【MiNERVA-asahi】今シーズンも終盤戦となるJBCF群馬CSC9月ロードレース

2021.10.01

JBCF群馬CSC9月ロードレース

9月24日(金)から26日(日)までの3日間にわたって、群馬県みなかみ町にある群馬サイクルスポーツセンター(CSC)で行われた「JBCF群馬CSC9月ロードレース」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」が参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

 

今回の両レースに参戦したMiNERVA-asahiの選手は下記となります。

●E1クラスタ
DAY1【距離:6km x 30周 = 180km】:川勝選手(JPTとの混走)
DAY2【距離:6km x 20周 = 120km】:川勝選手、中村選手
DAY3【距離:6km x 12周 = 72km】:川勝選手、中村選手、布田選手

●E2クラスタ
DAY2【距離:6km x 10周 = 60km】:小林選手
DAY3【距離:6km x 8周 = 48km】:小林選手

●E3クラスタ
DAY2【距離:6km x 7周 = 42km】:小林選手、永友選手、堀江選手、結城選手
DAY3【距離:6km x 7周 = 42km】:1組目=小林選手、永友選手 2組目=堀江選手、結城選手

DAY1には全日本選手権を想定した長いレース距離設定も

※JBCF群馬CSCロードレース9月・テクニカルガイドより

今回の群馬CSC9月ロードレースは、いつもと違い3日間の開催となりました。初日となる24日(金)はJPTにE1の全日本選手権出場資格を持つ選手が混じって走る180kmと非常に長いレース距離での開催となります。

これは10月24日に広島県の中央森林公園で開催される全日本選手権を想定した予行レースのようなもの。

今年の全日本選手権の出場資格を有する川勝選手も、普段は一緒にレースで走ることのない格上のJPTの選手たちのスピード感などに慣れるためレースに参加しました。

また、それ以外の選手たちにとっても、土曜日はコースを逆回りで走り、翌日の日曜日は正回りで走るなど、会場は同じでも曜日によって得意不得意が出てきます。それぞれの選手が考えたレース展開と合わせて、是非レポートをご覧ください。

川勝選手【E1/橿原葛本店勤務】

◎DAY1=DNF位、◎DAY2=6位、◎DAY3=15位

<<DAY1>>

2019年に走った西日本チャレンジロードレース以来のプロとの混走レース。翌月に全日本選手権が控えているため、急遽エントリーしました。

距離も強度もこれまでのレースとは比べものにならず、相当苦しいレースになることは容易に想像できたが、果たしてどこまで走れるのだろうか。

スタートから各チームのアタックが続き、集団が常に伸び縮みするきつい時間帯がしばらく続きます。最初の1時間は平均速度が42km/hと、さすがに速く感じます。前方でシマノレーシング・マトリクスパワータグ・TEAM BRIDGESTONE Cyclingなどの有力プロチームのアタック合戦が繰り返される中、自分の実力では集団の前に上がることすらできず、ただただ耐えるのみ。

1時間半ほど経過して集団から4選手が集団から30秒ほどのタイム差で逃げ出し、メイン集団も落ち着くかと思いきや、結局この逃げも決まらずまた各チームのアタック合戦が続きます。

2時間を過ぎたころ、レース距離は80kmしか消化しておらず、逃げも決まってない。感覚的には、まだレースが始まってもないようなタイミングなのに登りで遅れてしまいました。

なんとか下りで追いついたけれど、はかなりきつい状態。「早く逃げ決まれ、集団のペース緩んでくれ」と願ったが、そうはいかず…。

15周回目の登りで完全に遅れてしまい、16周回走ったところでレースを降りました。

降りたあとでレースを見ていると15人ほどの逃げグループが形成されていた。もう1周、もう2周でも耐えていれば、まだ残れていたかもしれません。

改めてJPTのレースを走って、パワー、体力、コーナリングスキルなど、全てが最低ラインにも到達してないと感じた。180kmを完走してるエリートツアーの選手もいるなか、半分しか走れなかったのはとても悔しいです。

ただ、レベルの違いを実感できたのはよかった。来月の全日本選手権に向けて準備を進めていきたいです。

 

<<DAY2>>

2日目。ここ最近は消極的なレースが続いていたので、今日は積極的に攻撃していこうと意気込んでスタートラインへ。

スタートして2周目に差し掛かったところでアタック。石井選手【アーティファクトレーシングチーム】ら6名ほどの逃げグループが形成されたが3周目にはメイン集団に吸収されます。

この逃げで、思いのほか体力を消耗してしまい、しばらくは集団後方でを休めます。

5周目に中里選手【Rapha Cycling Club】がアタック、石井選手が反応。強力な2人逃げがおよそ30km続きました。

2人の逃げ吸収し、何度かアタックと吸収を繰り返します。14周目あたりで長川選手【EQADS】、渡邉選手【日本体育大学】ら4名の逃げが決まり、タイム差は最大1分5秒まで開きます。その間、高岡選手【Roppongi Express】、池川選手【VC VELOCE】ら有力勢がペースアップするが、なかなかタイム差は縮まりません。

メイン集団内では諦めムードになるタイミングがありましたが、高岡選手がたびたびペースを上げます。自分は中盤からすでに苦しく、何度も千切れそうになりましたが、耐えて耐えて距離を消化していきます。チームメイトの中村選手とも、お互いに「きついですよね」と声を掛け合うシーンもありました。

それでも消極的なレースはしたくなかったので、前へブリッジをかけようと、いけるタイミングでアタックしますが、失速、吸収を何度か繰り返します。

やはり今日もがない…。

毎周回ペースが上がり、いよいよキツくなってきた19周目、15人ほどに絞られたメイン集団から登りで千切れてしまいます。審判カーにパスされ、万事休すか⁉

ところが若干ペースが緩んだようで、死ぬ気で踏んでなんとか集団に追いつきました。そのタイミングで池川選手から「ローテーション回そう!」と言われましたが、キツすぎて「ムリっす!」と即答。少しの間、後方を走って回復に努め、先頭交代できそうなところは気持ち程度に回していきます。

いよいよ最終周回、気付けば先頭グループを視界に捉えていた。残り5kmでついに吸収することに成功。勝負はここから。

60km地点くらいで既にきつかったことを考えると、この最終局面に残っただけでもラッキーでした。

牽制モードに入りながら最後の登りへ。ペースが上がるが自分はとにかく喰らい付く。残り2km、斜度が緩みペースも緩んだタイミングでワンチャンスにかけて捨て身でアタック。しかし決まらず高岡選手がカウンターでアタックします。

は限界、とにかく気持ちでついていきます。

登りきってラスト1kmのバックストレートで、またしても高岡選手がアタック。強すぎる…。

これも決まらず、勝負は約10人の小集団でのスプリントへ。

自分はスプリント力がないので、とにかく落車をしないように慎重に位置どりします。

たまたま、うまくラインが空き、最後の力を振り絞ってスプリント開始。後ろと0.05秒差でギリギリ6位入賞することができました。

優勝は2番手から発射し、吉木選手【eNShare Cycling Team】を僅差で差した池川選手。

リーダージャージを着用しながら、常に積極的にレースを展開し、追走にもを使いながらの優勝。本当に強かったです。心から、おめでとうございます。

 

<<DAY3>>

布田選手のE1デビュー戦。コースは久しぶりの正周り、勝負所は約1分の「心臓破りの坂」。

7:50レーススタート

雨が降り、気温も低い、もちろん路面はフルウェット。ネガティヴ要素が多いけど、嫌いではない。

布田選手の走力は知っているので、E1でも前の方で走れるはず。逃げに乗ってもらう作戦です。

序盤からいつも通り、アタック吸収を繰り返しながら距離を消化していきます。自分と中村選手は集団待機。最終日のみの参加でにも余裕のある布田選手が積極的に前で展開しました。

7周目か8周目に布田選手を含む4人が先行し、後に2人がブリッジして6人の逃げグループが形成されました。

タイム差は25秒から35秒で推移し、背中は見えないけれど、ワンアタックで追いつける距離感なのでメイン集団からも散発でアタックがかかります。もちろん自分は追いかける必要はないものの、追走の動きはチェックに入ります。

布田選手が逃げてるので、精神的には楽にレースを進めるが、なかなかににきます。

登りでは高岡選手【Roppongi Express】が、前日に続いて積極的にペースを上げます。高岡選手が動けばみんなも動く。自分も追いかける。

タイム差は徐々に縮まり、11周目。

心臓破りの登り口で背中を捉えました。またしても高岡選手がペースアップ、ギリギリクリア。高岡選手と2人で逃げグループに追いつきました。

8人で行きたかったけれど、メイン集団も追いつきます。やはり集団は強い。

最終周回、残り6km。ホームストレートの登りで高岡選手がアタックします。死ぬ気で反応。池川選手【VC VELOCE】も後ろにいて、3人。

もう一発上げたかったのですが、その余裕はなく、下り区間で吸収されます。15人程度。

自分は限界ギリギリで、あまり覚えてませんが最後の心臓破りは集団の後方でクリアします。

「結局群馬は集団スプリントかぁ。」

ラスト300m。最終周回の最終コーナーは毎回落車が起きるイメージなので、リスクはとれません。

結局、集団の後方のまま14位でゴールし、布田選手の逃げをリザルトに繋ぐことは出来ませんでした。

今回の3連戦を無事に終え、夏場にドン底まで調子を落としたことを考えると、E1クラスで2日ともレースの最終局面まで残れて一安心です。

調子は間違いなく上向きなので、1ヶ月後の全日本選手権に向けて、しっかり準備を進めたいと思います。

中村選手【E1/本社勤務】

◎DAY2=25位、◎DAY3=DNF

<<DAY2>>

初めての群馬CSCでの逆回りコースとなります。

上り坂の斜度は大したことないものの、これを全力に近いパワーで上り続けるのは非常に辛いです。

レースは終始辛い展開。上りでひたすらに淡々と踏み続ける状況。ただ、自分にとって最も辛かったのは、心臓破りの坂の下りから続く連続カーブでした。スピードを落としすぎることなく下れているにもかかわらず、前走者との間は開いていきます。他の選手に比べて自分が下りのテクニックが足りていないことが明らかです。

結局、上りでの余裕はあったものの、下りからの遅れ復帰でを削ってしまい、次第に余裕がなくなっていきます。

13周目で川勝選手とコミュニケーションを取りお互いキツい展開であることを確認しました。

15周目で集団のペースが大きく緩んだところで、少しでも川勝選手が後方で自由にできる様にと、集団の先頭に立ってローテーションを回しますが、何かできたのはここまででした。

その後17周目で高岡選手【Roppongi Express】が、逃げの追走のために長い上りでペースを上げ、集団が活性化したタイミングで力尽きドロップ。その後は南魚沼の時と同様に完走を目指すことだけに切り替えて諦めず淡々と走行します。完走率50%を切る中、25位で完走しました。

 

<<DAY3>>

前日とは逆方向でコースを回り12周します。周回が少ない代わりに比較的ハイペースな展開となります。

上り下りで大きくペースが上がることはないものの、平坦でもペースが緩まず終始休まらない展開でした。

この日E1初レースとなる布田選手が積極的に逃げを見せたり川勝選手が追走に乗る中、自分は何もできない。

せめて終盤で2人の展開の助けになる走行ができれば…と、考えていた矢先、なんてことのない坂の途中で突然目の前が真っ白になり何も考えることができなくなりが止まってしまいました。

このまま集団内での走行を続けることに危険を感じたため集団から降り完走を諦めます。しばらく流した後に回復したところで数人追いついてきたためジョインし、9周回完了時にタイムアウト宣告を受けるまで走行しました。

前日からのリカバリーに失敗していたわけではないけれど。ただ身体が言うことを聞きませんでした。ベースのアップや下りのテクニックを磨き、また来年の群馬でリベンジをしたいと思います。

数々のサポートをいただきながら完走することすらできなかったことがただ情けないです。短期間で全てを改善できるわけではありませんが、この悔しさをバネに残りの今シーズンのレースに挑んでいきたいと思います。

布田選手【E1/名取店勤務】

◎DAY3=17位

<<DAY3>>

初のE1レースなので、落車なく、しっかり完走する事が目標です。チームメイトの川勝選手、中村選手は前日に120kmのレースを走っているので、なるべく2人の近くに位置取って、動かないといけないところは2人の代わりに動こうと思っていました。

雨がパラついていて路面はウェット。肌寒かったので、インナーウェアとアームカバーをつけて出走します。

7:50スタート。

序盤は集団後方で待機していました。川勝選手が集団前方にいた為、自分も前の方に上がろうとしたところで、リーダージャージの池川選手【VC VELOCE】を含む数名が先行します。

前述の通り、チームメイト内で前日までのレースに出ておらずが残っているのは自分だけなので、「ここは俺がチェック入るべきだな!」と思いジョインします。これは集団にすぐキャッチされましたが、スプリントポイント(3周完了時)にむけて比嘉選手【日本体育大学】、石井選手【アーティファクトレーシングチーム】と3人で抜け出します。石井選手はスプリントポイント獲得後すぐ集団に戻ったので、自分も流しながら集団に戻ります。

戻ってからは集団内でを休めて、次の動きに備えます。2回目のスプリントポイント(6周完了時)に向けて数名が飛び出したので、自分もコレに乗ります。ポイント通過後すぐ吸収されましたが、集団のペースが緩んだタイミングで、図らずも集団から若干先行してしまう形になりました。

すぐ集団に戻ろうと思いましたが、「そういえばスタート前に、逃げてくれると助かるって川勝選手が言ってたなぁ」と思い出し、このまま行けるところまで行くと決めました。

その後、数名がブリッジしてくれて、最終的に6人で逃げグループが形成されました。そんなに早いペースではなかったので、すぐ捕まるかな?と思いましたが、30秒前後の差がなかなか縮まりません。かといって逃げ切れる秒差でもないので、をなるべく使わないようにローテーションを回します。(ここをもっとガンガン回せば良かったと終わってから反省。)

そのまま4周程消化し、最終周回に入るのとほぼ同時にメイン集団に吸収されました。

最終周回は高岡選手【Roppongi Express】を中心に何度もアタックがかかっており、その動きに反応するのがかなりキツイ状態。歯を食いしばり着いて行きますが、自らアタックする余裕はありません。最後の心臓破りの登りを集団でこなし、そのままゴールスプリント。位置取りが最悪で、集団後方でもがく事も出来ずにゴールしました。

初のE1レース。自分よりも格上の選手ばかりの中で積極的に動けたのは良かったと思います。とても楽しかった。一方で、動くタイミングやスプリント等、力不足、経験不足を強く感じたレースでした。

今季のJBCFへの参戦は終了の予定なので、来年はシーズンを通して良い走りが出来るように頑張りたいと思います。

小林(毅)選手【E2/八王子楢原店勤務】

◎DAY2=11位、◎DAY3=5位

<<DAY2>>

5月依頼の群馬CSCで、初のE2での出走となります。初の逆回りでしたが試走ではかなり好印象です。

スタート時には雨はほぼ上がったものの路面はウェットで、案の定ペースは上がりませんでした。

チャンスがあれば逃げに乗りたかった為、出来る限り集団の前方を維持します。パワーと心拍は上手くコントロール出来ており、充分余裕を持って走ることが出来ました。

中盤、何度か逃げようとした選手について行くも、すぐに吸収され、他の逃げも決まらず最後の上りも集団のままクリアします。

バックストレートに入ったタイミングで前走との距離が一気に縮まります。

最近スプリントの調子が良くないこともあったので、一気にスピードを上げ最後の1kmを逃げ切る体制に入ります。

しかし、集団にしっかり追走され、300mを残して吸収されスプリントには絡めず11位で終わりました。

 

<<DAY3>>

ロードレースで連日のレースとなるのは今回が初でした。どれだけ前日の疲労を残さず走れるかが課題だでした。天気は生憎の雨でシューズカバーを忘れたことが悔やまれます。

スタートと同時に何度かペースアップはありましたが、雨の影響もありかなりスローペース。昨日の反省と、疲労もあるため前に出すぎないよう注意します。小さな逃げもありますが集団で吸収し、終盤へ。

このコースは一気に減速してからのコーナーがありますが、コーナーが苦手な自分でもディスクブレーキとCADEXのチューブレスタイヤで余裕のあるコーナリングができました。

7週目の登りを終えた辺り、3分差で後からスタートしたE3クラスタに追い抜かれます。E3クラスタは最終周回だったため、危険回避のためE2クラスタは一度ストップし、E3の先頭集団を先に行かせます。

その後、再スタートし集団で最後の心臓破りの坂へ向かいます。

登りが終わったタイミングで2人が飛び出しました。登り終わりで少し下がっていたため、これについていけなかったのが一番の失敗でした。集団で追いますが思うように距離が縮まらず、逃げ切りを許してしまいました。

バックストレートを終えた所で飛び出すことも出来ましたが、距離的に後ろに付かれる可能性と追いつけない可能性があったのでスプリントに備えます。

最終コーナーを5番手辺りで抜け、右側が詰まっていたので横断のある辺りで1人左に抜け出します。それとほぼ同時に先頭の佐藤選手【AutoBahnGotemba】と、その後ろの大森選手【BMレーシングZUNOW】がスプリントを初めるが少し出遅れてしまいます。

後ろでは落車があったようですが、何とか巻き込まれずそのまま5位でゴール。

二日間を通しての反省は、雨で足が濡れたこともあり途中から足先の感覚がなくパワーを出し切れなかったことと、レインウェアを持って行かなかったことが大きな失敗でした。

また、長い距離での練習不足を感じたのでオフシーズンの課題としたいです。

しかし、2日目のスプリントでは良い位置取りができ、入賞という結果を残せたので、また来シーズン以降に活かしていきたいと思います。

小林(将)選手【E3/郡山富田店勤務】

◎DAY2=37位、◎DAY3=20位

<<DAY2>>

群馬の会場でのレースは今年3回目になります。

いつもと違うのは逆回りで、試走してみると下りが少し長い印象でした。

1周回目は集団の流れをみながら逆回りの下りを安全にいきます。

2周回目の時点で集団の真ん中あたり。下りコーナーに入った瞬間、目の前の選手2名が同時に落車。運良く間を抜けることが出来て回避できました。

その影響で先頭集団から少し遅れます。少し先に結城さんがいて、後方確認してくれ自分が遅れているのに気づき、後ろついてのサイン。そこから前引いてくれて、先頭集団に復帰できました。

あとは、周回数を重ねるごとに前の方に順位を上げていき、ラスト周回で7番手。勝負出来る位置取りをします。

他の選手も考えは同じで、位置取りの争いで端に寄せられてしまいます。道が悪くゴツゴツしたとこに乗ってしまい、バランス崩してクリートを外して立て直しますが、踏み直した頃には先頭集団は先に行き、流石に復帰できずそのままゴールとなりました。

最後周回、落車しなくて済みましたが勝負出来なかった悔しさが残ります。

 

<<DAY3>>

朝から雨。イナーメのレインジェルを体に塗り体の冷え対策と、ベロトーゼのシリコンシューズカバーをつけて、雨対策をします。

雨でペースは普段より遅めです。

ゴール手前の心臓破りの坂でアタックがあれば反応出来るよう気にしながら、周回を重ねていきます。特に大きな動きもなく、残り20名ほどの集団のままラスト周回に突入しました。

残り半周くらいで、3名の逃げが決まります。集団で追う動きがなく、そのまま最後の心臓破りの手前の登りに入ります。一気にペースが上がりサバイバル状態に。ここまでずっと良い位置をキープしてた堀江選手が少し遅れはじめます。ここは全快で踏み込み集団から3番手で登りをクリア。バックストレートに入りそのまま最終コーナーへ。堀江選手の「最後直線まで」と声が聞こえ、後ろについてるのを把握しました。

全快で踏み続け、最後ホームストレートに入ります。ゴール近くまでアシストしたかったが、ここで他の選手達がゴールスプリントをかけようと前に出てきて、順位を落とします。数秒後にはスプリント開始。スプリントにはついていけず、数秒遅れてゴールしました。

結果的には、スプリント力のない自分にとって、最終周回の逃げの際に、全快で追いかけるべきだったなと反省しました。

今回のレースで今季のJBCFレースへの参戦は終了となります。レース展開や、走り方など色々学べた事が多いシーズンでした。来年は、期待に応えられるように昇格目指して頑張ります。

永友選手【E3/THE BASE南大沢店勤務】

◎DAY2=DNF、◎DAY3=4位

<<DAY2>>

今年2回目の群馬のレース。

今回はレースとTHE BASEとしてのMiNERVA-asahiのサポートを兼ねて参加しました。

初日のコースはいつもと逆回りのコースで、試走してみた感じは結構好みで勝負は出来ずとも完走は出来るかなと言う感じです。

1周目は集団内で様子を見ながら走り、2周めでポジション上げていこうかなとか思っていた矢先に下りで複数名の落車が発生。

なんとか避けたものの速度が乗る区間だったのでメイン集団から遅れてしまいました。

その後はひたすら追いましたがをすべて使い切り-2LAPでDNFとなりました。

元々、群馬のコースには苦手意識がありましたが、もう少し走れたかなと思うと少し残念です。

宿に戻ってからは各選手のバイク洗車やタイヤや変速の確認を一通りやりましたが、流石にこの台数をこなすのは初めてなので思いの外、時間が掛かってしまいました。次はもっと手際よく作業出来る様、精進してきます。

 

<<DAY3>>

昨日の疲労が全く取れず、試走の段階で脚を攣りかける始末。正直、3周ぐらいでが無くなるんだろうなーみたいな感じでレースの準備をします。

スタートしてみると案の定、が動きません。

唯一の救いは雨がしっかり降ってくれたので周りの登りのペースが遅く、下りでポジションを上げることができた事です。

これのお陰で登り手前で前に出れたので、よく言う登りを前で入って後方で出るってやつが出来ました。

その後はひたすら耐えるのみで、自分から何か動くような事はほぼ出来ませんでした。

そして迎えた最終周回で一人が先行しますが、心臓破り手前で追いつきました。

そのまま集団後方で心臓破りを終えて、バックストレートまでの短いアップダウンで何とか位置を上げていきます。

最終コーナー手前で10番前後までポジションを上げ、迎えたゴール前スプリントでしたが、自分がゴール前に集団内に居るなんて正直全く考えてもなかったのでスプリントに出遅れてしまいます。

なんとか隙間を見つけて差し込むも4位でフィニッシュ。

周りも自身も想像してなかった順位なので最初はなんの感情も湧きませんでしたが、表彰式で台に登ってる選手を見たら、「あぁ、1秒も無い差で負けたのか」と思うと何だか切なくなりました。

ただ、ゴール前に残れれば、ポジション争いや、スプリントにはきちんと絡める事がわかり、一つ成長出来たと思います。

今シーズンは最後に周南クリテ2DAYSに参加する予定なので、何とかそこでE2に昇格したいです。  

堀江選手【E3/岐阜市橋店勤務】

◎DAY2=6位、◎DAY3=9位

<<DAY2>>

今回の群馬でのレースが、自分の今季JBCF最終戦となる予定だったので必ず昇格を決めたかったです。

スタート時刻が14時台と遅かったため、ゆっくりとアップすることもでき、天気も悪くはなく最高のコンディションでした。試走でのの感じも良く正直自信がありました。

この日の自分のレース展開としては出来るだけ無駄打ちのアタックをなくし、ここぞという時のアタックに反応できれば正気はあると考えていました。

いざレースが始まると大学生チームがどんどんペースを上げていき、かなり早いペースで進んでいました。

その大学生チームが次々とアタックしていくが、おそらく最終局面でアタックをかける選手がエースだと思い、残り2、3周時のアタックに乗りました。

3人逃げというとてもいい条件の逃げでしたが他2人がかなり疲弊していた為、メイン集団へ戻ることになってしまいました。

そこから最終周に関しては平均心拍180と、かなりきつい1周でしたが、なんとか最終局面まで粘ることができ最終コーナーでアタックをかけました。

結果的にそのアタックに反応してきた大学生チームの選手が優勝結果となり、自分もスプリントはしたもののギリギリ入賞の6位に終わりました。

調子は良かったものの、中盤のアタック逃げ切れる程のを持ち合わせていなかったのが敗因だったと思います。

 

<<DAY3>>

スタートが前日と同じく午後からだった為、入念にアップをし、試走へ行きました。

試走時に13℃とかなり寒いということはわかった為、レインジェルやアップジェルをチームメイトからもらい、入念に塗り込みます。

しかし、レースが始まってみると寒さで全く体が動かずアタックにすら反応することができません。その時になってようやくこれが低体温症だということに気が付きました。

脚の爪先から頭の先まで芯から冷え切り、寒さで指が冷えシフトチェンジですら、やりづらいような状況。

レース展開はというと、雨のレースということもあり、全選手が安全なレース運びをしていました。

最終週まではっきりとしたアタックもなく、進んでいましたが最終週のアップダウン区間で前日同様の大学生チームが脅威的なアタックを見せ、結果的にそのアタックをした選手が優勝しました。

自分のいた集団は4位争いのスプリントとなり、最終コーナーまでチームメイトの小林選手が引いてくれて、スプリントに向けて発射させてくれましたが、低体温症で全く足が回らず9位という結果に終わりました。

自分としては今年のJBCFレースは最終戦であった為、今年も昇格を果たすことができませんでした。

毎年そうですが、このオフシーズンをどう頑張るかで来年の結果が変わってくると思います。調子を向上できるよう精進したいと思います。

結城選手【E3/三鷹新川店勤務】

◎DAY2=57位、◎DAY3=DNF

<<DAY2>>

前週の南魚沼でのレース敗戦でスイッチが入り(今更だが)、体重を1kg絞り、しっかり練習でもインターバルを取り入れ、南魚沼より少し走れる状態で、挑んだ今大会。

相変わらずE3の検車は大混雑していますが、レーススタートは一番前からとなりました。

14時33分スタート。

ローリングでも一番前を死守し、リアルスタートを迎えます。

1周目から大学生の選手たちのペースが速いです。

登りでポジションを落としながら、なんとか下りへ。下りは体重を生かして前に上がれるので、出来るだけ集団に留まります。

2周目に入った頃、目の前に危なそうな人がいたので、下りに入る前に抜かしておいたら、自分の後方、下りコーナーにて落車発生。かなりの人数が分断されていました。

近くにいた小林選手の無事を確認したので、頑張って引き上げます。と、思ったら小林選手はかっ飛んでいきました。

3周回終了までにかなりペース落ち着いたが、4周回目にアタックがかかって集団のペースが上がり遅れます。

しばらく一人旅だったが、最終7周回目の登り始め辺りで、後ろのグルペットに捕まり、しっかり先頭で牽いて完走する事ができました。

 

<<DAY3>>

前日とは違って、いつもの正回りになります。

雨かつ正回りと、トラウマでしかないコースです。

雨なので、ローリングスタート後も、スピードは上がらず。集団の前方で展開し、1周回目を完了。

2周回目の下りで前の選手が滑ったのにビビってしまい、自分も急減速してしまい、ここで集団に置いていかれます。

追いかけるも集団には無力です。2~3周、追いかけるも赤旗DNFとなりました。とりあえず、無事に2日間走りきれて良かったと思います。

実業団レース1年目。5月以降は落車で思うように走れませんでしたが、あの落車からこうしてレースシーンに戻ってこれたことがとても嬉しいです。

来年に向けて、コンディションを戻すことを第一に、オフシーズン中のトレーニングを積み重ねたいと思います。

今シーズンも残すレースはあと少し

次のレースは10月16日(土)〜17日(日)に山口県周南市で開催される「JBCF しゅうなんクリテリウム(DAY1DAY2)」にMiNERVA-asahiのメンバーも出場します。

また、10月22日(金)〜24日(日)に広島県の広島中央森林公園で開催される「第89回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」の男子アンダー23クラス(23日開催)に古川選手が、また男子エリートクラス(24日開催)に川勝選手が出場いたします。

引き続き、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。