祖村ロードの二の舞になってしまうので、とにかく左脚に負荷がかからないように意識を集中させます。

なんとか心臓破りの坂をクリアし、後続を確認すると見える範囲にはいなかったので、下りを丁寧に走って最後のコーナーを回り、無事2位でゴール出来ました。

ゴール後、が地面に着いたタイミングで盛大に左脚が攣ったので本当に限界でした。

次のレースはJCX#3御殿場シクロクロスSupported by 湘南CX

次のレースは11月2日(日)に、静岡県御殿場市の高根西ふれあい広場で開催される「JCX#3御殿場シクロクロスSupported by 湘南CX」に、MiNERVA-asahiの選手が参加を予定しています。

既にシクロクロスシーズンも始まっており、全国各地で行われるJCXシリーズも10月5日に茨城県土浦市で行われた「JCX#1 茨城シクロクロス 第1戦 土浦ステージ」を皮切りに、既にシーズンインしています。

今年もMiNERVA-asahiが主戦場としているJBCF(主にロードレース)のシーズン後半とJCX(シクロクロス)のシーズン序盤の日程が重なっていたため、レポートをお届けできておりませんでしたが、JCX3戦目の御殿場からシクロクロスのレポートもお届けさせていただきますので、お楽しみに!

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。