【MiNERVA-asahi】JCX #3御殿場シクロクロス・レポート

2025.11.06

静岡県で開催されたシクロクロス

11月2日(日)に、静岡県御殿場市の高根西ふれあい広場でJCXシリーズの第3戦となる「御殿場シクロクロス Supported by 湘南CX」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

MiNERVA-asahi内のロードに参加する選手達が主戦場としているのはJBCFのJエリートツアーとして開催されているロードレースクリテリウムヒルクライムレースタイムトライアルレースですが、2025年シーズンは11月29日に千葉県で開催される「第2回JBCF浦安クリテリウム」で終了となります。

今回のJCXシリーズは、例年10月頃に開幕し、年が明けた2月頃まで続くシクロクロスのシリーズ選となり、このJCXシリーズにもMiNERVA-asahiから選手が出場しています。

既に今シーズンのJCXでは「#1茨城シクロクロス 第1戦 土浦ステージ」と「#2東北シクロクロス 第1戦 わたりラウンド」の2戦が終了しており、MiNERVA‐asahiから折橋選手も参戦し、今回の御殿場でのレースを終えた時点でのJCXランキングは27位となっております。

もともとシクロクロスは、ロードレースの選手が冬場のオフシーズン中に行うトレーニングの一環として始まりました。2.5〜3.5kmの未舗装路を含む周回コースを使ったオフロードレースで、日本国内においても比較的都市部から近い公園などで行われることが多く、またコース全体が見渡すことができるレイアウトになっていることもあり、観戦者含めて人気が高い競技です。

ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

【MiNERVA-asahi】第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

<<コースマップ>>

出典:「御殿場シクロクロス Supported by 湘南CXテクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

御殿場シクロクロス Supported by 湘南CX

折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

リザルト=16位/95人中(完走16人)

折橋選手【ME/船橋松が丘勤務】

JCX第3戦目は御殿場シクロクロス。長い上りとテクニカルな下りを組み合わり、自分には相性が良いコースです。

メンバーは副島選手【TRK Works】を筆頭に、U23の強豪が複数参戦しており、エリート上位勢の何名かは不在でしたが、上位メンバーの勢いは強く、序盤から高い強度のレースになることと予想されました。

天候は快晴で、路面コンディションは全体的にドライ。

特に前半の上りと後半の林間区間は、どちらも自分にとっての差を詰めやすい区間で、レース展開も組み立てやすく、ここのところパフォーマンスを戻しきれてなかったため、得意なコースで巻き返しを狙っていきたい。

ゼッケンナンバーは10番。スタートは2列目から。

最初の上りは9番手で入りますが、周りの選手の勢いに視線と身体が対応しきれず、ペースを維持するだけで限界に近い状態となり、この状態から緩めたとしても楽になるわけではないので必死についていく苦しい時間が続きます。

トップの副島選手とは毎周回1分近くのギャップが開いていく厳しい展開となり、5周回完了時点で4分近い差が開きます。

序盤の体力消耗が影響して、バイクコントロールがわずかに乱れる中、シケイン前の高速区間でチェーンが外れるトラブルが発生してしまい、完全に停止してチェーンを掛け直します。

80%ルールのカットタイムが迫る厳しいタイミングで約30秒のロスとなり、ここで踏み続けなければ完全にラップアウトとなる状況なので全力で追いあげました。

半周回かけて、チェーン落ちから復帰の間に抜かされていた兼子選手【スワコレーシングチーム】をパス。

もう1名、前にいるのは川村選手【チーム36隊】。

追い上げに使ったは限界に近く、川村選手のペースになんとかついていき、共にギリギリ最終ラップに滑り込むことができました。

ここで川村選手が猛プッシュし、もはやついていくのが精一杯でしたが、その動きに助けられて、さらに前を走る高木選手【AX cyclocross team】に追いつきました。

最後の林間区間を抜けて、ゴールまで追いあげますが、2人には届かず16位でゴールとなりました。

レースを完走したのは私を最後に16人。ゴールタイムは72分の長丁場のレースとなりました。

順位としてはさらに上を狙えた可能性もありますが、久々に展開のあるレースでフルラップを走り切れたことは、今後のレースへ向けたモチベーションとなり、このまま勢いをつけて、次戦に繋げていきたいと思います。

次のレースはJCX#4 Champion System presents 幕張クロス25-26

次のレースは11月9日(日)に、千葉市美浜区の海浜幕張公園Gブロックで開催される「JCX#4 Champion System presents 幕張クロス25-26」に、MiNERVA-asahiの選手が参加を予定しています。

海浜幕張公園で開催されるシクロクロスは都心部からのアクセスも良く、毎年レースに参加しなくても観戦だけのために多くの人々が集まる人気の会場です。コースは芝を中心としたコースでハイスピードかつ細かなコーナーや上り返しがあり、テクニカルなコース設定となっています。

また、レース会場内には様々なキッチンカーも出展しており、飲み物や食べ物を片手に観戦し、レースを楽しんでいる方を多く見るのもシクロクロスならではの楽しみ方です。

一方でレースに関してはコーナーやシケインなどでの細かなミスが、勝敗を左右する緊張感のあるレースとなります。ぜひ皆様もMiNERVA-asahiの選手の応援と合わせて会場にお越しください。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。