
TOPICS
- E-バイク体験型店舗のサイクルベースあさひ洛西口店
- E-バイクとは?
- 1:2のアシスト比を有効活用しよう!!
- 出発前には簡単な講習会からスタートです
- E-バイクだけど意外とスポーツ
- 各ブランドのE-バイク乗り比べ試乗会
- どんどん進んでいくアドベンチャーライド
- 達成感・爽快感は普通のスポーツバイクと変わらない
- まとめ
E-バイク体験型店舗のサイクルベースあさひ洛西口店
2018年10月4日に阪急京都線洛西口駅から徒歩3分の場所にサイクルベースあさひ洛西口店がオープンしました。
洛西口店はE-バイクを中心としたライドイベントや講習会などが楽しめる体験型店舗。E-バイクに関しては国内外メーカーの最新モデルが常時20台近く展示され、日本国内で購入可能なほとんどのE-バイクブランドを見て・体験することが可能になっています。
定期的に開催されている「ガイド付きサイクリングツアー」には、スタッフがガイドとしてツアーに同行するので初心者の方でも安心して参加できます。また、最新E-バイクをレンタルして参加できるので、E-バイクの購入を検討している人には、しっかりと実際のライドで体験してから、どのモデルを購入しようかと検討できるのがGOOD!!
今後は自転車に関する簡単なセルフメンテナンス講習や輪行講習なども実施予定なので、皆さんお楽しみに。
E-バイクとは?
ガイド付きサイクリングツアーの体験レポートの前に、そもそも「E-バイクとは?」を、まずはご紹介。
皆さん、街中で電動アシスト自転車の前後にお子さんを乗せて、楽々と走るお母さんを見たことがありますよね?いくら小さいとは言え20kg近い体重のお子さんを乗せても、あんなに楽々と自転車を漕げるのは電気の力で動くモーターユニットのアシストがあるから。
簡単に説明すると電動アシスト自転車のバッテリーとユニットを、スポーツバイクに搭載したのが「E-バイク」なのです。もちろん電動アシスト自転車のバッテリーとユニットを、そのまま搭載しただけじゃないですよ。スポーツ走行に耐えうるよう防水性や耐振動性も向上させ、バッテリーの容量などもスポーツ走行用に大型にしてあります。なので、E-バイクの中には1回の充電で100km以上の距離を走ることができるモデルがほとんどです。
ただ、日本国内では「道路交通法」で電動アシスト自転車に関するルールが決まっていて、アシスト比は人が漕ぐ力“1”に対してモーターユニットのアシスト力が最大“2”まででないと自転車としては認められません。また時速24キロ以上ではアシスト力は“0”にならなくてはいけないのは、E-バイクも街中を走る電動アシスト自転車も同じです。
でも、E-バイクの場合はスポーツ走行を行うことが大前提なので、モーターユニットの味付けが普通の電動アシスト自転車とは少し異なり、各バイクメーカーやユニットを製造するメーカーによっても、少しづつ違うのがE-バイクの面白いところでもあります。
1:2のアシスト比を有効活用しよう!!
この記事を読んでいる方の中に「スポーツバイクにモーターユニットが付いているなんて邪道だ!」「スポーツは苦しいからこそ、坂道を登り切った時の達成感が良いのだ!!」なんて感じられる方もいらっしゃると思います。
でも、そんな人こそE-バイクを体感して欲しいです。確かに1:2と言うアシスト比は普段の半分の力でスポーツバイクを楽しむことができるのですが、考え方によっては、いつもの“2倍”スポーツバイクを楽しむことができるのがE-バイクの魅力です。
普段は50kmほどのサイクリングでヘトヘトになっていた人だと、1:2のアシスト比があれば100kmのサイクリングが可能になります。または50kmのサイクリングを走った後でも足の疲れ方がいつもの半分なので、余った力で観光だってできる事でしょう。苦手だった上り坂も向かい風もE-バイクがあれば、思う存分スポーツサイクリングを堪能できます。
出発前には簡単な講習会からスタートです
さて、前置きが長くなりましたが、本題のガイド付きサイクリングツアーの体験レポートをお届けします。
今回ツアーに参加したのは70歳代のご夫婦や普段はロードバイクに乗る中上級レベルの方まで幅広く参加されていました。出発に向けて、まずは洛西口店の前で簡単な講習会からスタートします。変速の方法や自転車独特の手信号の説明、歩道ではなく車道を走る場合の注意点などガイドスタッフが分かりやすく説明してくれるので初心者でも安心して参加できます。
E-バイクはもちろんですが、貸出し用のヘルメットも準備されているので、サイクリングに適した服装であれば手ぶらで参加できてしまう手軽さも最高です。
講習会のあとは簡単な準備体操を行い、さぁ、お待ちかねのサイクリングツアーに出発。
今回は洛西口店の近くに広がる「竹林公園」の中を走り抜ける総距離約15kmのコース。もちろんアップダウンもありE-バイクを堪能するには絶好のアドベンチャー体験コースです。
E-バイクだけど意外とスポーツ
洛西口を出発してから、まずは竹林公園方向へ進みます。まずは平坦な道を10分ほど走った後に、お待ちかねの緩やかだけど長い上り坂が待ち受けます。先頭を走るガイドスタッフから「ペダルを漕ぐ回転数を意識しながらギヤを軽くするか、アシストのモードを変更してみましょう~!!」とアドバイスが。これもE-バイクならではですね。第1休憩所となる竹林公園の入り口までの道は、短いけれど勾配が急な場所もちらほらあります。でも、参加した皆さんは笑顔のままで坂道をこなしていきます。
休憩中は予想以上に楽に上り坂を超えられたことの話題でもちきりです。でも、息は上がっていないものの体はポカポカとしてきて羽織っていたジャケットを脱ぎだす参加者も。ここまでE-バイクで楽に走ってきたけれど案外運動しているのだと気づかされます。
各ブランドのE-バイク乗り比べ試乗会
竹林公園をさらに奥へと進んでいくと、少し路面が荒れた上り坂の脇道があります。ここでガイドスタッフの提案により、急遽参加者が乗ってきたE-バイクを使っての大試乗会がはじまりました。各参加者が乗るバイクのブランドは様々。それをみんなで交換しながら各社のE-バイクをフィールドで乗り比べようという企画。急勾配の坂だからこそ、各社のモーターユニットに対する味付けの違いが明確に分かって面白いです。様々なメーカーのモデルを一度に、しかも実際のフィールドで乗り比べられるのも、このサイクリングツアーの良いところです。
どんどん進んでいくアドベンチャーライド
急勾配での乗り比べ試乗会を終えると、両側から竹林がせまりくる細い下り坂へと進みます。これが結構スリルのある下り坂。まさにアドベンチャーライドの名にふさわしいコースです。今までE-バイクの上り坂に対してのメリットばかりを書いてきましたが、ほとんどのE-バイクにはオイル式のDISCブレーキが装備されているので、急な下り坂でも安心してスピードコントロールを行いながら下っていくことができます。ほんとE-バイクはオールマイティーです。
達成感・爽快感は普通のスポーツバイクと変わらない
アドベンチャーな下り坂を過ぎると、さらに細い道を走り抜け、平坦な広い道を進みます。進行方向から風が来る、いわゆる向かい風の中ですが、それすらも気づかされない力強いE-バイクの走りで突き進んでいきます。
その後、光明寺で休憩した一行は、最後の上り坂にチャレンジします。ここも距離は短いながらも斜度のキツい峠のような上り坂。既に10km以上の距離を走ってきたにもかかわらず、モーターユニットのアシストのお陰で誰も疲れた様子はなく、笑顔のままで最後の坂に差し掛かってきました。
普段のサイクリングイベントであればカメラマンの自転車が最後尾を走り、ここだというポイントでみんなを追い越してカメラを構えて待っているのですが、上り坂でも隊列のスピードが落ちず、頂上でカメラを構える時間を与えてくれませんでした。E-バイクはカメラマンにとっては優しくない乗り物だ…。
最後の上りを終えて、再び竹林公園の脇を走り洛西口店にみんな元気に帰ってきました。
今回のサイクリングツアーの総距離は約15km。アップダウンもあったので、普通のスポーツバイクで走った場合は上中級者でもそこそこ疲労感を感じるようなコースでした。
しかしながら、E-バイクのお陰で全く疲れを感じずに普通のスポーツバイクに乗った時と同じように坂道を登り切った達成感、スポーツ後の爽快感を感じることができました。
何なら同じコースをもう1周まわることができる位の体力があまっていたので、E-バイクは普通のスポーツバイクの2倍サイクリングを楽しめると実感したサイクリングツアーでした。
まとめ
洛西口店では月2回のペースで定期的にガイド付きサイクルリングツアーを実施しています。参加料金にはE-バイクのレンタル料金も含まれていて、貸出し用のヘルメットも準備されているので手ぶらで参加いただけます。しかも阪急京都線・洛西口駅から徒歩3分!! 今後はサイクリングコースも増やして行くので、是非チェックしておいてください。
その他にも様々なスポーツバイクも含めてE-バイクの1日レンタルも準備されているので、E-バイクを使って京都観光したい方や、購入前にE-バイクを思う存分体験してみたい人など、色々な使い方をしていただけます。
▼サイクルベースあさひ洛西口店
〒615-8103 京都市西京区川島六ノ坪町29-2
営業時間平日:11:00~20:00 土日祝:10:00~20:00
アクセス阪急京都線「洛西口駅」下車 徒歩3分(約250m)
TEL:075-382-2131
▼ガイド付きサイクリングツアーの予約サイトはこちら
TEXT:kisshie
PHOTO:turney