【MiNERVA-asahi】JCX#9 山口シクロクロス 第3戦 きらら浜・レポート

2025.02.05

山口県山口市で開催されたシクロクロス

2月2日(日)に山口県山口市・山口きらら博記念公園で「JCX#9山口シクロクロス 第3戦 きらら浜」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

【MiNERVA-asahi】第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

今回のきらら博記念公園で開催されるレースには折橋選手も初めての出場となります。目立ったアップダウンのないコースですが非常にハイスピードなレース展開が予測されます。また、コースが海沿いのため天候によっては風の影響も非常に受けるコースとなります。事前の天気予報ではレース当日は雨が降る予報。シクロクロスの場合は天候によってタイヤのチョイスや空気圧など機材のセッティングも大事となり勝敗を左右する要素となります。

 

<<コースマップ>>

出典:「セービング・山口シクロクロス第3戦JCX第9戦山口きらら博記念公園ステージ/テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JCX#9 山口シクロクロス 第3戦 きらら浜

折橋選手【船橋松が丘店勤務/男子エリート(60分)】

リザルト=14位(-2Lap)

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

シクロクロス世界選手権がフランスにて開催されている中、山口県きらら博記念公園でのJCX第9戦目。

コースは海岸沿いに作られた公園を隔てる防風林を中心に、テクニカルなキャンバー区間と、息つく暇なく現れる長い芝生のロングストレートが特徴。

前日に降った本降りの雨により、ここにマッド区間も加わり、超がつくほど負荷のかかるレイアウトになりました。

前半テクニカル、中〜後半は踏みまくりのパワーコースという印象で、タイヤはマッドなキャンバー対策としてトラクションのかけやすいiRC SERAC CXをリアに、フロントは軽さ重視のiRC SERAC EDGEをチョイス。

メンバーは、オランダから来日しているゴセ選手【Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt】他、U23で上位に入る若い選手も多数出場しています。

今年は、ほぼ走る機会のなかったマッドレースで1時間耐え抜くことを目標とし、2列目のゼッケン10番でスタート。

第1コーナーに入るまでは良かったのですが、そこからの混雑をうまく切り抜けられず、最初のピットを通過する時点で20番ぐらい。

序盤からここまで落ちるレースは久しぶりですが、この後の芝生のストレートで形成されるパックについていき、復帰を目指します。

10番前後の選手たちが前方に見えるのでブリッジしたかったのですが、この直線区間での進みの重さは想像以上で、人の後ろについたところで全く楽にはなりません。

2周回目に入る段階である程度ポジションはあげられましたが、前半のキャンバー区間でミスが目立ち、前への合流は叶わず、単独になることもしばしばで、徐々に後退していまいます。

苦しく、力が掛かり辛い序盤〜中盤だったのですが、追いあげに使った体力も回復してきたところで、ドロドロになったバイクをチェンジして、後半戦スタート。

スペアバイクのリア側につけていたセンタースリックタイヤの方が芝生では転がるようで、前方との差を詰めていきます。

泥では乗車には拘らず、失速する前に降車してクリアし、バイクへのダメージを最小限にしながら最後の追いあげをかけます。

しかし、先頭のゴセ選手との差は開きすぎてしまっていたようで、最終周回目前でラップアウト

走行時間は1時間4分。14位という結果となりました。

泥レースに相応しく、優勝したゴセ選手のタイムも1時間6分超という長丁場のレースとなりましたが、泥のレースでしか味わえないような、周回によって変わる路面のコンディションや、それに合わせたタイヤセッティングといったシクロクロスならではの要素が詰まったレースで、苦しさの裏にも楽しさがある経験ができました。

次戦はいよいよ最終戦のお台場。10月から始まったシーズンの締めくくりとなる最後のレースとなるので、いい結果を目指しつつ楽しんで走りたいと思います。

次のレースはJCX#10シクロクロス東京 2Days

次戦は2月9日(日)に東京都港区・お台場海浜公園で開催される「JCX#10シクロクロス東京 2Days」にMiNERVA-asahiから折橋選手(船橋松が丘店勤務)も参加を予定しています。

2024-25シーズンのJCXシリーズも今回のお台場で開催される「JCX#10シクロクロス東京 2Days」が最終戦となります。

シクロクロス東京は都内からも非常にアクセスのいいお台場の海浜公園で開催され、毎回多くの観客が集まるレース。コース自体はサンドセクションの割合が多く、非常にパワーを必要とするコース設定で、サンドセクション以外にも松林の中を縫うように走るコースはハイスピードかつテクニカルな箇所が多いのが特徴で、コース脇には大勢の観客が集まるため、選手も力を抜いて走ることができません。

しかし、来シーズンに向けてひとつでもランキングをあげるため最後まで全力で走り抜けなくてはいけません。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。