【MiNERVA-asahi】JCX#8 東北シクロクロス 第4戦 ざおうさまカップ・レポート

2025.01.23

宮城県蔵王町で開催されたシクロクロス

全日本自転車競技選手権大会シクロクロスも終わり、年が明けた2025年1月19日(日)に宮城県蔵王町・蔵王町総合運動公園で開催される「JCX#8東北シクロクロス第4戦ざおうさまカップ」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

【MiNERVA-asahi】第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス・レースレポート

 

レース会場の立地的にも非常に寒い中でのレースが予想され、雪が降れば泥に苦しめられるレースとなり、コース内にはキャンバー区間も多く設定されており、路面の状況次第では非常に滑りテクニカルなコースとなります。

しかし、雪が降ろうがコースが泥だろうが行われるのがシクロクロスレース。

そんな時ほど選手だけではなく周りのサポートスタッフの存在も重要となります。

シクロクロスの場合は、レース前に自転車を洗車するのはもちろん、レース中にもスペアバイクに交換し洗車機で泥を落としてから、またバイクを交換してレースを走り続けます。バイク交換のタイミングやスタッフの洗車の手際の良さなどが、選手の成績に反映するチーム戦でもあるのです。

 

<<コースマップ>>

出典:「東北シクロクロス 第4戦 ざおうさまカップ・WEBサイト」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JCX#8 東北シクロクロス 第4戦 ざおうさまカップ

折橋選手【船橋松が丘店勤務/男子エリート(60分)】

リザルト=9位

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

宮城県蔵王町のゆるキャラ、ざおうさまが迎えるJCX第8戦目、東北シクロクロスざおうさまカップ。

蔵王町総合運動公園を含む、河川敷沿いに作られたコースには、国内屈指のロングキャンバーとテクニカルなインフィールド区間があり、シクロクロスに必要なテクニックの、ほぼ全てが凝縮されたようなコースとなっています。

天候は1月の東北地方としてはかなり暖かく、前日には泥濘んでいたキャンバーやグラウンド区間も、当日の昼頃には固く締まった路面に変化。

しかし陽の当たらない部分のキャンバーはまだツルツルの箇所が残っていたため、今シーズン初投入のMADタイヤを前後1.4barでセットして、乗車で差をつける作戦。

エントリーしたメンバーは全日本後の大会ということもあり上位勢は少なめで、「ゼッケン番号=順位が続いたここ最近の結果」からすると、今回は9番よりも前の順位でのゴールを目標にレーススタート。

第一コーナーを抜けインフィールドに入る段階で7〜8番手ぐらいでしたが、最初のキャンバーでは不安定さが残り、うまくスピードをあげられず1周目は10位前後で消化します。

2〜3周目になるとキャンバーも走りやすくなってきたので、徐々にペースを上げていくことに成功し、順位をあげます。

中盤は4名前後のパックでまとまり、前を走る選手のラインを吸収しつつ、キャンバーではなるべくペダルから足を外さずスピードを維持し、だんだんとコツを掴み始めて、パンクした前の選手をパスして、6位の選手が見える位置まで戻ることができた。

周りにはまだ実力が拮抗した相手が多く、簡単には抜かせてくれず、脚だけで差がつくコースではないため、疲労が溜まる後半で前の選手の後ろについてミスを誘いますが、なかなか縮まりません。

結局、最終周回までもつれ込みゴールスプリントとなり、目標の8位にはあと1秒足りず、9位にてフィニッシュとなりました。

6位の選手まで8秒差で、終始周りに人がいる状況下で頭も使ったレースとなりました。

とはいえ、苦手意識のあるキャンバーでレース後半でもスピードに乗せて突っ込めるようになったのは一つの成長と感じ、タイヤ選択も間違いなかったと思えるので、テクニックとセッティングの引き出しを広げることができました。残す今シーズンあと二戦でさらに磨きをかけていきたいと思います。

次のレースはJCX#9山口シクロクロス 第3戦 きらら浜

次戦は2月2日(日)に山口県山口市・山口きらら博記念公園で開催される「JCX#9山口シクロクロス 第3戦 きらら浜」にMiNERVA-asahiから折橋選手(船橋松が丘店勤務)も参加を予定しています。

JCXシリーズも残すところ今回の山口きらら博記念公園と、お台場で開催されるシクロクロス東京の2戦のみとなりました。

2024年の年末時点での折橋選手のJCXランキング(ME)は18位。折橋選手の前後のランキングの選手とのポイント差は一桁代と非常に僅差となっており、ひとつでもランキングをあげるためには残す2戦の結果が非常に重要となってきます。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。