【MiNERVA-asahi】JCX#7 弱虫ペダル 松伏シクロクロス・レポート

2024.12.04

埼玉県松伏町で開催されたシクロクロス

12月1日(日)に埼玉県松伏町・まつぶし緑の丘公園でJCX第7戦となる「弱虫ペダル 松伏シクロクロス」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

【MiNERVA-asahi】第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

まつぶし緑の丘公園内に設けられた特設コースは、公園内の丘陵地を利用した急勾配のアップダウンと、芝をメインとしたコースでハイスピードなレース展開が予測されました。

また2週間後の12月15日(日)には、宇都宮市で開催される第30回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスを控えています。

シクロクロスの場合、シーズン中の対象レースの結果で各選手が獲得したポイントによりスタート時の並び順が決まります。保有するポイントが高ければ高いほど、前列に並ぶことができるためスタート後の混乱なども含めてライバル選手に対してアドバンテージを獲ることができます。

今回の松伏シクロクロスでも少しでも上位でゴールすることで、全日本のスタート順位が変動するため、非常に大事なレースとなります。

 

<<コースマップ>>

出典:「松伏シクロクロスWEBサイトより」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JCX#7 弱虫ペダル 松伏シクロクロス

折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

リザルト=23位(-4Lap)

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

JCXシリーズも後半戦となる第7戦目。

中心に大きな丘がそびえる、まつぶし緑の丘公園に作られた特設会場は、急勾配の上りと重たい泥が入り混じった、普段の憩いの場とは正反対な超ハードコース。

立て続けに現れる斜度20%近い上りと、その間に待ち構える重たい泥セクション。

いわゆる繋ぎの区間というものがなく、コース上ほぼ全てのセクションにおいて高負荷がかかり続けます。

あがりきった心拍数でこなすハイスピードなダウンヒルは、どの区間もオフキャンバーで、下手に突っ込むとミスを誘発するいやらしいレイアウト。

レース当日の天気は晴れ、気温も15℃と暖かいのだが、一度でも雨が降るとしばらく水分が抜けない土質らしく、最近の天候に似つかないほど、泥区間が多く、タイヤ選択も悩ましい。

上りでのトラクションやダウンヒルでの安全性を求めて前後ともiRC SERAC CXを1.65barにセッティングし、リアのカセットは急勾配に備えて32Tに交換しました。

全日本前、最後のJCX戦ということもあり、人数は91名のエントリーで、ほぼフルメンバーが集結。

普段から利用者の多い公園ということもあり、数多くの来場者が見守る中、ゼッケン17番、3列目からスタートとなりました。

スタート後の混乱には巻き込まれず、最初のピークを上り終えた時点で15番手。

トップ10のメンバーが付近にいる状態ですが、自分の中のペースは落ち着いており、大きなミスもなくファーストラップを消化します。

2周回目には野中選手【ホダカファクトリーレーシング】、斎藤選手【RIDELIFE GIANT】を上りで追い越し、小坂光選手【Utsunomiya Lux】の後ろにつく場面もありましたが、上り終えた後のダウンヒルと泥区間での処理が甘く、徐々に差が開き始めてしまいます。

オーバーペースで踏んではいないものの、一度落ちたスピードを戻そうと思うとバイクが重く感じられ、上りで差を詰めることはできますが、それ以外のセクションでの遅れを取り返せるほどではありません。

3周回目あたりからリズムが乱れ始め、序盤の時点で5〜6人に抜かされてしまいます。

前にいる集団はまとまっており、10秒前後の差。

まだ立て直せるギャップなので、コース脇からの声援に励まされながら踏んでいきますが、地元松伏町出身で、現全日本チャンピオンの織田選手【弱虫ペダルサイクリングチーム】は尋常じゃないスピードでペースを刻んでおり、時間にしてスタートから34分、レースも中盤に入ろうとした時点で80%ルールによりタイムアウトとなりました。

全日本へ向け調子をあげていく中では不本意な結果となりましたが、非常に多くの観客の中、普段のレースでは味わえないハード&ハイスピードなコースセッティングでのレース経験はモチベーションに繋げることができました。

やはりトップ10勢は序盤から丁寧に早く、それが全体を通してのレースの安定感に繋がっていることが間近で見ることができたので、後半戦はそこに加われるよう、挑戦していきたいと思います。

次のレースは第30回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス

次戦は12月15日(日)に栃木県宇都宮市・道の駅うつのみやろまんちっく村で開催される「第30回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス」にMiNERVA-asahiから折橋選手(舟橋松が丘店勤務)も参加を予定しています。

全日本自転車競技選手権大会は、年に一度しか開催されず優勝した選手には日本一の称号としてナショナルチャンピオンの証となるジャージが与えられ、来年の全日本まで獲得したカテゴリーのレースに出場する際に、このナショナルチャンピオンのジャージを着用することができる、まさに日本一を決定するレース。

昨年も宇都宮市で開催された同大会では27番ゼッケンの4列目からのスタートでした。今年は11月末現在で折橋選手のランキングは男子エリートで16位です。このままランキングを落とさなければU23の選手などを省いて、今年の全日本選手権では2列目からスタートできる予定なので、昨年以上の結果に期待がかかります。

▶第29回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レポート

【MiNERVA-asahi】第29回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。