
TOPICS
- 洛西口店presents E-MTB大試乗会!!
- 話題のYPJ-MT Pro登場!!
- オートバイメーカー思想のフレームワーク
- 新開発のドライブユニット『PW-X2』
- MTBとしてのスペックは・・・?
- いざ実走!!!
洛西口店presents E-MTB大試乗会!!
2020年10月4日に京都府は相楽郡にある『湯船TOPEAK MTBランド』におじゃましました。
『湯船TOPEAK MTBランド』は子供から大人まで楽しめるマウンテンバイクパークで、大阪からも車で1時間半と好アクセスな場所にあります。
ここは初心者にも、とても優しいコースで、バンプトラックやビギナーコースもしっかりとつくられており、当日はたくさんのお子様でにぎわっていました。
初めてMTBを買われた方は、まずはここで走ってみてはいかがでしょう?
もちろん中・上級者にも満足できるトレイルコースもしっかり作られいるので、気になる方はぜひ行ってみてください♪
この日は、MTBが大好きな谷口店長の洛西口店イベント『E-MTB(電動アシスト自転車のマウンテンバイク)』試乗会が開催されるとのこと。
洛西口店は、E-bikeの展示量が日本でも有数の店舗で、国内外メーカーの最新E-bikeを常時20台以上展示しています。見ているだけでも楽しいのですが、実際に試乗し、比較購入できるのが洛西口店のすごいところ!また、その季節に応じた京都ならではの名所やスポットをE-bikeで巡るツアーも定期開催しています。洛西口店はE-bikeを見て、体験して、遊べる「体験型店舗」です。
この洛西口店の谷口店長は、E-bikeに詳しいことはもちろんのこと、実はMTBも大好き!オフロードとMTBの魅力を語らせたら、あさひでも谷口店長の右に出る者はいないのではないでしょうか?
MTBでの基本的な走り方、楽しみ方など知識が豊富で、説明もわかりやすいと評判!
『E-MTB(E-bikeのマウンテンバイク)」試乗会では、展示車種すべて試乗可能とのことで、MTB大好きな私も参加してきました。
受付で検温と消毒を済ませ、いざ会場へ!!!
大自然の中に人だかりと、見慣れた『YAMAHA』と『YPJ』のバナー・・・
間違いなくあそこですね♪
それにしても凄い人とE-bikeの数!!
ずら~と並んだE-bike、この車体が全部試乗できるなんて、またとないチャンス。
どれから試乗するか迷っちゃいます・・・
話題のYPJ-MT Pro登場!!
僕もMTBが大好きで、幾度となく洛西口店におじゃまし、E-MTBを物色していましたが・・・
なにやら見慣れぬ車体が・・・・?
なんと!! ヤマハの『YPJ-MT Pro』ではないですか!!!
まさかここで見られるとは!!
しかも試乗できるなんて!!!
今回はヤマハ発動機株式会社の全面協力により、実現可能したようです。
ヤマハ様、本当にありがとうございま~す!!
それにしても横からみてもE-bikeに見えないですね。
そしてヤマハブルーが美しい・・・・☺
バッテリーの位置と、モーターユニットのサイズのせいで、普通のWサスMTBにしか見えない・・・
価格:メーカー希望小売価格¥660,000(税込)
サイズ:S(TT572mm)/ M(TT619mm)/ L(TT666mm)の3サイズで、気になるヘッドアングルは全サイズ共通で66.3°と抜かりなし。
重量:24.1kg(Mサイズ)
1充電あたりの走行距離:約96km(スタンダードモード)
やっぱり素敵な価格ですが、WサスMTBのE-bikeとしてはお手頃な方でしょうか?
それでは細かいところを観察してみます!!
オートバイメーカー思想のフレームワーク
いまから10年程前に、自動車・オートバイで有名なホンダがMTBを作り、MTB業界の話題をさらっていきました。
残念ながら市販には至りませんでしたが、あの時も独創的な設計思想が反映されカッコよかったですね♪
そして2020年、今度はヤマハがE-MTB業界に旋風をおこせるか!?
ヤマハと言えばオートバイでも世界的に有名ですが、20年以上前に電動アシスト自転車の利便性に気づき、国の認可を取り製品化させた電動アシスト自転車のパイオニアとして知られています。
オートバイ界隈では、「オフロードのヤマハ」と言われていることをご存じでしょうか?
オフロード好き達の、徹底したこだわりによるモノづくりはヤマハの強みの1つ!
ヤマハ HPの「自らが最もオフロードマニアな創り手であると自負している。」という記載からもオフロードに対する情熱を感じ取ることができます。
先に発売されました『YPJ―XC』はとっても楽しいハードテールに仕上がっており、誰でも気軽にオフロードを楽しめる1台でした。
そんなヤマハの技術力がつまっているに違いない『YPJ-MT Pro』がどんな自転車なのか?MTB好きの私は、期待と興奮で胸が高鳴ります。
ヤマハについてはこちらのブログでもご紹介しているので、併せてご覧ください。
まずは特徴的な『Dual Twin』フレーム。
トップチューブがRユニット(サスペンションユニット)を挟み、ダウンチューブがバッテリーを挟むユニークな形状です。
オートバイメーカーならではの、どことなく単車の香りがする独創的なフレームワークですね。
確かにRユニットは横置きのレイアウトとなり、シート高とスタンドオーバーハイトは低くできます。
またモーターユニットとバッテリー配置に影響を受けずに、Rユニットのストローク量を確保できます。
バッテリーの格納を、他社のインチューブ方式の様に、ダウンチューブ内に包み込むのではなく、バッテリーそのものをフレームの一部として利用しつつ、ダウンチューブ2本でバッテリーを挟みこむことで、放熱性もよさそうです。
ヤマハ様曰く「適度な剛性を得られる、理想的な形状」とのことですが、これは乗ってみないとわからないですね。
リンク周り。
ここの硬さが横剛性に大きく影響し、乗り味に影響を与えます。
メインピポットには、中空ボルトを採用し軽量化と適度な『しなり』を持たせ、ベアリングのダメージを緩和させています。
リアハブ回りは今や定番の、12mm×148mmブースト規格で剛性を確保しています。
新開発のドライブユニット『PW-X2』
今回、YPJ-MT Proに初採用された新型モーターユニットの『PW-X2』
とにかくコンパクトで、BBハイトを適度に確保し、トレイルコースでは障害物へのヒット率を大きく下げてくれそうです。
もちろん軽量化にも大きく貢献し、車体重量は24kg台とひと昔前のDHバイク程度に(笑)
スピード、ケイデンス、ペダリングトルクは今まででもセンサーで計測していましたが、このモーターユニットには、角度のセンサーも搭載されているそうです。
トレイルコースのあらゆる斜度に対し、適正なアシストを行うようですが、その性能やいかに?
こんなにコンパクトでホントにパワーがあるのでしょうか・・・?気になりますね・・・
ファンクションメーターはこの位置に。
バッテリー残量だけでなく、ケイデンス・ペダリングパワー・スピードなど表示情報は盛だくさん。
マイクロUSBポートが付いてるので、スマホや充電式のライトに給電もできます。
アシストモード切替スイッチは、グローブをしたままでも操作がしやすい形状です。
YPJ-MT Proへの充電は、バッテリーを外さずにジャックに差し込む方式。
この価格帯のMTBを外で保管する方は少ないと思うので、室内での充電を想定しているんでしょうか?
どうしてもバッテリーを外したい方は、裏側のボルトで外せるとのことですが・・・・
トルクスボルトで固定のため基本はメンテナンス用で、やっぱり直接充電ケーブルを繋いだ方が楽ちんですね。
MTBとしてのスペックは・・・?
フロントサスペンションは、ROCK SHOX社の『YARI RC Boost』160mmストローク。
楽しくトレイルを走るには十分ですね。
ブルーのロゴカラーは『YPJ-MT Pro』専用でしょうか?
リアサスペンションユニットには、同じくROCK SHOX社の『Super Delux Select+』150mm。
ROCK SHOX独自のDebon AIRテクノロジーで、コイルのような乗り心地を実現したエアサスペンションを搭載。
水色の細長く見えるのはRTレバーと呼ばれ、簡単にロック状態・ペダリングモード・フルオープンと変更可能。
走行状況に応じて切り替えることで、無駄なサスペンションの動きが制限されます。
ブレーキはMAGURA(マグラ)社。
ラジアル式で、個人的にはレバータッチが大好きです♪
スピードコントロールがし易くて、いざという時はガツンと効いてくれます。
けどこのモデル、なんでしょう?マスターシリンダーはMT4みたいですが・・・
キャリパーが、フロントも・・・
リアも4ポッド・・・?
MAGURA社の『MT Thirty』なるブレーキだそうです。
これはありがたいですね♪ 4ポッドにΦ203mmローター!!絶対効くヤツじゃないですか!!
しかもMAGURA社なんで、コントローラブルなことは間違いないのでは!?
タイヤは前後ともに、27.5×2.80のMAXXIS『HIGH ROLLER Ⅱ』
さすがE-bike!!DH寄りのタイヤで、トレイルでこのタイヤだと、普通のMTBでは登りやコースまでのアプローチが大変ですが、電動アシストが有れば問題なし!!
このサイズは好みがわかれるところですが、僕は大好きなタイヤです。
リアディレーラーはSHIMANO『XT』をチョイス。
フロント36T/リア11T~46T、このギヤ比E-bikeとの相性はいかに?
もちろん、ドロッパ―シートポストも標準装備!!
ご存じとは思いますが、乗車姿勢の状態で、ハンドルにあるレバー操作でサドルの上げ下げが簡単にできます。
これの出現で平坦な道はサドルを上げて、下りを攻める時はサドルをさげるなど、乗ったまま簡単にできるようになりました。
ハンドルは幅790mmのワイドハンドルを採用。
ガレ場で車体を抑え込んだり、コーナーでのハンドル入力が楽にできますね。
いざ実走!!!
スペックをみると下り基調のトレイルコースを楽しく遊べる仕様であることは間違いなし!!
僕自身も20年近く前は、自宅から山道を登り、下り基調のトレイルコースを楽しんだものです。
しかしながら年とともに、トレイルコースにアプローチするまでの過程がしんどくなってしまい、最近はなかなか楽しめなくなりました・・・
意外とそんな方、多いのではないでしょうか?(笑)
それでは、実機でライドインプレッション!!
ですが・・・
ここからは、洛西口店 谷口店長にバトンタッチ(笑)
谷口店長は、あまたのE-bikeを乗り比べMTBも大好物!!こんなに適任者はいないでしょう!!
洛西口店や、谷口店長が気になる方はぜひ店舗までお越しください♪
谷口店長による『YPJ-MT Pro』のライドインプレションは、次回の『ぶろぐ・で・あさひ』をご期待ください♪
TEXT:Kemumaki